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M life 記事

M life 2018.4.13

【FP監修】貯金するための方法と支出別節約術

 

大きなライフイベントも控えていて何かと入り用な20代後半~30代の働く女性たちには、堅実に貯金する意識を持ったしっかり者が多い印象がありますよね。でも実際、周囲の同年代の女性たちはどのくらい貯金をしているのか気になりませんか?そこでまずは、世の働く女性たちのお金にまつわる実態を調査していきます。

 

 

働く女性の貯金額の実態

まず総務省の統計データによると、30代の世帯の平均貯蓄額は395万円との統計が出ています。平均値というものは貯蓄額の多い世帯によって押し上げられるため、実際は中央値である167万円が実態に即した数値といえます。

 

出典元:総務省統計局
http://www.stat.go.jp/data/sav/1.html

 

働き盛りの20代後半~30代の世代には、今後結婚や住宅の購入、出産など大きなライフイベントも想定されることから、今後の備えとしてはとても足りないように感じますね。

 

しかし、世の働く女性たちは、一貫して「決して無駄遣いをしている意識はない」といいます。むしろ働きながら、堅実に貯めている認識だったのにお金が貯まらないことの原因は、いったいどこにあるのでしょうか?彼女たちの実態を紐解くことで、何かヒントが見つかるかもしれません。

 

 

貯まらない人の特徴

実は、お金が貯まらない人には共通した特徴があります。普段何気なくしている習慣やクセが、お金が貯まらないことの一因になっているかもしれません。あなたもぜひ、自分と照らし合わせてチェックしてみてください。

 

目標を決めずに残った分だけ貯金している

貯金をするための明確な目標は定まっていますか?目標がないまま「お金が余ったら貯金をする」というスタンスでは、月給を使い果たしてしまうか、よくて僅かなお金しか残らないでしょう。

 

普通預金しか口座がない

銀行の口座をひとつしか開設しておらず、貯金も生活費もすべてひとつの口座で管理しているのではないですか?それではお金の線引きが難しく、毎月どのくらい貯金ができているのか視覚的にも把握しづらいため、モチベーションにも繋がりません。

 

毎月の基本生活費を把握していない

大きな生活環境の変化がない限り、毎月発生する生活費はだいたい一定となりますが、その金額は把握できていますか?基本的な生活費を把握できていないと、お金が足りなくなるたびこまめにATMで引き出す必要性が出てきてしまいます。結果としてATM手数料ばかりが嵩んでしまい、無駄な支出が増えてしまうでしょう。

 

衝動買いが多い

欲しいものがあったら躊躇なく購入していませんか?考えなしに今欲しいものへすべてのお金を費やしていては、いつになっても貯金は叶いません。特にカード決済を頻繁に利用する人は、お金が減っていることを認識しづらいため、無意識に浪費してしまう傾向にあります。

 

 

貯金の基礎知識

そもそも、貯金とはいったい何を指すのか、根本的な意味をご存知でしょうか。貯金とは、ずばり「お金を貯めること」または「貯めたお金のこと」をいいます。銀行の普通預金にお金を預けておくことや、よくあるブタの貯金箱にお金を入れていくことも総称して「貯金」です。

 

なぜかお金が貯まらない人は、銀行の普通預金の口座を一時的なお金の置き場にしているだけの可能性があります。同じ口座から生活費などのランニングコストも引き出している中で、収支の内容について明確に把握していなければ、結果的にその口座の残高はほぼ0か、もしくは一定のまま増えることのない状態が続きます。これでは、いつまでたっても貯めることはできません。

 

お金は日常の中で消費していくものです。だからこそ、貯金も日々の生活の中でクセづける必要があります。では、貯金するためにはいったいどのような習慣を身につけるとよいのでしょうか。具体的に見ていきましょう。

 

目標を決めて使う前に貯金する

まずは、貯金における明確な目標を定めてみましょう。その目標を見据えたうえで、毎月の貯金額を設定してみてください。毎日の生活水準が激変するほど高い金額に設定してしまうと、それがストレスとなり長続きしません。無理のない範囲で設定し、給与日に先取り貯金を実践しましょう。給与から先取り貯金分を差し引いたお金が、向こう1カ月の生活費となります。

 

コンビニはできるだけ利用しない

コンビニは手軽に商品を購入することができたり、時間帯を気にせず立ち寄ることができるなどメリットも多いですが、貯金をしたいと考える人にとってはあまりオススメできません。

 

流通経路の違いから商品の金額が高めに設定されていることや、つい余計なものまで買ってしまいがちであること、またお菓子やジュース、お酒などの嗜好品が多いことなどがその理由です。本来は必要のないものにまで手が伸びてしまうリスクを避けるためにも、特別な用事がない限りコンビニへ足を運ぶのはやめましょう。

 

現金を5,000円以上持ち歩かない

シンプルですが、お金を多く持ち歩かないというのも貯金するための効果的な方法のひとつです。使おうにも、その原資が手元になければ使うことはできません。だからといって、クレジットカードを持っていては逆効果なので気をつけましょう。その5,000円で何日間生活することができるか、診断してみるのもよいかもしれませんね。

 

お金の使い道を分類して口座を使い分ける

銀行口座を用途によって使い分ける方法も効果があります。家計簿をつけるクセがなくても、通帳を見ればひと目で残高が把握できるため、貯金の初心者にも管理がしやすくオススメです。まずは、それぞれ下記のように分類して口座を用意してみましょう。

 

毎月の生活費

いわゆる毎月のランニングコストに当たります。住居費や通信費などの固定費から、食費などの変動費も含め生活費全体をひとつの口座で管理しましょう。

 

定期的に必要になる費用

こちらは人によりますが、定期的に発生する支出の備えも必要です。例えば住居が賃貸であれば、1~2年ごとに更新費として家賃の1~2カ月分の請求が発生することがあります。また自家用車を持っているのであれば、2年ごとに車検費用も必要になりますね。ご自身で、定期的に支出が予想される項目について棚卸を実施し、金額も併せて算出してみましょう。

 

将来の大きな支出に備えた貯金

先にご紹介したライフイベントで発生する支出が該当します。結婚やマイホームの購入などを見据えた貯金はこちらの口座で管理しましょう。基本的にそのイベントのタイミングが訪れない限り引き出す機会はありません。

 

お金の動きを見えるようにすれば収支の管理が楽になる

日々の収支を目で見て管理することが、貯金に繋がることは明白です。何に対してお金をいくら使っているのか把握する手段はさまざまです。ぜひ、あなたにぴったりのプランで実践してみましょう。

 

家計簿で管理する

家計簿というと難しいイメージを抱く人も多いと思いますが、最近は初心者でも管理しやすい家計簿が多くあります。書店で家計簿のコーナーを見てみると、工夫の凝らされたさまざまな家計簿が陳列されていますので、一度覗いてみるとよいでしょう。

 

スマホアプリで管理する

家計簿というと前述のとおり、本のタイプをイメージされる人が多いことと思います。しかし最近は高機能なスマホアプリタイプの家計簿が、多くリリースされているのをご存知でしたか?中にはレシートをアプリ搭載のカメラで撮影するだけで、自動的に支出項目や金額を入力できる機能を備えたアプリもあります。細かな入力が面倒で続かないという人にもオススメな方法です。

 

カード払いを多用して明細で確認する

普段からキャッシュレスで、クレジットカードをメインに支払いをおこなっている人にオススメな方法が、クレジットカードの明細による支出管理です。カード払いができない支出は別管理が必要ですが、カード決済できたものは別に家計簿をつける必要がないため家計管理の手間を省くことができます。

 

大きな支出から見直す

まずは大きな支出から見直してみることも、貯金の近道になります。毎月の固定費で大きな割合を占めている住居費はいかがでしょうか。家賃や住宅ローンは、給与の手取り3割以内に収まっていることが理想です。もし大幅に超過している場合は、住まいが身の丈に合っていない可能性があります。

 

 

具体的な見直し項目と節約術

これまで、日々の生活の中で意識するポイントを順にご説明しました。次はもう少し踏み込んで、生活の中で発生する支出の内訳に絞って考えてみます。それぞれの項目ごとに、出費を抑えられる部分があるかもしれません。

 

携帯料金等の通信費を見直す

月々の携帯料金も意外と無駄が多いポイントです。料金プランやオプションについて、一度見直しを計ってみましょう。また、大手携帯キャリアのユーザーであれば、この際思い切って携帯電話を格安SIMに移行するのもひとつの手です。月々の通信費をぐっと抑えることが可能となりますので、検討してみましょう。

 

食費を見直す

毎月の生活費の中で大きく節約できるポイントは何よりもまず食費です。とはいえ、食事は日々の生活の大事なエネルギー源ですので、いきなり大幅に予算を削るのは無理があります。無理のない範囲で、工夫して節約できる方法を模索してみましょう。

 

ランチはめりはりをつける

毎日のランチを外食に頼っていると意外と大きな出費になります。外食は付き合いなどに絞り、基本的には家からお弁当を持参することを検討してみてはいかがでしょうか。外食は添加物が多くカロリーが高い傾向にありますが、自作すれば栄養価も計算しつつ健康的な食事を摂ることができるため、一石二鳥です。

 

食品ロスを減らす

冷蔵庫の中はきちんと整理整頓されていますか?週末のまとめ買いで、余分な在庫まで抱えてしまっては本末転倒です。予め食材の位置を決めて、必要なものは賞味期限を記載した密閉容器に入れて保存するなど、冷蔵庫を開けた瞬間に在庫の状況を把握できるような配置を心掛けましょう。食品のロスが減少すれば、それが結果として食費の節約に繋がります。

 

計画的に買い物リストを作る

スーパーへ行く前に買い物リストを用意する習慣をつけることも大事なポイントです。何も考えずに買い物をすると、つい無駄なものまで買ってしまいがちです。前述のポイントをふまえ、現状の在庫と照らし合わせながら必要なものをリストアップしておくとよいでしょう。

 

まとめて買う日と補足で買い足す日を決めておく

人や生活スタイルによって頻度は異なりますが、基本的な買い物の頻度を決め、そのサイクルに沿って食材を回していくスタイルを確立すると大幅な節約が見込めます。まずは無理のない範囲で設定し、実践してみましょう。次回の買い物に設定した日の前に足りない食材が出てきた場合など、補足で買い足す日も予め決めておくとなおいいでしょう。1カ月の食費の振り分けが容易となり、初心者にもオススメです。

 

物欲を抑えて浪費を少なくする

貯金ができない人は基本的に物欲に支配されている傾向があります。世の中には魅力的な物が溢れていますが、どれも手に入れようとしたらお金がいくらあっても足りません。「足るを知る」ことが、シンプルで丁寧に生きるための秘訣です。

 

想像力を働かせて買った後をイメージする

例えば今、目の前に、雑誌で見て気になっていた洋服があるとしましょう。実物はやはり可愛く、欲しくて溜まらないとします。でも貯金ができるようになったあなたなら、そこでひと呼吸置いて考えることができますね。その洋服は、あなたにとって本当に必要ですか?即決せず一日くらい時間をおくといいでしょう。考えているうちに冷静になることができれば、物欲を抑えることができます。

 

欲しいものをリスト化して優先順位をつける

先に述べた買い物リストにも通じる考え方ですが、日頃から欲しいと思ったものはリストアップし、優先順位をつけて並べておくことも有効な手段です。新たに欲しいものが浮かんだ際は、優先順位の並び替えをおこないましょう。常に最新のリストに更新をかけておくことで、ひと目で必要なものが判断でき、無駄な買い物の抑制に繋がります。

 

 

節約以外のおすすめテクニック

家計簿をつけたり、家計の見直しをすることが貯金に直結することはもちろんですが、毎日の生活の中には他にもお得になるヒントが散りばめられています。日常に貯金の仕組みを取り入れたり、お得なシステムをうまく活用したりして、賢く貯金を実践していきましょう。

 

500円玉があれば貯金箱に入れる

通称「500円玉貯金」です。お財布の中に500円玉を見つけたら、貯金箱に入れることを習慣つけます。塵も積もれば山となり、貯金箱がいっぱいになる頃にはそれなりのまとまった額になります。

 

12ヶ月目の生活費を浮かす33日やりくり生活

1カ月を33日としてカウントし、1カ月分(30~31日)の生活費を33日間でやりくりする方法です。この方法で生活すると、11カ月目で363日経過している計算となります。つまり、12カ月目の1カ月分の生活費を丸ごと浮かすことができるという仕組みです。物は考えようですが、試してみる価値はあるでしょう。

 

定期預金を有効活用する

普通預金口座でお金を貯めるより、少しでも有利な定期預金を活用してみましょう。中には特典としてマイレージと交換できるような、一度で二度おいしい定期預金のプランもありますので、ぜひ自分に合ったものを見つけてみてください。

 

クレジットカードは賢く利用する

クレジットカードは多種多様です。支払いをクレジットカードに一元化しているのであればなおさら、ライフスタイルに見合ったものを慎重に選択しましょう。

 

割引サービスで選ぶ

例えば日頃利用しているスーパーと提携しているカードであれば、スーパーの買い物が毎回5%オフになるなどお得な割引サービスが付加されているものがあります。大手百貨店が発行しているカードなどもありますので、日常で利用している店舗に関連したカードがないか、探してみるのもよいですね。

 

ポイント還元率で選ぶ

クレジットカードを使ってとにかくポイントを貯めたいという人にオススメです。年会費無料のカードであればポイント獲得分が丸ごと得をしますが、年会費が有料であればポイント分を差引してお得度合を見極める必要がある点は注意が必要です。

 

年会費も考慮してトータルで判断する

クレジットカードは年会費無料のものから、富裕層向けの年会費30万円以上のものとさまざまです。基本的には年会費がかからない方がお得であるという考えでよいですが、場合によってはあえて年会費を支払うことで、年会費以上の手厚いサービスを受けることもできるため、カードの付加価値によって判断することが大切です。

 

お金に余裕がある人は投資がおすすめ

生活費以外の余裕資金を確保できる人に限りますが、そのお金に働いてもらうことも考えてみましょう。うまく活用すればリスクを最小限に抑えながら、大きな見返りを得ることができます。

 

投資信託の分配金をもらう

投資の初心者にオススメなのが、個別株式への投資より投資信託の活用です。専門家が投資家から集めたお金をまとめて、さまざまな金融商品に投資をしてくれるため、自分自身に運用の知識がなくても、リスクを抑えながら普通預金の利息に比較して大きな利益が期待できます。

 

株主優待をもらう

株式を発行している企業の中には、自社の株を保有してくれている株主に「株主優待」を提供しているところがあります。決算ごとに日用品や食品のセットがもらえたり、割引サービスを受けられるなどさまざまな優待があります。株式の売却益だけでなく、このような優待サービスを目的として投資をするのも選択肢の一つとなるでしょう。

 

 

まとめ

冒頭の彼女たちが貯金をできていなかったことの原因は、毎日の生活習慣と貯金に対する意識の問題でした。まずは自分自身の「貯金できない習慣」に気づき、それを改めるところから始めてみることが大切です。次に、貯金の仕組みづくりに取り掛かってみてください。支出別の具体的な節約術を実践していき、少し余裕ができたら投資を始めてみるのもよいでしょう。決して焦ってはいけません。毎日のコツコツとした積み重ねが、やがて実を結ぶものであることを肝に銘じておきましょう。

貯金は未来の自分への投資ということを忘れずに、ぜひ励んでみてくださいね。

 

監修者:寺野 裕子(ファイナンシャルプランナー)

 

 

 

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