記事・監修 川井えりか(ファイナンシャルプランナー)

こんにちは。

東京都内でワンルームマンション投資をしている、個人投資家兼ファイナンシャルプランナーの川井えりかです。

今回は、失敗しない資産運用のための3つの基本、

 

・長期投資

・分散投資

・積立投資

 

のうち、分散投資についてご紹介したいと思います。

お金のことを勉強してから投資を始める人は、分散投資で、資産を細かく分散しすぎていることが多いです。

ポイントは、「自分の全財産を分散する」という広い視野を持つことです。

さっそく具体的に見てみましょう!

 

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話題のiDeCoは分散のしすぎに注意!

分散投資の質問をお受けすることが一番多いのがiDeCo(個人型確定拠出年金)です。

 

「iDeCoを始めるので、掛金をどのように配分すれば上手く分散投資ができるか教えてほしい。」

 

という内容です。

iDeCoを含む確定拠出年金という制度は、失敗しない投資の基本、【長期・分散・積立】の3つが揃った資産運用の手段です。

掛金が所得税、住民税の課税対象にならないため、収入の多い人には節税効果が高く、特に人気の資産運用です。

iDeCoは公的年金の上乗せの「私的年金」で、運用商品も政府が運用している公的年金に近いものが採用されています。

公的年金は、主に5つの資産に分散して運用しています。

 

・国内債券

・国内株式

・外国債券

・外国株式

・その他(不動産など)

 

そしてiDeCoの掛金で選択できる運用商品もこの5種類に加え、

定期預金等の元本確保商品を合わせた6種類に分かれていることが多いです。

 

iDeCoの申込書やパンフレットには

「投資は分散が基本、商品を組み合わせて投資のリスクを下げましょう」

ということが必ず書いてあります。

 

「iDeCoの掛金をどのように分散して投資するのが良いのだろうか?」

と多くの人がご相談されますが、個人的にはiDeCoの掛金を6種類の資産に分散するのはあまり意味のないことだと思っています。

 

例えば、iDeCoで毎月18,000円積立をする人が掛金を均等に6種類に分散すると、

それぞれの資産に3,000円ずつ投資することになります。

 

・預貯金3,000円

・国内債券3,000円

・国内株式3,000円

・外国債券3,000円

・外国株式3,000円

・その他(不動産など)3,000円

 

仮にこの人がiDeCoの他に毎月20,000円の貯金と、毎月20,000円の個人年金で既に積立をしていたとします。

 

iDeCo18,000円+貯金20,000円+個人年金20,000円=58,000円

 

毎月積立している58,000円がどのように分散されているかという視点で見てみると、

・預貯金23,000円

・国内債券23,000円 ※個人年金は主に国内債券で運用します

・国内株式3,000円

・外国債券3,000円

・外国株式3,000円

・その他(不動産など)3,000円

 

毎月の積立全体で見ると、偏りがあります。

この分散の仕方だと収益性の高い株式の比率が少ないので、安全性が高い反面、お金がふえるのには時間がかかります。

「リスクを取りたくないから安全性重視」という考えならこの分散の仕方で問題ありません。

ですが、「すべての資産に均等に分散してある程度リスクを取りたい」という考えでiDeCoの掛金を分散投資したのであれば、将来の自分の資産(全財産)は期待していたほどふえない可能性があるので注意が必要です。

できるだけ均等に分散したいなら、既に積立している預貯金と国内債券(=個人年金)は、iDeCoの掛金で選択する必要はないですね。

このような考えで、私は自分自身のiDeCoの掛金は国内株式と外国株式しか選択していません。その方が、iDeCo以外の積立も含めてみると綺麗に分散投資ができているからです。

iDeCoの分散のし過ぎには注意しましょう。

銀行口座の持ちすぎに注意!

分散投資をするために銀行口座を複数持つ必要はない

 

もう一つ、ご相談を受けることが多いのは、

「銀行口座はいくつ持った方がよいか?」

「メインバンクはどこがよいか?」

「金利の高い銀行はどこか?」

という銀行口座に関するご質問です。

 

資産は分散した方が良いと聞いたから、いくつかの銀行口座にお金を分けようという考えです。

分散投資をするために銀行口座を複数持つ必要はありません。

複数の銀行に分けたとしても、【預貯金】という同じカテゴリーの中で移動しただけで、資産の性格は変わりません。

銀行口座を分散する目的は大きく2つです。

 

  • 残高が1,000万円を超えた時

銀行が破綻した場合でも、1,000万円までは保護されるためです。

 

  • 給与口座と、貯蓄用の口座で分けて管理したい時

確実にお金を貯めるために、意図的に口座を分けるのは良いことです。

 

預金金利の高い銀行を探すよりも、預貯金のカテゴリーから分散して、

より収益性の高い資産に預け替える方がずっと運用効率は良くなります。

どの銀行も低金利で金利差は0.01%や0.001%です。

頑張って金利の高い銀行を探したとしても、収益の差がわずかなので努力に見合わないリターンになってしまいます。

全財産で分散投資をしましょう

自分が「何に」「いくら」投資しているのか書き出してみることをおすすめ

 

自分の許容できるリスクに合った投資をするために、

・財形貯蓄で毎月1万円給与から天引きされている

・従業員持株会で毎月1万円給与から天引きされている

・個人年金の積立を毎月1万円クレジットカードで支払っている

・iDeCoの積立で毎月1万円口座振替されている

 

など、書き出してみると思ったよりも沢山積立していたと気づくこともあります。

このようにして毎月の積立の総額が計算できたら、資産がどのように分散されているか確認し、必要であれば配分を見直しすることがおすすめです。

また、毎月の積立だけでなく、現時点での自分の全財産を書き出してみるのもおすすめです。

 

・普通預金:〇〇円

・定期預金:〇〇円

・証券口座:〇〇円

・生命保険:〇〇円

・iDeCo:〇〇円

・つみたてNISA:〇〇円

・株式:〇〇円

 

私は毎月月末に全財産の時価を更新していますが、そうすることで、自分の全財産が分散できているか、偏りがないかなどチェックすることができます。

預貯金残高が増えてきた時に、次の投資先を検討するのにも役立ちます。

「自分の全財産」という広い視野での分散投資、是非実践してみてください。

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