こんにちは。
東京都内でワンルームマンション投資をしている、個人投資家兼ファイナンシャルプランナーの川井えりかです。

両親や祖父母が、
相続対策のために子供や孫にお金を贈与することがあります。

この【もらったお金】をどのようにしたらよいかわからないという方は多くいらっしゃいます。1回あたりの贈与の金額は、100万円を超える場合が多いため、
多額のお金をもらったときは、どのように管理するかしっかり考えておきましょう。

「祖父から毎年310万円ずつ贈与されているが、このお金はそのままでよいのだろうか?」

と過去に相談された、
31歳の独身女性のケースで、贈与されたお金の管理についてご紹介します。

毎年お金をもらっていると「暦年贈与」になる

31歳の加奈さんは、
3年前から毎年 310万円を祖父から贈与されていました。

「大きなお金なので使う前には必ず相談しなさい」

と、祖父から言われて贈与されていますが、
祖父が長い間かけて貯めた財産です。
加奈さんは何かに使うつもりは全くありませんでした。

受け取ったお金はすべてゆうちょ銀行に預けていましたが、
次回の贈与で預金の限度額を超えてしまいます。
今後は他の銀行に預けるのでもよいが、
超低金利の預金にこの先もずっと預け続けておくことに不安もありました。

「祖父からもらったお金の価値が下がるようなことはしたくない」

との思いでお金の管理方法を考えてみることになりました。

 

加奈さんのように、
毎年親や祖父母から贈与を受けることを「暦年贈与」と言います。

その金額は様々ですが、
【毎年110万円ずつ】または【毎年310万円ずつ】の贈与を受けるケースが多いです。

毎年110万円以内の贈与は非課税で、
お金をもらっても税金(贈与税)を払う必要はありません。

毎年110万円超310万円以下の贈与は贈与税が最低税率なので、
お金をもらった方の税金(贈与税)の負担が少なく済みます。

加奈さんのように、
毎年310万円の贈与を受けている方の贈与税は約20万円で、
受け取った310万円に対して約6.5%の税率です。

贈与税を納めるのは、
お金を渡した方ではなく、受け取った方です。

毎年110万円を超える贈与を受けている方は、
贈与税の申告を忘れずにしましょう。

 

投資やお金の殖やし方が学べるマネカツセミナー
↓ 詳しくは画像をクリック ↓

贈与されたお金は、いつ、誰のために使う?

すぐに使う予定がなくても、
いつかは贈与されたお金を使う日がくると思います。

それがいつなのか、
また誰のために使う可能性があるかで贈与されたお金の管理の選択肢も変わります。

贈与してくれた相手のために使いたいという方 もいれば、
マイホームの購入資金にしたい方もいます。
子供の教育のために使いたいという方もいるでしょう。

加奈さんは、祖父から「自分のために使いなさい」と言われていたそうです。
今後結婚、出産、マイホームなどのライフイベントがあるかもしれません。
それも考慮して、

・5~10年以内に使うかもしれないお金
・リタイアしてから使うお金

の2つに分けてお金を管理することにしました。

上の世代のために使いたいなら「保険」

加奈さんのケースとは異なりますが、
例えば親から贈与されたお金を、
親が病気や介護になったときに面倒を見るのに使えるようにとっておきたい、という方も多いです。

親や祖父母など、
上の世代のために贈与されたお金を使う可能性があるなら「生命保険」がお勧めです。

例えば、贈与されたお金で介護保険に加入し、
親が介護状態になったときに給付金を受け取ることができます。

そのお金で、親の介護費用を援助したり、
住宅のリフォームや介護施設の入居費用に充てることも可能です。

介護保険は、保険会社によっては介護状態が続く限り、毎年給付金を受け取れるような商品もあります。

何十年も介護が続くと、預貯金を取り崩していたら底を尽きる可能性がありますが、継続して受け取ることのできる介護保険だと長期の介護になった場合は安心です。

自分か子供のために使いたいなら「資産運用」

加奈さんのように自分のため、
もしくは結婚・出産して家族のためにお金を使いたいなら、
資産運用をしてお金をふやす工夫をすることも大切です。

数年以内に購入するかもしれないマイホームのための資金準備であれば、
運用期間が短くリスクの低い、
クラウドファンディングを活用した不動産投資があります。
預金より利回りが高くなり、1年前後で投資元本が手元に戻ってきます。

参考:【FPコラム】FANTAS fundingで不動産投資をはじめました

 

ちなみにマイホームの購入が決まっている方であれば、

暦年贈与ではなく、
【住宅資金取得贈与】という名目で、まとめてお金を贈与してもらった方がお得な場合があります。

贈与してもらう相手に、
「マイホームの購入に使おうと思っている」と相談してみることをお勧めします。

実際に加奈さんがお金の預け先に採用したのは、

1 iDeCoを使った積立投資(リタイアしてから使うお金)
2 NISAを使った積立投資(5~10年以内に使うかもしれないお金)
3 不動産投資の頭金(リタイアしてから使うお金 or 5~10年以内に使うかもしれないお金)
4 預貯金(5~10年以内に使うかもしれないお金)

の4種類です。

 

iDeCoは、
60歳まで運用し、60歳以降に運用資産を受け取るため、
目的は「自分のセカンドライフの生活資金」です。

このまま独身でも、結婚することになっても、
セカンドライフの生活資金は生きていれば必ずかかります。
必ずかかるものを確実に準備できるよう、iDeCoを使った投資信託の積み立てを始めました。

加奈さんの場合、運用期間が30年近くあるため、
投資のリスクはかなり軽減できます。
投資信託は、時間をかければかけるほど、リスクは軽減しリターンは安定します。

NISAも、iDeCoと同じように投資信託の積み立てに使いました。
NISAはiDeCoとは異なり運用期間が短いのが特徴です。
NISAは原則5年、つみたてNISAは20年です)

マイホームや子供の教育資金など、
将来結婚・出産した際に必要になるお金の準備ができます。
もちろん、使う予定がなければiDeCoと同様セカンドライフの生活資金に目的変更することも可能です。

また、1年分の贈与されたお金(310万円)を頭金に使い、不動産投資を始めました。不動産投資は家賃収入をセカンドライフの生活資金にすることもできますし、利益が出ていれば途中で売却して他の目的に使うこともでき、自分の状況と不動産の市況に合わせて目的をフレキシブルに変更できます。

ローンを組んで不動産投資をすると、
毎月のローンの返済、管理費、修繕積立金などの費用が発生しますが、
加奈さんのように頭金を入れることで、毎月のローンの返済額が少なくなります。
その結果、家賃収入で不動産投資にかかるすべての費用をカバーできるようになり、自己負担なく運用が可能になりました。

そして最後に、
不測の事態に備えて1年分の贈与されたお金(310万円)を預金にしました。

数百万円という単位のお金だからこそ、
資産を分散してリスクを軽減することが大切です。

贈与はお金だけでなく「時間」ももらうことができる

贈与で得られるものは、実はお金だけではありません。
お金と同じく大切な「時間」を得ることができます。

贈与とは、本来は人が亡くなって「相続」によって財産を次の世代に渡すものを、
前倒しして生きている間に次の世代に渡すことです。

本当は数十年後にもらう予定だったかもしれないお金を今受け取ることができれば、本来もらうはずだった相続の時までにお金をふやすことも可能です。

預金に預けたままだと価値は変わりませんが、
せっかく上の世代が「贈与」という選択をしてくれたのなら、
受け取った大切なお金の価値を上げるような工夫をしてみてはいかがでしょうか。

記事・監修 川井えりか(ファイナンシャルプランナー)

 

投資やお金の殖やし方が学べるマネカツセミナー
↓ 詳しくは画像をクリック ↓

【FPコラム】【女性必見】出産すると不動産投資ができない?!知っておきたい審査申し込みのタイミング!

【FPコラム】普通預金の15,000倍!iDeCoで利回り15%確定の積立ができる

【FPコラム】独身女性のためのお得な保険の選び方

【FPコラム】【重要!】2014年のNISA、5年経ったらどうすべき?売却?ロールオーバー?

【FPコラム】2019年からのNISA投資、何が変わる?ジュニアNISAのメリットについても解説!

【FPコラム】初めてでも簡単!ふるさと納税の申込ガイド

【FPコラム】どっちがお得?!NISAとつみたてNISA、選び方・変更ガイド

【FPコラム】PayPayってイイの?!話題のスマホ決済とは

【FPコラム】インフレに強いお金の運用は株式と・・・借金?!

【FPコラム】ポイント還元5%!増税後のキャッシュレス決済とは?

【FPコラム】いつの間にか『物価の安い国』になった日本

”賢い女性は知っている”マネカツセミナーのスケジュールはこちらから