こんにちは。

東京都内でワンルームマンション投資をしている、

個人投資家兼ファイナンシャルプランナーの川井えりかです。

つみたてNISAの相談をされた方が、iDeCoで資産運用を始めることがあります。

つみたてNISAとiDeCo、どちらも運用益が非課税になる積立投資です。

どちらか一つを選んで資産運用を始める場合、つみたてNISAとiDeCo、お得なのはどちらでしょうか?

答えはiDeCoです。その理由をご紹介します。

 

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セカンドライフ資金はつみたてNISAとiDeCoで完結

これは私の持論ですが、20代、30代の方が、つみたてNISAとiDeCoどちらも上限額まで使って資産運用を始めた場合、セカンドライフの資金は十分すぎるくらい準備ができると思います。

つみたてNISAの上限額は月3.3万円(年間40万円)、企業年金のない会社員のiDeCoの上限額は月2.3万円です。

iDeCoの上限額は、職業により異なります。

公的年金の受取額が少ない自営業者は高く設定されていて、公的年金が多くもらえる公務員や、企業年金のある会社員は低く設定されています。

そのため、それぞれの職業で設定された上限額で積立をすることが理想的です。

では、「投資に回せるお金が少ないので、まずはどちらか一つだけ」という場合、つみたてNISAとiDeCo、どちらを選んだら良いのでしょうか?

多くの方は途中で引き出しができ、コストがかからないという手軽さからつみたてNISAを選択しがちですが、

 

答えはiDeCoです。

 

40歳未満の方であれば、iDeCoの方がよりお金を増やしやすいでしょう 。

では、iDeCoでお金を増やす力をシミュレーションしてみましょう。

iDeCoの魅力は「投資期間の長さ」

仮に30歳で、つみたてNISAを上限額の月3.3万円、iDeCoを企業年金のない会社員の上限額の月2.3万円、合計月5.6万円の資産運用を始めたとします。

iDeCoは60歳まで積立できるので投資期間は30年、つみたてNISAの投資期間は年齢を問わず20年です。

30年後のiDeCoの評価額、20年後のつみたてNISAの評価額をシミュレーションしてみましょう。

 

■利回り0%の場合

・iDeCo:828万円

・つみたてNISA:792万円

合計: 1,620万円

■利回り3%の場合

・iDeCo:1,340万円(+512万円)

・つみたてNISA:1,083万円(+291万円)

合計:2,423万円

■利回り5%の場合

・iDeCo:1,941万円(+1,113万円)

・つみたてNISA:1,356万円(+564万円)

合計:3,297万円

■利回り7%の場合

・iDeCo:2,805万円(+1,977万円)

・つみたてNISA:1,719万円(+927万円)

合計:4,524万円

 

利回り0%、つまり投資した元本の額はiDeCoとつみたてNISAは大きく変わらず、その差は828万円-792万円=36万円です。

ところが、利回りが上がるほど投資の結果に大きな差が出ます。

仮に利回り7%の高いパフォーマンスで運用できた場合、iDeCoとつみたてNISAの評価額の差は

2,805万円-1,719万円=1,086万円

1,000万円以上の資産の差になります。

 

これが、つみたてNISAと比べ投資期間が10年間長いiDeCoの実力です。

毎月の投資額はiDeCoの方が1万円少ないですが、時間をかけることでつみたてNISAよりもお金を増やすことができます。

ここでご紹介した利回りは、過去の投資信託のパフォーマンスに当てはめると以下の通りです。

・利回り3%:バランス型投資信託(株式と債券のミックス)

・利回り5%:日本株のインデックス投資信託

・利回り7%:先進国株のインデックス投資信託

投資先を厳選したり、複雑な商品を選択したりなどせずに、セカンドライフ資金の準備はできます。

つまり、積立投資には特別な知識もスキルは必要ありません。

つみたてNISAとiDeCoを使って利回り3%以上の資産運用を継続すれば、60歳までに2,000万円以上のお金を準備することは難しくありません。

まだまだあるiDeCoの魅力

実はiDeCoにあって、つみたてNISAにないものがあります。

それは「掛金の所得控除」です。

iDeCoは投資の利益は非課税ですが、それと同時に投資の元本も非課税です。

たとえば企業年金のない会社員の上限額、月2.3万円を積み立てた場合、年間の掛金は27.6万円です。

この27.6万円は、年末調整で申告すると所得にカウントされません。

つまり、27.6万円には所得税も住民税もかかりません。そのため積立しているだけで節税効果があります。

所得のない専業主婦にはこの節税効果はありませんが、年収が高く所得税率の高い方ほどメリットがあります。

早くからiDeCoを上限額で始めた方は、所得控除の節税効果だけで100万円以上になることも珍しくありません。

40歳以上でもiDeCoでお金が増やしやすくなる

「40歳未満はつみたてNISAよりiDeCo」とお伝えしたのは、40歳未満はiDeCoであれば投資期間が長くなるためです。

つみたてNISAは年齢を問わず20年間非課税投資ができますが、iDeCoは60歳までという年齢制限があります。

そのため40歳以上でiDeCoを始めると投資期間が20年以下になり、つみたてNISAの方が長く運用できます。

ところがiDeCoの投資期間は、65歳まで延長になることが決まりました。

これにより、45歳未満の方はつみたてNISAよりiDeCoの方が投資期間が長くなります。

iDeCoの投資期間は、希望する方は65歳まで積立できますが、いままで通り60歳までの積立ももちろん可能です。

60歳の時の資産の残高をみて65歳まで延長すべきかを決めることができるので、より使いやすくなる予定です。

まずはiDeCo、最終的にはどちらもできるよう家計の管理を

40歳未満の初めての資産運用は、まずはiDeCoから。

そしてiDeCoの上限額まで積立ができるようになったら、つみたてNISAも始めましょう。

シミュレーションでご紹介した通り、どちらも上限まで使って積立をすれば、利回り7%なら60歳の時点で4,524万円。

夫婦2人で同じように運用していれば、倍の9,048万円です。

1億円以上の金融資産を持っている世帯は「富裕層」と呼ばれ、富裕層の割合は全世帯の2%程度です。

つみたてNISAとiDeCoという誰にでもできる積立投資を早くから始めていれば、誰でも富裕層になれる可能性があります。

少しでも早いうちからつみたてNISAとiDeCoの両方を上限額で積立できるよう、収入と支出の管理をしましょう!

 

記事・監修 川井えりか(ファイナンシャルプランナー)

 

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