こんにちは。

東京都内でワンルームマンション投資をしている、

個人投資家兼ファイナンシャルプランナーの川井えりかです。

【資産寿命】という言葉を知っていますか?

「何歳で亡くなるか」の平均が【平均寿命】、「何歳まで人の手を借りず自活できるか」が【健康寿命】、そして、「何歳までに資産が枯渇するか」が【資産寿命】です。

セカンドライフはまだ先の話ですが、亡くなるその時まで健康でお金に困らない生活をしたいですよね。

今回は、資産寿命を延ばすコツをご紹介します。

 

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セカンドライフの平均は22年

退職後の生活に備えるために、すでにコツコツ積立や投資を始めている方は多いと思います。

今ふやしているお金をいつから使うかは、その方の退職年齢や退職金の有無によって異なります。

一度は必ず自身のケースに当てはめて、シミュレーションすることをおすすめします。

ここからは、一般的なセカンドライフの考え方をご紹介します。

現在、年金の受給開始年齢は原則65歳です。会社に勤めて毎月お給料をもらって生活している方は、退職後65歳からは2カ月に一度、年金を受け取って生活するライフスタイルに変わるのが殆どです。

女性の平均寿命は87歳、年金生活が始まるのが65歳とすると、

 

87歳-65歳=22年

 

今貯めているお金は、65歳から平均22年間かけて取り崩すことになります。

22年間生活するのに十分な資産がある方は、平均寿命より資産寿命が長いですが、

反対の場合は、平均寿命に到達する前に資産が枯渇します。

ただ漠然と積立をするよりも、「平均寿命より資産寿命が長くなるようお金をふやす」という目標があると前向きになれますよね。

資産寿命を考える時には、セカンドライフの22年とは別に、もう一つ資産を取り崩す可能性のある期間を考えておく必要があります。

 

「空白の5年」という言葉を聞いたことがありますか?

 

空白の5年に備える

空白の5年とは、【退職年齢】【年金開始年齢】とのギャップのことです。

最近は退職年齢を65歳に引き上げる企業がふえていますが、未だに60歳が退職年齢の企業も多いです。

 

「60歳で定年退職をして、65歳の年金開始まで無収入」

 

この期間が空白の5年と言われており、資産を多く取り崩す可能性があります。

生活レベルが変わらなければ、5年分の生活費をこの期間で使うことになり、資産が1,000万円以上減少するケースもあります。

「60歳で定年退職をして、65歳までは再雇用」という方も注意が必要です。

再雇用期間中の年収は、定年退職前の3分の1から2分の1程度が平均です。収入が大幅に減少しますので、やはり資産を多く取り崩す可能性があります。

退職金を使ってこの5年を乗り切るのか、収入が下がらないよう工夫するのか、資産の取り崩しを始めるのか、空白の5年間の生活のイメージを退職前からしておくことはとても重要です。

私たちが年金を受給する数十年後には、年金開始年齢が遅れ、空白の5年ではなく、空白の8年、空白の10年になっているかもしれません。

 

年金はいくらもらえる?不足額はいくら?

年金がいくらもらえるのかがわからないと、資産寿命を計算することもできません。

年金の額が確定するのは受取開始の直前です。ですが、概算することは可能です。

会社員で、企業年金のない会社にお勤めの方は、【40歳頃の手取り給与の半分】が概算の年金受給額です。

例えば手取りで30万円のお給料をもらっている方であれば 、一カ月当たりの年金受給額は15万円前後です。

そのためセカンドライフの生活費で毎月20万円必要であれば、年金収入だけでは毎月5万円の不足が出てしまいます。

 

毎月5万円の不足額×12カ月×22年=1,320万円

 

平均寿命と資産寿命をイコールにするには、1,320万円の準備が必要です。

これとは別に、空白の5年に備える必要があります。仮に5年間無収入なら、

 

生活費20万円×12カ月×5年=1,200万円

 

1,320万円に加え1,200万円、合計で2,520万円の準備が必要です。

空白の5年間を見落とすと、セカンドライフの資金計画が大きく狂うことになりますので、注意しましょう。

企業年金のない会社員の例を挙げましたが、勤務先に企業年金がある場合、会社独自の年金が上乗せされるため年金収入がふえます。企業年金の見込み額を数年に1度は、チェックするようにしましょう。

また、厚生年金に加入できない自営業者は、収入に関わらず、年金の受取額は一律です。現在では一カ月当たりの年金受給額は6万5千円程度で、会社員と大きな差があります。

自分の年金額を確認したら、不足額×12カ月×22年をして、平均寿命までにいくら取り崩す見込みかを計算してみましょう。

 

資産寿命を延ばすためのお金のふやし方

ここからは資産寿命をのばすコツをお伝えします。

 

資産寿命を延ばすには、

 ①お金をふやす

 ②収入をふやす

 

この両面から準備をするととても効率的で負担が少ないです。

 

 ①お金をふやす

セカンドライフ資金は、当面使う予定のないお金です。

つまり、時間の猶予がたくさんあります。

長い時間かけて準備するお金は、積立投資がリスクが少なく安定したリターンも見込めます。

既にiDeCoやつみたてNISAを使って積立投資を始めている方も多いと思いますが、セカンドライフ資金の準備にはこの2つが最適です。

 

 ②収入をふやす

退職後に、年金以外にも収入があれば不足額は大幅に減少します。

退職後もパートやアルバイトで働く方法もありますが、働かなくても収入が得られる不動産投資などの資産収入は、自分の健康状態やライフスタイルに関係なく確実にお金が入ってくるのでおすすめです。

年金が何歳から受け取れるか不確かであるのに対し、ローンを完済すれば家賃収入が得られることがわかっている不動産投資は、将来の計画を立てやすい点も魅力的です。

お金をふやす、収入をふやすのどちらも実践すると、資産寿命が100歳を超える方も多いです。

 

女性に有利!年金の繰り下げ受給

最後に、女性ならではの資産寿命を延ばすコツをお伝えします。

それは、【公的年金の繰り下げ受給】です。

年金は原則65歳から受取開始ですが、希望すれば繰上げして60歳から、または繰下げして70歳から受け取ることが可能です。

65歳から受け取る年金額を100とすると、繰上げして60歳から受け取る人の年金額は70(30%減)、繰下げして70歳から受け取る人の年金額は142(42%増)です。

男性より平均寿命の長い女性の場合、年金を受け取る期間も女性の方が長くなることが多いです。

年金受取開始を70歳に遅らせる(繰り下げる)代わりに、受け取ることのできる年金額が42%ふえるなら、70歳以降の生活はかなり安定し、資産の取り崩しも最小限に抑えることができます。

その反面70歳まで年金が受け取れないのはデメリットではありますが、裏を返すと、

【70歳まで年金に頼らずに生活できるお金を今のうちに準備しておく】

という明確な目標を立てることができます。

何十年あるかわからないセカンドライフのお金を準備するより、70歳までの生活費を準備する方が、具体的な額がわかり計画も立てやすいです。

繰り下げ受給は、平均寿命の長い女性の方がお得です。セカンドライフの資金計画をする場合は、【年金を70歳から受け取った場合】もシミュレーションすることをおすすめします。

 

記事・監修 川井えりか(ファイナンシャルプランナー)

 

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