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投資 2018.5.12

【FP監修】国債とは何か?基礎から国債を知る!

 

投資を始めると、国債という言葉をよく耳にするようになります。しかしながら、「国債とは何か?」と聞かれても正確に答えられる人はなかなかいないものです。そこで、この記事では国債とは何かを基礎から説明してまいります。そして国債について一歩深く学び、あなたの投資ライフに活かしましょう。

 

知っておくべき国債の基礎知識

 

これから国債についていろいろとご案内いたします。まずは「国債の種類」や「国債の購入方法」など基礎知識から学んでまいりましょう。

 

国債とは何か?

「国債とは何か?」を簡単に説明するなら、国の借金(国の債券とは=国の借用証書)のことです。つまり、「国が〇〇円を○○期間に渡り借金をします。これには利子額(利息)を年〇%払います。」と言う契約です。国は毎年の税収だけでは予算が足りない場合に、個人投資家や企業からお金を借りて国家を運営しています。国債を持っている一番のメリットとしては、直接利息を受け取ることが可能(直接金融)。日本の国債発行額は大きいものの比較的国の信用度が高いため、日本国債を購入することで安定した資金の運用をすることが可能です。

 

国債の種類

国債にもさまざまな種類があります。国債の発行目的や発行方式によっても分類することができるわけですが、特に重要なのは「償還期間」と「利払いの種類」です。償還期間とは、お金を返すまでの保有可能期限のこと。国債は1年債・3年債・10年債といったように満期が異なる償還期間が決まっています。資金の用途に応じて満期を選択しましょう。

 

ただし、満期前に償還される途中償還(債券の一つのリスク)の起こるケースはあります。また、満期までの期間が長いほど金利変動による価格変動の影響を受けやすいと言えます。これは一概にデメリットでもありません。債券価格が上昇するタイミングで売却すると得をするわけです。※金利は、各年限ともに募集開始日の2営業日前に公表されます。

 

利払いの種類で重要なのは、「固定利付債」と呼ばれる利子額が変わらない国債と「変動利付債」と呼ばれる利子額が変動する国債の2種類です。また、物価の変動に応じて元本も利子額も変動する「物価連動債=インフレに強み」と「割引債=額面より低い金額で発行」と呼ばれる利子(クーポン)が全くつかない国債もあります。

 

国債の購入できる対象者は?

では、国債はどのような人が購入できるのでしょうか?実は、個人で購入できる国債は決まっています。個人で簡単に購入できるのは「個人向け国債」と「新窓販国債」の2種類。個人向け国債(通常の利付債券)は個人に限定されていますが、新窓販国債(金利水準の低下等により募集停止中)の方は誰でも買うことができ、法人やマンションの管理組合なども購入が可能です。

 

もっと利率(クーポンレート)の高い国債を購入することも可能ですが、巨額の資金を必要とするなどの条件があり、個人で購入するのはあまり現実的ではありません。ただし、投資信託の運用先に含まれていることも多いこともあり、間接的には個人でも購入が可能と言えます。

 

国債の購入方法

「国債がどういうものか?」「国債にはどのような種類があるのか?」が理解できても、国債の購入方法がわからなければ、国債を買うことはできませんよね。そこで、国債の購入方法も説明しておきましょう。

 

個人向けの国債は金融機関で購入できます。たとえば、証券会社や銀行、郵便局(ゆうちょ銀行)です。一部の金融機関では、窓口の他にインターネットで買うことも可能。購入の際には、購入代金の他に「本人確認書類(免許証・パスポートなど)」「取引印鑑」「個人番号(マイナンバー)」が必要になりますので事前に用意しておきましょう。

 

・利付(りつき)国債

利付国債とは、名前の文字通り利息が付いている国債のことで、半年ごとに利息を受け取ることができます。たとえば、0.5%の利率であれば、0.25%ずつ年に2回の受け取りです。基本的に個人で購入できる利付国債は固定金利で、2年債・5年債・10年債の3種類。途中で売却することもできますが、その場合は元本割れすることもあります。満期まで保有しておけば元本割れすることはなく、その利息分がお得なわけです。

 

かつては日本でも変動利付国債という利率が変動する国債も販売されていましたが、2008年を最後に新規発行はされていません(2018年4月現在)
利付国債は細かい部分を除いて「個人向け国債」と似ているので、変動金利タイプをお望みの方は個人向け国債の「変動10」を購入するとよいでしょう。

 

・割引国債

割引国債は、他の国債よりも低い価格で購入することができますが、代わりに利息をもらえません。よって、購入価格よりも高く売ることでの売却益で利益をあげることになります。現在、個人で購入できる割引国債はありません。「国庫短期証券」と呼ばれる短期国債が販売されていますが、こちらは銀行や証券会社などの金融機関のみが購入できる国債となっています(2018年4月現在)

 

・個人向け国債

個人向け国債は、個人であれば誰でも購入できる国債です。通常は個人で国債を購入するには、「利付国債」か「個人向け国債」を買うことになります。個人向け国債は、「固定3」「固定5」「変動10」の3種類。「固定3」と「固定5」は名前の通り固定金利で、それぞれ償還期間が3年と5年。「変動10」は、変動金利で10年物となっています。変動金利は利率を予測するのが難しい国債ですが、今後金利が上昇する可能性が高いと判断した時は「変動10」を購入するとよいでしょう。

 

利付国債と似たような内容の個人向け国債ですが、大きな違いがあります。それは、途中換金(以下解約)した場合です。途中解約とは満期になる前に国債を売ることですが、個人向け国債の場合は途中解約しても元本割れすることはありません。逆に、利付国債の場合は市場で売買するため元本割れすることもあります。その代わりに、利付国債の方が利率を高く設定しているなどのメリットがあるのです。

 

・新窓販の国債

「新窓販の国債」は利付国債の内、新規に発行するもののことです。「新窓販の国債」と「利付国債」は基本的に同じものと考えてもらって構いません。新窓販の国債は、募集期間が決まっています。募集期間を過ぎたものは、国債を持っている人との交渉で売買することになります。基本的には証券会社などを通して売買することになるので、手数料がかかるところに注意しましょう。また、未成年者であっても親権者の同意があれば購入できます。

 

新窓販の国債も個人で購入が可能です。個人向け国債よりも利子が高く設定されている代わりに、途中解約時の元本が保証されていません。ある程度の知識や経験のある人向けの金融商品と言えます。

 

国債に関する不安色々

ニュースで国債について取り上げられることもよくあり、「国債が暴落した」などという言葉を耳にしていろいろと不安に感じる人もいるはず。けれども、日本を中心として安全な国債はいくつもあります。むやみに不安になるのではなく、正確な知識を学んで正しく判断できるように心がけましょう。

 

国債が暴落するってどういうこと?

国債の暴落とはどういうことでしょうか?国債とは国の借金です。したがって、国がお金を返せなくなれば満期が来ても手持ちの国債をお金と換えてもらえなくなります。そうなると国債の価値が下がることに繋がるわけです(信用リスク)。

 

仮に、国の財政が悪化して100万円で購入した国債が満期を迎えてもお金に代えてもらえない可能性が出てきたとします。「それならば早めに現金化してしまおう」と思う人がたくさん出てきて、たとえば98万円で売ってしまいました。その後も国の財政は改善せず、同じ国債を95万円で売却する人も。さらに次の人は92万円で売ってしまいました。こうして、どんどん国債の価格が下がり、ついには暴落してしまうわけです。」

 

国際的に信用の低い国の国債は、こういうことがたびたび起こります。けれども、現在の日本の信用度はかなり高く、国債が暴落する可能性はほとんどありません。その分利子も低く設定されているわけです。

 

逆を言えば、信用度の低い国の国債はその分高い利子が設定されています。だからと言って、「たくさんお金がもらえるから」という理由で安易に飛びつくのは危険です。たとえば、投資信託などにも高い利回りが約束されているものがありますが、そのような商品は同時にリスク(危険性)も高いので、注意が必要となります。リスクとメリットは常に表裏一体であるということを覚えておきましょう。

 

よく聞く「赤字国債とは?」

ニュースなどで「赤字国債」という言葉をよく耳にする人も多いのではないでしょうか。それでは、赤字国債とはなんでしょう?簡単に言えば、赤字国債とは国の赤字を穴埋めするために発行する国債です。

 

国家と言うように文字通り国はよく家にたとえられますが、この場合も同じ説明ができます。たとえば、ある一家は年収が500万円しかないのに毎年600万円の出費があったとします。毎年100万円足りない計算です。この時、どこかで100万円を借りてこなければいけません。

 

日本でも同じことをやっています。また日本だけでもありません。世界中でほとんどの国はお金が足りないために、借金をしてでも国を運営しています。そして、財政が赤字の国の多くは国債を発行(資金調達)してまかなっているわけです。

 

ギリシャの国債が暴落したワケ

2010年にギリシャ危機で国債が暴落するという事態が起こりましたが、なぜそのようなことになったのでしょうか?その理由はさまざまですが、まずはギリシャの経済状態が良くなかったこと。ギリシャがEUに加盟するために、借金の額を低めに報告していたことも一因にあげられます。いわば、ウソ(大きな赤字をかくした)をついていたわけですからそのツケが大変です。

 

また、緊縮財政により雇用を減らしてしまったこともギリシャに大きなダメージを与えました。緊縮財政とは国の支出を極端に減らす政策のことですが、このためにギリシャ国内の仕事も減り、結果的には国の収入まで極端に減らすことになってしまったのです。

 

そして、直接の引き金になったのはオリンピックです。オリンピックの開催期間中には人が多く訪れ、経済的にもうるおうはずです。また、オリンピックを開催するためには新しい競技場やホテルなどの施設の建設が必要です。もちろん、オリンピック前には仕事も増え国の収入も増えましたが、オリンピックが終わると観光客も減ってしまいます。こうした時期にずさんな政策によりせっかく建てた競技場もほとんど使われず、ホテルも空き室だらけとなる結末を迎えました。これでは国の財政が大赤字になるのも当然です。ちなみに、ユーロ圏の対ギリシャへの第三次金融支援が2018年夏に終了します。国債利回りは依然として低く回復途上にあります。

 

国債を買うメリット

では、わざわざ国債を買うのはどうしてでしょう?安全に運用しておきたいならば、銀行に預けておくだけで良いはず。その理由は、国債の購入には様々なメリットがあるからです。これから国債を購入するメリットを説明していきます。

 

国債なら預金保険制度を超える分も元本保証

国債なら預金保険制度を超える分も元本保証されるというメリットがあります。銀行に預けているお金は1000万円までは保証されますが、それを越える金額は保証の対象外です。つまり、銀行が倒産してペイオフが実施されてしまったら満額での元本は返ってきません。

 

これに対して、個人向け国債の場合は国が潰れない限り元本は保証されているわけです。正確に言えば100%絶対に保証されているわけではありませんが、現在の日本の場合は国が潰れる可能性はおそらくゼロに近いと思えるところから元本が保証されているのと同じだとも言えるかも知れません。

 

下限利回りが設定されている

日本の国債には下限利回りが設定されています。どんなに金利が下がったとしても、最低0.05%の金利が保証されているため銀行に預けておくよりもお得です。

 

10年債は金利上昇にも強い

10年債は金利の上昇にも強いというメリットがあります。個人向け国債の10年債の利率は変動性であり、今後10年の間に金利が上昇したとしても安心。世間の金利に合わせて国債の金利も上昇するようになっているからです。

 

少額から投資ができる

少額から投資ができるというところが一押しのメリットです。個人向け国債の最低購入金額は1万円、新窓販国債でも最低5万円からであり、あまりお金を持っていない人でも大丈夫。もちろん、手持ちの資金に応じて購入金額を増やすことも可能です。

 

 

国債のデメリット

国債にもメリットがあればデメリットもあります。特に投資の世界では、その傾向が強く表れます。メリットだけを見てお金を投じていると、ある日突然足元をすくわれる事態になりかねません。そうならないためにも、今一度国債のデメリットも見ていきましょう。

 

一定期間中途換金(以下解約)ができない

一定期間中途解約ができないというのは「個人向け国債」のデメリットの1つです。購入後1年間は売却することができません。「新窓販の国債」は購入直後から売却が可能ですが、代わりに元本が保証されていません。市場の価格にゆだねられているので、売却価格が購入価格を下回ることも多々あります。また、金融機関を通して売買するので手数料が必要となります。

 

中途解約時に一年分の利子相当額を支払う必要がある

「個人向け国債」は、中途解約時に一年分の利息相当額を支払う必要があるという点も見逃せません。つまり、購入後一年で解約してしまうと、損失にはなりませんが全く利益にもならないということになります。むしろ、税金で取られる分を計算に入れるとわずかな金額でも損をしてしまいます。

 

長期国債の運用中は高利回りの投資チャンス(機会)を失う可能性がある

長期国債の運用中は、その資金を他の投資に回すことができません。その間に高利回りの投資機会を失う可能性もあります。たとえば、10年物の国債を購入して保有している期間中に金利が上昇したとします。10年物の場合は変動利率ですので金利の上昇分は上乗せされますが、それ以上に高利回りの商品が新たに発売りされたとしても指をくわえて見ているしかなくなるわけです。どうしてもこの新しい国債で資金を運用したい場合は、既存の国債を中途解約しましょう。

 

いつでも購入できるわけではない

さらに、いつでも購入できるわけではないという点にも注目しなければなりません。これもデメリットの1つとなります。ただし、「個人向け国債」「新窓販の国債(現在新規の募集を停止中)」共に通常は毎月のように新規の募集(発行)があるわけで、そこまで大きなデメリットではないとも言えます。それでも、新規の募集がなくなることもあり、1ヶ月の内に募集期間が3週間である場合には注意しましょう。

 

使わなきゃ損!国債キャンペーン比較!

国債を買うために、今手元にお金があるからと言ってすぐに買うのはもったいないことです。いろいろな銀行や証券会社では「国債キャンペーン」が行われていることも多いので、これらのキャンペーンを利用しない手はありません。

 

ここから先は「国債キャンペーンとは何なのか?」という説明と、各社の国債キャンペーンを比較していきます。よく比較して、一番お得だと思うものを選びましょう。

 

国債キャンペーンとは?

「国債キャンペーン」とは、国債を購入する際に購入金額によって現金のキャッシュバックなどを行うサービスのことです。常に行われているサービスではなく、期間が決まっているものがほとんどなのでこれをタイミングよく利用できるとよいわけで見逃さないように注意しましょう。

 

国債キャンペーンの魅力

国債キャンペーンの魅力は、なんといっても現金がもらえることです。国債自体の利回りが低くほとんど利益にならない場合でも、キャンペーンでのキャッシュバックによって投資する価値がUPする場合があります。実質的な利回りとして計算し直すと高い利率になることも多いわけですので、ぜひ活用してみてください。

 

おすすめの金融機関トップ3!

国債を買う時に、お得な金融機関はどこでしょうか?国債キャンペーンを考慮に入れて、おすすめの金融機関3つを紹介していきます。

 

・SBI証券

SBI証券なら、50万円以上100万円未満の国債購入で500円のキャッシュバック!さらに、100万円以上は、100万円ごとに500円のキャッシュバックあり!お得なキャンペーンを開催中です。

出典元:SBI個人向け国債キャンペーン

 

・香川証券

香川証券では、購入する個人向け国債のタイプによってもらえる金額が違います。たとえば、10年債であれば50万円以上100万円未満の購入で2000円。100万円以上200万円未満で4000円。200万円以上300万円以上では、なんと8000円のキャッシュバックキャンペーン中!その後も、100万円ごとに4000円のキャッシュバックという太っ腹なキャンペーンを開催中です。

出典元:香川証券個人向け国債キャンペーン

 

・三木証券

三木証券でも香川証券と同じ金額でキャッシュバックキャンペーン中!ちなみに、三木証券も香川証券と同様にもらえる金額に上限はありません。たとえば、1億円の国債を購入すると20万円。2億円の購入で40万円が戻ってきます。これだけでも国債を購入する価値があるというものですよね。

出典元:三木証券個人向け国債キャンペーン

 

国債について学び、賢く資金を運用しよう!

いかがでしたか?この記事にザッと目を通しただけでも、国債についての基本は理解できたのではないでしょうか。もしも、よくわからなかったという方は、何度も読み直してしっかりと理解されることを願います。

 

さまざまな投資において必要な能力は多々ありますが、その中でも知識は投資の基本となります。知識こそ力なりです。基礎ができていれば、実戦で応用をきかせる場合にも役に立つものです。ここで学んだことをしっかりと踏まえ、投資の際に活かして賢く資金を運用してください。

 

監修者:藤岡夢ゴロウ(ファイナンシャルプランナー)

 

 

 

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