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投資 2018.11.21

【投資コラム】初心者のための「つみたてNISA」の始め方

 

はじめまして。山下耕太郎と申します。証券会社でアナリスト、ディーラーを経て、現在は個人投資家をしております。投資歴20年以上の経験を活かし、詳細でわかりやすい記事を書いていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

 

「投資を始めたいけど難しそう」「金融商品の種類が多くてわからない」といった方におすすめの制度が「つみたてNISA」です。金融庁により厳選された投資信託で積立投資を行います。しかも、年間40万円まで税金がかかりません。

 

この記事では、「つみたてNISA」の始め方、メリット・デメリットについて詳しく解説していきます。まず、投資とはどういうものなのかを見ていきましょう。

 

投資とは中長期で資産を増やしていくこと 

 

将来のためにお金を貯めていくには、「資産運用」を行う必要があります。資産運用には「貯蓄」「投資」があります。貯蓄とは、お金を蓄えることで、不要な支出の見直しや、銀行にお金を預けたり(預金)することをいいます。一方、投資とは利益を見込んで中長期で資産を増やしていくことで、株や投資信託などの購入のことをいいます。

 

投資というと、「複雑な金融商品や、値動きの激しい株などで大きく儲ける」というイメージがあるかもしれませんが、「投資対象を分散して(分散投資)、少額から長期で積み立てていく」ことが基本になります。そこで、おすすめが「投資信託での積立投資」です。

 

分散投資と投資信託の積立投資とは、どういうものかについて詳しく見ていきましょう。

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分散投資とは

 

分散投資とは、株式、債券、不動産、海外株式、海外債券など、値動きが異なった金融商品で投資を行うことです。すべての資産を一つの金融商品にしてしまうと、運用がうまくいかなくなった場合に、大きな損失を出す可能性があります。しかし、値動きが異なる複数の資産に分散投資していれば、リスクを避けながら安定的な収益を目指すことができるのです。以下の図をご覧ください。

出典:金融庁

 

値動きの異なる国内外の株式や債券にそれぞれ投資した場合と、6資産均等に分散投資した場合の値動きを表しています。過去の傾向を見ると分散投資した場合は、安定した動きになっているのが分かります。

 

分散投資には投資信託が最適

 

投資信託とは、ファンドマネージャーと呼ばれる運用のプロが投資家から資金を集めて、株式、債券、不動産、コモディティ(商品)など様々な市場で投資をする金融商品です 。

 

投資信託のメリット

 

投資信託には、次の3つのメリットがあります。

 

  1. 100円程度の少額から投資できる
  2. 投資の専門家が運用する
  3. 分散投資を行うので、リスクを軽減できる

 

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

1.100円程度の少額から投資できる

 

通常、株や債券に投資しようとすると、数万~数十万円以上のまとまった資金が必要になります。しかし、投資信託の場合、SBI証券や楽天証券などのネット証券なら、100円から購入することができます。「少額から気軽に投資を始めることができる」というのが投資信託の大きなメリットです。

 

2.投資の専門家が運用する

 

投資信託は、ファンドマネージャーと呼ばれる投資の専門家が運用します。株式や債券など投資に必要な知識や手法を、個人が身につけるのは時間がかかります。「いずれは自分で株式投資をしてみたい」という方も、最初は専門家に任せた方が安心です。

 

3.分散投資を行うので、リスクを軽減できる

 

株式や債券の分散投資をしようとすると、多くの資金が必要になります。しかし、投資信託はお金を集めて大きな資金として運用するので、さまざまな資産に分散投資でき、リスクを軽減することが可能です。

 

投資信託のデメリット

 

投資信託のデメリットは以下の2つです。

 

1.元本保証ではない

2.コストがかかる

 

1.元本保証ではない

 

銀行預金は、利子や元本が保証されていますが、投資信託は運用により購入価格を下回り、損失が出る可能性があります。分散投信によってリスクが軽減されているものの、元本保証ではありません。

 

2.コストがかかる

投資信託は運用のプロにまかせて投資するので、人件費などの費用を払う必要があります。投資信託の費用には、①販売買付手数料、②ファンドの管理費用(信託報酬)、③信託財産留保額の3つがあります。

 

①販売買付手数料は、投資信託を新規に購入する際に必要な手数料のことです。

②ファンドの管理費用(信託報酬)は、投資信託を保有している間、毎年かかる費用のことです。

③信託財産留保額は、投資信託を途中で売却する際の証券売却にかかるコストです。

 

続いて、積立投資について見ていきましょう。

 

積立投資とは

 

積立投資とは、「一定間隔で同じ金額を買っていく投資手法」のことをいいます。例えば、投資信託を毎月1万円ずつ、定期的に購入することです。ネット証券では、積立コースを申し込めば、自動で毎月買付けを行ってくれます。投資信託の価格が高い時には買える量(口数)が少なくなり、価格が安い時には口数が増えることになります。

 

そのような買い方を「ドルコスト平均法」といいます。ドルコスト平均法なら、期間中の平均価格より安く買うことができるので、合理的かつ安全な買い方だといえます。

 

投資信託の積立投資は「つみたてNISA」で始めよう! 

 

投資信託の積立投資は「つみたてNISA」で始めることをおすすめします。2018年1月からスタートした新しい制度です。概要は以下の通りです。

出典:金融庁

 

つみたてNISAはいつでも解約(売却)可能なので、急にお金が必要になっても、すぐに換金することができます。それでは、つみたてNISAのメリットを見ていきましょう。

 

つみたてNISAのメリット

 

つみたてNISAには、主に次の2つのメリットがあります。

 

1.非課税枠があるので、税金がかからない

 2.厳選された投資信託の中から選択できる

 

それぞれ詳しく解説します。

 

1.非課税枠があるので、税金がかからない

 

つみたてNISAでは、非課税投資枠が毎年40万円を上限として投資信託の購入が可能です。投資信託を保有している間の分配金と、値上がりして売却した場合にかかる利益(譲渡益)にかかる税金が20年間かかりません。通常は、以下の税金がかかります。

 

所得税15%+住民税5%+復興所得税0.315%=20.315%

 

例えば、投資信託が値上がりして10万円の売却益がでた場合、約2万円の税金がかかります。しかし、つみたてNISAを利用していれば、10万円まるごと受け取ることができます。次の図をご覧ください。

出典:金融庁

 

このように、毎年40万円の非課税枠があり、非課税で保有できる期間は20年間。非課税投資総額は最大800万円になります。

 

年間40万円なので、毎月33,000円までは非課税枠で積立投資を行うことが可能です。

 

2.厳選された投資信託の中から選択できる

 

投資信託は全部で6,000本以上あるので、初心者が銘柄を選ぶのは大変です。しかし、つみたてNISAで買える投資信託は、金融庁により厳選された162本です(2018年10月現在)。内訳は以下のようになっています。

 

  1. インデックスファンド 142本

日経平均株価など指数(インデックス)に連動することを目指す投資信託  

  1. アクティブファンド 17本

個別の株式や債券を買付け、指数を上回ることを目指す投資信託

  1. ETF(上場投資信託) 3本

東京証券取引所などに上場している投資信託

 

つみたてNISAでは、インデックスファンドがメインになっています。

 

 

つみたてNISAのデメリット

 

次に、つみたてNISAのデメリットを見てみましょう。

 

1.元本割れの可能性がある

金融庁が厳選している投資信託とはいえ、元本や利益が保証されているわけではありません。運用状況により収益は変わってきます。つみたてNISAでも余裕資金で運用を行うようにしましょう。

 

2.損益通算ができない

つみたてNISAでは、専用のNISA口座を開設する必要があります。NISA口座では、一般口座との損益通算(利益と損失を相殺すること)ができません。証券口座を複数持っていて、NISA口座以外では利益がでて、NISA口座で損失がでた場合でも、NISA口座で損した分を課税対象から引くことができません。

 

初心者にはバランス型投資信託がおすすめ

 

分散投資は、国内外の株式や債券に分けて投資を行っていきます。しかし、「資産配分をどのようにしたらいいか分からない」という疑問がでてくると思います。そんな方には、「バランス型投資信託」をおすすめします。

 

バランス型投資信託とは、インデックスファンドを用いて、国内外の株式や債券などを均等に購入していく投資信託です。例えば、つみたてNISAでも人気が高い「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」を見てみましょう。基本投資割合は以下のようになっています。

出典:三菱UFJ国際投信

 

このように、国内外の株式や債券・リート(不動産の投資信託)の8つに均等配分をしているので、効率的に分散投資を行うことができます。

 

つみたてNISAを始めるにはネット証券がおすすめ

 

つみたてNISAを始めるにはネット証券がおすすめです。最大手のSBI証券を例に見ていきましょう。SBI証券では以下のような特徴があります。

 

  1. 100本以上の豊富な商品ラインナップ
  2. 積立投資は100円から「毎日」「毎週」「毎月」の3コースから自由に選べる

 

1.100本以上の豊富な商品ラインナップ

 

銀行や郵便局などでも「つみたてNISA」を利用することは可能ですが、取扱い本数が限られています。SBI証券なら100本以上の取扱いがあるので、ほとんどの投資信託を購入することができます。

 

2.積立投資は100円から「毎日」「毎週」「毎月」の3コースから自由に選べる

 

SBI証券の積立投資は100円と少額から始めることができます。また、つみたてNISAでは、毎日コース、毎週コースも選べ、基本の毎月コースよりもきめ細かく分散投資を行うことが可能です。

出典:SBI証券

 

 

最後に、つみたてNISAの利用状況を見てみましょう。

 

つみたてNISAの利用状況は?

 

出典:金融庁

 

つみたてNISAは2018年から始まりましたが、利用状況は40歳代以下が約7割と若い世代が多くなっています。

出典:金融庁

 

積立投資金額は金融機関ごとに異なりますが、1万円以下が最多の金融機関もあるなど、少額で始めている投資家も多いことがわかります。

以上のことから、つみたてNISAの「少額からの長期・積立・分散投資」というコンセプトに合致しているのが分かります。

 

まとめ 

 

初心者の方が投資を始めるのは「投資信託による積立投資」がおすすめです。そして、非課税枠が使える「つみたてNISA」を利用するようにしましょう。投資は短期的な値動きに惑わされることなく、長期で資産形成を行っていくという意識が大切です。ネット証券を利用すれば100円からでも開始できるので、まずは少額から気軽に始めてみてはいかがでしょうか。

記事執筆 山下 耕太郎

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