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投資 2019.3.13

【投資コラム】ETFでESG投資を始めよう!代表的な3つの銘柄とは?

 

ESG投資は欧米の機関投資家に広く浸透している投資手法で、投資残高は約2,500兆円。世界の投資額の4分の1を占めるまでになっています。国内でも世界最大の年金基金であるGPIFが2017年から運用を開始しました。

 

この記事ではESGとはどのような運用手法なのか具体的に7つ紹介すると共に、ETF(上場投資信託)を通じてESGに投資する方法を解説していきます。

 

ESG投資とは

 

 

ESGとは、「環境(Environment)」、「社会(Social)」、「ガバナンス(Governance)」の頭文字を取ったものです。ESGの各要素は次のようになります。

⚫️ E=環境

地球温暖化・水資源・環境汚染など

⚫️  S=社会

女性の活躍、従業員の健康と安全への取組みなど

⚫️ G=ガバナンス

取締役の構成、女性取締りの採用、公正な競争など

 

企業への投資判断を行う際にキャッシュフローや利益率などの定量的な財務情報に加え、ESGを考慮する投資手法を「ESG投資」といいます。

 

ESG投資は、世界的に大きな潮流になっています。国際的なESG投資団体であるGSIA(Global Sustainable Investment Alliance)によれば、世界のESG投資残高は約2,500兆円にもなると言われています。

 

ESGの歴史

 

 

ESG投資に弾みがついたきっかけは、2006年に当時のアナン国連事務総長の呼びかけにより、国連環境計画、国連グローバル・コンパクトが中心となって、責任投資原則(PRI)を策定したことです。

 

PRIとは、ESGに配慮した投資を行うことを宣言したもので、欧米を中心に世界中の機関投資家が署名し、現在もPRIに沿った運用を行っています。日本では、公的年金を運用するGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が2015年9月にPRIに署名し、大きな転機となりました。

 

2018年4月時点で2,000近い年金基金や運用期間がPRIに署名していて、運用資産残高は約2,100兆円に達しました。これは、世界の運用会社の過半数、有力な運用会社トップ50の約8割が含まれ、ESG投資が世界的なトレンドになっていることを示しています。

 

出典:GPIF

 

世界のESG投資額

 

 

世界のESG投資額を集計しているGSIAによると、2014年から2016年にかけて世界全体のESG投資額は25.2%増加し、22兆8,900億ドルとなりました。これは世界の投資額の4分の1を占めます。地域別に見ると次のようになります。

 

 

日本の成長率が6689.60%と非常に大きくなっていますが、もともとの規模が大きくなかったことと、2015年にGPIFがPRIに署名した影響が大きいと考えられます。

 

地域別の割合は次のようになります。

 

 

出典:GSIA

 

ヨーロッパが52.6%と過半を占め、続いてアメリカ38.1%、カナダ4.7%となっています。ヨーロッパと北米で95%となり、アジア圏の伸び率は高いものの、投資金額はまだ少ないといえるでしょう。

 

ESG投資の手法

 

 

それでは、具体的にESG投資ではどのようにして企業を選別しているのでしょうか。GSIAでは、ESG投資を以下の7つの手法に分類しています。

 

ネガティブ・スクリーニング

ギャンブル、たばこ、武器などESGの観点で問題のある企業を投資対象から除外する手法。

 

ポジティブ・スクリーニング

ESG評価の高い銘柄のみを選別する。または、投資比率を高める手法です。

 

国際規範に基づくスクリーニング

国連グローバル・コンパクト(UNGC)などESG分野の国際基準をクリアしていない企業を投資対象から除外する手法です。国連グローバル・コンパクトは、世界的に採択・合意された普遍的な価値として国際社会で認められていて、人権・労働・環境・腐敗防止の4分野があります。

 

インテグレーション

投資先の選定にビジネスモデルや財務指標の分析だけでなく、ESG評価も組み込む手法です。

 

エンゲージメント

投資先企業との対話(エンゲージメント)や議決権行使等を通じて、ESGに関する取り組みを促すなど企業行動に影響を与える手法。

 

テーマ投資

環境・社会・エネルギーなど特定テーマに関する企業に投資します。

 

インパクト投資

社会や環境などに対して、課題解決のために地域開発プロジェクトやマイクロファイナンス(貧困者向けの小口融資)を通じて、直接的な解決を目指す手法。

 

 

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ETFを通じてESGに投資する

 

 

世界的に関心が高まっているESG投資にETFを通じて投資することができます。ETFは上場投資信託と呼ばれ、証券取引所に上場している投資信託です。具体的な銘柄を見ていきましょう(2019年2月時点)。

 

1498 One ETF ESG

● 売買単位 :1口

● 株価   :12,050円

● 純資産総額:98億円

● 信託報酬 :0.1404%

● 管理会社 :アセットマネジメントOne

 

FTSE Japan Indexの構成銘柄のうち、FTSEインターナショナルリミテッドの国際基準に沿ったESG評価に基づいて、国内外のESG(環境・社会・ガバナンス)要因への対応力が優れた企業に投資します。構成銘柄および組入比率は年2回(6月・12月)に見直しを行います。ファンドの組入銘柄上位は次のようになります。

 

7203 トヨタ自動車  6.61%
4502 武田薬品工業  3.10%
3382 セブン&アイ 3.04%
8306 三菱UFJ    2.86%
6758   ソニー     2.64%

 

過去の値動きは以下の通りです。

 

 

出典:ヤフーファイナンス

 

1653 ダイワ上場投信―MSCIジャパンESGセレクト・リーダーズ指数

● 売買単位 :10口

● 株価   :1,922円

● 純資産総額:28億円

● 信託報酬 :0.162%

● 管理会社 :大和証券投資信託委託

 

日本国内に上場している株式で構成される「MSCIジャパンESGセレクト・リーダーズ指数」への連動を目指すETFです。国内に上場している代表的な銘柄の中から、MSCIによって選定されたESG評価が相対的に優れた企業により構成されます。ファンド組入銘柄上位は次のようになります。

 

7203 トヨタ自動車 6.75%
6758 ソニー    2.99%
6861 キーエンス  2.73%
8316 三井住友   2.32%
9433 KDDI     2.10%

 

 

出典:ヤフーファイナンス

 

1652 ダイワ上場投信―MSCI日本株女性活躍指数

● 売買単位 :10口

● 株価   :1,953円

● 純資産総額:12.4億円

● 信託報酬 :0.162%

● 管理会社 :大和証券投資信託委託

 

米国の大手指数会社MSCIによって選定された、女性の活躍を積極的に推進する日本企業で構成される株価指数「MSCI日本株女性活躍指数」に連動することを目指すETFです。構成銘柄及び組入比率の見直しは半期ごとに行います。組入銘柄は以下のようになります。

 

7203 トヨタ自動車   5.11%
4452 花王       4.11%
6098 リクルートHD  3.23%
9433 KDDI       3.15%
8766  東京海上      2.65%

 

 

出典:ヤフーファイナンス

 

まとめ

 

 

欧米の機関投資家に広く認知されているESG投資をETF(上場投資信託)で行うことができます。ただ、個人投資家にはまだ認知が広がっておらず、ETFの純資産もまだ少ない状態です。

 

しかし、世界の運用残高の4分1を占め、国内でも2017年からGPIFが運用を開始し、ESGに対する期待は高まっています。今後は、個人投資家にもESG投資が広がり、大きな投資テーマとなるでしょう。

 

記事 山下 耕太郎

 

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