投資信託とは、運用のプロであるファンドマネージャーが運用してくれる金融商品で、次のような特徴があります。

◯複数の銘柄に分散投資できる

◯少額から始められる

しかし、投資信託の数は6,000本以上もあるので、初心者が購入するには注意が必要な投資信託もあります。今回は投資信託を購入する際のポイントと、初心者には危険な投資信託ついて解説します。

 

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投資信託を購入する際に気をつけること

手数料やコストを意識する

投資信託を購入する時にかかる販売手数料を意識している方は多いでしょうが、保有コストである信託報酬や、解約する時にかかる信託財産留保額についても、きちんと理解しておく必要があります。

◯販売手数料(1~3%)

投資信託を購入する時の手数料は、通常、1~3%程度かかります。たとえば、3%の販売手数料の投資信託を100万円分購入すると、手数料は3万円です。

ただ、最近は「ノーロードファンド」という、販売手数料がかからない投資信託も登場しています。

◯信託報酬

信託報酬は、運用するためのコストです。投資信託を保有している間ずっとかかる費用で、年0.5~3%程度かかります。長期で投資信託を保有する場合は一番コスト負担が大きくなるので、なるべく信託報酬が安い投資信託を選ぶようにしましょう。

◯信託財産留保額

投資信託を解約した時にかかる費用です。0.5~1%程度が一般的ですが、無料のファンドもあります。

金融機関でオススメの投資信託を購入しない

銀行や証券会社、郵便局など金融機関の窓口で投資信託を購入する場合は注意が必要です。自分が購入を考えている投資信託の相談をするのは良いですが、窓口ですすめられる投資信託をそのまま買うのは危険です。金融機関も商売なので、顧客のニーズや利益よりも販売手数料の高い投資信託をすすめてくる可能性があるからです。

販売手数料は、投資信託を販売した金融機関の利益になります。きちんと投資信託の手数料やリスクを把握せず、言われるがままに投資信託を購入することは止めましょう。

 

初心者には危険な投資信託3選

初心者には危険な投資信託についても解説します。

①毎月分配型投信

低金利が続く中、人気を博してきたのが定期的に分配金をもらえる投資信託です。分配金をだす回数も、1年に1回、半年に1回など様々ですが、最も人気があるのが「毎月分配型」です。

しかし、毎月分配型投信の分配金は、預貯金の利子のように支払い額が決まっているわけではありません。前回より下がることもありますし、分配金がでない可能性もあるのです。また、分配金をだすことによって元本が減ることもあります。投資信託の分配金には「普通分配金」「特別分配金」があります。

普通分配金とは、投資信託で得られた利益を投資家に還元するものです。一方、運用資産を切り崩して支払う分配金を特別分配金といいます。

特別分配金は、投資信託が運用している資産からだすため、分配金をだすとその金額だけ基準価額(投資信託の価格)が下がります。特別分配金が多い投資信託は、分配金をだすたびに基準価額が下がるので、元本が目減りしてしまうのです。分配金を受け取っても、元本が目減りしているのでは意味がありません。

基準価額が大きく下がっているような投資信託は、注意が必要です。

②テーマ型投信

テーマ型投信とは、AI(人工知能)やバイオ、環境など特定のテーマに絞った投資信託。その時に注目されているテーマなら販売しやすいので、同じようなテーマ株投信が複数設定される傾向があります。

テーマ型投信の注意点は、次の2点です。

◯そのテーマ株しか買付けできない

テーマ型投信は、そのテーマに関連する株式しか買付けできません。少数の銘柄に集中投資して銘柄が絞られているので、値上がりするときは大きく上昇しますが、値下がりするときは大きく下落するリスクもあるのです。

また、相場環境が悪いときでも、保有銘柄を売却したり、購入を見送って現金比率を高めたりすることもできませんハイリスク・ハイリターンの投資になるので、初心者は注意が必要です。

◯テーマ型投信が募集されるときは株価が割高になっている

人気が高いテーマの投資信託が募集される時は、関連銘柄の株価が割高になっているこがあります。多くの運用会社が同じようなテーマで投資信託を設定するので、後から設定された投資信託は、株価が上がった銘柄を購入することになるからです。テーマに関連した株が大きく値上がりしているときは、慎重な判断が必要です。

③新規設定の投資信託

日本人は、家電製品でも自動車でも新しいものが好きで、投資信託でもその傾向は変わりません。毎年、何百本もの投資信託が新規に設定されています。しかし、新規設定というのは、テーマ型など人気がある投資対象で組成されることが多くなります。新規設定の投資信託を次々と設定してお金を集めることが目的となっているケースもあるのです。

初心者が、実際にどのような運用が行われているのかわからない投資信託を購入することは危険です。少なくても3~5年程度の運用実績がある投資信託を選ぶようにしましょう

モーニングスターのサイトで過去のリターンを確認できるので、参考にしてみてください。

 

初心者が投資信託を選ぶポイント

それでは、初心者はどのような投資信託を購入すれば良いのでしょうか。

投資初心者はインデックスファンドがオススメ

インデックスファンドとは、指数に連動する投資信託のことです。とくに日経平均株価やTOPIXなどの株価指数に連動するファンドが人気です。インデックスファンドには、次の3つのメリットがあります。

◯コストが安い

インデックスファンドは、販売手数料のかからないノーロードファンドがほとんどです。また、指数に連動する運用をするので、個別銘柄を選択する手間がかかりません。その分、運用・保有コストである信託報酬も安い傾向にあります。

◯値動きがわかりやすい

日経平均株価やNYダウなどの株価指数は、テレビや新聞などで目にする機会が多いので、値動きがわかりやすいというメリットがあります。また、指数は幅広い銘柄で構成されているので、値動きが比較的安定しています。

たとえば、日経平均株価に連動するインデックスファンドなら、日経平均株価に採用されている225銘柄に分散投資しているのと同じ効果があります。多くの銘柄に投資しているので、安定した値動きになります。

分配金をださない投資信託は複利効果がある

投資信託は、基本的に中長期で保有する金融商品です。成績が良好なら、分配金を受け取らない方が複利効果は大きくなります。複利効果とは、運用で得た利息や収益を再投資することで、利息が利息を生んで資産が膨らんでいくことです。

短期間では大きな差がなくても、長期になればなるほど複利効果は大きくなります。小遣いや生活費の代わりに分配金を受け取っても良いのですが、資産を増やすという点から考えると、分配金をださない投資信託を選んだ方が有利です。

 

まとめ

今回は初心者にとって危険な投資信託について解説しました。危険といっても必ず損するということではありません。手数料や運用方針などきちんと仕組みを理解しておかないと、思わぬコスト負担や損失がでる可能性があるということです。

とくに、銀行や証券会社などですすめられるままに投資信託を購入するのは止めましょう。今回の記事で注意点を把握し、自分で投資判断して選ぶようにしてください。

 

記事 山下 耕太郎

 

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