新型コロナウィルスの影響が世界中に及び、人的交流や経済活動にも大きな打撃を与えています。そして世界各地の株式市場では混乱が生じ、株価の暴落が起こっているのです。

ここまでの株価暴落は、いわゆる「リーマンショック」による株価暴落以来のものです。そのため最近株式投資を始めたいわゆる「投資初心者」の方たちにとって、未経験の暴落になっています。また、つみたてNISAやiDeCoで株式投資を始めた方も初めての経験です。そのため多くの方は「株式投資を止めるべきか」「暴落したから株式を買っていくべきか」「株式投資を続けても大丈夫だろうか」など、対応に迷っています

ところが株式投資において「売る」「買う」、そして「様子を見る」のいずれの判断でも間違いではありません。なぜなら、どの投資法でもメリットがあるからです。さらに重要なことはどの手法でも良いので、投資家として株式市場に関わり続けることなのです。

そこで今回の記事では、コロナショックによる株価暴落での様々な対処法を解説します。そしてそれら対処法のメリット・デメリットを解説します。最後までお読みいただければ、混乱する株式市場を乗り切るヒントを得られます。ぜひ、最後までご覧ください。

 

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コロナショックで経済が止まり株式の信用度が落ちた

はじめに、コロナショックによる株価暴落についておさらいしてみましょう。新型コロナウィルスの流行は、2019年12月ごろから中国武漢市で原因不明の肺炎患者が出たことから始まりました。そして2020年に入り、この肺炎が新型のコロナウィルスによるものだと分かったのです。

発生当初、世界各国は中国国内だけの問題と軽視していました。ところが2月に入り、世界中で患者が増え始めたのです。この状況に対処するため、各国で渡航の制限が発令され、国内での人的交流も制限しました。

人的交流が急減したため、世界中の経済活動が鈍ってしまいました。当然ですが企業の業績にも打撃を与えるため、株式を売る方が急増したのです。こうして世界の株式市場がそろって暴落しました。

経済の停滞が長引けば経済的損失が拡大する可能性

この経済停滞は新型コロナウィルスの治療が確立し、流行が落ち着くことで解決できます。ところが解決が長引けば経済停滞が長期化し、資金繰りが悪化した企業の倒産が出ることに不安視されているのです。したがって当面の間、株価の低迷した状態が続くと予想されています

個人投資家が迷うコロナショックへの対処法は「自分で決めた方法」で良い

このような経済環境で株式の長期保有を目指す個人投資家は、どのように行動すればよいのでしょうか。原則としては「投資先を見直す」ことと、「投資家として株式市場に関わり続ける」ことです。そしてその原則に合っていれば、自分で方針を決めれば問題ありません。

「何もせずにホールド」暴落を気にせず動じないことが基本的対処法

ほとんどの個人投資家は、株価が暴落しても何もする必要はありませんすでに十分に信用できる企業として株式投資をしているのであれば大丈夫です株価が暴落する相場では、企業価値やブランドといった理由に関係なく株式を売る方が多くなります。そのためどうしても株価は下落してしまうのです。

良い企業であれば株価は必ず戻る

どうしても株価の暴落が気になってしまう方は、投資先企業について調べ直すことをお勧めします。直近の四季報や企業のホームページを見て、場合によっては投資先のIR担当に問い合わせることもお勧めです。

私の過去記事です。含み損を抱えてしまっても良い企業であればいずれ株式市場が評価します。

【投資コラム】株価が下落した時の不安を解消する方法~間違いない投資先なら株価は戻る

積立投資(つみたてNISA・iDeCoなど)は投資を続けなければ意味がない

近年、少額の個人投資家を増やす政策として「つみたてNISA」「iDeCo」といった制度が始まりました。これらの制度で株式投資を始めた方にとって、暴落相場は初体験です。しかし株価が低迷している時こそ、つみたてNISAやiDeCoは力を発揮します。なぜなら同じ金額の積立にも関わらず、より多くの株式を買うことができるからです。

一方で株価暴落を理由につみたてNISAやiDeCoを止めてしまうと、高値掴みした株式ばかりになってしまいます。これでは積立投資をする効果が大幅に下がってしまいます。したがって積立投資をしている方は、相場を気にせず淡々と投資を続けてください

「暴落は買いのチャンス」だがいつ買うのかが問題

ところが、株式を買うにしても問題が残ります。それは「どこまで株価が暴落するのか?」です。株式投資の世界では「落ちるナイフをつかむな」という格言があります。これは株価の暴落中は投資せず、落ち切ったことを確認してから投資すべきだという意味です。

その一方で「株価の底」を見極めるのは簡単ではありません。なぜなら多くの場合、株価の底は後になって分かるものだからです。では、どの時点で株を買うチャンスだととらえるべきなのでしょうか。

「時間の分散」でリスク管理する

暴落時に株式投資を進める場合、「時間の分散」というリスク管理法を活用することをおすすめします。まず自分が株式投資に使える金額を決め、投資に使える金額を4等分以上に分割するのです。そして分けられた予算を数か月単位の投資資金として、株式投資をします。この方法であれば早く投資し過ぎることを防ぎながら、どこかの時点で底値になっても投資している可能性を上げることができるのです。

経済停滞が長期化する可能性を考慮した企業を選ぶべき

また暴落時の株式投資では、その後に不景気が続くことも考慮すべきです。したがって、投資先の選び方にも注意が必要になります。できるだけ財務状態が良く、極度な低迷に陥らないビジネスの企業への投資がお勧めです。

私の過去記事です。低評価で財務が健全な事業は、リターンも大きいとされています。

【投資コラム】損しないための株式投資~投資指標を活用してリスクを減らそう!

「損切り」精神的に耐えられないときはすべき

 
株価が暴落する局面では、株式を売るという選択肢も悪くありません。株価が下がっても気にする必要はないのですが、どうしても気になってしまう可能性があるからです。もし以下の理由で株価暴落が精神的に厳しいと感じた場合は、いったん売却することも検討してください

 

【株価暴落が苦痛になる理由】

・投資先の選び方に間違いがあった

・株価暴落リスクに耐えられない金額を投資していた

 

新型コロナウィルスの経済停滞が致命的になる企業も撤退

新型コロナウィルスの経済停滞は、突然起こったものです。そして経済が停滞すると、お金の流れが大きく変わることがあります。したがってこれまでは順調と思われたビジネスであっても、衰退する可能性があるのです。もしこの度の経済停滞が致命的だと断定できる企業に投資していたのであれば、株式を売ることを迷う必要はありません

一度撤退して本当に投資すべき企業を再考する機会

長期保有が前提であっても、一度株式を売ることにはメリットがあります。それは、自分の投資を見直すことができることです。株式投資は、投資先企業を信頼できないと続けることはできません。さらに株式投資は、生活の緊急時でも不要のお金を使ってするものです。

もし株価が暴落しただけで投資先を不審に思い、家計を圧迫するのであればこれを機会に自らの投資計画を練り直されることをお勧めします

売ったお金でさらに良い企業に投資し直すことも良い

暴落時に株式を売ることには、もう1つメリットがあります。それは投資できる資金が増えることです。暴落での売却は損失が確定していますが、売却で得た資金で新たに投資することができるのです。株式市場が崩落しているときは、誰もが間違いないと思う優良企業の株式が思わぬ安値になっていることがあります

したがって株価暴落の局面では自らの投資法や投資先を見直し、さらに良い企業に乗り換えることも良い選択肢です

売った後に株価が上がることは受け入れざるを得ない

ただし暴落時の株式売却には、デメリットがあります。それは売った後に株価が戻る(上がる)ことです。多くの企業は健全なビジネスをしており、簡単に倒産するようなことはありません。私の過去記事を参考にして、株式を売った後に株価が暴騰する可能性があることも考慮してください。

【株式投資の失敗談】投資先を信じて待つことの重要性

社会に必要な企業は株主として見守ることが株式投資の本質

今回は新型コロナウィルスの影響による株価暴落への対処法について解説しましたがいかがでしたでしょうか。今回の記事のポイントは以下の通りです。

 

・新型コロナウィルスの影響で世界経済が停滞してしまった

・経済の停滞による不安が株式市場を直撃した

・投資家は株価の下落を気にする必要はない

・株価暴落を理由に積立投資を止めてはいけない

・慎重に資金管理をすれば株の「バーゲンセール」に飛びついても良い

・株式を売却して自分の投資を見直すことも良い

 

株式投資をしていると、どうしても株式市場という相場と付き合わなければなりません。しかし株式投資とは企業の所有者になって、企業とともに苦楽を乗り越えることなのです。新型コロナウィルスの問題解決に、世界中が力を注いでいます。皆さんも「いつか解決できる」と信じて、株式投資を続けられることを願っております。

「※投資はあくまでも自己責任となります。利益を保証するものではありませんので、ご注意ください。」

記事 湯川 国俊

 

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