2016年は金庫がバカ売れ?!~マイナス金利の正体とは~

こんにちは。
マネカツ運営局の宮田です。
今日は、
本日2016.4/22の日経新聞にも取り上げられていた
”マイナス金利”についてご紹介します。
ところで今、地方のホームセンターで”金庫がバカ売れしている”
ことをあなたはご存知でしょうか?
実はこれもマイナス金利が関係しているのです。
そもそもこのマイナス金利ってなんなの??
と思われているあなたにピッタリの内容です。
まとめだけ見て頂いても「明日つかえるマメ知識!」になってます。
それでは、どうぞ。
【まとめ】
マイナス金利とは
- 民間銀行が日本銀行に預けている資産にマイナスの金利がかかる仕組みのこと。
- 仮に預金100万円で1.0%のマイナス金利だと1年後に100万円→99万円に。
- 目的は民間銀行が積極的に企業や個人にお金を融資する仕組みを創ること。
- 民間銀行の主なお金貸し先は3つ→日本銀行・企業・個人
- 日本銀行に預け入れるお金を減らして、企業・個人に積極的に融資を!
- 直接的に個人の預金に影響はない。
- ただ、これから間接的に個人の預金にも影響が出てくる可能性がある。
- それを見越した消費者が“金庫”で銀行預金からたんす預金にシフト!
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【マイナス金利】
マイナス金利とは民間銀行が日本銀行に預けているお金に対して、
マイナスの金利がかかる制度のこと。
どういうことかというと。。。
仮に、あなたが金利マイナス1.0%のマネカツ銀行に100万円預けていた場合、
1年間で100万円が99万円になってしまいます。
この預けているだけで資産が減ってしまう仕組みを
民間銀行と日本銀行に適用したものが
マイナス金利政策です。
ではなぜ日本銀行はこのマイナス金利政策を実施したのでしょうか??
【マイナス金利の目的】
この制度の目的は2つあります。
- ”民間銀行が企業や個人への融資を増やす”こと。
- それにより”日本経済の活性化”を促すこと。
民間銀行は主にお金の貸し先(預け先)として、日本銀行・企業・個人の3つがあります。
先ほどの例のように、金利がマイナスだと、
民間銀行の資産は、日本銀行に預けているだけで減ってしまいます。
なので日本銀行に預け入れるお金を減らして、
より多くのお金を企業や個人に貸すようになります。
そうすると、企業は事業を拡大したり、個人は住宅ローンを活用しやすくなったりと、
自然に日本の経済が活発化しますよね。
この経済の流れを意図的に創り出すことがマイナス金利政策の目的です。
【金庫がバカ売れ×マイナス金利】
それでは実際になぜ金庫がバカ売れしているのでしょうか??
ちなみにマイナス金利は直接的には個人の資産に影響を及ぼしません。
答えはこうです。
“銀行預金からたんす預金に移行する消費者が増えた”から。
もし、あなたの預金にも間接的にマイナス金利の影響が出てくるとしたら。。。。
どうでしょう??
「このまま銀行に預けておくよりも、金庫などで自宅で保有しておいたほうがまだいい」
と考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。
民間銀行も日本銀行に全くお金を預けないわけにもいかないので、
個人の預金から管理手数料などを取る、などでカバーしてくる可能性も出てきます。
長期的に個人の預金に全く影響がないことは考えにくいので、
このような金庫がバカ売れする状況になったと考えられますね。
“金庫×マイナス金利のカラクリ”はいかがでしたでしょうか??
金庫だけでなく、住宅ローンもマイナス金利によって受注が激増しています。
すこしでも経済のニュースに興味をもってみると、
あなたも面白い発見ができるかもしれませんよ?!?
まずは日経新聞の興味がありそうな記事から
毎日少しずつ読んでみることをおすすめします。
もう少し詳しく知りたい方はこちらからどうぞ。
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