お金が貯まらない人の特徴!

無駄遣いしているつもりはないのに、なぜかお金が貯まっていかない。気づいたら収入の割には貯蓄が少なかったという人も多いかもしれません。そこで今回は、お金が貯まらない人の特徴をまとめてみました。お金が貯まらない人の特徴を理解して、老後に備えて堅実に貯蓄・投資していける習慣を上手に身につけていきましょう。
目次
無駄遣いしていない“つもり“になっていませんか?
「無駄遣いしていないのにお金が貯まらない」という人の多くは、「無駄遣いしていない”つもり”」になっている可能性があります。まずは無意識に行っている、毎月の「無駄遣い」の実態を洗い出してみましょう。
▼無意識の無駄遣いを洗い出す方法
何も無駄遣いをしていないという方は、ぜひ一度冷蔵庫とクローゼットをチェックしてみてください。冷蔵庫の中に消費できずに腐らせてしまった食材はありませんか?安いからと言って大割引品を量に買い込み、結局余らせてしまっていないでしょうか。
またクローゼットの中には、セール品がタグつきのままで眠っていませんか?セールだからと飛びついてしまい、得をした気分になっていたとしても、着なければ結局は無駄遣いになってしまいますのでご注意を!
▼お金が貯められない人の特徴その1
お金が貯められない人の特徴のひとつは、セールや安売りに弱いことです。その場では安く買えたことに満足していても、不要な物まで買ってしまうことがあります。今買わなければ損をするといった危機感にかられる方も要注意です。不要な買い物は時間もお金も失うことに。本当に必要かどうか、よく考えてから買うようにしましょう。
またポイントが少し貯まったので、使わなければ損をすると思い込み、必要のないものまで買ってしまう方もいます。お店の思惑や「お得感」に惑わされないようにしましょう。
家計簿をつけることで意識が変わる
「お金がない!」と嘆いている方の多くに共通するのが、「家計簿をつけていない」ということ。家計簿をつければ、何にいくら出費したのか、家計の状態が一目瞭然なので、ぜひ家計簿をつけてみてください。
▼家計簿をつけることが重要な理由
家計の支出は、大きく固定費と変動費の2種類にわけられます。固定人は住宅ローンや医療費、子供の教育費、税金、保険など、生活する上で一定額を払わなければならないものを指します。一方、変動人は食費、雑費、レジャー費、ガソリン代など、月によって支出額が変わるもののことをいいます。
一般的には変動費のほうが節約しやすいといわれています。何にいくら使っているのか、また固定費や変動費にいくらかかっているのか、給料からいくらくらいマイナスなのかなどを管理するためにも、家計簿をつけるのがおすすめです。
▼変動費の節約方法
例えば食費は外食代やおやつ代などが節約できます。外食を控えるほか、おやつは手作りのものをたくさん冷凍しておくのがおすすめです。
またガソリン代は、近隣への移動に車を使わないことや、車のタイヤが磨り減って燃費が悪くなっていないかをチェックすることで簡単に節約が可能です。
家計簿をつけることで、こうした無駄がはっきりと数字で把握できます。家計簿の記入や計算が面倒だという方は、レシートを項目別に分けて取っておきましょう。
安物買いの銭失いになっている
「無駄遣いしていない”つもり”になっていませんか?」でもご紹介したとおり、お金が貯まらない人にはセール品や安いものに弱いという特徴があります。「とにかく安いものを」と機能性やデザインではなく、値段に惹かれて買ってしまうことが日常化してしまっていませんか?
▼安いものにはワケがある
ごく一部の掘り出し物を除き、安いものは「値段相応」のものが多い傾向にあります。安いからと飛びついてしまったものの、すぐに壊れてしまっては、結局修理代にお金がかかってしまう結果に。安いものに飛びつきそうになったら、「安いものにはワケがある」という言葉を思い出してみるといいかもしれません。
▼保証がついたほうが安くつくことも
また車や電化製品などの高価なものは、新品で購入すれば保証がついてきます。後で問題が起こったときのことも頭に入れ、ある程度の支払いは惜しまないようにしましょう。しっかりとした商品を手に入れれば、長期間使えて元が取れますよ。
▼大切なのは値段より価値
安いものの大きな魅力は、何といっても価格にありますが、それが他の魅力を見えなくしてしまう場合もあります。大切なのは「長く使えるか」「購入に値する価値があるか」ということ。本当に必要なものなのか、ほかにいいものはないかを心のなかで問いかけるようにすると、購入を思いとどまれるかもしれません。
年収が多くても浪費してしまう
いくら年収が多くても、浪費癖があったり貯金する習慣がなかったりすると、お金が溜まりにくくなります。年収はそこそこあるのに貯金がまったくないという方は、財布の紐がゆるいことが原因かもしれません。
▼浪費癖があるかどうかを確認する方法
日々の生活の中で浪費に繋がっていることがないかを振り返ってみましょう。例えば以下のような習慣がついていませんか?
・毎日好きなシャンパンやワインを開ける
・仕事仲間と週に何度もランチに出掛けてしまう
・月に何度もゴルフへ行く
・周りの目を気にして季節ごとにブランド服を揃える
・トレーニングジムや料理教室など、習い事をいくつもしている
・便利だからとコンビニに立ち寄ってしまう
…こうした使い方に心当たりがあれば、浪費癖がついている可能性があります。生活水準を変えずお金を貯めるのは無理難題。しかし、一度就いた習慣はなかなか抜けないものです。
そんな時は絶対に削れないものを消去法で除いていき、最後に残ったものを思い切ってやめてみましょう。またコンビニや買い物、食事をせずにまっすぐ家にかえるのもおすすめです。わずかな額かもしれませんが、預金ができるようになれば、もっと貯めたくなるものです。最初からすべての浪費をやめるよりも、できるところから少しずつ節約していきましょう。
またクレジットカードで買い物している場合も、無意識に使いすることがあるので注意が必要です。特にリボ払いに設定している場合は気を付けましょう。
▼夫婦で浪費癖がある場合
もしご夫婦で浪費をやめたいのなら、それぞれひとつずつやめてみてはいかがでしょうか?「今月はこれだけ貯められた!」と通帳を見せて話し合えば、貯めた喜びを共有でき、浪費癖を直しやすくなります。目標を定めてがんばりましょう!
「金は天下の回りもの」といいますが、実際はジッと待っていてもお金は回ってはきません。自分ではしっかりやりくりしている気になっていても、見落としてしまっていることがあるかもしれません。レシートを分け、家計簿をつけ、現実としっかり向き合いましょう。
ただ、頑張りすぎないことも大切です。お金を貯めるために色々なことを我慢しすぎてストレスを溜め込んではいけません。妥協できることは妥協し、気持ちに余裕を持ちながら、緩めの節約を心がけていきましょう。