【FP監修】苦手な人ほど実践してほしい!どんどん貯金が増える最強節約術

日々の生活において、ちょっと意識や視点を変えるだけで誰でも簡単に節約ができて、節約した分だけ貯金が増えていきます。知らなきゃ損の情報を今回はたっぷりとご紹介いたします。可能なものは、早速今日からでも実行していきましょう。
効率良く節約するための考え方とコツ
先入観を捨てる
まず、自分はお金を貯めることができないなどを思っている方がいる場合は、いますぐにその考えは捨てましょう。思い込んでいると考えや行動がその動きに勝手に向かっていってしまいます。実際の節約の方法などはこれからご紹介しますので、まずは今の先入観を捨てることが重要となります。
誰でも貯金できる
節約は誰でもいつでも開始できます。節約を始めた段階で貯金されていくことになります。節約は日々の生活から誰でもできることになりますので、貯金は誰でもできることになります。
特別な方法はない
節約するのに特別な方法はありません。方法や情報を知らなかったということだけであり、その内容に特別なものはなく、得た情報をただ実行に移すだけです。
貯金と収入は無関係?
収入が少なくても貯金を行うことはできます。節約方法を学んで、自分のお金のルールを作り、実行すれば必然的にお金が貯まる仕組みができあがります。
給料日になったらすぐに貯金する
お金があるときに貯金するというのではなく、給料日には使う分だけ他の口座に移動させるか、もしくは貯める分だけ他の口座に移動させるようにしましょう。お勧めは、お金を貯める口座を別に作成して、給料日に貯める分だけそちらに移動させるという方法です。貯金用口座の残高が増え続けると、見るたびにモチベーションが維持できます。
予算を決めておく
毎月発生する支出などについて、あらかじめ予算を決めるようにしましょう。毎月発生する支出、毎年など定期的に発生する支出、冠婚葬祭など緊急時に備える貯蓄などから予算を決めておく必要があります。もし、毎月どのような支出があるか把握できていない場合は、まず家計簿などを利用して現状の支出を把握してから予算を検討すると良いかと思います。
家計簿を活用して収支を管理する
今は、パソコンや携帯向けの無料の家計簿ソフトなどが数多くあります。レシート撮影やAIによって記帳が簡単になっているものもあります。手書きのほうが好きという方は、もちろん手書きでの管理でも問題ありません。決めた予算どおりになっているか確認するためにも家計簿で管理することをお勧めします。また、家計簿で管理しはじめてから、支出の状況など予算を決めたときと状況が変わった場合は、定期的に予算を見直すようにしましょう。
節約の第一歩は固定費の見直し
節約で一番結果が出やすいのは、やはり固定費の見直しです。毎月発生する支出について節約することができれば、その分を毎月貯金に充てることができます。毎月の固定費は色々とありますので、各々少しずつでも節約できれば全体では大きな金額になってきます。
借金返済を最優先にする
もし現在借金があるようでしたら、節約したお金で借金を1日も早く返すようにしましょう。借金の利息ほど無駄なものはありません。
還元率の高いクレジットカードを選ぶ
クレジットカードを利用するのであれば、ご自身が日々利用するシーンに当てはめてカード会社や種類とを比較して、ポイントなどの一番還元率が良いものを選ぶことをお勧めします。できることなら、年会費は無料のもので!ちなみに、クレジットカードは何枚ぐらい所有していますか?
アンケート調査ですと2枚持ちが23.7%と1番を占めています。ちなみに1枚持ちが22.4%、3枚持ちが21.0%となっています。基本はメインカードとサブカードという位置づけで管理されています。サブカードをもつ理由は人によって様々です。無理して2枚にする必要はありませんが、利用するシーン(お店)を考えて2枚のほうが還元率として得するようでしたら2枚持ちも良いかと思います。
出典:株式会社ジェーシービー「クレジットカードに関する総合調査」2017年度
https://prtimes.jp/a/?f=d11361-20180216-8190.pdf
支払い方法でリボ払いは選択しない
クレジットカードの支払でリボ払いを選択できますが、かなりの手数料がとられていることをご存知でしょうか?
使われている方は、毎月少しずつ支払っているため気が付いていないかもしれません。カード利用明細にあるリボ払いの手数料率を確認してみてください。高額の手数料を払っていることに気がつきます。節約や貯金の観点からも、極力リボ払いは利用しないようにしましょう。また、契約によっては自動でリボ払いになっている場合もありますので、気になる方は確認することをお勧めします。
申請しないと受けられない制度を知っておく
国や自治体などに申請すると補助金などがもらえる制度があることをご存知でしょうか?色々なものがありますので、インターネットなどで調べて、「こんな制度があるんだ」ということだけでも頭の片隅に入れておくとよいでしょう。
知っていると知らないとでは大きく違います。一部ご紹介しますと、病気やけがをされた時の「高額療養費制度」や「傷病手当金」、出産時の「出産育児一時金」、省エネリフォームや高齢者向けの住宅改修の場合の「すまい給付金」や「住宅省エネリノベーション促進事業費補助金」などがあります。
公共施設・サービスを利用する
住んでいる地域の公共施設などをうまく利用するのもお金の節約につながります。図書館やスポーツジムは既に利用されていたりするかもしれませんが、それ以外にも、市民葬などの公営斎場の利用や地域健診もありますので是非お住いの地域の施設を調べてみてください。
すぐに効果が出る!固定費の節約術
住宅関連費用を節約する
住宅をお持ちでローンを組まれている方、賃貸に住まれて毎月賃料を支払われている方、どちらの方も毎月の支出としては、大きな割合を占めているかと思います。毎月発生しているからこそ、見直しを行い少しでも安くすることができれば節約につながってきます。
住宅ローンを見直す
「借り換え」という言葉は聞いたことありますか?今組まれているローンよりも総支払額が少なくなるなど「自分にとって有利なローン」に変更することを言います。ローンなんてどの銀行もあまり変わらないだろうと思っておられませんか。借りた当初ではそうであったかもしれませんが、時代が変わると話は別です。
まずは、現在組んでいるローンと今販売されているローンとを比較してみてください。月数千円安くなる程度では、借り換えの手間が面倒と思いやらない方が多いですが、月4,000円安くなったとしたら、年間48,000円となり、30年で144万円にもなります。
駅から少し離れた物件で家賃を抑える
賃貸にお住まいの方は、更新時期などは家計を見直すいい機会だと思います。道路や川を挟んだ向かい側に引っ越すだけでも、築年数や部屋の間取りなどはほとんど変わらずに、家賃が数千円違う場合もあります。
住宅ローン同様に毎月数千円変わると1年や数年、数十年でみますとかなりの金額となります。すでに住んでいる地域だからこそ、地域性も分かってきているため、家賃を抑えるための物件探しは効率よくできるのではないでしょうか。
保険料を節約する
保険は昔加入したままという方が多いのではないでしょうか?保険を販売される方にある程度自分の希望を伝える、もしくは質問に答えて勧められた保険に加入している場合、必要以上の内容が保障される契約になっていることがあります。
必要な分だけ契約する
いま自分が加入している保険について、いつまでどの程度の保障がついているかわからない方もおられます。しかし、分からないままですと、何か起きたときに受け取るべき保険金や給付金が得られない可能性があります。
このような場合、請求しないで損をすることになります。加入当時は説明を受けたかもしれませんが、月日が経つにつれて忘れてしまいます。生活環境も変わっていきますので、1年に1回のペースで保障内容の確認して不要なものがないか確認し、必要があれば契約を見直すことをお勧めします。
ネットで申し込む
インターネットで手続きすると割安に保険に加入できる保険会社もあります。どこの保険がどれくらい安くなるか分からない方は、保険の一括見積などを活用して、まずはいろんな保険会社の見積を取得し、検討するのが良いかと思います。
セールストークを真に受けない
保険を販売される方が紹介する保険は、希望を満たす保険内容になっていますが、過剰な保障が付加されている可能性があります。つまり、それだけ保険料が高くなるということになります。
販売される方は商売でされているのでお客さんの要件を満たしつつも少しでも売上をという気持ちがあります。その点は気を付けてください。「ないよりは、なんかあったときのためにあったほうがいいですから」という言葉に「そうですよね」とすべてを真に受けないようにしてください。
通信費を節約する
毎月の携帯電話料金が支出の中で大きな割合を占めている方もおられるのではないでしょうか。こちらも契約内容を見直すことにより節約できる見込みがあります。
格安SIMを使ってスマホ代を安くする
毎月ご自身がどのくらいの通話料、通信料を支払っているか把握されていますか?契約内容ほど利用していない方も少なくないようです。つまり過剰な契約内容になっているということです。
あまり使っていない方ほど契約内容もそのままの方が多い傾向がありますので、まずは現在の契約内容を確認してみてください。いまは、格安SIMなどのサービスも多く、利用すればスマホ代金も大きく節約できます。
有料アプリ・オプションは使わない
携帯購入時、機種変更時に値段を安くしてもらうために、いくつかのオプションをセットにして契約することがあります。契約時に、明日以降に解約していただければ問題ありません、もしくは1ヶ月後、1年後には解約していただいても解約料など発生しませんと説明を受けますが、そのままの状態にしている場合があります。
月々100円ほどのため、気がつかない方もいます。最近では、毎月の請求書が郵送でない方も多く、契約内容確認ができず、インターネット等でわざわざ確認しないと気が付く機会がありません。不要なオプション契約があるかもしれませんので、確認してみましょう。また、アプリについてもできれば有料アプリは使わず無料アプリを使うようにして毎月の通信費を節約しましょう。
電力会社の見直しで電気代を節約する
電力自由化に伴い電力会社を選べる時代になりました。同じサービスのままでも、電力会社によって金額が異なります。また、様々な会社がサービスを提供しているので、他の契約と合わせることにより付加価値を得ることができることもあります。
塵も積もれば山となる!日々の生活で実践できる節約術
車関連費用を節約する
ガソリンはセルフで入れる
同じガソリンでもセルフで入れるだけで同じ地域でも1リットルあたりの単価が違います。初めてセルフを行うときは緊張したりますが難しいことではありませんのでセルフで入れるようにしましょう。
燃費を意識する
今乗っている車でも燃費を意識した運転を心がければかなり結果が変わってきます。運転においては、急発進、急停車をしないことや、走行中の速度は一定に保つがあります。日々のメンテナンスにおいては、空気圧をこまめにチェックし、適正値を保つようにする。余計な荷物を積んだまま走行しない。このような内容を実行すれば車の燃費は変わってきます。
可能であればマイカーを諦めてカーシェアリングを利用する>
実際1ヶ月に何回ぐらい車を利用することがあるか、また、実際に本当に車でなくてはいけなかったのはそのうち何回ぐらいかなど見直してみてはいかがでしょうか。車は所有するだけでもお金がかかります。必要時のみ利用するレンタカーやカーシェアリングを利用したほうが安くなる場合も多々あります。
水道代を節約する
日々の生活で利用することの多い水道ですが、利用することが多いだけに少しの心がけでかなりの節約となります。たとえば、トイレの「大」「小」を使い分けるにようにしたり、お風呂のシャワーヘッドを節約用に交換したり、お風呂の湯舟の水を洗濯に使ったりするなどしていきましょう。
電気代を節約する
今の生活において電気を必要としているものがかなり多くあります。それだけ電気代がかかるものがあるということになります。節約する、しないで金額に大きな差が出てきます。実際にどのようは方法があるのか説明していきます。
家電を効率の良いものに買い替える
10年前の電化製品は今でも問題なく使えるものがほとんどかと思います。機能的には問題ないかと思いますが、同じ機能の商品でも消費電力が大幅に減っているものもあり、節約面で買い替えを検討していいかもしれません。最新の電化製品の消費電力によっては、数年間使用することを考えると買い替えたほうが安い可能性があります
冷蔵庫は設定温度とスペースを意識する
冷蔵庫は電源がずっと入っていますのでずっと電気代がかかっていることになります。使い方を見直せば電気代を大きく節約できます。まずは、温度設定を夏は「中」、冬は「弱」と季節によって変更するようにしましょう。
また、冷蔵庫の中に物を詰め込みすぎますと、冷気の循環が悪くなってしまいますので、無駄な電気代がかかってしまいます。冷蔵庫の中は半分ぐらいを目安に物を入れるようにしましょう。そして、冷蔵庫の設置位置なのですが、冷蔵庫も放熱しますので、壁からある程度離して放熱スペースを確保するようにしましょう。
炊飯器の保温機能を使わない
炊飯器の保温機能は便利なのでつい使ってしまいますが、保温機能は結構電気代がかかります。毎日の積み重ねで結構な金額になってしまいますので、炊き終わったら保温は切るようにしましょう。
エアコンの代わりに安価な快適グッズを使う
エアコンの冷房の設定温度を1度あげるだけでも電気代はかなり節約できます。環境省も冷房温度を28度にすることを推奨しております。エアコンを28度に設定していくためにも快適グッズを利用していくのが良いかと思います。洋服では冷感インナー、布団では冷感マット、枕カバー、毛布など、また外気の熱気を遮断、また部屋の冷気を外に逃がさないように遮熱カーテンなどを利用するのをお勧めします。
食費を節約する
節約するなかで食費が一番カットしやすいと言われております。それだけ、いろいろな節約方法があるということになります。
コンビニや自動販売機は利用せず水筒を持参する
サラリーマン・OLが平日1日1本150円として1週間で750円、1ヶ月で3,000円、1年間で36,000円となります。家からティーパックでお茶を作って持っていった場合同じ量ですと1ヶ月で1,000円もかかりません。1年間で20,000円以上も節約できることになります。
安くなる時間帯に買い物する
お店には毎日サービス時間帯なるものがあるかと思います。同じ買い物をするのであればやはりお得な時間帯を利用するのがいいのでぜひとも活用しましょう。
予め買うものを決めておく
お店に行ってから買うものを考えていますと、ついつい余計なものを買ってしまいます。お店側も買ってもらうようにいろいろ考えています。必要以上のものを買わないようにお店に行く前に買うものリストを作成しましょう。リスト以外のものを買わないようにすればよいだけです!
水の無料サービスを利用する
スーパーなどに設置されている無料の水のサービスですが、水をもらいに行き来する手間があります。ペットボトル代などがかかることもありますが、手間をかけるだけ節約に効果がありますので興味があれば利用してみてください。
酒・たばこを控える
収支を管理しはじめると、酒・たばこなどの嗜好品の出費が多いことに気が付きます。なくすことは難しくても節約のために減らすことはできると思います。1日の目標もしくは1週間の目標などを設けて管理することによって節約意識が向上して自己管理能力も高まります。
セルフカットでカット代を節約する
床屋、美容院に行く回数を減らして節約する方法もあります。すべて自分でカットできる人はもちろん床屋、美容院に行かないで済むようになります。自分で全部をカットするには限界があるかもしれませんが、毎月行っていた床屋、美容院の回数を2ヶ月、3ヶ月に1回に減らして、間については、気になる部分などのみ自分でカットするようにします。
医療費を節約する
薬は病院で処方してもらうのも一手
病院で処方してもらうのと院外で処方してもらうのでは、負担としては院外のほうが数千円高くなってしまいます。院内処方が可能な病院等の場合、待ち時間が長くなる等のデメリットがありますが、院内で処方してもらうのもよいでしょう。複数の医療機関にかかる方は、薬の重複を避けるなどの意味合いから、かかりつけ薬局を利用したほうがよい場合もあります。
大きな病院は紹介状を持って行く
2018年4月1日から大きな病院(一般病棟ベット数400床以上)では、紹介状なしで受診されますと特別料金がかかるように義務化されてしまいました。しかも、その特別料金は全額自己負担となります。
200床以上400床未満の病院については、医療機関側の任意となっています。そのため、診療所や一般病棟ベット数200床未満の病院などで診察をしてもらってから、専門の治療を受けたいときや必要とするときに紹介状を書いてもらうほうが医療費は安く済みます
出典:紹介状なしで大病院を受診すると特別の料金がかかります|政府広報オンライン
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201603/5.html
監修者:上津原 章(ファイナンシャルプランナー)