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M life 記事

お金 2018.5.12

【FP監修】ためる・ふやすを叶える!貯蓄預金とは?

 

「貯蓄預金」というサービスをご存知ですか?貯蓄預金は銀行の預金方法の1つですが、耳にしたことはあっても実際に活用しているという人は少ないのではないでしょうか?そこで、この記事では貯蓄預金の基本的な内容や「普通預金」「定期預金」との金利の違いなどを説明していきます。

 

 

貯蓄預金について知ろう!

銀行の総合口座通帳の後ろの方に記載されている「貯蓄口座」ですが「目にした覚えはあるけど、利用したこともなければ、どんなものかよく分からない…」という方は多いのではないでしょうか?そんな方々のために、貯蓄預金について説明していきます。

 

貯蓄預金とは?

貯蓄預金は銀行の預金方法の1つで、普通預金や定期預金と同じようなものです。普通預金よりも金利が高く、定期預金のように一定の期間預金を引き出すことができないわけでもありません。いわば普通預金と定期預金、両方の特徴を持ち合わせたような仕組みになっています。

 

代わりに一定額以上の残高がなければ普通預金以下の利率になってしまうといったデメリットもあります。なので、動かせるお金や目的に応じて預金方法を使い分けることが大切です。

 

貯蓄預金のポイント

貯蓄預金は普通預金や定期預金と似たようなサービスですが、異なる部分もいくつかあります。ここから先は貯蓄預金のポイントを見ていきましょう。

 

・利用は個人のみ

貯蓄預金のポイントの1つとして「利用が個人に限られる」というものがあります。普通預金や定期預金であれば企業や団体でも利用できますが、貯蓄預金はそうではありません。完全に個人を対象としたサービスです。

 

・基準残高以上預けないと高い金利がつかない

貯蓄預金で普通預金よりも金利が高くなるのは、基準残高以上の預金がある時のみ。基準残高より少ない場合、普通預金と同じもしくは低い利率が適用されてしまいます。

 

基準残高がいくらかに設定されているかは銀行によりまちまちですが、よくあるのは10万円、20万円、40万円といった金額です。たとえば、10万円以上の預金があれば金利が0.1%。20万円以上なら金利0.15%。40万円以上なら金利0.2%といったように基準残高が大きいほど利率も高くなる傾向にあります。

 

・利息は残高1,000円以上の場合に、1円単位ごとにつくことが多い

いくら以上の金額を預けていると利息がつくのかも銀行ごとに違いますが、残高1,000円以上の場合に、1円単位ごとに利息がつく銀行が多い傾向にあります。この場合、500円しか預金がなければいつまでたっても利息は0円のままということです。

 

・変動金利で満期がなく引き出し自由

貯蓄預金のポイントの1つとして「変動金利」であるという点もあげられます。変動金利とは、時と共に金利が変わってしまう制度のことです。

 

変動金利に対して「固定金利」というのもありますが、こちらはお金を預けた時の利率がそのまま変わらず適用される制度のことです。たとえば、定期預金が固定金利を採用しています。

 

また貯蓄預金には満期がなく、好きな時にいつでも引き出すことができます。この点は普通預金と同じです。定期預金は満期になるまでの一定期間預金を引き出すことができません。

 

定期預金は種類によって途中で引き出しできるものとできないものがあります。必ずしも引き出せないわけではないので、「原則引き出すことができない」という言葉にした方が良いかと思います。

 

・元本保証、ペイオフの対象

貯蓄預金も銀行の預金サービスの1つですので、普通預金や定期預金と同じようにペイオフの対象です。よって、たとえ銀行が破綻した場合も元本1,000万円までとその利息が保証されます。

 

ただし、それぞれ1,000万円まで保証されるわけではなく、1つの銀行の貯蓄預金、普通預金、定期預金の合計額で1,000万円までです。別の銀行に預けてあるお金は、また1,000万円まで保証されます。

 

・給与受取や引き落としはできない

普通預金では給与受取や光熱費などの引き落としができますが、貯蓄預金では給与受取も引き落としもできません。この点においても目的別に預金方法を使い分ける必要があります。

 

貯蓄預金の種類

さらに、貯蓄預金にも種類があります。「金額階層別金利型」と「金額別金利型」の2種類です。それぞれの貯蓄預金がどういった仕組みであるのか、それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

・金額階層別金利型

まずは金額階層別金利型から。金額階層別金利型は、貯蓄残高によって利率が変わる貯蓄預金のことです。

 

たとえば、預金残高が10万円以上で0.1%、50万円以上で0.15%、100万円以上で0.2%と3段階に利率が分かれていたとします。この時、預金残高が20万円であれば0.1%。60万円であれば0.15%。120万円であれば0.2%の利率が適用されることになります。

 

・金額別金利型

次に金額別金利型。金額別金利型もまた一定額以上の預金がある時に利率が変わる貯蓄預金です。一見すると「金額階層別金利型」と「金額別金利型」は同じように思えるかもしれませんが、この2つには大きな違いがあります。

 

金額階層別金利型は預金残高が増えるに従って利率が変動していきますが、金額別金利型の方はそうではありません。

 

たとえば、預金残高10万円以上で0.1%、50万円以上で0.15%、100万円以上で0.2%と3つの利率に分かれていたとして、どれか1つしか選択できません。10万円型を選べば、50万円残高があったとしても100万円残高があったとしても0.1%。50万円型を選べば、100万円残高があったとしても0.15%の利率になってしまいます。

 

貯蓄預金を利用するポイント

銀行には普通預金や定期預金があるのに、わざわざ貯蓄預金を利用する利点は何でしょうか?普通預金や定期預金と比較しながら、貯蓄預金を利用するポイントを見ていきましょう。

 

定期預金のような、普通預金より高い利率

貯蓄預金は、普通預金よりも高い利率を目指して作られました。定期預金ほどではありませんが、景気の良い時期には普通預金よりも高い利率が設定されていることが多いのが特徴です。

 

普通預金のような、定期預金より高い流動性

定期預金では、決められた期間お金を動かすことができません。ところが、貯蓄預金は普通預金と同じようにいつでも好きな時に引き出すことが可能。定期預金よりも流動性の高い預金方法と言えます。

 

貯蓄預金は、普通預金と定期預金のメリットを併せ持ついいとこ取りの預金口座!

普通預金よりも利率が高く、定期預金と違っていつでも預けたお金を引き出せる。貯蓄預金は、普通預金と定期預金両方のメリットを併せ持ついいとこ取りの預金口座なのです。

 

貯蓄預金のデメリットを解決するスイングサービスとは?

一方で、貯蓄預金にもデメリットがあります。たとえば、「一定額以上の預金残高がなければ、高い利率が適用されない」といったものです。そういったデメリットを解決するために「スイングサービス」が用意されています。

「スイングサービスとはどのようなサービスなのか?」「どのような利点があるのか?」を見ていきましょう。

 

決済口座として利用できない貯蓄預金

貯蓄預金は決済口座として利用できません。決済口座とは、電気料金や水道料金、携帯電話の通信料金などを引き落としてもらうことのできる口座のことです。またお給料の振り込みも決済口座ならば行えます。

普通預金の口座ならば決済口座として利用できるので、これは貯蓄預金のデメリットといえます。

 

スイングサービスを使えば問題なし!

そこで、スイングサービスの登場です。スイングサービスとは、自分の持っている口座間でお金をやり取りができるサービスのこと。この場合は、普通預金と貯蓄預金の間でお金を移動してくれるサービスです。毎月特定の日を指定しておき、普通預金の口座から貯蓄預金の口座(あるいは、逆に貯蓄預金の口座から普通預金の口座)へと自動で資金を移動してくれます。

 

普通預金の口座から貯蓄預金の口座へ自動で資金を移動してくれるサービスを順スイング。貯蓄預金の口座からの普通預金口座へと資金を移動してくれるサービスを逆スイングと呼びます。

 

またスイングサービスには定額振替と不定額振替の2つがあります。定額振替は、その名の通り指定した日に決まった金額を口座間で移動してくれるサービス。不定額振替は、あらかじめ残高を指定しておき、指定した残高を超えた金額だけ移動してくれるサービスです。

 

たとえば、不定額振替で30万円を指定しておいたとします。振替の日に50万円の残高があったとすると、超過分の20万円が口座間で移動するわけです。

 

ただし都度手数料がかかることも…

ただしスイングサービスは振替が行われるごとに手数料がかかることがあります。手数料の金額は銀行ごとに違っていますが、たとえば振替1回ごとに100円(税別)といった感じです。

 

貯蓄預金の厳しい現状

「普通預金よりも高い金利で定期預金よりも使いやすい」といううたい文句で始まった貯蓄預金ですが、政策の影響もあり厳しい現状にあります。具体的にどのような現状にあるのか見ていきましょう。

 

マイナス金利政策で金利は普通預金と同水準

「普通預金よりも高い金利」と言われてきた貯蓄預金ですが、実際にはそうではありません。マイナス金利政策の影響で、利率は普通預金と同水準まで下がっています。これでは、普通預金と変わりません。むしろ決済口座としても使える普通預金を使った方が得です。

 

金額階層別金利型も段階に差がない

本来であれば、金額階層別金利型では預金残高によって利率が変わるはずです。ところが、こちらもマイナス金利の影響で、段階によって利率の差がなくなってしまっています。

 

貯蓄預金はもはや利用する意味がない?

こうしてみると、貯蓄預金を利用する価値は失われてしまったように思えます。確かに利率だけを見ると貯蓄預金としての機能は薄れてしまいました。しかし、アイデアしだいで活用する方法がないわけではありません。ここから先は、貯蓄預金の活用法を紹介していきます。

 

貯蓄預金の活用法3選

マイナス金利の影響でサービスの内容的には普通預金に勝てなくなってしまった貯蓄預金ですが、それでも使い道はあります。生活スタイルに連動させて活用するのです。この項目では、おすすめの貯蓄預金の活用法3つを紹介していきます。

 

生活資金とは別に分けて貯蓄口座で資産を管理する

活用法の1つ目は、生活資金とは別に分ける方法です。生活資金は普通預金の口座に入れておいて、それ以外の資金は貯蓄口座で資産を管理しましょう。

たとえば、ボーナスを普通預金の口座に預けておいて「お金にゆとりがあるから」と無駄づかいした経験はありませんか?最初から余剰資金を貯蓄口座に分けて預けておけばこのような失敗は起こりません。

 

冠婚葬祭などの臨時出費用の口座にする

イザという時の為に使う資金を貯蓄預金口座に預けておく方法もあります。たとえば、急な入院費用や冠婚葬祭など臨時出費用の口座です。定期預金だと、急な出費で途中解約する必要がありますが、貯蓄預金ならその心配はありません。タンス預金のようにヘソクリとして貯蓄預金を利用するのが賢いやり方です。

 

ある程度貯まったら定期預金にする

もちろん金利だけ考えれば、定期預金の方が有利です。そこで、基本的に余剰資金は貯蓄預金に預けておき、ある程度お金が貯まったら定期預金に資金を移しましょう。この方法ならば無駄づかいすることもなく、まとまったお金を高めの金利で運用することもできます。

 

貯蓄預金を活用し、上手にお金を増やそう!

現状ではマイナス金利の影響もあり貯蓄預金は本来の力を発揮できていません。けれども、金利が上がれば再び普通預金との差が明確になるはずです。その日の為に今から貯蓄預金について学んでおくのは損ではありません。

 

また利率は変わらなくても、普通預金や定期預金と口座を使い分けることで利用価値もあります。貯蓄預金を活用し、上手にお金を増やしましょう。

 

監修者:小川 和哉(ファイナンシャルプランナー)

 

 

 

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