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M life 記事

お金 2018.6.18

【FP監修】クレジットカードの請求が支払えないとどうなる?深刻化する前に解決を!

 

みなさん、クレジットカードはお持ちでしょうか?財布に硬貨やお札がなくても支払いができてしまうのがクレジットカードの特徴です。気をつけていても、ついつい使いすぎてしまい、請求書を見て「払うお金がない!」とサッと血の気が引いてしまうこともあるかもしれませんね。

 

今回は、もしもクレジットカードの請求が支払えなくなったら?というテーマで、お金が足りず支払えなくなったらどうなるのか、そんな状況に陥ったらどうすればいいのかを分かりやすくご紹介します。

 

クレジットカードの請求が支払えないとどうなる?

 

ショッピングや食事など、ちょっとした支払いでも使えてしまうカード、それがクレジットカードです。カードによってはポイントも貯まりますし、おつりを計算したりする手間もありません。そんな便利なカードですが、もちろん使った後には支払う義務が待っています。もしこの支払いができず、未払いになってしまったら、どんなことが起きるのでしょうか?

 

クレジットカードの利用停止

まず支払いが遅延することによって、クレジットカードは利用停止になります。基本的には、クレジットカードの支払い金額引き落とし日に引き落としができなかった場合、延滞状態となり、カードは利用停止になってしまいます。

 

利用停止になる原因は延滞だけでなく、利用上限金額を超えてしまったり、不正利用が行われたりといった場合でも利用停止となります。

 

クレジットカードの強制解約

クレジットカードが利用停止になっても、未払い分を全額支払うことで、再び利用できるようになります。ですが、支払いの延滞を何度も繰り返し続けてしまうと、クレジットカード会社のほうから強制的に契約を解除されることになります。

 

遅延損害金の発生

一般的に、支払い日に支払いができなかった場合には、翌日から遅延損害金という延滞金がかかってきます。

 

遅延損害金の計算は以下になります。

 

遅延損害金=支払わないといけないお金×遅延損害金年率÷365×遅延した日数

 

この遅延損害率は、契約している金融機関によって違いがありますが、ショッピングに利用した場合だと、最大年率14.6%(消費者契約法9条2号による)、カードキャッシングに利用した場合だと、最大年率20%(借り入れが10万円未満の場合は20%、10万円から100万円未満は18%、100万円を超える場合は15%を超えて、利率を設定してはいけない)と定められています。

 

出典:消費貸借|国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/wko/pdf/wko-201409_15.pdf

 

信用情報がブラックになる

クレジットカードを利用している中で、信用情報という言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか。信用情報とは、クレジットカードなどの契約内容や返済・支払状況・利用残高などの記録のことを指します。

 

何回も遅延や延滞が続くと、この信用情報に「異動情報」の登録が行われます。この異動情報が登録されることをブラック化(ブラックリストに載った状態)と呼ぶこともあり、完済したとしても、5年間は異動情報が残るため、カード会社や銀行の審査に通ることができなくなる可能性があります。

 

もし、ご自身の信用情報を確認したければ、信用情報機関(CIC・JICC・JBC)から情報開示してもらうこと可能です 。

 

・CIC:主に消費者金融や信販会社(クレジットカード会社)で登録された信用情報を取り扱っている。

 ・JICC:日本信用情報機構。消費者金融や銀行など、多くの金融機関が加盟している。

 ・JBC:全国銀行協会。銀行を中心に加盟する信用情報機関。

 

開示請求することで見ることができる、信用情報開示報告書の見方(CIC)は以下のサイトで確認できます。ご興味がありましたら参考にしてみてください。

 

・信用情報開示報告書の見方|CIC
URL:https://www.cic.co.jp/mydata/report/documents/kaijimikata.pdf

 

裁判に発展する可能性がある

強制解約になったにもかかわらず、延滞を続けていると、法的措置に移行し、裁判に発展する可能性がでてきます。

 

預金口座の差し押さえ

クレジットカード会社から裁判所へ管轄が移動すると、裁判所から支払督促状が届くようになり、一括で支払いを済ませるか、裁判をするかといった選択を迫られます。この時どちらにするか決められなければ、最終的に法的処置が実行されます。預金口座差し押さえが始まり、給料などから強制的に引き落としが行われます。それでも返済額に満たない場合は、車や自宅などの財産まで差し押さえられてしまいます。

 

クレジットカードの請求がすぐ支払えない場合に確認すること

 

クレジットカードの支払いができず、段階的に自分の首を絞めていってしまうのは嫌ですよね。そんな状態に陥る前に、支払うことができないと気づいたら、とにかく急いでクレジットカード会社に連絡して、以下のことを確認しましょう。

 

ボーナス一括払いに変更できるか確認

今月の給料では支払うことができないのなら、ボーナス時に一括で支払うように変更ができるか確認しましょう。ボーナス一括払いは年に2回のボーナス時期に一括で支払う方法です。手数料等もかからないので、ボーナスで支払うことが可能なら、こちらに変更するのがおすすめです。

 

リボ払いに変更できるか確認

ボーナス支給がない会社に勤務しているなどで、ボーナス一括払いのお金を準備することはできないという場合は、リボ払いに変更できるか確認しましょう。

 

リボ払いは、利用金額にかかわらず、毎月一定の金額を支払っていく方法です。月々の支払い額はクレジットカード利用額によって決められ、さらに金利手数料が上乗せされて請求されるので、支払う金額は増えてしまいますが、支払えないという状況を回避するには有効な方法です。

 

クレジット会社に分割交渉する

リボ払いのほかにも、未払金について回数を決めて支払っていく分割払いを選択できる可能性もあります。手数料はかかりますが、現在の未払い分をなんとか支払っていくことができるので、支払えない状況を作らないようにできます。

 

まず、支払いできないことを謝罪し、具体的にいつ返済できるかを伝えクレジットカード会社と支払い方法を相談することで、信用情報に記載されることや法的措置の裁判になることを回避することができます。支払日になってしまうと変更できない場合もあるので、気づいたらすぐに確認してください。

 

クレジットカードの請求が払えない場合の解決方法

 

それでは、クレジット会社に相談したけど、一括でもリボ払いでも分割でも自分では支払うことができない場合はどうすればいいでしょうか?

 

親や親戚に相談する

身内には迷惑をかけたくないと考えてしまかもしれませんが、今後の措置を考えるとそんなことをいってはいられない状況です。一度支払いができない現状を親や親戚に相談してみましょう。

 

低金利のカードローンを検討する

どうしても親類縁者に相談できないのでしたら、カードローンを検討してみましょう。信用情報のブラック化や財産の差し押さえなんてことにならないために、一時的に借りて立て替えることで、回避することができるかもしれません。ただし、金利の高いカードローンを借りてしまうとローンの返済ができなくなることがあるため、金利には注意してください。

 

公共機関の相談窓口に相談する

自分ではどうすればいいか分からない時には、公共機関の相談窓口に相談することもできます。例えば、地域の消費者センターやクレジット協会の相談窓口などでは、直接出向くだけでなく、メールや電話などでも対応してくれます。

 

・ クレジットに関する相談窓口|日本クレジット協会
URL:https://www.j-credit.or.jp/customer/consult/index.html

 

・ 相談窓口・紛争解決|国民生活センター
URL:http://www.kokusen.go.jp/map/index.html

 

クレジットカードの請求がどうしても払えない場合は弁護士に相談を!

 

ここまでに紹介した方法を試したけれど、どうしても支払うことができず、今後も支払える見込みがない場合は、債務整理を行うことを選択肢に入れていく段階です。法律の専門家である弁護士に相談し、破産申請や個人再生などを行ってもらうことになります。

 

債務整理のサポート

弁護士に相談することで、債務整理のサポートをしてもらえます。債務整理とは、 借金を減額したり、支払いに猶予を持たせたりすることで、無理のない返済額にしたり、借金の返済自体を免除してもらうための手続きです。

 

債務整理には以下の3つの手続きがあります。

 

①任意整理

任意整理とは裁判所などの公的機関を利用せず、司法書士等が債権者と交渉することによって、毎月の支払額を減免してもらうなどの返済額を見直す方法です。 生活に支障のない範囲での返済を行えるようにします。

 

②個人再生

個人再生は、裁判所を通じて債務を減額してもらう手続きです。借金の返済が困難な状況であることを裁判所に認めてもらうことで、借金を減額し、3~5年で完済できる金額にしたのちに返済していく方法です。

 

③自己破産

裁判所に借金が返済できないことを伝え、返済を免除してもらう方法。ただし、借金がなくなるとともに、生活に欠かせないと認められる財産以外、自分の財産も没収されます。

 

債務整理のデメリット

債務整理を選択するのは、最終手段です。債務整理を行うと、金融事故として扱われ、自分自身の信用情報に傷がつくことになります。また、それによって、5~10年はカードとローンの審査に通ることができなかったり一部の職業に就けなかったり、借り入れが不可能になったりと、債務整理によるデメリットもいくつかあります。

 

債務整理を弁護士等に相談する際には、こういったデメリットについてもしっかりと聞いておくことが大事です。

 

まとめ

 

「クレジットカードの請求が支払えないとどうなる?深刻化する前に解決を!」、いかがだったでしょうか。ついつい便利だからとクレジットカードを使いすぎてしまい、支払いができないとじわじわと取り返しのつかない状態になってしまいます。普段気をつけていても、時には支払いができない場合もあるかもしれません。そんなとき、何もしなかったり、一人でどうにかしようとするのではなく、まずカード会社に連絡するのを忘れないでください。

 

もし支払いできない、支払うことができるか不安…といった経験をしてしまったのなら、今一度、ご自身とクレジットカードの付き合い方を考える機会としてとらえてみてはいかがでしょうか。

 

監修者:杉浦 詔子(ファイナンシャルプランナー)

 

 

 

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