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M life 記事

お金 2018.7.12

【FP監修】貯蓄型保険の種類と選び方。メリット・デメリットを知って賢く選ぶ

 

貯蓄型保険という言葉は聞いたことはありますか。また、貯蓄型保険の仕組みを知っている方はいるのでしょうか。貯蓄型保険にはたくさんの種類があって選べない人も多いのです。

 

いざ貯蓄型保険を利用しようと思っていても、どんな保険があるのか知らないと損をしてしまうこともあります。そこで、この記事では貯蓄型保険の種類と選び方や、メリット・デメリットをご紹介します。貯蓄型保険の知識を深めて、不安を解消しましょう。

 

目次

貯蓄型保険の仕組みとメリット・デメリット

 

 

貯蓄型保険とはいったいどのような保険なのでしょうか。この記事では、貯蓄型保険の基本情報と仕組みや、活用した時のメリット・デメリットについてご紹介します。

 

貯蓄型保険は保障と貯蓄を合わせたもの

貯蓄型保険とは、保障と貯蓄を組み合わせたものです。満期を迎えたり一定の期間を過ぎ解約したりすると決められた金額を受け取ることができます。

 

なぜお金が戻るのか。貯蓄型保険の仕組みについて

死亡保障に特化した保険は保障分のお金しか支払っていません。しかし、貯蓄型保険は、保障分と貯蓄分の両方を払っているので、貯蓄分が戻ってくるという仕組みになっています。

 

貯蓄型保険のメリットについて

貯蓄型保険のメリットは主に5つあります。5つのメリットについての詳細は以下でご紹介します。

 

貯蓄が苦手な人でも続けやすい

貯蓄型保険は、保障貯蓄を同時にできるため手間がかかりません。よって、貯蓄に苦手意識を持っている方にはおすすめです。

 

万が一に備えながら、貯蓄も出来る

貯蓄型保険は、万が一の出来事と老後に備えて貯蓄をすることが可能です。保険料は上がりますが、がんなどの三大疾病になった時の準備や、要介護状態になった時の準備を両立できるものもあります。

 

死亡保障がついていて安心

貯蓄型保険は死亡保障がついているため、保険料の支払期間の途中で亡くなられた場合、死亡保険金を受け取ることができます。お金が必要になって保険を継続できない時は解約して返戻金を受け取ることができます。その時の状況に応じて、保険金と返戻金が受け取れるということです。

 

払込額より多くのお金を受け取れる可能性がある

貯蓄型保険は、支払った保険料を保険会社が運用してお金をふやしますので、保険料を支払い終わってからお金を受け取る際、満期の時や解約する時期によっては満期金や解約返戻金+配当金(保険会社によって異なる)が支給されます。。

 

契約者貸付制度が利用できる

貯蓄型生命保険への加入を行うと、解約返戻金の一部を保険会社から借り入れることができます。利息がかかりますがカードローンよりは金利が低く設定されています。よって、何か緊急にお金が必要となった時に、保険契約を解約することなく借り入れができるようになります。

 

貯蓄型保険のデメリットについて

貯蓄型保険のメリットはわかっていただけたかと思いますが、もちろんデメリットも存在します。ここでは、貯蓄型保険のデメリットについてご紹介します。

 

掛け捨て型保険よりも、保険料が高い

貯蓄型保険は、保障分と貯蓄分の両方を払うことになるため、保障分しか支払う必要のない掛け捨て型の保険よりも、保険料は高くなってしまいます。

 

途中で解約すると貯蓄の意味がなくなってしまう

貯蓄型保険の利用で注意して欲しいのは、支払期間中に解約をすると返戻金率が100%を下回る可能性があります。よって、契約をする際には必ず解約条件を確認しておくようにしましょう。

 

インフレの場合は損になるものもある

貯蓄型保険は、契約した時に戻ってくるお金が確定します。よって、契約した時よりもインフレ(将来物価が上がりお金の価値が下がること)が進んでしまうと、損をしてしまう可能性もあります。

 

 

貯蓄型保険を選ぶ時のポイントとは

 

 

万が一に備えながら貯蓄もできるということはわかったけど、どんな貯蓄型保険を選べばいいのでしょうか。そこで、ここでは貯蓄型保険を選ぶ時のポイントについご紹介します。

 

保険料は余裕を持って払い込めるかどうか

貯蓄型保険は、保障分+貯金分のお金が必要になっていきます。よって、保険料は高くなるため、余裕を持って支払えるかどうかが、保険商品を選ぶ時のポイントとなります。

 

何のために、どのくらいの期間貯めるのか決めておく

貯蓄型保険の選び方に関わらず、貯金をする人には共通して「何のために、どのくらいの期間貯めるのか」を決めておくことが大切です。期限があるとモチベーション維持もしやすいので、ぜひ明確にしておきましょう。

 

それぞれの商品の特徴を調べる

貯蓄型保険には様々な種類があります。よって、加入前に商品にどのような特徴があるのかを調べておきましょう。そして、自身の性格や仕事、家族構成にあった保険を選びましょう。

 

保障と貯蓄のどちらをメインにするか

貯蓄型保険に加入する時は、保障と貯蓄どちらをメインにするのかは必ず決めておきましょう。保障と貯蓄どちらをメインとするかで選ぶ商品も変わってきます。

 

固定金利ではない商品もある

貯蓄型保険の中には固定金利ではない商品もあります。積立利率変動型、外貨建て、投資信託のように運用成績によって変動する(変額保険)貯蓄型保険もありますので、チェックしておきましょう。

 

返戻率を比較する

保険に加入する前に、しっかりと返戻率は確認しておきましょう。保険会社の商品によって返戻率は違います。また、保険料払込期間の途中で解約すると解約返戻金の額が少なくなるものもあります。途中解約の時の条件も確認しておくと良いでしょう。

 

保険料の支払方法を確認する

保険料の支払方法は必ず確認しておきましょう。なぜかというと、年払・前納・払込期間の長短(短期払)など、払い方で返戻率が変わることがあるからです。支払方法1つで返戻率が変わってしまうので、必ずチェックしておきましょう。

 

保険会社の担当者任せにしない

保険に入る時は必ず自分自身で調べてから加入しましょう。担当者に言われるがままに決めてはいけません。自分でも比較検討して考えることが大切です。

 

自分にとって、本当に貯蓄型保険が必要か考える

貯蓄型保険に加入する前に、ご自身にとって本当に貯蓄型保険が必要かどうか考えましょう。お金の知識が多く、投資や貯蓄が得意な方の場合、貯蓄型保険に入るのが最善とは限りません。掛け捨ての保険に入り、貯蓄・運用はご自身で行うというやり方でも良いので、ぜひ一度考えてみましょう。

 

「低解約返戻金型終身保険」は返戻率が高いが注意が必要

 

貯蓄型保険商品の中には、保険料払込期間の解約返戻金を少なくして解約返戻金の率を高めた、低解約返戻金型終身保険があります。これから、メリットとデメリットを含め、商品をご紹介します。

 

出典元:保険市場|学資保険の代わりにもなる低解約返戻金型終身保険https://www.hokende.com/columns/wisdom/child/6

 

投資と違って安定している

低解約返戻金型終身保険のメリットは「安定性」です。契約時に受け取るお金が確定しているため、投資と違い安定してお金を受け取ることができます。

※外貨建ての終身保険にも、低解約返戻金型のものがあります。

 

中には利率変動型の商品もある

低解約返戻金型終身保険には、利率変動型の商品もあります。将来、インフレ状態になっていたらどうしよう、と不安に思う方は利率変動型を選択し不安を解消することが良いでしょう。ただし、世の中の経済状況によっては、販売が停止されたり、保険会社が保障する最低利率(予定利率)が低くなったりします。

 

死亡保障なので万が一の場合も安心

終身保険の場合、死亡保障がついていますので万が一の場合にも備えられます。終身保険にプラスして貯蓄をしたい方にはおすすめです。

 

低解約返戻金型終身保険のデメリットとは

低解約返戻金型終身保険のデメリットは、払込期間中に中途解約すると解約返戻率が100%を大きく下回り、損をしてしまうことです。(一般的な終身保険の返戻率の70%程度に設定している保険会社が多い。)

中途解約時に返戻率が高い保険商品を希望する場合は、違う商品を選ぶようにしましょう。

 

「個人年金保険」は所得税の控除が受けられる

 

個人年金保険とは、その名のとおり「保障分+個人年金保険料」を支払う商品です。こちらは、老後の生活に備えたいにおすすめの商品です。

 

低リスクだが保険機能は少ない

個人年金保険は、コツコツとお金を貯めていきたくて、リスクを避けたい方におすすめです。しかし、個人年金保険の機能は多くありません。また、終身保険と同じで、途中解約してしまうと返戻率が100%を下回ってしまうことがあるので注意しましょう。保険会社によっては、三大疾病にかかり一定の条件を満たしたときに、保険料の払込免除を受けられるものもあります。保障機能が入る分貯蓄性は低くなります。

 

個人年金保険料控除が受けられる

個人年金保険の最大のメリットは個人年金保険料控除が受けられることです。節税効果が大きい保険と言えます。

 

個人年金保険料控除を受けるには条件がある

個人年金保険料控除を受けるには条件があります。条件は以下の4つです。

・年金の受取人が契約者またはその配偶者

・年金の受取人が被保険者と同一

・保険料の支払期間が10年以上

・年金の受取開始が60歳以降で年金の受取期間が10年以上

以上の条件をクリアしていなければ、保険料控除の対象となりませんので注意しましょう。

 

出典元:国税庁

https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1141.htm

https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1140.htm

https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1140_qa.htm#q1

 

「学資保険」は大学進学のための準備金

 

子どもの将来を考えて学資保険への加入を考えている方もいらっしゃると思います。実は学資保険も貯蓄型保険の一部なのです。ここでは、学資保険についてご紹介します。

 

18歳満期の場合は注意が必要

学資保険の種類にもよりますが、18歳満期の場合は注意が必要です。誕生日・契約日によって、大学入学前に受け取れない可能性があるため、契約時によく確認するようにしましょう。

 

万が一、親が死亡した場合は保険料が免除

学資保険を支払っている親が事故等で死亡もしくは重度障害を負ってしまった場合は保険料の支払いが免除されます。そして、給付金は契約時に設定したとおりの金額を受け取ることができます。また商品によっては、育英年金が受け取れるものもありますので事前に調べておきましょう。

 

生命保険料控除が受けられる

学資保険料は生命保険料控除の対象となります。さらに、学資保険が適用されて給付金が出た場合、支払った保険料から受け取った給付金の差が50万円以下だった場合において、所得税はかからないことになっています。

出典元:国税庁https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1755.htm

 

医療保障付きのものもある

学資保険の中には医療保障を追加できるものもあります。子どもに万が一のことがあった時に備えておきたい方には検討の余地があります

 

「外貨建保険」は為替の変動により左右される

 

外貨建保険とは、主に保険料が外貨(米ドルや豪ドル等)で運用され、保険料の支払い・受取りが外貨で行われる保険のことを言います。では、外貨建て保険のメリット・デメリットについてご紹介します。

 

外貨建てなので為替変動のリスクがある

外貨建てなので、為替変動によって元本割れをしてしまうことがあります。そのでは他の保険商品よりリスクを伴います。その代わり、日本の銀行に預けるよりも運用利回りがくなる可能性あるので、ただ貯金をするだけでなく多少のリスクを背負ってでも長期間お金をやしたいと思っている方には選択肢の一つになります

 

保険料が安い

外貨建て保険の特徴として、同じ金額の保障であれば、保険料が割安なことが挙げられます。その理由は、予定利率が高いからです。予定利率とは保険会社が約束している運用利回りで、高ければ高いほど保険料が低くなる傾向があります。反対に予定利率が低いと保険料は上がってしまいますので注意しましょう。

 

為替差益が得られる可能性も

外貨建て保険の場合、運用を外貨で行っているため、保険の解約時に円安だった場合為替差益が出ている可能性があります。払込期間満了後などで十分な解約返戻金が確保できているときは、為替が円安になった時に解約されるのもよいでしょう。

 

両替の際に手数料が引かれる

外貨建て保険の場合、日本円→外貨・外貨→日本円への両替の際に、為替手数料が引かれます。手数料は商品によって異なりますので、契約する時は必ず他の商品と比べておきましょう。

 

外貨建保険は、資金に余裕がある場合に検討する

外貨建保険は、資金に余裕のある場合のみに検討することをお勧めします。外貨建保険だけに入るのは為替変動のリスクがあり、万が一の際の保障額や解約返戻金額も変動するため、必要な保障額や準備資金の額からみて不足する可能性があります。自己資金に余裕ができ、他の保険でもある程度死亡保障や人生設計において必要な資金も整っている時に利用検討することが望ましいといえます

 

「変額保険」は投資型の保険

 

変額保険とは、保険会社が行う運用の実績に基づき、保険金額や解約返戻金が変動する保険商品のことです。ここでは、変額保険について紹介します。

 

投資型なので運用リスクがある

変額保険は投資型ですので、運用にリスクを伴います。運用の調子が良い時は、ハイリターンが見込めますが、調子が悪い時は資金が減ってしまうこともあります。よって、リスクを伴っても良いからハイリスク・ハイリターンを狙いたい方にのみおすすめの保険と言えます。運用方法を選択できる保険会社もあります。

 

死亡保険金は最低保障されている

変額保険では、解約返戻金や満期受取金に関しては変動して給付されます。しかし、死亡保険金も変動しますが最低保険金額が設定されています。死亡保険金の金額は、各商品で異なりますので契約する際には必ず比較し、検討するようにしましょう。

 

インフレ対策になる

変額保険の最大のメリットはインフレ対策になることです。確定利回りの保険商品だとインフレの時も保険金や解約返戻金は変わりません。死亡時や解約時満期時に、運用実績が好調であれば、確定利回りの保険商品と比べて多くのお金を受け取れるようになります。このことがインフレ対策につながります。

 

投資信託と似ている商品だが、手数料は高め

変額保険は投資信託と似ている商品ではありますが、保障機能もあるため手数料は高めに設定されています。手数料は商品によって異なりますので、契約する時は必ず他社商品と比較して検討してから契約を行いましょう。

 

「一時払い終身保険」はまとまったお金がある人向け

 

一時払い終身保険とは、一体どのような保険なのでしょうか。ここでは、一時払い終身保険についてご紹介します。

 

保険料をまとめて一括払い

一時払い終身保険とは、一括で保険料を支払う終身保険のことを指します。保険料をまとめて支払うことで、月払いや年払いの保険料に比べ割安に納めることができます。

 

銀行に預けるよりは得になることも

一時払い終身保険は、銀行に預けるよりも利回りは良いという理由から利用する方もいます。短期間の解約だと解約返戻金が払い込んだ保険料よりも少なくなることがありますが、一般的な投資よりはリスクは少ないと言われています。

 

相続税対策として加入する場合も

一時払い終身保険は、相続税対策として加入する方も多くいます。その理由として、預貯金を一時払い保険料に充当することによって、課税対象財産を減らすことができるからです。例えば、亡くなられた方が契約者かつ被保険者で、受取人が法定相続人の誰かだと、死亡保険金の非課税制度(500万円×法定相続人数)が使えます。

 

貯蓄型保険も選択肢の一つとして考え、自分に合った保険や貯蓄方法を見つける

 

貯蓄型保険の種類についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。この記事では、貯蓄型保険にはメリットもデメリットもあることや、その商品の種類が豊富であることを挙げてきました。商品は主に、低解約返戻金型終身保険、個人年金保険、学資保険、外貨建保険、変額保険、一時払い終身保険、等があります。

それぞれの商品によって良し悪しがあるため、しっかりと自分はどんな保険に入りたいのかを検討するようにしましょう。保険に加入することは悪いことではありません。しかし、ただ不安を解消するだけで保険加入を行っている場合には必ず見直しを行いましょう。将来の自分はどんなふうに暮らしていきたいのかが明確になったら、それに合わせた保険へ加入することが大切です。

ここでご紹介してきた貯蓄型保険の知識を参考に、自分はどのような保険に加入すべきか、またどのような貯蓄をしていくべきなのか考えてみましょう。考えることで自分に最適な方法が見つかります。将来、苦労しないためにも今、自分の今後を考えて実行に移しましょう。

 

監修:上津原 章(ファイナンシャルプランナー)

 

 

 

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