『クレジットカード現金化』について、皆さんはどれだけご存知でしょうか。ちょっと現金が欲しいけど、キャッシングに申し込んでいる時間が無いときに、クレジットカード現金化の方法を知っておくと役に立つかもしれません。

クレジットカード現金化とは何か、その方法、リスクについて解説します。

クレジットカード現金化とは

クレジットカード現金化とは、クレジットカードの買い物可能な枠(ショッピング枠)を使って、現金を手にする方法のことを言います。クレジットカードにはショッピング枠の中に、お金を借りる事が出来るキャッシング枠がついている事がありますが、キャッシング枠を使い切った後でも『クレジットカード現金化』を使えば現金を手にする事が可能です。

クレジットカード現金化について詳しく見ていきましょう。

そもそもクレジットカード現金化とは?

クレジットカード現金化は単純に、『クレジットカードで商品を購入して売却(もしくはキャッシュバック)を受ける』事により現金を手にする方法です。

クレジットカードの支払いは、使った日の翌月25日~月末、月の初め払いというルールになっているカード会社が多くなっています。当日クレジットカード現金化で現金を作れば、支払日は翌月になるので、翌月の支払日までお金を借りるのと同じ効果をもたらします。

クレジットカード現金化には、

①自分で売れそうな商品をクレジットカードで購入し、リサイクルショップなどで転売する

②『クレジットカード現金化業者』に手数料を支払い、現金化を行う

の2つの方法があります。

ご自身で行う、現金化業者を利用する双方にメリット、デメリットがあるので調べてから行いましょう。

消費者はすぐ現金を受け取ることができ、業者は差額を利益として得られるビジネス

クレジットカード現金化業者を利用すると、消費者は銀行振込み等で現金を受け取る事ができます。現金化業者は額面の大体80%位で消費者に現金を渡しますので、差額が現金化業者の利益です。

利用者は余裕のあるクレジットカードのショッピング枠を使い現金を手にする事が出来て、業者は差額を利益として得られる両者にとってメリットがあるビジネスになっています。

しかし違法性や詐欺のリスクの問題も…

クレジットカード現金化を行うときには、少なからずリスクが伴います。どの様なリスクがあるのかと言うと、

◆カード会社に対して支払いが出来ないと、詐欺罪などに問われる可能性がある

◆現金化はクレジットカード会社のルールに違反しており、カード利用停止措置を受ける場合がある

◆クレジットカード現金化業者に詐欺業者が多く、金銭や情報を騙される恐れがある

といった点になります。

現金化を行うときは上述のリスクを承知したうえで、必ず自己責任で行いましょう。リスクがありますので、頻繁に現金化に頼る行為はお勧めできません。

クレジットカード現金化の方法

クレジットカード現金化業者にはキャッシュバック方式と買取方式の2つのタイプがあります。

それぞれの方法について見ていきましょう。

キャッシュバック方式

キャッシュバック方式とは、例えば『10万円の商品を購入させて、8万円を現金でキャッシュバックする』と言う名目で利用者にお金を渡す現金化業者を言います。
商品はパワーストーンなど一見すると価値があるのかわからないものが多く、郵送物の返送などの手間や時間がかからないので、現在ではキャッシュバック方式を採用する現金化業者が多くなっています。

買取方式

買取方式は商品券など換金しやすい物をクレジットカードで買取、業者の関係店舗などで換金して現金を提供してもらう方法です。

買取方式業者に頼まずご自身で、

①新幹線チケット(回数券)をクレジットカードで購入

②金券ショップで買い取ってもらう

などを実行することもできます。

ただし、新幹線チケットで現金化を行うとカード会社にバレる可能性が高くなるので注意が必要です。

年利300%も、手数料に注意!

クレジットカード現金化をするときに最も注意しなければいけないのは手数料です。例えば10万円を現金化して、7.5万円(還元率75%)しか現金を手に入れる事が出来なかった場合、

◆現金化した商品の支払日はおよそ1か月後

◆たった1か月間で25%の手数料を払う事になる

◆1年間で考えると25%×12か月で年利300%に

と、法外なコストが発生する事になります。年利300%にもなると支払いが膨らみ、直ぐに生活が立ち行かなくなります。

クレジットカード現金化の手数料はとても高いので、どうしてもと言う時だけ利用し、小さな金額しか利用せず、かつ何度も利用する事は控えましょう。

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クレジットカード現金化の違法性

クレジットカード現金化と言う言葉を初めて聞く人は、「そんなことしていいの?違法じゃないの?」と感じるでしょう。

クレジットカード現金化の違法性について解説します。

クレジットカード現金化は違法ではないが、国もクレジットカード会社も認めていない

『クレジットカード現金化』を使う事により、利用者が法に触れる可能性があるのは『詐欺罪』になります。

詐欺罪は人を欺いて財物を交付させる罪で、被害者が警察に届け出る事により捜査が始まり成立します。クレジットカード現金化ではカードの支払いをキチンと行っている内は、カード会社は被害を受けないので詐欺罪が成立しないため、違法ではないと言われています。

ただし、クレジットカード会社は『現金化を不適切な利用』と考え、国も同様に望ましく思っていません。そのためクレジットカード現金化は、カード会社のルールで固く禁じられています。

参考:日本クレジット協会https://www.j-credit.or.jp/customer/attention/pdf/genkinka.pdf#search=%27%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%82%B8%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89%E7%8F%BE%E9%87%91%E5%8C%96+%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%82%B8%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89%E5%8D%94%E4%BC%9A%27

 なぜクレジットカード現金化は問題なのか

何故クレジットカード現金化が問題かと言うと、

①クレジットカード現金化を行うと現金を得る為に 1か月間で20%~25%位の手数料を払う事になる

②年利にすると240~300%にもなり、継続利用すると生活が破たんする

③多重債務の助長につながる

といった理由からカード会社・国共に問題視しています。
利用する事により直ぐに違法になる訳ではありませんが、グレーゾーンな行為ですので積極的な利用は控えた方がいいでしょう。

クレジットカード現金化が発覚するとカード停止の可能性も

全ての人はクレジットカードを作るときにカード会社が定めるルールを守る事に同意をしています。そのルールの中には必ず、『現金化は禁止』と定められています。(例を出すと、あるカード会社では、『現金化を目的として商品・サービスの購入などにカードのショッピング枠を使用してはならず』と書かれています。)

仮にクレジットカード現金化がばれてしまうと、『ルール違反』として口頭注意、最悪の場合、カード利用の停止制限を受ける可能性も十分にあるのです。

実際に逮捕されている会社も

現金化の会社の中には、実際に警察に逮捕される業者もいます。現金化で顧客にお金を渡した行為が「融資」とみなされ、利息制限法違反となり逮捕されているのです。

警察の認識では『現金化業者は闇金と変わらない』とみなされているため、具体的な理由が無くても逮捕を行っています。現在の所、現金化を利用した側で逮捕された事例はありませんが、現金化はグレーゾーンな行為であると理解しましょう。

クレジットカード現金化の詐欺被害

クレジットカード現金化業者で最も気を付けたいのが詐欺被害です。注意すべきクレジットカード現金化業者の詐欺手口を確認していきましょう。

消費者に高額決済をさせ現金のキャッシュバックをしない

キャッシュバック式の現金化業者は商品を購入した後に振込みをしてもらう事によって、現金化が完了します。キャッシュバックが受け取れなければ、欲しくもない商品を買わされただけになり大損です。

注意したいのは、現金化業者の中には高額決済をさせただけで現金のキャッシュバック行わず、そのまま音信不通になる業者がいる点です。現金化の詐欺被害は警察で相手にされにくいので、詐欺会社には注意しなければいけません(警察も商品を引き渡さないなら詐欺ととらえるが、キャッシュバックを約束通りしないのは詐欺として取り合わない可能性があります)。

法外な手数料を要求し、拒否すると法外なキャンセル料を要求する

詐欺会社の中には、ホームページや最初の説明と異なる『法外な手数料』を要求する会社もあります。手数料が高すぎるのでキャンセルを行うと、今度は脅しや恫喝を繰り返し、法外なキャンセル料の請求を行うのです。

申し込みのときに個人情報を渡すので、泣き寝入りしてしまう方が多くいます。こちらも注意しなければいけません。

問い合わせ等で得た顧客情報を闇金などに流す

中にはクレジットカード現金化業者のフリをしながら顧客情報を集め、問い合わせで得た顧客情報を闇金など詐欺集団に流す業者もいます。住所・銀行口座が流出するだけで、闇金が『勝手にお金を振込み、貸したことにする』などの詐欺手口で被害を受ける可能性があります。

クレジットカード現金化の悪徳業者の見分け方

クレジットカード現金化を利用するときは、悪徳業者に絶対に引っかからないように気を付けなければいけません。クレジットカード現金化の悪徳業者の見分け方を解説します。

「換金率98%!」といった極端に高い謳い文句

現金化業者で一番こだわりたくなるのは換金率ですが、高すぎる換金率を提示している業者はかなり危険です。特に「換金率98%」なる高換金を掲げている会社は詐欺会社である可能性が高くなるでしょう。

そもそもクレジットカードで商品を購入すると、現金化業者はカード決済代行会社に2%~5%の手数料を支払っていますので、98%の高換金を行えばそれだけで赤字になります。

換金率の相場は80%前後になるので、この辺りの数字を提示している業者を選んだ方がいいでしょう。

ホームページに業者の所在地などの会社概要の記載がない

ホームページに業者の所在地、会社概要を公開していない業者も要注意です。
所在地、会社概要を記載している業者は、その場所に何らかの居住実態があると考えられます。何の情報も出さない業者は詐欺会社である可能性が高くなるでしょう。

ホームページの内容と全然違う

実際の説明を受けたとき、ホームページの内容と全然違う換金率を提示されたら詐欺会社と疑いましょう。
ホームページが嘘だと、その業者を選択する意味が無くなります。

電話の対応が悪い

電話が横柄であったり、対応が悪かったりすると詐欺会社の可能性が高くなります。闇金やオレオレ詐欺を行っている人間が、ついでにクレジットカード現金化詐欺を行っているケースがあるので、電話の対応にも気を払った方がいいでしょう。
個人情報を渡しますので、キチンとした言葉づかいをする業者を選択してください。

やたらと高額の決済をさせようとする

少額の現金を受け取れれば足りるのに、なんだかんだ理由を付けて高額の決済をさせようとする業者も危険です。「どうせ詐欺をするのだから、薄く広くより一人から大きな金額を搾取したほうがいい」と考えている可能性があります。

まとめ

クレジットカード現金化の方法について解説してきました。

◆クレジットカード現金化とは、クレジットカードで商品を購入し、現金を調達する方法

◆現金化には業者を使う方法と自分で行う方法がある

◆買取方式の現金化業者とキャッシュバック方式の現金化業者がいる

◆現金化に違法性は無いが、カード会社のルールには違反しており、最悪カード利用が停止になる事もある

◆現金化業者には詐欺会社が多いので注意

という事が言えます。

ちょっとしたお金が欲しいとき、クレジットカード現金化は手軽に利用できますが、グレーゾーンな方法ですしリスクも多くあります。現金化を行う場合はリスクについて良く理解してから、慎重に行うようにしてください。