こんにちは、公認会計士・税理士・1級FP技能士の安田亮です。税理士としてお客様の税金の相談に乗ることはもちろん、自らの資産運用の経験も活かし、貯蓄や投資についてのアドバイスも行なっています。

前回は、【税理士コラム】株主優待投資のメリット・デメリットとオススメの株主優待銘柄にて、株主優待投資のメリット・デメリットとオススメの株主優待銘柄について解説いたしました。今回はクレジットカードを選ぶ際の決め手についてお話をさせていただきます。

 現在、日本には約340社のクレジットカード発行会社があると言われており、1社が複数の種類のクレジットカードを発行しているケースもありますので、その数は1,000を優に超えるのではないでしょうか。

種類も様々で、クレジットカード会社が発行しているものから、スーパーマーケットチェーンが発行しているものまで様々なカードがあります。新たにクレジットカードを作ろうと思われている方は、いったい何を基準に選べば良いか分からず、迷うことも多いと思います。今日はそのような方のためにクレジットカードを選ぶ際の決め手をお伝えします。

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クレジットカードを使うことのメリット

クレジットカードを使うことのメリットは大きく分けて以下の5つが挙げられます。これらのメリットの度合いが最も大きいカードを選べば良いと言えます。

(1)代金の支払いを先送り出来る

クレジットカードを使えば、今、手元に現金が無くても限度額までの買い物が出来ます。

カード会社によって異なりますが、月末締め、翌月27日引き落としなどとなっており、1ヶ月程度は支払いを先送りできます。今は手元にお金がないけれど、すぐに購入したいという場合にはこのメリットを使えば、欲しいものを手に入れることができます。

(2)現金を持ち歩かなくても買い物ができる

現金を持ち歩いていると盗難に遭うリスクも考えられます。しかしクレジットカードを保有することによりこのリスクを回避することができるというメリットがあります。

また、レジで小銭を出さずに買い物をすること(いわゆるキャッシュレス決済)ができ、支払時のストレスを軽減することができます。

(3)ポイントが貯まり、商品に交換出来たり、実質キャッシュバックを受けることができる

ほとんどのクレジットカードでは、支払額に応じてポイントが貯まるようになっており、そのポイントを商品に交換出来たり、翌月の支払額から差し引くことができたりします。このポイント還元率は、カードの種類によって異なります。

(4)保険が付く

特定のクレジットカードを保有すると、保険料の支払い無しで保険に加入することができます。

シートベルト着用時に起きた事故での死亡、後遺障害を補償するシートベルト付帯保険や、海外旅行でのケガや死亡を保障する海外旅行傷害保険などがあります。

(5)取引履歴を一覧で見ることができる

これは特に家計簿を付けている方には大きなメリットになります。
Excelデータとしてダウンロードできることも多く、パソコンで家計簿管理をしている方にはより大きなメリットとなります。

カードを選ぶ際の決め手

上記のメリットのうち、(1)、(2)、(5)については、全ての方が同じようにに享受できます。また、(4)についてはおまけ程度のもので、本格的な保障は別の保険で確保される方が多いと思います。

各カードで大きく差がつくのは(3)のポイントです。このポイントの貯まりやすさ、使い勝手の良さはカード毎に異なりますので、ご自身のライフスタイルに合わせてポイントの貯まりやすいカードを選ぶのがお勧めです。

では具体的にはどの点を重視すれば良いのでしょうか。以下の5項目をカード毎に比較検討して決めれば良いと思います。

(1)ポイント還元率

クレジットカードの支払金額に0.5%や1%を乗じたものがポイントとして貯まります。

ポイントを効率的に貯めたいのであれば、少なくとも1%以上の還元率のカードを選びましょう。還元率1%程度であれば、いくつも発行されていますので、見つけることはそう難しくないと思います。

(2)ボーナスポイントの有無

特定の店舗やインターネットモールで買い物をした際、ボーナスポイントとして通常の還元率の数倍のポイントが貯まるクレジットカードがあります。例えば、インターネットモールの楽天では、買い物をする際に楽天カードで支払いをすればポイントが2%付きます。通常であれば1%ですので、2倍の還元率となっています。

自分が良く使う店舗でボーナスポイントが得られるカードがあれば、それを候補に入れて検討されることをお勧めします。

(3)ポイント還元の形態

いくらポイントが貯まりやすくても、特定の商品群としか交換できないという制限があると、もしそれがあまり魅力を感じない商品であれば、ポイント還元の意味はありません。

最も使いやすいのは、翌月の支払額から差し引いてくれる還元や、特定のインターネットモールでの買い物で値引きをしてくれるという実質キャッシュバックの還元です。また、ギフトカードに交換できるというものも実質的にはキャッシュバックに近いので使いやすいと言えます。

(4)ポイントを使える単位

ポイントが貯まっていっても、仮に10万円分ポイントが貯まらないと使えないということであれば、使えるまでに有効期限が到来し、失効してしまう可能性が高まります。ポイントが使える単位は小さければ小さいほど使い切れる可能性が高まります。

(5)ポイントの有効期限

ポイントの有効期限が短ければ、ポイントを失効してしまう可能性が高くなります。たまたまカード払いの金額が少なく、ポイントを使える単位まで貯まっていない状態で有効期限を迎えてしまった場合、その時点のポイントが切り捨てられてしまいます。

ポイントを効率的に貯めるには

ポイントを効率的に貯めるには、仕組み作りが大事です。以下のような仕組みを作ることをお勧めします。

(1)家族カードを作成し、支払いを一本化する

家族カードとは、本会員(最初にクレジットカードを契約した人)がいれば、その家族もクレジットカードを利用できるサービス、およびそのカードのことです。家族カードを持つことができるのは、基本的には生計を同一にする配偶者・両親・子供の方です。

家族カードの主契約者は本会員なので、本会員がクレジットカード審査に通っていれば本会員の家族は基本的に無審査で家族カードを持つことができます。
家族カードで支払った金額もポイント還元の対象となり、本カードの支払額と合わせた金額に対してポイント還元率が掛けられ、ポイントが付与されます。

(2)使うカードを限定する

複数のカードを使い分ける方がいらっしゃいます。たとえば、楽天では楽天カードを使い、マルイではEPOSカードを使うといった形です。確かに、それぞれを部分的に見れば最もポイントを稼げているかもしれませんが、単純計算でポイントが貯まるペースが1/2になるので、使用可能な単位まで達することなく切り捨てられる可能性も高まります。

(3)支払をなるべくカード払いにする

現金払いや口座引き落としの形態で支払っているものがある場合、それをカード払いに出来ないかを検討してみましょう。最近では、どこのスーパーやコンビニでもクレジットカード払いに対応しています。

特に口座引き落としで支払っている水道光熱費やスマホの代金などはクレジットカード払いにすることをお勧めします。一度の切り替え手続きでその後の支払はクレジットカード払いに変わりますので、負担になりません。最近では、家賃でさえもクレジットカード払いに対応している会社もあります。一度管理会社に聞いてみてはいかがでしょうか。

まとめ

クレジットカードを選ぶ際はポイントの貯まりやすさと使い勝手の良さ、またポイントを効率的に貯める仕組みづくりについてお話ししましたが、いかがでしたでしょうか。

年間の支払のほとんどをカード払いで行なったとすると、還元されるポイントの金額も相当なものになりますので、効率的にポイントを貯め、皆様の生活が豊かになっていけば良いなと思います。

記事 安田 亮(公認会計士/税理士)

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