大阪といえば、「商売がさかん」で「お笑いが人気」、「食べ物屋さんが多くて食い倒れの街」といったイメージを持つ方も多いでしょう。

もちろん、そのイメージは間違いではなく、今もショッピングやお笑い、グルメを求めて大阪を訪れる方は少なくありません。

しかし、大阪はショッピングやグルメだけの街でもありません。世界各国の要人が大阪に集結した2019年6月のG20。

また、統合型リゾート(IR)誘致や2025年に予定されている大阪万博。古くて新しい街・大阪は、日本を代表する国際都市へと大きく変わろうとしているのです。

将来的に大阪はどのように変化していくのか、大阪府が持つビジョンや計画を紹介しながら解説いたします。

 

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大阪が考える将来のビジョンと計画

太古の昔、都市は自然発生的に誕生しました。しかし近年、誕生した都市がどのように成長するかは、その都市の政治と大きくかかわってきています。大阪府が考える将来のビジョン、そして、そのビジョンを実現するための計画について見ていきましょう。

大阪の将来像と実現を示す『将来ビジョン・大阪』が平成20年12月に策定

大阪府では、大阪の将来像を具体的に提示した『将来ビジョン・大阪』を平成20年12月に策定しました。『将来ビジョン・大阪』では、大阪で暮らしている人々が笑顔になるために、2025年を目途に到達したい目標を紹介しています。

参考:大阪府公式サイト「大阪を明るく笑顔にする 将来ビジョン・大阪」

このビジョンはどんなものなのか?

『将来ビジョン・大阪』で紹介している目標は、大阪府側が府民に一方的に提示する将来像ではありません。大阪府が府民に提案し、大阪府民すべてが協力して取り組むべき目標でもあるのです。

『将来ビジョン・大阪』を策定した平成20年当時、大阪は夢を持っている子どもの割合が大幅に減少している状況にありました子どもが夢を持ちにくくなっているということは、大阪の街自体に夢を持ちにくくなっていることを意味します

大阪府は魅力ある都市づくり、大阪を将来性豊かな街へと変化させる必要に迫られていたのです

夢を持っている子どもの割合

出典:大阪府公式サイト「大阪を明るく笑顔にする 将来ビジョン・大阪p.4」

5本の大阪の将来像計画

大阪が将来性のある魅力ある都市になるために、大阪府では5つの計画指針を立てています。それぞれの具体的な目標は以下の通りです。

世界をリードする大阪産業

大阪は、関西を代表する産業都市です。また近年では、関西の人やモノ、情報が大阪に集まるだけでなく、世界中の人やモノ、情報が集まるようになってきています。

大阪の強みでもある小規模製造業や近年の成長が著しい北大阪一帯のバイオ産業、大阪湾のベイエリアに広がる新エネルギー産業が協力し、世界をリードする産業都市としての発展を目指します。

水とみどり豊かな新エネルギー都市大阪

産業が発展しても暮らしにくい都市では魅力を感じません。大阪府では環境問題に取り組み、美しい水と豊かなみどりを守る街づくりを目指しています

環境にやさしいエコ燃料の利用に向けた取り組みを実施し、水素エネルギーの普及やごみ削減、再利用を促進していきます。

ミュージアム都市大阪

大阪府は、暮らしやすさだけでなく、国内外の人々にとっても魅力的な街になるために「ミュージアム都市」を目指しています。この「ミュージアム都市」とは、芸術や文化、歴史に触れられる都市を指しています。

大阪府では、美術館や博物館を整備するだけでなく、個性的な街並みや美しい自然を残すことも含めた多岐にわたる取り組みをおこないます

子どもからお年寄りまでだれもが安全・安心ナンバー1大阪

都市にとってもっとも必要なことは、安心して暮らせることなのではないでしょうか。文化や自然、経済が魅力的な街であっても、安全面に不安がある場合は来訪を躊躇してしまうものです。

大阪ではバリアフリーや子育て支援の促進、医療の充実、街頭犯罪の取り締まり強化を実施し、誰もが暮らしやすさを感じられる都市を目指しています

教育・日本一大阪

子どもたちの学力を向上させるために、少人数制や習熟度別指導、教師の質の管理などを実施していきます。子どもたちの教育に注目することで、大阪の将来を明るくします。

将来の大阪の4つのビッグイベント

都市としての発展を目指して、大阪府ではさまざまなイベントを計画しています。近い将来、大阪で予定されている4つのビッグイベントを紹介します。

カジノ法案の成立

2016年12月に成立したカジノ法案に基づき、大阪府・大阪市ではカジノを誘致する計画を立てています。候補地としては、大阪湾のベイエリアにある夢洲(ゆめしま)が挙がっています。

2025年に万博開催決定

2025年、大阪で55年ぶりに万国博覧会が開催されます。「いのち輝く未来社会のデザイン」をメインテーマに、約180日間さまざまな催しがおこなわれます。

ウメキタ開発

JR大阪駅の北側に広がる広大な土地「ウメキタ」の再開発が進んでいます。高層マンションだけでなく、人々が憩いの場所として利用できる森が作られる予定です。

なにわ筋線の延伸計画

大阪駅と難波をつなぐ、なにわ筋線の計画が、2031年の開業に向けて始動しています。完成後には大阪市内から関西空港までのアクセスが便利になるだけでなく、IR誘致の候補地である夢洲とのアクセスも向上します。

万博開催に伴った開発計画

2025年4月13日の開催が決定している大阪万博について見ていきましょう。大阪万博では、来訪者は2,800万人、経済効果は2兆円を見込んでいます

人工島・夢洲と大阪市北区をつなぐ

大阪万博は人工島・夢洲で開催されます。2020年時点では、JR大阪駅のある大阪市北区からJR桜島線で大阪市西部(ユニバーサルスタジオジャパンや桜島)が結ばれていますが、桜島線を延長して夢洲とつなぎ、大阪市の中心部からスムーズに夢洲へ移動できる計画です。

北区中之島を『未来医療国際拠点』として整備

国立国際美術館や大阪市立科学館のある中之島に、未来医療国際拠点を作る計画も進んでいます。完成予定は2031年で万博には間に合いませんが、再生医療をベースとした治療や研究の場を設ける予定です。

2024年の街開きを目指し、梅田地区で六本木ヒルズを超える開発

2024年を目途に、ウメキタの再開発が進んでいます。商業施設だけでなく、都心のオアシスともいうべきリラックスできる空間づくりを目指しています。

カジノ法案の成立に伴った開発計画

IR誘致を実現するために、夢洲を中心とした開発計画がいくつか立てられています。主な計画として次の3つを挙げられます。

カジノを含む統合型リゾート開発を予定

人工島・夢洲は、コンテナターミナルを除くとほぼ空き地の状態です。カジノを含む統合型リゾートを開発するために、コンベンションセンターなどの施設を建設する予定です。

JR西日本が桜島線を舞洲まで延伸を検討

夢洲は、桜島の西にある人工島・舞洲からさらに西に位置する人工島です。2020年1月時点ではJR桜島線は桜島が終点となっていますが、今後、舞洲、夢洲と延伸し、都心部からアクセスしやすいように計画しています。

京阪電気鉄道が中之島線を大阪メトロ中央線の九条駅に接続を予定

2020年1月時点では、京阪中之島線は中之島駅が終点です。中之島線を九条駅まで延伸することで、大阪メトロ中央線と接続して京阪沿線からも夢洲へアクセスしやすいように図ります。

開発の予算は950億円

2025年の大阪万博、そして、将来のIR誘致を見据えた開発を推進していくためには、莫大な費用がかかります。大阪市では、夢洲開発のための予算として2020年度から計7年間で総額950億円の予算を計上しています。

夢洲の延伸計画に約540億円

大阪メトロ中央線を夢洲まで延伸する費用として、約540億円が予定されています。この費用には、夢洲駅の建設費用も含まれています。

万博開催予定地の造成費用に約136億円

2020年1月時点では、夢洲の大部分は埋め立てたままの状態です。万博を開催するための夢洲の造成費用として、約136億円が計上されています。

上下水道の整備に約132億円

万博開催やIR誘致にも、インフラの整備は不可欠です。夢洲の上下水道の整備費用として、約132億円が計上されています。

まとめ

世界的な都市へと変貌し続ける大阪の街。今後もどのように発展していくのか目を離せません。ぜひ大阪を訪れて躍動する都市の力を感じてみましょう。

 

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