ATMで出金するときや振込をするときなど、銀行を利用すると何かと手数料がかかります。

また、最近では「口座管理手数料(口座維持手数料)」を検討している銀行も多く、将来的には今以上に銀行の手数料が増えそうです

今回は銀行の手数料を徹底的に比較し、どの銀行がお得かについて調べました。

少しでも手数料を安く抑えたい方は、必見です。

 

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目次

今までの銀行の手数料について

しかし低金利政策や増税により、手数料を引き上げる銀行も

ネット銀行と比べると、経費がかかる店舗型銀行。ネット銀行と同程度の手数料に維持することは、容易なことではありません。

また、低金利政策や増税によって銀行の収入も減ったことから、一度は下げた手数料を引き上げる銀行も増えてきています

近年はネット証券会社による投資信託の販売手数料がゼロに

手数料が低いのは、ネット銀行だけではありませんネット証券会社も店舗維持費と人件費がほとんどかからないという強みを生かし、投資信託の販売手数料の引き下げを実施しています。

かつては販売手数料0円の投資信託ファンドは、「ノーロードファンド」と呼んで特別視していました。

しかし2020年2月時点では楽天証券やマネックス証券など、ほとんどのネット証券会社の投資信託ファンドがノーロードになっています

銀行ではどのような手数料がかかるのか?

そもそも銀行では、どのような手数料がかかるのでしょうか。主な手数料を10種類紹介します。

振込手数料

別の口座にお金を振り込む際には、振込手数料がかかります。一般に、銀行口座から振り込む場合は、現金を振り込むよりも手数料は低く設定されています。

また、自行口座に振り込む場合も、他行口座に振り込むよりも手数料が低いことが多いです。

ATM・CD利用手数料

ATMやCD(キャッシュディスペンサー。現金の引き出し専用の機械)を利用するときにも、手数料がかかることがあります。

自社ATMでの平日昼間の入出金に関しては手数料不要であることが多いですが、夜間や土日祝日、提携ATMを利用するときには手数料がかかることが一般的です。

カード・通帳再発行手数料

キャッシュカードや通帳を紛失した場合は、再発行手数料がかかります

なお、銀行の事情でカードが切り替わった場合や通帳の記帳欄がなくなった場合に関しては、手数料は不要です。

残高証明書発行手数料

相続時などに預金残高証明書を発行することがありますが、基本的には1通ごとに手数料がかかります

また、住宅ローンを借り換える際などにはローン残高証明書が必要になりますが、こちらも1通ごとに手数料が発生します。

給与振込手数料

事業主が従業員に給与を振り込むときは、給与振込手数料がかかります。通常、給与振込手数料は事業主負担のため、給与所得者は払う必要はありません

自動送金サービス手数料

メインバンクとして利用している口座から、特定の口座に毎月同額を自動送金するサービスを利用できることがあります。

別口座で積み立てや保険料の支払いなどをおこなっているときには便利なサービスですが、条件によっては手数料がかかることもあります。

代金取立手数料

手形や小切手を換金する際には、代金取立手数料がかかります。通常、他行で振り出された手形・小切手に関しては、自行のものよりも高額な手数料が発生します。

ローン手数料

住宅ローンや自動車ローン、フリーローンなどのローンを利用する際に、手数料が請求されることもあります。

通常、ローン契約時に1回のみ支払いますが、ローンの形態や契約によっては利用中も手数料が発生することがあります

為替手数料

外貨から日本円、日本円から外貨、外貨から別の外貨に交換するときには、為替手数料が発生します。

1円あたり、もしくは、1米ドルあたり等で手数料が決まっているため、交換する金額が高いほど手数料も高くなります。

投資信託販売手数料

店舗型銀行では、ほとんどの投資信託ファンドにおいて販売手数料が発生します。なお、投資信託は購入時だけでなく、保有期間中は1日単位で信託報酬という名の手数料がかかります (手数料として毎日支払う訳ではなく、ファンドの純資産から自動で引かれています)

信託報酬に関しては、店舗型銀行や店舗型証券会社だけでなく、ネット証券会社でも必ずかかります

ネット銀行について

手数料の安さで選ぶなら、ネット銀行がおすすめです。

ほとんどの種類の手数料が店舗型銀行よりも低く設定されており、とりわけ頻繁に利用するATMの入出金や振込も手数料無料になることが多いです。

ネット銀行とは?

ネット銀行とは、その名の通り、インターネット上に存在する銀行です。銀行の機能面に関しては、店舗型銀行とほとんど違いはありません

店舗型銀行に行くことが滅多になく、ほとんどの手続きをインターネットバンキングでおこなっている方にとっては、ネット銀行も違和感なく利用できるでしょう。

ただ、窓口がないため、何か相談事があるときは、メールか電話で問い合わせることになります。

また、ネット銀行によっては自社ATMがないこともあるため、提携ATMを覚えておく必要があります

ネット銀行は心配?

ネット銀行はインターネット上に存在するとはいっても、当然のことですが実体はあります。

金融庁に銀行として正規登録をしており、万が一、銀行自体が破産したとしても、預金保護法で1人あたり1,000万円までの預金と破産日までの利息が保護されます。

なお、ネット銀行は店舗型銀行と比べて経費が少なくて済む分、定期預金や外貨預金の金利が高いことが多いです。資産の預け先としてもおすすめといえるでしょう。

ネット銀行のメリット

手数料が安く、預金金利が高いことが、ネット銀行のメリットです。また、ネット利用に特化した銀行のため、サイトが利用しやすく工夫されている点もメリットです。

ネット銀行のデメリット

すべての操作をネット上でおこなうため、IDやパスワードの管理には注意をしなくてはいけません。

店舗型銀行でもインターネットバンキングを利用するときにはIDとパスワードが必要になりますが、万が一、忘れたとしても店舗窓口に行けばなんとかなります

しかし、ネット銀行ではIDやパスワードの再発行手続きは通常郵送でおこなうため、数日かかってしまいます。

また、システムメンテナンスのときは利用できないことや、公共料金の引き落としに対応できない場合があること、通帳がないため長期間の入出金記録を一目で把握できないことも、ネット銀行のデメリットです。

ATM手数料や振込手数料を侮ってはいけない!

手数料の安さが、ネット銀行の最大の魅力と言っても過言ではありません。

「なんだ、ネット銀行にはたいした魅力はないのか…」と思いませんでしたか?

しかし、その考えは間違っています。ATM手数料や振込手数料は、決して侮ってはいけないポイントなのです。

1回あたり100~400円のATM手数料や振込手数料も、年間で考えると大きな金額に!

確かにATM手数料や振込手数料の1回あたりの金額は、100~400円ほどと少額です。しかし、年間で考えると、決して軽視できる金額ではありません。

たとえば夜間のATM利用が月に3回、土日祝日のATM利用が月に2回、他行振込が月に2回あったとします。

ATM手数料と他行振込手数料がそれぞれ110円、440円とするならば、1ヶ月の手数料は1,430円、1年では17,160円にもなります。

この低金利時代、定期預金の金利も入出金の手数料で吹き飛んでしまう!

現在、ほとんどのメガバンクの定期預金金利は年0.01%(税引き前)です。

つまり、1,000万円を預けていても1年でわずか1,000円、税引き後では800円弱の利息しかつきません

せっかくの利息を無駄にしないためにも、手数料をできるだけかけないようにしたいものです。

大手銀行とネット銀行、どちらが手数料がお得?

銀行の手数料を少しでも低く抑えるためには、実際にどの程度の手数料が発生しているのか知っておく必要があります。

大手銀行とネット銀行の手数料を具体的に比較していきましょう。

①大手銀行の手数料無料サービス

大手銀行では、特定の条件を満たす顧客に手数料無料サービスを実施していることがあります。主要4行のサービスを紹介します。

1. みずほ銀行「みずほマイレージクラブ」

みずほマイレージクラブでは、利用条件によって3つのステージに分けられます。

「Bステージ」では月に1回のみイーネットATMを無料で利用できますが、「Aステージ」の方は月に2回までイーネットATMの手数料が無料です。

みずほ銀行のクレジットカードを年に100万円以上利用するなどの条件を満たすと、「Sステージ」になります。

Sステージの方は月に3回までイーネットATMを無料で利用でき、インターネットバンキング経由なら月に3回まで他行振込手数料が無料になります。

参考:みずほ銀行「マイレージクラブ」

2. 三菱UFJ銀行「スーパー普通預金(メインバンクプラス)」

三菱UFJ銀行の「スーパー普通預金(メインバンクプラス)」では、預金残高によって3つのステージに分けられます。

預金残高が10万円以上の方は「ホワイトステージ」で、三菱UFJ銀行のATM手数料がいつでも無料です。

預金残高が30万円以上の方は「シルバーステージ」で、三菱UFJ銀行のATM手数料がいつでも無料になるだけでなく、提携ATMの手数料も月に2回まで無料になります。

預金残高が500万円以上の方は「プラチナステージ」で、三菱UFJ銀行のATM手数料無料に加え、提携ATMの手数料が月に3回まで、インターネットバンキング経由の他行振込手数料も月に3回まで無料になります。

参考:三菱UFJ銀行「スーパー普通預金(メインバンクプラス)」

3. 三井住友銀行「SMBCポイントパック」

三井住友銀行では残高別金利型普通預金口座を開設している場合、「SMBCポイントパック」を利用できるようになります。

給与受取口座に指定するなどの条件を満たすと、三井住友銀行と三菱UFJ銀行のATM手数料がいつでも無料になり、コンビニATMの手数料も月に3回までは無料になります。

参考:三井住友銀行「SMBCポイントパック」

4. りそな銀行「りそなクラブ」

りそな銀行との取引状況によって、「りそなクラブ」のステータスが決まります。

ステータスは「スタンダード」「パール」「ルビー」「ダイヤモンド」の4つがあり、パールとルビー、ダイヤモンドの方はりそなグループのATM手数料が無料です。

ステータスがルビーになると振込手数料が半額になり、ダイヤモンドになると月に3回まで振込手数料が無料になります。

なお、ステータスは毎月見直されますのでご注意ください。

参考:りそな銀行「りそなクラブ」

②ネット銀行の手数料無料サービス

ほとんどの大手銀行では手数料が無料になるサービスが用意されていますが、いずれも条件が厳しく、利用状況によっては手数料が無料にならないケースも少なくありません。

一方、ネット銀行ではどのようなサービスを実施しているでしょうか。

東京スター銀行

東京スター銀行はネットと実店舗の融合型の銀行です。東京を中心とする全国各地に支店(ファイナンシャル・ラウンジ)があり、資金や資産について相談することができます。

口座開設は店舗、インターネット、郵送でも可能なため、全国どこにお住まいの方でも利用可能です。

東京スター銀行のスターワン口座を開設すると、月に8回まで提携ATMの手数料が無料になります。

また、インターネット経由で月に3回までなら他行振込手数料も無料になります。

参考:東京スター銀行

SBJ銀行

SBJ銀行は韓国の大手銀行「新韓銀行」の日本現地法人です。日本の金融庁に登録していますので、万が一のときにも預金保険制度が適用されて安心です。

SBJ銀行では、セブン銀行とイオン銀行、イーネットのATMなら、合計月に10回まで手数料無料で利用できます。

ゆうちょ銀行とみずほ銀行のATMに関しては、合計月に3回までの手数料が無料です。

参考:SBJ銀行

住信SBIネット銀行

住信SBIネット銀行は外貨預金やローンの種類が多く、資産形成の基盤としても利用しやすいネット銀行です。

住信SBIネット銀行では、口座や投資などの利用状況によって4つのランクに分けられます

ランクに応じて、ATM手数料は月に2~15回、他行振込手数料は月に1~15回無料になります。

参考:住信SBIネット銀行

ソニー銀行

ソニーフィナンシャル・グループのソニー銀行も、外貨預金や投資信託などの投資商品の扱いが多く、資産形成に取り組みやすいネット銀行です。

他行振込手数料は月に1回まで無料、提携金融機関(三井住友銀行・三菱UFJ銀行・ゆうちょ銀行・イオン銀行・セブン銀行・ローソン銀行・イーネット)のATMでの出金手数料は、月に4回まで無料になります。

なお、入金に関しては、いつでも手数料無料です。

楽天銀行

楽天銀行で口座を開設して「ハッピープログラム」に入会すると、月に最大7回、ATM手数料が無料になります。

また、給与振込口座や年金振込口座に指定すると、他行振込手数料が月に3回まで無料です。

口座を利用することで「楽天スーパーポイント」が貯まります。楽天スーパーポイントは楽天市場などの楽天グループのサービスにも使え、お得にショッピングができるようになります

参考:楽天銀行

auじぶん銀行

auじぶん銀行は、auユーザーが特にお得に利用できるネット銀行です。利用に応じてau WALLETポイントが貯まり、auのサービスに活用できます。

また、カードローンの金利もauユーザーなら最大年0.5%優遇されます。

ただし、手数料に関してはauユーザーが優遇されるわけではありません

auじぶん銀行のサービス利用状況によって「じぶんプラス」のステージが5段階に振り分けられ、ステージが高くなるとATM手数料と振込手数料が無料になる回数が増えます

最高ステージの方は、ATMの入金手数料とじぶん銀行・三菱UFJ銀行への振込手数料が無制限無料、出金手数料が月に11回無料、他行への振込手数料が月に15回無料になります。

参考:auじぶん銀行

イオン銀行

イオン銀行では、取引状況に応じて4つのステージに振り分けられます。ステージに応じて、振込手数料が月に0~5回無料になり、提携ATMの利用手数料が月に1~5回無料になります。

なお、イオン銀行のATMで入出金する場合は、時間や曜日にかかわらずいつでも手数料無料です。

参考:イオン銀行

ジャパンネット銀行

日本最初のネット銀行でもあるジャパンネット銀行では、利用状況にかかわらず月に1回は無料でATMを利用できます

3万円以上の入出金に関しては、いつでもATM手数料は不要です。

また、振込手数料は無料ではありませんが、自行宛は1回55円、他行宛3万円未満は176円、3万円以上は275円と低く設定されています。

参考:ジャパンネット銀行

GMOあおぞらネット銀行

GMOあおぞらネット銀行では、セブン銀行とイオン銀行のATMなら、いつでも手数料無料で入金できます。

ただし、出金に関しては、利用状況から判定されるカスタマーステージによって手数料が無料になる回数が異なります

最高ステージの方は月に15回まで、最低ステージの方は月に2回まで手数料不要で出金が可能です。

参考:GMOあおぞらネット銀行

オリックス銀行

オリックス銀行も手数料が安いネット銀行です。投資信託の販売手数料はすべて無料ですので、資産形成に関心がある方にも利用しやすい銀行です。

また、提携ATMでの入出金はいつでも手数料不要、他行振込は月に2回まで無料で利用できます。

参考:オリックス銀行

まとめ

大手銀行でも手数料不要で入出金や振込が可能ですが、利用条件が厳しく、使いやすいとは言い難いでしょう。

一方、ネット銀行は手数料無料のハードルが低く、オリックス銀行のように常に無料で入出金できたり、イオン銀行のように自社ATMなら常に無料で入出金できたりする銀行も珍しくありません

1回1回の手数料は安くても、何度も利用すると少なくない費用がかかります

ぜひ手数料に注目して、お得な銀行を選ぶようにしてください。

 

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