ファイナンシャル・プランナーの矢澤理惠です。皆さんから寄せられたお金に関するさまざまな悩みにお答えするシリーズの第3弾は証券会社の営業マン、Sさん(28歳)からです。

【Question】念願のスポーツカーが欲しいけど、ローンを組んで購入してもいい?どのように資金を捻出するのがベスト?

千葉県柏市在住のSさんは実家暮らしということで年収は500万円、貯蓄は300万円ほどとのこと。浪費癖があることを自覚しているそうです。

そんなSさんの相談とは、

ということでした。

【Answer】ローンを組んで購入してもOK!

好きなことのためにお金を使うのはOKです。Sさんの収入であればローンを組んででもスポーツカーを手に入れるのも良いでしょう。ただし、浪費癖があると自覚しているのであれば、まずはそこを修正しながら考えないといけません。

【Step 1】浪費の原因を把握

まずは何に浪費しているのかを把握する必要があります。
把握するための方法はいくつかありますが、家計管理ができるスマホアプリを使うのが手軽で始めやすいかもしれません。

家計簿アプリ(例)

Moneytree:https://moneytree.jp/
家計簿 おカネレコプラス:https://okane-reco-plus.com/
家計簿マネーフォワード ME:https://moneyforward.com/features

それぞれ特徴があるので自分が使いやすそうなものを選んでください。
ここで大事なのは記録をつけて終わりではなく、そこから使わなくてもよかったお金、つまり「浪費」を把握してそのお金を使わないようにする習慣を作ることです。

ここでいう「浪費」とは?

あとから思い出せないようなお金、つまり使途不明金がまず浪費の筆頭です。3か月くらいこまめに記録したとしても、使途が記憶に残らないお金は必ず出てきます。このお金を徹底的になくすことを心がけると、浪費が少なくなるはずです。あわせて、あとから「無駄だった」と後悔するような買い物も無くしましょう。

年収500万円はけして安いお給料ではありませんが、好き放題使ってしまってはいくらあっても足りません。使うべきところとシメるところのメリハリは自分の中できちんとつけましょう。

【Step 2】支出の調整と諸費用を考える

家計簿アプリで何にお金を使っているかが見えてきたら、まずはそれを修正します。

そのうえで、購入に必要な経費を考えます。
新車を購入する場合、車体価格のほか、税金やリサイクル料金、諸費用がかかります。

例えば車両価格が300万円(税込)の車の場合、そのほかの諸費用で20万円前後かかりますので320万円ほどとなります。

銀行等の安いマイカーローンでも、金利は2%前後からが多いのが現状です。それに引き換え、2%で預けられる預金は無いので貯蓄を車の購入に充てる方が良いかもしれません。貯蓄を全額崩すのは心もとない、ということであれば200万円を購入代金に充てて、残金でローンを組むという選択肢でも良いと思います。

ローンを組むとしても、ディーラーなどで勧められるものは基本的に金利が高いので、まずはローンの見積もりだけもらい、必ず持ち帰って他の銀行のマイカーローンなどと比較検討して決めてくださいね。

【Step 3】:年間の維持費を考える

念願の車を買ったらそれで終わりではありません。

基本的に車を保有すると燃料代、任意保険料、車検整備費用、自動車税などが必要です。幸いなことにSさんの実家は車を置くスペースがあるので、駐車場代は省けますが愛車はスポーツカーなのでガソリンはハイオクです。今まで乗っていた中古のコンパクトカーと比べると、燃費を含めて維持費は上がります。

そしてスポーツカーは事故率が高いものが多いため、任意保険料が一般の自家用車より高めです。86は今のところそれほど高く設定されていませんが、今後事故率が上がってしまうと任意保険料も値上がりする可能性があると心づもりしておいた方が良いかもしれません。

例えばSさんが年間1万キロを愛車で走行したとしましょう。燃費が平均10リッターとして、1,000リッター使用、ハイオクの金額を142円として年間142,000円任意保険料は車両保険有で8万円前後、車両保険無しで4万円前後ですが、新車の場合はできれば車両保険を付けることをおすすめします。車検代(初回3年目その後2年ごと)10万円前後自動車税39,500円とすると、車検代を2年に1回と換算して1年分5万円、ータルで最低でも年間30万円程度の支出を考えることになります。

これ以外に遠出すれば高速道路代がかかりますし、思わぬ修理やタイヤ代、整備等が必要なこともあり得ますから実際は40万円程度は年間の維持費として見積もることになります。

まとめ

年間の維持費と120万円のローンを組んだと考えて、毎月いくらまでなら支払っていけるかを考えると、120万円のカーローンの期間もおのずと決まってきます。
維持費の40万円を月割りすると1か月33,000円ほどなので、毎月5万円までなら車に使えるとすればローンの支払いは17,000円程度まで。2%で借り入れた場合は6年半くらいで返済してだいたい5万円くらいと試算できます。

購入前に始めた家計簿アプリを活用して、締めるところはシメて、きちんと計画した上で大好きな愛車とのカーライフを考えてほしいと思います!

【矢澤先生のプロフィールはこちらから】
▶︎https://manekatsu.com/lecturers/yazawa.html

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