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M life 記事

老後 2018.11.21

【FP監修】年金手帳とは?年金初心者の為の年金手帳ガイド

 

 

公的年金に加入すると、国から1人に1冊交付されるのが年金手帳です。年金を支払ったり、受け取ったりする上でとても大切な情報が記されています。しかし、どんなことが記載されているのか、どんな役割があるかよく分からないという方も多いのではないでしょうか?

 

そこで、この記事では年金手帳とはどんな役割があるものなのか、どんな時に使うのかなど気になる年金手帳について解説していきます。

 

年金手帳とは?

 

 

年金手帳とはどのようなものなのでしょうか?いつ交付されるのか、どんなことが記載されているのかなど年金手帳の基本的な情報について紹介していきます。

 

年金に加入した際に交付される手帳

年金手帳とは、公的年金に加入した際に交付されるものです。公的年金に加入するのは、国民年金の場合は20歳になった時点です。厚生年金の場合は厚生年金制度を導入している企業に入社した時点で加入します。

 

20歳になる前に厚生年金に加入していなければ、日本国内に住んでいる20歳以上の方は国民年金の被保険者になります。20歳になったら、厚生年金に加入している方、共済組合に加入している方、またはその配偶者に扶養されている方を除いて国民年金第一号の加入手続きをしなくてはなりません。国民年金または厚生年金に加入した時点で年金手帳が交付されます。

 

身分証明のための手帳

年金手帳は身分証明にも使用できるものです。日本では「公的機関によって発行された身分証」として定められているものが複数あります。運転免許証、パスポートなどと同様に、年金手帳は公的な機関である日本年金機構から発行された身分証として使用が可能です。

 

ただし、運転免許証やパスポートが1つで身分証として利用できるのに対し、年金手帳は健康保険証や共済組合員証などほかの身分証と合わせて提示しなくてはならない場合もあります。

 

加入者1人につき原則1冊

年金手帳は原則として1人1冊発行されます。年金手帳は1997年に基礎年金番号が導入されたことにより、1人に1つ割り振られた基礎年金番号が記載された一冊のみを使用することになりました。

 

1997年以前に複数の年金手帳を発行され、手元にお持ちの場合は青色の表紙の手帳があるかを調べましょう。青色の年金手帳があれば、そこに記載された基礎年金番号がその方の基礎年金番号になります。青色が2冊あり、同じ年金番号が記載されている場合は、どれか1冊を保管しておけば大丈夫です。

 

青色が2冊以上あり、それぞれ違う基礎年金番号が記載されている場合は、基礎年金番号が2重に発行されています。青色とそれ以外の色の年金手帳があった場合は、基礎年金番号で管理できていない記録がある可能性があります。すべての年金手帳が青色以外の方は、基礎年金番号通知書が手元にあるかを確認します。

 

青色が2冊以上あったり、違う色の年金手帳をお持ちの方で厚生年金保険に加入したりしている方は、会社の社会保険担当の方に相談しましょう。厚生年金保険に現在加入していない方は、年金事務所へ手元にあるすべての年金手帳を提出して手続きを行ってください。

 

年金手帳の発行

 

 

年金手帳を発行してもらうにはどのような手続きを行えば良いのでしょうか?年金手帳の発行についてご紹介します。

 

年金手帳をもらうのはいつ?

年金手帳がもらえるのは、20歳になる前に厚生年金保険に加入した時、または20歳になり国民年金第一号の加入手続きを行った時です。

 

日本に住んでいる20歳以上60歳未満の方は、国民年金の被保険者になります。20歳になったら国民年金第一号の加入手続きを行わなくてはなりません。手続きは現在お住いの市区町村にある役所にて行うことが可能です。

 

20歳になっていなくても、厚生年金保険に加入した時、厚生年金保険や共済組合に加入している方の配偶者として扶養に入った場合にも年金手帳は発行されます。

 

年金手帳が交付されるまでの手続き

ここでは20歳になり、国民年金に加入する時の手続きをご紹介していきます。

 

20歳の誕生日の前月から誕生月の上旬に、日本年金機構から「国民年金被保険者関係届書」が郵送されてきます。この書類に必要事項を記入した上で、住んでいる市区町村の役所か、お近くの年金事務所に提出してください。

 

学生などで年金の掛け金の支払いに猶予が必要な場合は、保険料の納付猶予制度や学生納付特例制度の申請書を提出することも可能です。申請書は日本年金機構のホームページにある「国民年金保険料に関する手続き」(https://www.nenkin.go.jp/shinsei/kokunen.html)からダウンロードすることが可能です。不明な点があれば近くの年金手帳に問い合わせるとよいでしょう。

 

手続きを行うと自宅に年金手帳が届きます。年金手帳は保険料納付の状況の確認や、将来年金を受け取る時にも必要になるとても大切なものです。きちんと保管しておきましょう。

 

20歳未満で厚生年金保険や共済組合保険に加入する場合は、会社の社会保険担当の方の指示に従ってください。

 

年金手帳を交付されない人

国民年金に加入する前に厚生年金保険、共済組合保険に加入した方には年金手帳は交付されません。

 

厚生年金保険の場合は、加入した時点で企業を通じて申請が行われ、年金手帳が交付されます。しかし、企業によっては紛失を防止するため会社の方で預かっている場合があります。厚生年金保険に加入しており、手元に年金手帳が届いていない場合は会社に確認してみましょう。

 

公務員が加入するのが共済組合保険です。20歳未満で公務員となり、共済年金に加入した場合は年金手帳の交付はされません。基礎年金番号は通知されますが、年金手帳の交付は行われないということを覚えておきましょう。

 

年金手帳がない場合でも基礎年金番号がある

年金手帳が手元にない、発行されていない方の場合でも、公的年金に加入した時点で基礎年金番号が割り振られています。年金手帳が送られていない場合でも、基礎年金番号通知書で通知されます。

 

年金手帳が手元になく、基礎年金番号を確認したい場合は誕生月に日本年金機構から送られてくる「ねんきん定期便」というハガキを確認すると良いでしょう。2016年より、ねんきん定期便にも基礎年金番号が記載されるようになっています。

 

ねんきん定期便も手元にない場合は、最寄りの年金事務所に行くと調べてもらうことが可能です。運転免許証など、本人確認できるもの持って行ってください。また、厚生年金に加入している方であれば、勤め先の社会保険担当者に教えてもらうこともできます。

 

企業入社時に年金手帳を提出する理由と退職時の注意点

 

 

厚生年金に加入している企業に入社する時は、年金手帳の提出が求められます。どうして年金手帳を提出しなければならないのでしょうか?

 

厚生年金の加入者番号が必要になる

入社時に年金手帳の提出が求められる理由は、厚生年金に加入する時に基礎年金番号が必要になるからです。

 

会社に就職すると自動的に厚生年金に加入することになります。厚生年金に加入する手続きを行うには、年金手帳に記載されている基礎年金番号が必要です。基礎年金番号は1人に1つ発行されるとても大切な番号です。間違いがあってはいけないため確認するためにも年金手帳を提出することを求められるのです。

 

紛失を防ぐため

年金手帳は基本的に1人に1冊交付されるものです。普段使う物ではないため、「しまいこんでしまってどこにあるのか分からない!」ということもあります。そのため、企業によっては年金手帳を提出してもらったあと会社側で保管するというところもあります。会社でまとめて保管することで、紛失を防ぐというわけです。

 

退職時は忘れずに返却してもらおう

年金手帳を会社側に預けている場合は、退職時に返却してもらう必要があります。退社時の書類の中に自分の年金手帳が含まれているかを必ず確認し、無い場合は会社側に問い合わせしてください。

 

年金手帳の種類

 

 

年金手帳にはいくつかの種類があります。年金手帳の種類について解説していきます。

 

年金手帳の色の違い

年金手帳には青以外に、カーキやオレンジなどの色があります。それぞれの色の違いはどのようなものなのでしょうか?

 

カーキ色とオレンジ色の年金手帳とは?

カーキ色とオレンジ色の年金手帳の違いは、発行された年代の違いにあります。

 

カーキ色の年金手帳は、国民年金手帳とも呼ばれます。日本で国民年金制度が開始された1961年から、国民年金と厚生年金の手帳が統一される1974年11月まで発行されていました。この時代の厚生年金の被保険者証は緑色をしています。

 

オレンジ色の年金手帳は、1974年の11月から基礎年金番号制度が開始された1997年1月まで発行されていました。オレンジ色の年金手帳は国民年金と厚生年金の記号・番号記入欄が1冊にあるため、年金制度を変更する場合でも手帳を再発行しなくてもよくなっています。

 

現在はブルーの年金手帳

現在発行される年金手帳はブルーです。基礎年金番号制度が開始された1997年1月からはブルーの年金手帳となりました。すべての公的年金に対応が可能です。

 

年金手帳の代わりになる基礎年金番号通知書

年金手帳の代わりになるものとして挙げられるのが、基礎年金番号通知書です。現在は年金の加入記録をすべて、基礎年金番号で管理しているため、基礎年金番号が分かれば年金記録を問い合わせることが可能です。

 

結婚して氏名や住所が変わった時の年金手帳の手続きは?

 

 

結婚して氏名や住所が変わった時はどのような手続きをとれば良いのでしょうか?

 

氏名や住所の変更届けする必要がある

結婚などで氏名や住所が変わった時は、それぞれ申請が必要です。氏名変更と住所変更は違う書類を用意する必要があります。

 

変更を申請する先は被保険者の種別によって異なる

健康保険(協会けんぽ)と厚生年金保険に加入している方は、会社を通じて氏名変更届や住所変更届を提出します。国民年金に加入している場合は、住んでいる市区町村の役所に氏名変更届や住所変更届を提出してください。

 

被保険者の種別とは

被保険者種別とは、被保険者を区別するために設けられた区分です。国民年金では、第一号・第二号・第三号に分けられます。

 

第一号は自営業者・農業者・フリーランス・学生・無職など第二号または第三号被保険者には当たらない20歳以上60歳未満の方です。

 

第二号被保険者は厚生年金や共済組合に加入している方です。

 

第三号は第二号被保険者に扶養されている配偶者で20歳以上60歳未満の方です。

 

年金手帳を紛失した場合

 

 

年金手帳を紛失してしまった場合はどうすれば良いのでしょうか?年金手帳を紛失した時の対処法についてご紹介します。

 

実家にある可能性

年金手帳が発行されるのは、20歳になり国民年金に加入した時点です。実家に保管されていることも多いため、まずは実家に年金手帳がないか確認してみましょう。

 

見つからない場合は再発行申請

年金手帳を紛失してしまったり、破損してしまったりした場合は再発行が可能です。年金事務所に再発行を申請しましょう。再発行の申請には手数料はかかりませんが、再発行には時間がかかります。

 

即日発行されることはなく、後日郵送となるため注意が必要です。入社が決まった時点で年金手帳が手元にあるか確認し、もし見つからない場合は早めに再発行を申請しておきましょう。

 

再発行後に見つけた場合の対処法

再発行後にもとの年金手帳が見つかった場合は、まず基礎年金番号が同じかどうかを確認します。まったく同じであればどちらか一方を保管しておきましょう。基礎年金番号が万一違っていた場合は、年金事務所に問い合わせましょう。

 

まとめ

 

 

年金手帳について解説しました。年金手帳は基礎年金番号や年金の記録が記載されたとても大切なものです。しっかり保管しておきましょう。

 

監修者:大間 武(ファイナンシャルプランナー)

 

 

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