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M life 記事

旅行 2019.1.18

アメリカ ワシントン州(シアトル近郊)に移住する際の注意点

 

アメリカは州が違えば国が違うほどに法律が違い、各州が独立しています。例えば飲酒や喫煙、運転のできる年齢も州ごとに違います。筆者は2018年の8月にワシントン州に引っ越してきました。その時に準備したこと、そしてもっと早くに準備しておけばよかったと思ったことについてまとめてみます。

 

【事前準備編】

 

まずは移住する前に必要な事前準備から見ていきましょう。

 

日本から準備出来ること

 

アメリカへ引越すことが決まったら、何からどう手を付けていけばよいか分からなくなると思います。多少の例外はあるかもしれませんが、アメリカへの引っ越し準備にはおおよそ2か月程度、最長でも3か月程度確保できれば、ほとんどの準備が完了します。

 

お金に関係する諸手続き

〇日本の銀行をどうするか

日本では、複数の銀行口座を所有する方がほとんどだと思います。メガバンク、地方銀行、ゆうちょ、ネット銀行など様々です。しかし、これから日本を離れるので、全ての口座を維持し続けると管理が煩雑になります。必要最低限数に銀行口座をまとめましょう。

 

私が残したのは、三菱UFJ、プレスティア(元シティバンク)、地方銀行の3行だけです。

 

銀行によっては、海外に住所を移すことで口座を維持できなくなるものもありますのであらかじめ、ご自身の銀行にご確認下さい。

 

〇後日返金や引き落としがされるものを想定して必ず1つは銀行口座を残しておく

筆者が残した口座に、渡米後返金や入金があったもの、また支払ったものは以下のとおりです。

  1. 児童手当最終月までの分
  2. 各種保険の解約後の調整金
  3. 生協の出資金返金
  4. 会費の払い戻し
  5. 確定申告還付金
  6. 日本のクレジットカードの支払い

 

銀行口座をスリム化する際に、各種引き落としや受け取りの口座を一本化しましょう。

 

〇アメリカの銀行口座を日本で開設    

日本からアメリカへ引っ越す際に、お金をどうやって持っていこう?と私は悩みました。現金を100万円以上持参して飛行機に乗る際には別途申告が必要です。また、そんな金額の現金をもって飛行機に乗りたくもありませんでした。そこで、日本にいる間にアメリカの銀行口座を開設し、渡米前に日本の口座からアメリカの口座へオンラインで送金をしました。

 

2018年夏時点では、日本からアメリカの銀行口座を作ることのできるサービスは三菱UFJ銀行のカリフォルニアアカウント・プログラムというものだけでした。こちらではアメリカのユニオンバンクの銀行口座が、日本にいながらにして開設できます。

 

【参考】三菱UFJ カリフォルニアアカウント・プログラム:

http://www.bk.mufg.jp/tsukau/kaigai/kouza/cali/index.html

 

〇カリフォルニアアカウント・プログラムでの注意点

【チェッキングアカウントとセービングアカウント】

チェッキングアカウントというのは日々の支払いに充てるという出金のためのアカウントとして使われるのが一般的です。

セービングアカウントというのは貯金のためのアカウントで、基本的には出金を行わない使い方をされます。

 

【セービングアカウントのデメリット】

私はこの二つの違いがあまり理解できておらず、チェッキングは作らず、セービングだけを作って渡米しました。そしてアメリカに着いてからも現金が必要な際はこのセービングアカウントからATMなどを使って出金していました。

 

しかしアメリカの銀行の規則によると、短期間(およそ1か月)の間にセービングアカウントからお金を6回以上引き出してはならないというものがありました。この回数を超えるとアカウントがブロックされることもあると銀行で聞かされました。

 

更に困ったことに、アメリカのATMは引き出し上限額が200ドルや300ドルまでなので、一回にこの金額で月に6回はあっという間に超えてしまいそうで慌ててチェッキングアカウントを作りました。

 

セービングアカウントはその名の通り、貯金を目的としていますので、預金につく利子はチェッキングよりも少し高めになっています。

 

【所要期間】

カリフォルニアアカウント・プログラムを利用するには三菱UFJ銀行の口座を持っていることが前提になりますので、私はこの口座開設も併せて行いました。途中で書類の不備があったりしましたが、1か月ほどで完了しました。近くに三菱UFJ銀行があれば良いですが、店舗がない場合は、何度か足を運ぶことが大変かもしれません。

 

アメリカのクレジットカードについて

 

 

日本ではクレジットカードを作ることは全く難しくありません。即日発行のクレジットカードもあるくらいです。しかし、アメリカでクレジットカードを持つのはとても難しく、1番初めのカードを作るのが最も難しいです。

 

クレジットヒストリー

アメリカのクレジットカードを作るにはアメリカでのクレジットカードヒストリーが必要になります。しかし、初めてアメリカに引っ越してくる場合にはクレジットヒストリーは存在しません。そうすると、クレジットカードを作ることができないのです。

 

クレジットヒストリーは生活のあらゆる場面で関わってきます。例えば家賃の支払い、公共料金の支払い、携帯電話の支払い、全てに関わっています。支払いが遅れるとクレジットヒストリーに影響がでます。例えば、住宅ローンの支払いの際に、悪いクレジットヒストリーの人は良いクレジットヒストリーの人よりも多くの利子を支払うことになり、高額の買い物をする際に大変不利になります。

 

どうやったらクレジットカードが作れるのか

筆者だけではないと思いますが、アメリカへの駐在、移住の予定がある方は、初めてのクレジットカードとしてANAかJALのクレジットカードを申し込まれることがほとんどです。この2つは日本でのこれまでのクレジットカードの使用履歴等を考慮してカードを発行します。(アメリカのクレジットカードは日本での履歴を考慮してくれません)特段の問題が無ければカード発行されます。カードの申し込みは渡米の90日前からできました。

 

カードの受け取りは渡米後になりますが、カード申し込み審査は日本にいる段階からできました。

 

【参考】ANA USA:https://www.anacardusa.com/about/tokuten.html

【参考】JAL USA:https://www.jalusacard.com/about/

 

ワシントン州では日本の運転免許が有効!?

日本の有効な運転免許を持っていると、簡単な手続きと費用を支払うことで、アメリカの運転免許証が取得できます。運転をするかしないかに関わらず、アメリカでは運転免許証が写真付きIDとして様々な場面で使われますので、渡米後早い時期に取得されることをおすすめします。アメリカ運転免許に関しては事後準備で詳しく記述します。

 

国際免許(1年のみ有効)

渡米後すぐに運転をする必要がある方は、あらかじめ日本で国際免許を取得してくる必要があります。こちらの手数料は自治体の免許センターに問い合わせてください。

 

また、自分の運転免許の更新時期がいつなのかを確認し、次回の更新までに日本に帰国の予定がない場合は運転免許更新を前倒しした方が良いでしょう。

 

筆者の場合は、2019年の秋に更新でしたので、前倒して2018年夏に更新をしました。前倒しで更新をすると有効期間が1年短くなるという規定があるのでご注意ください。

 

引越し荷物

 

 

筆者は夫婦と5歳と1歳の子供の4人家族ですが、日本からは家具や食器等は何も持っていきませんでした。主に衣類とおもちゃと思い出の品などでした。海外引越業者を幾つか探してみましたが、とても高く、新しく家具が買えるのでは?と思い、必要最低限のものだけで移住しました。

 

だいたい何でも揃います

日本でも既に有名かもしれませんが、TJ Maxx、Ross、Marshallsといったアウトレット店が大変充実しています。衣類はもちろん、家具、食器、寝具、おもちゃ、基本的にはなんでも揃います。しかもどれも驚くほど安いです。私が驚いたのは、DKNYのシャワーカーテンが$15(2,000円弱)、ワイングラス4個セット$5(600円弱)、かけ布団一式$50(6,000円程)など、とにかく何でもありました。

 

どれもデパートからのアウトレット品なので、1点ものではあるものの、良いものに巡りあえるかもしれません。

 

役所関係の手続き(住民票を抜く場合)

 

 

筆者は家族でのアメリカ本格移住で、日本に戻ってこないという想定のもとで住民票を抜いてきました。

 

〇住民票関係

最寄りの市役所、区役所などで海外への移転届を出します。出発日(もしくはおおよその出発)が決まればすぐに手続きをすることをおすすめします。

 

〇マイナンバーカード

こちらは住民票の手続きと同時に行うことが出来ます。マイナンバーカードをお持ちの方は表面に海外への移転についての記載がされ、手元に帰ってきます。たとえ日本の住民票を抜いたとしてもマイナンバーは変わりません。後日帰国してきてもマイナンバーは同じです。

 

〇国民健康保険

会社にお勤めの方は会社の社会保険の手続きに従ってください。筆者は個人事業主でしたので、国民健康保険でした。こちらも海外移転手続きと同時に行います。

 

〇国民年金・社会保険

会社勤めの方は会社の手続きに従ってください。国民年金は、日本に住民票を置いていない場合は支払いの義務というものはありません。しかし、任意で支払いを続けることも可能です。

 

筆者の場合はアメリカで働き、アメリカでの年金を納める予定でしたので、日本での年金の支払いに関しては、「NO」という意思表示をし、手続きをしました。

 

日本とアメリカのように2国間で年金の受給資格等に関しての協定があるならば、たとえ両方の国で年金を支払っていても決して無駄にはなりませんが、全てご自身の判断です。私は両国で支払うほどの余裕はない!と日本での支払いを止めました。

 

〇児童手当

筆者には5歳と1歳の子供がおります。私たちは年に3回の支払いで児童手当を受け取っていました。これは住民票を抜くと受給資格を失いますので、私は8月末に引っ越しという予定で届け出を出しましたので、児童手当も8月いっぱいまでとなりました。

 

通常2, 6, 10月の受け取り月でしたが、私たちの最終分児童手当は渡米後1か月ほどした9月に支払われていました。

 

〇確定申告

会社勤めの方は特に必要ないかもしれません。個人事業主など、申告の必要がある方は事前に申告を行います。

 

渡米の時期にもよりますが、通常の申告の時期でない場合でも、確定申告は行うことができ、準確定申告と呼ばれます。こちらについては最寄りの税務署に確認して下さい。筆者の場合は資料が少なかったこともあり、準備期間は1週間程度でした。もしも間に合わない場合は、通常の申告時期にアメリカから郵送することももちろん可能ですし、日本にいる方に代理を頼み『納税管理人』としてあらかじめ依頼しておくこともできます。

 

【事後準備編】

 

事後準備は、駐在の方、ミリタリーの方などは特別な手続きがあるかと思います。筆者はどちらでも無く、永住者としてアメリカに引っ越した場合の手続きです。筆者は、渡米後すぐ夫の実家にお世話になりましたので、住所は全てここに設定して手続きを開始しました。

 

アメリカの運転免許取得

 

 

筆者は運転免許の申請を一番初めに行いました。写真付きIDが他にないと、どこへ行くにもパスポートを常に持ち歩かなければならないのです。また、運転免許がない限りは家探しや新しい銀行口座開設などあらゆる生活面の手続きが煩雑になります。

 

アメリカの運転免許申請

持参するものは領事館のHPで事前にご確認下さい。

  1. 在シアトル日本国総領事館にて運転免許証抜粋証明を取得(3営業日以内)
  2. 運転免許証抜粋証明をもってDriving Licensing officeで申請(仮の免許証が即日発行)
  3. プラスティックのカードが1週間で自宅(義父宅)へ郵送で届く

 

【参考 在シアトル日本国総領事館】

https://www.seattle.us.emb-japan.go.jp/itpr_ja/00_000204.html

 

【参考 日本語情報サイトJungle city】

https://www.junglecity.com/live/life-howto/driver-license-japanese-license/

 

家探し

 

 

筆者のようにアメリカでのクレジットヒストリーが無いと、家探しの選択肢はかなり限られました。アパートメントの契約が最も簡単な方法でした。手続きの概要です。

 1. ネットでアパートの空室確認

 2.実際にアパートの管理オフィス(アパート敷地内)に行き、最新の空室状況確認

 3.入居申込書記入

 4.手付金のチェック(小切手)を持参

 5.犯罪歴、クレジットヒストリーなどの審査

 6.承認が下りた連絡

 7.入居日確定、契約書サイン

 8.引っ越し完了

 

筆者のアパートは空きがなかなか出なかったので、渡米後2か月待ちました。上記の手続きは申し込みから審査までは2週間程度で完了しました。

 

毎月の家賃の支払いは管理会社のHPからアカウントを作成して、オンラインで支払う形式になっています。

 

車探し

 

 

アメリカ生活では車は必需品です。筆者は家探しと車探しは同時進行で行いました。

 

〇クレジットヒストリーが無いと車購入が難しい

事前準備で記載したように大きな買い物をするときには必ずクレジットヒストリーが関わってきます。私たちはディーラーで、中古の車を購入しようとしました。しかしクレジットヒストリーが無かったために、分割払いの手数料が最も高くなり、車代に対する手数料や利子の金額に大変驚きました。結局、義理の父が一括で支払ってくれたので何とかなりましたが、車購入はかなり厳しかったです。

 

しかしそれでも車はやはり必要ですので、そういう場合は、現地の日本語サイトやSNSでの個人間の売買を利用することもできます。しかし、全て自己責任ですし、アメリカ人は値段交渉がとてもうまいです。個人での売買の場合は、アメリカ人ネイティブの助けを借りるなどして、交渉を自分に有利に持っていきましょう。

 

【参考】Kelly Blue Book(車の値段)

 

私は、自分用の2台目の車の購入は個人売買で行こうと考えています。このサイトで大体の価格の目安を把握して、値段交渉をすることになります。

 

子供の学校、保育園探し

 

 

5歳と1歳の預け先についてはかなり苦労します。待機児童はこちらでも深刻な問題です。

 

5歳のキンダーガートン

筆者の上の子供は5歳なので、ワシントン州ではキンダーガートンと呼ばれる義務教育の1年目が始まります。キンダーガートンは小学校の0年生というようなイメージで、小学校の中にキンダーガートンのクラスがあります。子供たちは0年生(キンダーガートン)から小学校に通い始めるのです。

 

この5歳の起算時期に関しては各州で違いがあります。ワシントン州では8月31日までに満5歳になる子供がキンダーガートンに入学できるとされています。しかし、早生まれ(7月、8月)の子供は親の判断で、一年遅らせることも可能です。私の子供は7月生まれでアメリカの早生まれに当たりますが、遅らせることなく入学を決めました。

 

もし本人の理解度が足りない場合はもう一年同じ学年を過ごすこともできます。いわゆる留年です。留年と聞くと響きが悪いのですが、アメリカではこの早生まれの対応などで、学校のクラスの友達は皆同じ年齢とは限りません。

 

また、英語を母国語としない国から引っ越して来た場合は地元の子供と比べると理解度が遅くなってしまいます。

 

筆者の住むエリアのほとんどの小学校で英語の補講クラスがあります。英語を全く理解しない子供もいるので、そういう子供のフォローがとてもしっかりしています。

 

日本語の補習校はワシントン州ですと、ベルビューという日本人の駐在ファミリーが集中するエリアにあると聞いています。

 

【参考】日本語補習校:http://www.seajschool.org/

 

保育園

保育園はありますが、高額です。朝6時から夕方6時までの預かりで日本円にして毎月15万円ほどかかるところばかりでした。私の住むエリアの平均月収は日本円で30万円程度といわれているので、保育園の料金の占める割合の高さは驚きです。

 

3歳未満に関しては郡の補助の出る公的な保育園もありますが、全て空きがありません。3歳を過ぎると日本でいう幼稚園のような預け先があり、もう少し選択肢が増えます。しかしながら、私たちは保育園探しを諦めました。

 

そのかわり、郡のサポートシステムを利用することにしました。これは、3歳未満が対象で、郡から派遣される保育士さんが毎週1回90分自宅に訪問して下さいます。その際には絵本読み聞かせや様々な遊びを通して、自宅で保育園のような体験ができます。

 

このシステムに申し込みをしておくと、3歳になった時に郡の公的な保育園に優先的に入れるということでした。従って、我が家はこの先1年ほどは毎週保育士さんに自宅に来て頂くことになります。

 

まとめ

 

 

筆者の場合は事前準備に約2か月、事後準備も2か月ほどかかりました。筆者は日本では自営業だったので平日に銀行に行ったり役所に行ったりというように時間が自由に使えましたが、会社勤めの方ではそうはいかないかもしれません。事前準備は少しでも早く始めることをおすすめします。

 

どうか、皆さんのアメリカで新生活が順調に始められますように!日本とは違うことがたくさんありますが、こちらの生活もなかなか楽しいですよ。また、ワシントン州には沢山の日本人コミュニティがありますので、あちこちでサポートが受けられますので、安心してくださいね。

 

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