【最新版】大阪の大規模再開発をレポート!

2025年の大阪万博を目前にして、大阪では大規模な再開発事業がおこなわれています。すでに西日本を代表する商業・文化・交通の要所でもある大阪ですが、再開発を経て、さらに大きく発展していくことが予想されています。
大阪の大規模再開発の内容と再開発後の見どころについてまとめました。
投資やお金の殖やし方が学べるマネカツセミナー
↓ 詳しくは画像をクリック ↓
大阪再開発が今アツい!!その詳細とは?
今、大阪ではさまざまなエリアが再開発されています。大阪を訪れた方がまず目にするのは、JR大阪駅の北部に広がるエリア「ウメキタ」なのではないでしょうか。
大阪の玄関口ともいえる大阪駅のすぐ北側に、約17ヘクタールもの土地が未開発の状態で広がっています。
大阪は今再開発ラッシュ
大阪は、再開発ラッシュを迎えています。大阪駅の北側エリア(ウメキタ)だけでなく、人工島の夢洲(ゆめしま)、中之島周辺、阿倍野(天王寺)一帯など、大阪市内の至る所で大規模な開発事業がおこなわれています。
大阪の都市開発の歴史
大阪は、元々計画的に都市開発がおこなわれてきた都市です。安土桃山時代には豊臣秀吉が大阪城を中心に水路や街路を整備し、城下町としての街づくりを推進してきました。
また、整備された水路を活用して物流が発展し、現在まで続く商売の街としての基盤がつくられました。
大正時代以降は都市計画法や市街地建築法などの法律に基づいた都市開発がおこなわれ、道路の拡張や区画整備が推進されるようになりました。
第二次世界大戦で大阪市域の約1/4が焦土と化した後も、計画的に都市部の幹線道路の整備や緑化促進が実施され、現在の国際都市・大阪を作り上げてきています。
なぜ今再開発なのか?
現在、大阪では世界的規模のイベントをいくつか控えています。しかし、イベントを成功へ導くためには、大阪が今以上に便利で快適な都市にならなくてはいけません。
来るべきイベントに備え、不便な場所や放置されているスペースの再開発に着手しているのです。
大阪で再開発が続く理由
大阪で再開発ラッシュが続いている理由としては、主に次の3つのイベントを控えていることを挙げられます。それぞれのイベントと大阪の関わりについて見ていきましょう。
2020年東京オリンピック
2020年7月~8月に、東京で夏季オリンピックが開催されます。大阪で競技がおこなわれる予定はありませんが、選手や観客が大阪に足を延ばして観光する可能性が充分に考えられます。
2025年大阪万博
2025年には大阪で、55年ぶりとなる万国博覧会が開催されます。人工島・夢洲が開催予定地ですが、インフラの整備や夢洲までの交通手段などがまだ十分ではありません。
IR誘致
大阪万博終了後の夢洲は、統合型リゾート(IR)の候補地にもなっています。IR誘致が実現したときには、コンベンションセンターや宿泊施設、カジノ施設などの建設が必要となるでしょう。
大阪の再開発の大きなみどころ
2020年の東京オリンピックと2025年の大阪万博、そして、実現は未確定ではあるものの都市構想の1つとして挙げられている統合型リゾートの建設。
3つのイベントをスムーズにおこなうため、そして、これらを契機として大阪がさらなる発展をしていくために、再開発がおこなわれています。
再開発の見どころを5つのポイントに分けて紹介します。
再開発の主なエリア
現在、大阪では、阿倍野や中之島、新世界等のさまざまな場所で再開発がおこなわれています。その中でもとりわけ大規模な再開発が実施されているエリアとしては、次の2つ挙げられます。
大規模な再開発がおこなわれているエリア
・ウメキタ(大阪駅北側)
・夢洲
ウメキタ1期地区に続き、2期地区の再開発が始動
かつて国鉄の貨物駅があった大阪駅北側の約24ヘクタールの土地は、1期(約7ヘクタール)と2期(約17ヘクタール)に分けて再開発がおこなわれています。
1期はグランフロント大阪などの商業施設の完成により、すでに完了しています。現在、2期が2027年の竣工を目指して始動しています。
観光客を狙った大規模ホテル建設
現在、続々と大規模ホテルが建設されています。主に北浜や本町、心斎橋、長堀橋といった中心部に建てられており、観光客がショッピングやグルメを楽しみやすいように工夫されています。
関空と大阪・京都間の行き来をスムーズにするなにわ筋線計画
関西空港が開港した当初から、京都と新大阪、天王寺と関空を結ぶ特急列車「はるか」が運行しており、関空と京都・大阪間のアクセスは不便ではありませんでした。
しかし、乗車券に加えて特急料金が必要なため、気軽な交通手段とは言い難いのが現状です。
大阪市を南北に結ぶ「なにわ筋線」を作ることで、特急に乗らなくても短時間、かつ少ない乗り換え回数で関空へアクセスできるように図っています。
大阪万博会場となる夢洲エリアの開発と延伸計画
夢洲は、ユニバーサルスタジオジャパンの西側にあり、2020年1月時点では電車が通っていません。
西九条駅とユニバーサルスタジオジャパンを結ぶJR桜島線を西側に延伸し、大阪市中心部から直接、夢洲に行けるプランを立てています。
再開発に伴い建設が予定される新観光スポット
再開発によって、新たな観光スポットが建設される予定もあります。すでに完成した「なんばスカイオ」と今後建設が予定されている3つの施設を紹介します。
なんばスカイオ
2018年10月に開業した「なんばスカイオ」。南海難波駅に直結し、大阪メトロ「なんば駅」からも地下道経由で、7~9分ほどで到着します。施設内は主に海外の方が興味を持つ、日本の文化や健康に関する店舗で構成されています。
新今宮駅の星野リゾートの新施設
高級ホテルグループとして知られる星野リゾートが、2022年4月、新今宮駅前に新しいホテルを開業する予定です。
新今宮駅周辺は日雇い労働者が多く、下町のイメージがありますが、星野リゾートが進出することで思わぬ化学反応が期待できるでしょう。
夢洲駅タワービル(仮称)
夢洲駅は、夢洲のシンボルとなるようなタワービルとして建設されます。2024年の開業が見込まれ、55階建てになる予定です。
りんくう中央公園用地に新複合施設
関西空港からほど近いりんくうエリアに、複合施設が建設される予定もあります。国際会議や展示会の会場として利用できる施設やホテル、マンションなどが入る計画で、2024年の完成を目指しています。