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M life 記事

投資 2019.1.12

【株式投資入門】インカムゲインとは?キャピタルゲインとの違いとメリット・デメリット

株の利益には2種類あるのをご存知でしょうか。値上がり益である「キャピタルゲイン」と配当や株主優待をもらえる「インカムゲイン」です。

 

今回は、インカムゲインについて解説していきます。株式投資は難しいイメージがありますが、初心者の方は保有するだけで毎年もらえるインカムゲインの利益を狙うようにしましょう。その理由をこれから詳しくご説明していきます。

 

インカムゲインとは毎年安定的にもらえる利益

 

 

インカムゲインとは株式を保有することで安定的に継続して毎年もらえる利益のことです。株式投資では主に次の2つがあります。

 

● 配当

配当とは、企業が稼いだ利益の中から、株主に支払うお金です。

● 株主優待

株主優待とは、配当金とは別にモノやサービスを株主に贈るものです。

 

このように、企業の株主還元策である「インカムゲイン」に対し、値上がり益を狙うのが「キャピタルゲイン」です。「株で儲ける」というと、一般的にはキャピタルゲインをイメージするのではないでしょうか。

 

株を安い値段で買って高値で売れば、「キャピタルゲイン」となります。

例えば、1,000円の株を100株買って1,500円で売却すれば、以下のような利益になります。

(1,500円 – 1,000円) × 100株 = 50,000円

50,000円の利益が「キャピタルゲイン」です。

 

株の売り買いは毎日できるので、短期間で大きな利益を狙えるのがキャピタルゲインの魅力です。しかし、株価は値下がりすることもあります。先ほどの例でいえば、株価が500円に下がってしまえば、逆に50,000円の損失になってしまいます。

 

インカムゲインのメリット

一方、インカムゲインは保有することで毎年もらうことができます。保有しているだけでもらえるので、特別なスキルや株価を毎日チェックするなどの労力は必要ありません。インカムゲインのメリットは次の2つがあります。

 

● 定期的に収入が入ってくる

● 安全性が高い

 

インカムゲインはリスクが低く、毎年安定的に収入が入ってくるので、初心者の方が始めるには最適です。ただし、デメリットについても確認しておきましょう。

 

インカムゲインのデメリット

● 元本保証ではない

インカムゲインはリスクが低いといっても、株式投資ですので元本保証ではありません。当然、買った株の値段が下がることもあります。また、業績悪化などで配当や株主優待などのインカムゲインが減少・廃止になることもあるので注意しましょう。

 

● 大きな利益は狙えない

インカムゲインは年利で考えると数%程度です。キャピタルゲイン狙いなら、相場環境によって短期で20%以上、2倍や3倍の利益が狙えることもあります。

 

一方、インカムゲインは短期的ではなく、長期でじっくり利益を得ていく投資手法です。インカムゲインとキャピタルゲインの特徴をまとめると以下のようになります。

それでは、インカムゲインの利益である「配当」「株主優待」について具体的に見ていきましょう。

 

配当とは利益の一部を株主に還元すること

 

 

配当とは、企業が稼いだ利益の一部を株主に支払うものです。配当は1株あたりの金額で表します。例えば、1株50円の配当だとすると、100株保有していれば

 

50円 × 100株 = 5,000円

 

の配当をもらえます。1,000株持っていたら50,000円です。このように配当は「保有する株数」が増えるほど多くの配当を受け取ることができます。

 

配当利回りとは

「配当金を多くだしている会社はどこだろう?」と考えた場合、単純に配当金の額だけで判断することはできません。さきほどの「配当金50円」の場合でも、株価が1,000円のA社と2,000円のB社では投資金額が異なるからです。

 

配当金を多く出している企業を判断する際は「配当利回り」という指標で判断します。配当利回りが高いほど、株価に対して多くの配当金を出しています。計算式は以下のようになります。

配当利回り(%)= 配当 ÷ 株価 × 100

 

配当利回りを計算してみましょう。

● A社
株価1,000円

配当金50円

50円÷1000円 × 100 = 5%

配当利回り5%

 

● B社 

株価2,000円

配当金50円

50 ÷ 2,000 × 100 = 2.5%

配当利回り2.5% 

 

同じ配当金50円でもA社の配当利回りは5%、B社の配当利回りは2.5%となっているので、A社の方がオトクだといえます。

 

配当利回りは、東証1部銘柄の平均が2%前後です。ですから、3%を超えたら高配当銘柄だと判断します。
配当利回りが高い銘柄はランキングから判断できます。(2018年12月27日時点)

出典:ヤフーファイナンス

 

ランキングを見ると、5%を超える企業もあることがわかります。トップのプロスペクト(3528)は13.04%もあります。しかし、不動産や証券、ハイテク株など景気敏感株(景気動向によって株価が大きく動く株)というのは業績が安定していないので、株価が大きく下落する可能性があります。

 

高い配当利回りがあっても、それ以上に株価が下落してしまう可能性があるのです。そこで、初心者の方におすすめしたいのは、大企業のディフェンシブ銘柄です。

 

ディフェンシブ銘柄とは

ディフェンシブ銘柄とは、景気動向による業績の影響が少なく、株価が安定している銘柄です。以下のような業種があります。

 

● 電気・ガス業
● 医薬品
● 情報・通信業

 

これらの業種は株価が比較的安定していて下値不安が少なく、配当利回りも高いのでインカムゲイン投資にオススメです。

 

具体的に配当利回りを見てみましょう(四季報予想)

<電力>

関西電力(9503) 2.83%

中国電力(9504) 2.73%

<医薬品>

武田薬品工業(4502) 4.20%

田辺三菱(4508) 3.39%

<通信> 

KDDI(9433) 3.85%

NTTドコモ(9437)4.26%

 

このように高い利回りであることがわかります。ただし、ディフェンシブ銘柄でも元本保証ではなく、株価が値下がりすることや、配当金が減るリスクもあるので注意が必要です。1銘柄だけに投資するのではなく、複数の銘柄に分散投資してリスクを軽減させるようにしましょう。

 

株主優待とは企業から株主へのプレゼント

 

 

株主優待とは、企業が株主に自社製品や優待券、カタログギフトやお米などのモノやサービスを送るものです。

 

株主優待も株式を保有するだけでもらえるので、「インカムゲイン」になります。

配当や株主優待をもらうためには、「権利付き最終日」に株式を保有しておく必要があります。

通常は3月と9月の最終日が決算日の企業が多いです。決算日のことを「権利確定日」といいます。2018年3月は30日(金)です。

 

配当や株主優待を受取るためには、3営業日前の27日(火)の「権利付き最終日」に株式を保有しておく必要があります。28日(水)は「権利落ち日」となり、これ以降に株を持っていても3月期の配当や株主優待をもらうことはできないので注意しましょう。

 

人気の株主優待

人気の株主優待には以下のようなものがあります。

<イオン(8267)>

出典:イオン

 

● 投資金額 25万円

● 権利確定月 2・8月

● 優待内容  キャッシュバック

イオンでは、保有株数に応じて3~7%のキャッシュバックが受けられます。イオン系列のスーパーや専門店でお買い物をされる方にオススメです。

 

<吉野家ホールディング(9861)>

 

出典:吉野家

 

● 投資金額 18万円

● 権利確定月 2・8月

● 優待内容  サービス券(3000円相当)

牛丼でおなじみの「吉野家」で使えるサービス無料券です。

 

まとめ

 

 

今回は、株式の利益である「インカムゲイン」「キャピタルゲイン」の違いと、インカムゲインの2つの利益である「配当金」「株主優待」について解説しました。

 

値上がり益である「キャピタルゲイン」も株式投資の魅力ですが、損失のリスクが大きくなります。初心者の方は、まず「配当」や「株主優待」である「インカムゲイン」を狙って中長期で株式投資を始めることをオススメします。

 

ただ、リスクが少ないインカムゲイン投資でも元本が保証されているわけではありません。きちんと銘柄を分散させてリスクを減らす事が必要です。また、業績を調べて減配(配当金が減ること)や株主優待が廃止されないかということをきちんと確認しておくようにしましょう。

 

記事 山下 耕太郎

 

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