「給料がなかなか増えず、欲しいものが買えない」「将来のために貯蓄したいが、何をどうすればよいかわからない」など、どのようにお金を増やしていけばよいか、悩んでいる方も多いかもしれせん。

実は、お金を増やす方法は手軽に始められるものも多く、なかには元手0円から始められる方法もあります。

この記事では、0からお金を増やす方法について解説します。

使えるお金を増やして日々を充実させ、将来に対する不安を減らしていきましょう。

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お金を増やす前に確認したいポイント

お金を増やす前に確認したいポイント

お金を増やすには複数の方法の中から自分に合うものを選び分けることも重要ですが、まずは金融に関する基本的な考え方を身につけることが大切です。

お金に対する考え方や知識がしっかりしていないと収入よりも支出が上回ってしまったり、リスクのある行為で損をしてしまう危険性があります。

お金を増やす方法を探る前に、以下の点を確認しましょう。

  • 自分の資産を把握する
  • お金を増やす目標を設定する
  • どの方法でお金を増やすか比較検討する

それぞれの手順ごとにポイントを詳しく解説します。

自分の資産の把握する

お金を増やす具体的な行動を取る前に、まずは自分の資産を把握するところから始めましょう。

正確な資産情報を把握することで、いま自分が置かれている経済的な状況が理解できます。

自分の資産を把握する主な方法は次の通りです。

  • どの金融機関(口座)にいくらお金があるか
  • 定期預金の場合、満期はいつで、引き出せるお金はいくらか
  • 収入はいくらか、兼業の場合はそれぞれの収入額や割合はどれくらいか
  • 加入している保険はあるか、資産運用タイプの場合の返戻率はどれくらいか
  • 保有している金融商品の評価額はいくらか など

資産管理アプリやツールをうまく活用して、自分の資産を見える化してみましょう。

お金を増やす目標を設定する

次に、お金を増やす目標を設定しましょう。

目標を設定する理由は、ゴールが明確でないと目的を達成する手段を決めることが難しいからです。

たとえば、すぐに5万円のお金が欲しい場合、1ヶ月間ほど副業でアルバイトをすることで目標を達成できる可能性が高いでしょう。

しかし、1,000万円を貯めることが目標になると、副業のアルバイトだけでは目標までの期間が長すぎて達成することが難しくなります。

あらかじめ期間や金額、なんのためのお金かを決めておくことで、目標を達成するための適切な手段を想定しやすくなるためおすすめです。

どの方法でお金を増やすか比較検討する

最後に、お金を増やすための具体的な方法を比較検討しましょう。

お金を増やす方法は後述しますが、それぞれにリスクとリターンが存在します。

リスクとリターンが自分のライフスタイルに適切かどうかを基準に、お金を増やすの方法を選びましょう。

自分に合う方法を選別する際は、特にリスクの面を重点的に検討します。

たとえば投資でお金を増やそうとした場合、金融商品が持つ「価格変動リスク」や「信用リスク」、「為替変動リスク」には十分注意しなければなりません。

また、副業でお金を増やす場合は、会社で副業が許可されているのか、本業に支障が出ないかといった点を考慮することも大切です。

お金を増やす方法

お金を増やす方法

お金を増やす基本的な方法は、次の5つです。

  • 先取り貯金でお金を増やす
  • 支出を見直す
  • 仕事で昇給・昇格して給料を増やす
  • 投資でお金を増やす
  • 余裕があれば副業でお金を増やす

それぞれの方法について詳しく解説します。

先取り貯金でお金を増やす

「先取り貯金」とは、あらかじめ決めた貯金額を収入から先に差し引いて貯金する方法です。

代表的な先取り貯金の手段に「財形貯蓄制度」があります。

財形貯蓄は、毎月受け取る給与から自分の貯蓄口座に自動引き落としできる制度で、目的に応じて一般財形貯蓄や財形年金貯蓄、財形住宅貯蓄の3種類から選択できます。

自分で給与口座から貯蓄口座に移す手間がかからず、確実に一定額を貯蓄できるのがメリットです。

会社に財形貯蓄制度がない場合は、毎月決まった振り込みを自動で実行してくれる「定額自動送金」のサービスを利用するとよいでしょう。

月収の10~15%を目安に、生活に支障をきたさない範囲で先取り貯金をしていくことがおすすめです。

支出を見直す

無駄な支出を減らすことも、お金を増やす方法の一つです。

コンビニでの余計な買い物や会社での飲み物購入、セールでの無駄遣いなど、支出を見直しましょう。

買い物リストを用意して無駄なついで買いを防ぐ、マイボトルを持参して外で買うお茶やコーヒーの量を減らすといった工夫は、今日からでもできます。

支出を見直す場合は資産管理アプリや家計簿アプリを活用すると、毎月何にいくら出費しているかが客観的に把握しやすくなるためおすすめです。

固定費の見直しが最優先

支出を見直す際は、「固定費」の削減を最優先にしましょう。

固定費は一度見直せば、その後毎月の支出節約につながり効果が大きくなります。

「固定費」とは毎月必ず発生する費用のことで、例えば以下のようなものがあります。

  • 家賃(住宅ローン)
  • 月極駐車場代
  • 水道光熱費
  • スマホの通信費やインターネット利用料
  • 動画や音楽配信サービスの月額料金
  • スポーツジムや習い事の会費

固定費の対義語には、食費や交際費、医療費といった月ごとに費用が変わる「変動費」があります。

毎月の支出額が予想しづらい変動費よりも、確実に支出を減らせる固定費の見直しを優先したほうが効果的だといえるでしょう。

例えば半月に1回しか利用しない動画配信サービスや、なかなか足を運んでいないスポーツジムを解約する、スマートフォンの通信量が余るようなら格安SIMに乗り換えたり契約プランを見直すのも方法の一つです。

仕事で昇給・昇格して給料を増やす

支出を見直してギリギリまで節約するのには限界があります。

生活に支障のない範囲まで支出を減らした後は、今より収入を上げられないか考えてみましょう。

もっとも基本的な方法としては、今の職場で昇給・昇格を目指すことです。

専門知識を身につけたり仕事で成果を出したりと、将来良いポジションにつけるよう努力することをおすすめします。

もし資格手当制度がある場合は、対象となる資格取得を目指すのもいいでしょう。

現在の職場で昇給や昇格が見込めない場合は、自分のスキルを活かせる会社に転職することも選択肢に加えてみてください。

投資でお金を増やす

勤務先での昇給や副業によってお金を増やす方法は、自分の時間と労力をかける必要がありますが、「投資」であれば自分ではなくお金に働いてもらうことができます。

投資には、株式や外貨などを安いときに買って高いときに売るような売買益を狙う方法と、株の配当金や不動産の家賃収入といった資産を持っているだけで収入を得る方法があります。

最近では少額から購入できる金融商品・金融機関も増えてきており、元手資金が少ない状態でも投資を始めやすくなっています。

また、NISAやiDeCoといった国が推奨する制度を活用すれば、節税しながら投資を行うことも可能です。

金融商品によっては元本割れが発生するリスクもありますが、リスクとリターンのバランスされ考えられれば効率的にお金を増やすことができます。

余裕があれば副業でお金を増やす

時間に余裕がある場合は、副業で収入を増やすことも検討してみましょう。

最近では、インターネットを活用してさまざまな副業にチャレンジできます。

代表的な副業には、以下のようなものがあります。

  • アンケートモニター
  • ポイントサイト(ポイ活)
  • ブログ、アフィリエイト
  • クラウドソーシング
  • 動画配信
  • せどり

副業ではあるものの、コツをつかめば本業よりも高い収入が見込める可能性もあるでしょう。

ただし勤務先の就業規則によっては、副業が禁止されていたり、一部制限のあるケースもあります。

本業に支障をきたさないことが大前提ですので、副業を始める際は必ず勤務先の就業規則や総務部に確認しましょう。

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0からお金を増やす方法

0からお金を増やす方法

お金を増やすための元手がない状態でも、次の方法を使ってお金を増やすことが可能です。

  • 節約する
  • 不用品を売る
  • ポイ活を始める

それぞれの方法について詳しく解説します。

節約する

節約は初期費用がかからず、すぐに効果が出るのがメリットです。

収入額が一定でも、支出額を抑えることで手元に残るお金を増やすことができます。

節約には様々な方法・手段がありますが、例えば以下のような方法が考えられます。

  • 外食の回数を減らして自炊を増やす
  • 飲み会に行く回数を減らす
  • 「値下げ」や「セール」に惑わされない
  • コンビニの利用頻度を減らす
  • エコ家電に買い替えて日々の電気代を減らす

不用品を売る

使わなくなった不用品が、意外な値段で売れることは少なくありません。

ブランド物や貴金属などはもちろん、以前使っていたスマホやパソコン、着なくなった服やおまけでついてきたグッズなども、売ることでお金に変えることができる可能性があります。

リサイクルショップではなく、フリマアプリやオークションサイトを活用するのもよいでしょう。

フリマアプリやオークションサイトであれば、自分で価格を設定できるメリットがあります。

「メルカリ」や「ジモティー」、「Yahoo!オークション」といった利用者の多いサイトを使うことで、リサイクルショップよりも高い値段で売れることに期待できます。

ポイ活を始める

「ポイ活」とはポイントを貯める活動のことで、獲得したポイントをお得に使うことです。

移動時間や家事の合間などの隙間時間に、スマホ一つでコツコツとポイントを貯められるのがメリットです。

貯めたポイントは1ポイント=1円として使えるものが多く、現金やギフト券、電子マネーなどと交換することができます。

代表的なポイ活案件には、以下のようなものがあります。

  • 指定されたサイトへの登録:数百円分のポイント
  • クレジットカード発行:数千〜数万円分のポイント
  • 証券会社の口座開設:数千円分のポイント
  • 指定アプリのダウンロード:数百円分のポイント

女性・主婦におすすめなお金の増やし方

女性・主婦におすすめなお金の増やし方

ハンドメイド作品を販売する

趣味でアクセサリーや小物などを制作している方や手先が器用な方には、ハンドメイド作品を販売する方法がおすすめです。

これまではハンドメイド作品を作っても販売ルートを確保するのが困難でしたが、最近は販売サイトに出品するだけで、手軽に数多くの方へアプローチできるようになりました。

代表的なハンドメイド販売サイトは次の通りです。

上記のようなサービスのほかにも、フリマアプリやオークションサイトで販売する、BASESTORESのようなネットショップ構築サービスを活用する方法もあります。

クラウドソーシングで在宅ワークをする

クラウドソーシングとは、仕事を発注したい企業や事業主と、仕事を請け負いたいワーカーをインターネット上でマッチングするサービスです。

ワーカーは、クラウドワークスランサーズといったサイトに登録するだけで、サイト内に掲載されているさまざまな案件に応募できるようになります。

仕事の内容には、WebライティングやWebデザイン、イラスト作成、翻訳、データ入力など多様な種類が存在します。

自分のスキルや経験を最大限に発揮して働けるのが魅力です。

投資で手持ちのお金を増やす方法

投資で手もちのお金を増やす方法

先述した投資でお金を増やす方法について、より詳しく解説します。

「投資」はお金に働いてもらう方法となるため、その間に自分で仕事をしたり商品を売ったりして収入の窓口を増やすことが可能です。

初心者には積立NISAがおすすめ

投資に慣れていない方には、手軽に始めやすい積立NISAがおすすめです。

積立NISAとは、年間最大40万円を最長20年間運用できる制度で、その間に発生した運用益には課税されません。

本来、株式投資やFX、投資信託などで得た利益には20.315%の税金が発生します。

例えば、株式に40万円を投資して10万円の利益が発生した場合、「10万円 × 20.315%」の2万315円が税金として引かれるということです。

上記のケースで積立NISAを利用すると、投資額が年間40万円の非課税投資枠におさまるため、発生した利益に対する税金はすべて非課税となり、10万円の利益をそのまま受け取ることができます。

iDeCo(個人型確定拠出年金)で安全にお金を増やす

iDeCo(個人型確定拠出年金)とは、資産運用による掛金や利益を、60歳以降に公的年金にプラスして受け取れる年金制度です。

勤め先で加入する企業型確定拠出年金とは異なり、自分自身で運用商品や金額を選べるメリットがあります。

掛金が全額控除、運用益が非課税、受け取る際に税制優遇があるなど、税制面でのメリットも大きいため、収入に余裕がある方は加入を検討してみてください。

お金を増やす際の注意点

お金を増やす際の注意点

お金を増やす際の注意点について、3つのポイントを解説します。

すぐにお金を大きく増やそうとしない

すぐにお金を増やせる方法ほどリスクが高まるため、短期間で大きくお金を増やそうとしないことを心がけましょう。

例えば、即日ですぐにお金を借りられるキャッシングサービスほど、金利が高めに設定されています。

FXのレバレッジも、少ない元手で大きな利益を狙える投資方法ですが、予想に反した値動きをしたときの被害は甚大です。

また、「すぐにお金が稼げる」「元本保証」といった謳い文句のサービスにも気をつけてください。

大きなリターンを狙う場合は、必ず大きなリスクを伴います。

自分がそのリスクを許容できるかをよく考えて取り組みましょう。

投資には元本割れのリスクが伴う

100%元本割れのない金融商品は預貯金のみで、種類が限られています。

しかし、現在の低金利下の日本において、預貯金のみで資産を増やすのは現実的とはいえません。

そのため株式投資や投資信託、FXといった選択肢が生まれるわけですが、こうした金融商品には必ず元本割れのリスク(投資した金額よりも減ってしまう可能性)が伴います。

リーマンショックや新型コロナウイルス蔓延といった不測の事態が起こると、株価や為替相場が大暴落することもあり、投資したからといって必ずしもお金を増やせるわけではありません。

しかし、投資には中長期間に渡って運用したり、投資先を分散することでリスクを抑える方法が存在するため、安定的な運用を心掛ければ高い確率でお金を増やすことができます。

まずは金融商品の理解や投資の勉強をしつつ、少額からスタートしてみてください。

お金が増えたら確定申告が必要な場合も

今回ご紹介したお金を増やす方法は、種類によっては確定申告が必要になる場合があります。

たとえ会社員であっても、以下の条件に該当する方は確定申告が必要です。

  • 副業の所得が20万円を超える
  • 給与の収入金額が2,000万円を超える
  • 源泉徴収対象となる給与を1ヶ所から受け取っていて、そのほかの所得金額の合計が年20万円を超える
  • 源泉徴収対象となる給与を2ヶ所から受け取っている

もし確定申告が必要な条件を満たしているのに確定申告をせずにいると、それは脱税をしていることになり、後日調査が入ったり納税が遅れたことに対する延滞金が課せられることがあります。

副業で20万円以上の利益が発生した場合は、必ず確定申告を行いましょう。

参考:国税庁「確定申告が必要な方」

まとめ:0からでもお金を確実に増やす方法はある

0からでもお金を確実に増やす方法はある

お金を増やそうと思っても、「ある程度の元手がないと難しいのでは…」と考える方もいるかもしれませんが、0からでもお金を増やす方法は存在します。

手元に運用資金がない場合は、まず不用品の売却やポイ活の利用、自分のスキルを活かしたクラウドソーシングの活用などによって、少しずつお金を増やしましょう。

ある程度のお金が貯まれば、今度は投資やハンドメイド作品の販売などにチャレンジしてみてください。

お金を増やすさまざまな方法を組み合わせてお金を稼ぐことで、人生をより充実させましょう。

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