近年は積立NISAやiDeCoなど、個人投資家が手軽に株式投資できる環境が整っています。しかし手軽にかつ、一定の成果が期待できる投資法が欲しいところです。その中で、アメリカの株価指数「S&P500」に連動する投資信託に積立投資をすることが、過去の実績を見ても着実にリターンを得られる投資法として注目されています。

この記事では、「S&P500」についての解説します。S&P500とはどんな指数なのか?なぜおすすめされているのか?や、メリット・デメリットも紹介します。

S&P500とは

アメリカ経済を表す代表的な指標

S&P500のチャート画像

はじめにS&P500について解説します。S&P500は、アメリカを代表する上場企業約500社を選出し、選出企業の規模(時価総額)に合わせて調整した指数です。正式名称を、スタンダード・アンド・プアーズ500種指数といいます。

S&P500の株式市場での規模は、アメリカの上場企業の時価総額のうち70%以上を占めており、アメリカ経済を表す指標として様々な分野で用いられています。

S&P500の数値は、採用されている銘柄全ての時価総額に一定の計算を行った指数値です。そのため数値はドルではなくポイントで数えます。

S&P500が積立投資におすすめの理由

ここからは、S&P500の投資信託(インデックスファンド)が積立投資におすすめの理由について解説します。

S&P500が積立投資におすすめの理由は下記のとおりです。

  • アメリカの大手企業に分散投資できる
  • 選定基準があり、定期的に銘柄入れ替えがある
  • 今後もアメリカの経済成長に期待できる

S&P500の構成銘柄はアメリカの大手企業群

S&P500は、アメリカ株式市場を幅広く組み込んだ株価指標です。そのため、アメリカが誇るグローバル企業の多くがS&P500に採用されています。

アメリカ企業は株主志向が強く、株価の上昇に積極的な姿勢を取っています。配当金をはじめとした株主還元にも意欲的です。

S&P500を構成している有名な銘柄
アップル マイクロソフト アルファベット(グーグル)
フェイスブック アマゾン テスラ
P&G ビザ ファイザー

注:2021年4月時点の構成銘柄です

構成銘柄が定期的に入れ替わる

S&P500に選ばれるためには、一定の基準をクリアする必要があります。選定基準をクリアしているかどうかは定期的にチェックされ、そのタイミングで構成銘柄が入れ替わることもあります

S&P500には成長が著しい企業が組み入れられ、そうでない企業は外されていきます。したがってS&P500に投資すれば、自動的に優良企業だけに投資できることになります

S&P500の主な選定基準

  • 本拠地がアメリカにある
  • 時価総額が61億ドル以上
  • 浮動株の比率・株式の流動性
  • 財務の健全性

アメリカは今後も経済成長が見込める

S&P500はアメリカの大企業を中心に構成されているため、アメリカ経済の影響を大きく受けます。そのアメリカ経済は、長期的にも経済成長が期待されているのです。

なぜならアメリカは近年でも人口増加が続いていて、この傾向は2050年頃まで続くとされているからです。他の先進国は人口減少で悩まされている状況のため、アメリカは人工の面で経済的アドバンテージがあります。

S&P500へ積立投資をするメリット

SP500のメリット画像はこちら

投資に関する知識やテクニックが不要

投資信託(インデックスファンド)への積立投資のメリットは、株式投資に関する知識やテクニックがあまり求められないことです。

必要なことは、積み立てる投資資金を確保することだけ。

また、毎月1,000円といった手軽な費用で積み立てることができる点も魅力です。

S&P500は手数料が格安

S&P500は、運用する際にかかる手数料が格安の0.0968%(2020年12月末時点)であることも特徴です。

積立投資は長期間の運用が求められるため、運用にかかる手数料が安いことは大きなメリットです。

暴落した際も機械的な運用で乗り切れる

S&P500に限った話ではありませんが、投資で満足いく資産を作るには、景気が悪い時期でも積立投資を続けることが重要です。なぜなら株価の安いときこそ、同じ資金でたくさんの株式を買うことができるからです。

暴落した際に株式を安価で購入することで、景気が回復した際の大きな利益に繋がります。短期的に見ると暴落した際は心理的に辛いこともありますが、積立投資を着実に運用していくことで暴騰や暴落に動じず乗り切ることが可能です。

S&P500へ積立投資をするデメリット

SP500のデメリット画像

ではS&P500に投資することでのデメリットはあるのでしょうか。それはアメリカ企業だけに投資することと、幅広い分散投資をすることによるメリットの裏返しがあるのです。S&P500のデメリット(注意点)は下記の通りです。

  • 短期的なリターンは期待できない
  • 平均的な結果しか出ない
  • 景気低迷時にも継続投資が必要
  • アメリカの国力低下の可能性

短期的には成長株に負ける

いつの時代にも時流に乗った企業が生まれ、著しい成長を遂げます。本来このような企業に集中投資できれば、一気に巨万の富を得られるのです。

しかしそれには大きなリスクを伴います。

S&P500への投資では突然お金持ちになる可能性は低いですが、リスクを抑えた着実な投資をすることができます。

着実なリターンが望めるが急成長は望めない

S&P500への投資では、敏腕の投資家が出すような、高いパフォーマンスを出すことはできません。なぜならS&P500は、株価推移が堅調なアメリカ大手企業へ投資することになるからです。

比較的高めのリターンを得ることができますが、個別株のような急成長は望めません。

アメリカ経済に依存してしまう

2021年時点も、アメリカは世界最大の経済力を保っています。しかしこの状態がいつまで続くかは保証できません。もしアメリカの経済が縮小すれば、S&P500の数値が低迷する可能性が高いです。

しかしS&P500に選定されている企業の多くは、世界中に事業を拡大しているものも多いです。相対的に規模が大きくなる国や地域があったとしても、アメリカも当面人口が増加するので、経済が縮小する可能性は低いと考えられます。

S&P500指数に連動した投資信託(インデックスファンド)

このように魅力的な投資先であるS&P500ですが、日本からでも投資できる投資信託があります。今回は積立NISAの対象になっているS&P500の投資信託を紹介します。

  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
  • SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド
  • Smart-i S&P500インデックス
  • iFree S&P500 インデックス

いずれのインデックスファンドもS&P500に連動した運用成績を目指しています。さらに積立NISAの対象ファンドのため、手数料が格安に抑えられている点も特徴です。

まとめ:S&P500に投資して堅実なリターンを目指そう

投資初心者や長期間の資産形成を目指す人にとって、S&P500インデックスファンドは、たくさんのメリットがあります。そしてこれからの日本人が行う資産形成は、世界の経済成長を取り込む必要があると思っています。

今回の記事をきっかけに、S&P500指数の投資信託へ投資を始められる方が増えることを願っています。

※投資はあくまでも自己責任となります。利益を保証するものではありませんので、ご注意ください。

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