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M life 記事

お金 2018.10.24

住宅ローンアドバイザーの仕事内容と活躍の場は? どんな人に役立つ資格?

 

 

住宅ローンアドバイザーという資格をご存知ですか?

 

名称から推測される通り、住宅ローンに関する様々なアドバイスをする専門家です。今回は住宅ローンアドバイザーの仕事内容や資格の取得方法、資格取得をおすすめしたい方などについてご説明します。住宅ローンに関心がある方や、取得を検討している方は参考にしてみてください。

 

住宅ローンアドバイザーの資格について

 

 

現在では銀行をはじめとする多くの金融機関から多様な住宅ローン商品が販売され、消費者が十分な理解のもとに住宅ローン商品を選ぶことが難しくなっています。このような状況に対応するべく活躍するのが住宅ローンアドバイザーです。

 

住宅ローンアドバイザーの資格は専門的な知識を身につけるだけでなく、消費者が説明を受ける場によって、説明内容の違いや不足がないように対策することも目的となっています。

 

適した住宅ローンを選べるようにサポートする仕事

多種多様な住宅ローン商品の中から、消費者が最適な住宅ローンを選ぶことができるようにサポートするのが住宅ローンアドバイザーの仕事です。商品の特徴や金利・リスクなど必要な情報についての説明責任を果たし、返済が難しくなると予想される住宅ローンを選ばないようにするなど、消費者保護の観点からも重要な役割を担う資格です。

 

ファイナンシャル・プランナーとはどこが違うのか

「ファイナンシャル・プランナー」とは、人の生活に関わるお金についての相談に幅広く対応する専門家です。住宅ローン以外にも家計管理や保険・税金・資産運用・老後の生活資金についてなど、ライフプランについての総合的な知識が必要です。

 

住宅ローンアドバイザーは、住宅ローンに特化した知識に関する資格である点がファイナンシャル・プランナーと異なります。

 

資格を取得するには2つの方法がある

住宅ローンアドバイザーの資格を取得するためには、養成講座を受講する方法と認定試験を受験する方法の2種類があります。資格取得までの流れや要する時間などを考慮し、ご自分に合った方法を選ぶと良いでしょう。

 

それぞれの方法についての詳細は後述します。

 

誰でもチャレンジできる資格

住宅ローンアドバイザーの資格取得に条件はありません。金融機関等にお勤めの方から就職を考えている学生の方、住宅ローンに関する知識を身に着けたい方まで、誰でもチャレンジできる資格です。

 

3年間の有効期限がある更新制

いずれの方法で資格取得した場合も3年間の有効期限があり、期限が切れる前に更新の手続きをしなければなりません。更新時には資格継続のための講習や試験、登録更新料の支払い等をする必要があります。

 

取得の難易度は?

住宅ローンアドバイザー資格取得のしやすさを取得方法から比較してみましょう。

 

平成30年7月の養成講座(住宅金融普及協会実施)の場合、申込者数1,792名に対する受講率は86.7%、そのうち終了率は82.9%となっています。

 

また認定試験を実施している金融検定協会によると、住宅ローンアドバイザー認定試験の難易度は、入行4~5年の銀行員を受験対象者の目安としています。

 

住宅ローンに関する知識が比較的少ない方の場合、養成講座を受講する方が取得しやすいでしょう。

 

出典:講座の実施状況|金融普及協会
https://www.loan-adviser.jp/howto_situation.do

 

養成講座を受講して資格取得する場合

 

講習を受けて住宅ローンアドバイザーとしての知識を学び、講習の成果を測定するテストに合格することで資格を取得する方法です。分かりやすい映像講習で基礎からしっかり学びたい人におすすめです。

 

養成講座受講から資格取得までの流れ

養成講座を受講して資格を取得するまでの流れは次のようになります。

 

(1)養成講座の受講申込み・受講料金支払い

(2)テキスト等が送付され受講開始

(3)受講終了後、効果測定に合格

(4)資格登録・登録者証交付

(5)登録住宅ローンアドバイザーとして活躍

 

住宅金融普及協会で受講

住宅金融普及協会の住宅ローンアドバイザー養成講座(基礎編・応用編)は、年2回開催されます。先着順で定員になり次第募集が締め切られるので、早めの申し込みがおすすめです。年齢・実務経験等を問わず受講することができます。

 

最新情報などは住宅金融普及協会のサイトで確認できます。

 

(参考)住宅金融普及協会トップページ
https://www.loan-adviser.jp/HlaCmnTopAct.do?top

 

講座内容と受講の仕方

住宅ローンアドバイザー養成講座には、web講習のAコースと会場講習のBコース(一部地域のみ)があります。

 

・Aコースの場合

自宅や勤務先のパソコンでご自分のスケジュールに合わせて受講することができます。基礎編講習(映像時間270分)→基礎編効果測定→応用編講習(映像時間250分)までの3ステップをwebで行い、その後会場にて応用編の効果測定を行います。

 

・Bコースの場合

会場で基礎編講習(DVD講習)から基礎編効果測定、応用編講習(DVD講習)・応用編効果測定の全てを行います。基礎編・応用編それぞれに1日を要し時間も決まっているため、ご自分のスケジュール等を調整する必要があります。

 

講座の日程

住宅ローンアドバイザー養成講座は年2回開催されます。募集時期や日程・会場は住宅金融普及協会のサイトから確認できます。次回の養成講座の案内を希望する場合は、メールの登録をしておくと詳細が決まり次第案内のメールが届き便利です。

 

参考に平成30年度第1回の講座日程をご紹介します。

 

・受付期間

 平成30年4月23日(月)~平成30年6月22日(金)

・開催日程

 (Aコース)web講習講座配信期間:平成30年4月23日(月)~応用編効果測定受験日まで(基礎編効果測定終了期限:平成30年7月12日(木)23:59)

       応用編効果測定:火曜日クラス:平成30年7月24日

水曜日クラス:平成30年7月25日

木曜日クラス:平成30年7月26日

(受付15時30分~)

 (Bコース)水曜日クラス:基礎編講習+効果判定 平成30年7月11日

              応用編講習+効果判定 平成30年7月25日

       木曜日クラス:基礎編講習+効果判定 平成30年7月12日

              応用編講習+効果判定 平成30年7月26日

      (各日10:00~17:00予定)

.・合格発表

 平成30年8月24日(金)

 

出典:開催日程・講習時間について|住宅金融普及協会
https://www.loan-adviser.jp/howto_lecture.do

 

講座の受講時間

 

・Aコースの場合

 

基礎編講習のweb視聴時間は270分です。基礎編効果測定は、正誤問題(2択)25問と計算問題(3択)10問の合計35問を45分で回答します。応用編講習のweb視聴時間は250分です。

 

Web講習は都合の良い時間に受講でき、映像を繰り返して見ることもできますので、実際の受講時間には個人差が出てきます。

 

・Bコースの場合

基礎編講習(会場でのDVD視聴+効果測定)と、応用編講習(同)に1日ずつ必要になります。講習時間は10時~17時の予定となっています。会場講習のDVDが視聴できるのは1回のみです。

 

効果測定

応用編の効果測定はA・Bコース共に会場での受験となります。

 

Aコースは応用編効果測定受験までに、応用編web視聴までの過程を全て終了し、応用編効果測定の受験票を出力する必要があります。

 

Bコースは応用編講習受講日に同じ会場で受験します。

 

応用編の効果測定は、正誤問題(2択)30問と計算問題(3択)10問の合計40問を50分間で回答します。講習テキストと電卓(演算機能のみのもの)を使用できます。

 

一定以上の点数を取得し合格すると修了証書が交付されます。

 

出典:効果測定|住宅金融普及協会
https://www.loan-adviser.jp/howto_test.do

 

受講料・登録料

受講の前に、テキスト代と効果測定料を含む以下の受講料を支払います(消費税込み)。クレジットカード一括払い・コンビニ振込などが利用できます。

 

Aコース:21,600円

Bコース:25,920円

 

応用編効果測定に合格後、住宅金融普及協会への登録料は10,800円(税込)です。有効期間は登録日から3年間で、3年ごとに登録更新手続きと更新料10,800円(継続講習諸費用を含む、税込)が必要になります。

 

出典:制度概要|住宅金融普及協会
https://www.loan-adviser.jp/outline.do

 

全日本不動産協会で受講

全日本不動産協会の住宅ローンアドバイザー養成講座は平成28年度で終了しています。

 

また全日本不動産協会の住宅ローンアドバイザー制度も、平成33年3月31日をもって終了することになっています。

 

既に全日本不動産協会の住宅ローンアドバイザー資格を持っている方は、住宅金融普及協会の住宅ローンアドバイザー資格に移行することが可能です。

 

出典:住宅ローンアドバイザー|全日本不動産協会
https://www.zennichi.or.jp/jloan/

 

住宅金融普及協会住宅ローンアドバイザーへの移行手続き

現在保有している住宅ローンアドバイザー資格の登録有効期限が平成30年3月31日以降の登録者の場合、現在の有効期限以降は住宅金融普及協会の登録(有効期間3年間)になります。

 

全日本不動産協会より有効期限の5~6ヶ月前に、住宅金融普及認定アドバイザーへの登録(移行)の希望を確認する書類が郵送されます。登録(移行)を希望する場合は有効期限の約4ヶ月前に案内書や申請書類等が郵送されるので、申込期限内に手続きを行います。

 

※登録有効期限が平成30年3月31日以降の場合の登録

 

出典:住宅ローンアドバイザー登録者の皆様へ(登録有効期間終了時の更新等のお手続きのご案内)|全日本不動産協会
https://www.zennichi.or.jp/jloan/member/

 

認定試験を受験して資格取得する場合

養成講座を受講せずに、認定試験を受験して資格を取得する方法もあります。テキストや問題集を利用しての自己学習になりますが、費用を低く抑えられるメリットもあります。

 

金融検定協会で受験

金融検定協会で開催する住宅ローンアドバイザー認定試験(HLA)を受験し、合格することで資格を取得することができます。

 

認定試験の開催や申込方法・試験開催都市等は金融検定協会のサイトで確認できます。受験資格は特にありません。

 

資格有効期限は試験開催月の翌月から満3年間となっています。資格を更新するためには、有効期限内に「資格継続試験」を受験し合格する必要があります。資格継続試験は3年間の法令改正等を学び知識を更新するために行われるものです。

 

有効期限の約4ヶ月前に資格更新に関する案内等が郵送されるので、期限内に申込・テキストによる学習・解答提出(4答択一式30問、在宅にてマークシート)等を行い、合格すると合格証書が郵送されます。不合格の場合は無償で再試験が受けられます。

 

※住宅ローンアドバイザー認定資格更新のスケジュール

 

出典:住宅ローンアドバイザー資格と更新試験制度|金融検定協会
http://kintei.jp/keizoku/index.html

 

試験の内容

住宅ローンアドバイザー認定試験の出題内容は次のようになっています。

 

(1)住宅ローンの基礎知識

   住宅市場、住宅に関わる法令、住宅ローン金利

(2)コンプライアンス

   住宅ローンに関わる行政・法律、返済条件の変更、ローン商品説明義務

(3)住宅取得前のアドバイス

   ライフサイクルと住宅、住宅ローン商品の選択、適合性の原則からみた借入総額

(4)住宅ローン受付から完済までの実務

   フラット35・民間住宅ローンの受付~完済までの実務取扱、繰り上げ返済・借換え

これらの内容について50問が出題されます(五答択一式)。合格基準は60点以上とされています。

 

出典:住宅ローンアドバイザー認定試験(HLA)|金融検定協会
http://kintei.jp/kentei/kentei_hla.html

 

参考書・問題集

金融検定協会の住宅ローンアドバイザー認定試験対応の参考書と問題集をご紹介します。いずれも金融検定協会が編集や著作をしているものです。

 

住宅ローンアドバイザー養成講座(2ヶ月コース)

住宅ローンアドバイザー認定試験に対応した、2ヶ月コースの通信教育テキストです(3ヶ月コースもあります)。認定試験のweb申込業務を委託されている「(株)銀行研修社」のサイトで購入できます。価格は税込み9,800円です。

 

出典:住宅ローンアドバイザー養成講座|銀行研修社
http://www.ginken.jp/products/detail.php?product_id=123

 

住宅ローンアドバイザー認定試験模擬問題集

住宅ローンアドバイザー認定試験の直前対策に役立つ模擬問題集です。直近の認定試験に対応したものが販売されています。こちらも銀行研修社のサイトで購入できます。価格は税込み2,600円です。

 

出典:住宅ローンアドバイザー認定試験模擬問題集18年11月試験版|金融検定協会
http://www.ginken.jp/products/detail.php?product_id=770

 

試験の日程

毎年5月・11月・1月の年3回開催されています(1月は平日に開催される特例試験であり試験会場が限定されます)。約2ヶ月半前から申込が始まりますので、早めに金融検定協会のサイトで確認しておきましょう。

 

(参考)2018年11月の開催日時:11月18日(日)13時~15時30分 ※申込終了

 

出典:金融検定試験開催のお知らせ|金融検定協会
http://kintei.jp/guidance/index.html#syousai

 

試験時間

50問の試験問題(マークシート)を2時間30分で回答します。

 

受験料

住宅ローンアドバイザー認定試験の受験料は、6,170円(税込)です。(出典:住宅ローンアドバイザー認定試験(HLA)参照)

 

資格継続試験は個人申込5,400円、団体申込4,860円(ともにテキスト代・受験料・合格者には合格証書・成績表等を含む税込)となっています。

 

出典:住宅ローンアドバイザー資格継続試験のご案内 |金融検定協会
 http://kintei.jp/keizoku/keizoku_hla.html

 

住宅ローンアドバイザーの資格が役立つのはどんな人?

 

住宅ローンアドバイザー資格の知識は関連する仕事の専門性を高め、個人的な住宅ローンの利用にも役立ちます。

 

不動産会社にお勤めの方

不動産会社にお勤めなら、不動産の売買と住宅ローンの両方の相談をできるよう住宅ローンアドバイザー資格を取得するメリットは大きいでしょう。宅地建物取引士と住宅ローンアドバイザーの資格を併せて持っている方も多くいらっしゃいます。

 

ハウスメーカーにお勤めの方

ハウスメーカーでは、消費者が住宅を購入するときに住宅ローンの相談も合わせて行うケースが多く見られます。ハウスメーカー勤務で、特に住宅の販売を担当している方にとって住宅ローンの知識は欠かせないものと言えるでしょう。

 

金融機関にお勤めの方

住宅ローン商品の種類が豊富で競争も激しい金融機関において、消費者に商品やリスク・借換えなどの正確なアドバイスは重要です。金融機関にお勤めを考えている学生の方にも役立つ資格と考えられます。

 

ファイナンシャル・プランナーの方

お金のプロとして住宅ローンの知識もあるのがファイナンシャル・プランナーですが、より住宅ローンに関する専門性を深めるために住宅ローンアドバイザー資格を併せて取得する方は多いです。幅広い知識の中でさらに専門分野を持つことは顧客の信頼にもつながるでしょう。

 

住宅の購入を検討している一般の方

住宅ローンアドバイザーとしての知識は、それが必要な職業に従事している方だけでなく、これからマイホームを購入しようと考えている一般の方などにも非常に役立ちます。資格を取得できる知識があれば、ご自分の判断でより適切な住宅ローンを選ぶことが可能になります。

 

住宅ローンアドバイザーはきちんと学べば取得しやすい資格

 

 

住宅ローンアドバイザー取得には、現在金融の知識があまりない方でも取り組みやすい方法があることが分かりました。取得率も比較的高いので、ご自分に合った方法でしっかり学ぶことができればそれほど難解な資格ではないと思います。

 

住宅ローンは意外と複雑で、選び方を間違えるとリスクが高くなる商品でもあります。仕事として活用するだけでなく、ご自分や周りの方の住宅ローン選びにも役立つ住宅ローンアドバイザーの資格。必要や関心があったらチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

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