銀行振込のやり方とは?ATMやコンビニ、窓口などのそれぞれの方法や特徴を解説

銀行振込には「銀行ATM」や「コンビニのATM」、「銀行窓口」といくつかやり方があります。
他にもインターネット上で振込ができる「インターネットバンキング」といった方法もあり、振込方法によって手順や手数料が異なります。
この記事では銀行振込のやり方や手数料、注意点について解説します。
銀行振込のやり方で調べている方は、参考にしてください。
銀行振込のやり方
銀行振込のやり方には、主に以下の方法があります。
- 銀行ATM
- コンビニATM
- 銀行窓口
- インターネット(インターネットバンキング)
- 電話(テレホンバンキング)
それぞれの方法と特徴を紹介します。
銀行ATM
銀行ATMから銀行振込をするやり方は以下の通りです。
- キャッシュカード、もしくは通帳をATMに挿入する
- 各ATMの案内に従い、振込先の銀行名・口座番号・支店名を入力
- 現金、もしくは銀行口座から振込する
- 振込完了
銀行ATMで振込をする際にはキャッシュカードもしくは、預金通帳が必要です。
振込自体は現金か銀行口座のどちらかを選ぶことになります。
銀行によっては、営業時間外に振込をすると手数料が高くなることがあります。
また、ATMの場合は10万円を超える現金の振込ができません。10万円以上の現金を振込みする時は、銀行窓口を利用しましょう。
コンビニATM
コンビニATMから銀行振込をする方法は以下の通りです。
- キャッシュカードをATMに差し込む
- 各ATMの案内に従い、振込先の銀行名・口座番号・支店名を入力
- 銀行口座から振込をする
- 振込完了
コンビニATMで振込をするには、キャッシュカードが必要です。
銀行ATMとは異なり、現金による振込はできません。
各コンビニのATMによって手数料は異なりますが、銀行ATMに比べ手数料が高い場合があります。
銀行窓口
銀行窓口から銀行振込をする方法は以下の通りです。
- 振込用紙に振込先情報、依頼人の名前と連絡先を記入し、番号札を取る
- 案内に従い、カウンターで振込手続きを行う
- 現金、もしくは銀行口座から振込をする
- 振込完了
銀行窓口はATMと比べて営業時間が短く、多くの銀行は「9時から15時まで」となっています。
窓口では銀行口座、現金からの振込が可能です。
口座から振込する場合は「通帳」と「届け印」が必要になります。
また、10万円を超える振り込みの際には、身分証明書の提示が求められます。
振込手数料は銀行によって異なりますが、ATMに比べて高めに設定されています。
普段はATMやインターネットバンキングを利用し、高額振込やサポートが必要なときは銀行窓口を利用しましょう。
インターネット(インターネットバンキング)
- 自分の銀行のウェブサイトにアクセスする、もしくはアプリからログインする
- マイページから案内に従い「振込」を選択
- 振込先の銀行名・口座番号・支店名・振込金額などの情報を入力する
- 振込内容の確認ページが表示される。内容に問題がなければ実行する
- 振込完了
上記は、インターネットバンキングを行う手順の一例です。
銀行によって細かい部分の手順は異なるため、詳細は各銀行のホームページで確認してください。
インターネットで振込するには、銀行のネットバンキングの利用設定を完了していなければ利用できません。
通帳やキャッシュカードがなくても振込できますが、代わりにIDやパスワードの入力を求められます。
スマホ、もしくはパソコンさえあれば24時間いつでも振込ができ、手数料も窓口やATMに比べて安いため、銀行振込をするならインターネットバンキングがおすすめです。
ただし、他行に振込をするときその銀行の営業時間外に振込をすると入金日が翌日の営業時間になることがあります。振込期限がギリギリの場合は注意しましょう。
電話(テレホンバンキング)
- 音声案内に従い、振込希望を選択する
- 自分の契約者番号や支店番号、暗証番号などを入力する
- 振込先の銀行名・口座番号・支店名などの情報を入力する
- 銀行口座から振込をする
- 振込完了
上記はテレフォンバンキングを行う手順の一例です。
銀行によって細かい部分の手順は異なるため、詳細は銀行ホームページで確認してみてください。
銀行によっては、インターネットバンキングと同様にパスワードの入力が求められることもあります。
家からでも簡単に振込むことができますが、何度もプッシュフォンで数字を入力する必要があるため、特別な事情がない限り他の方法での振込をおすすめします。
現金で銀行振込できる場所
現金で銀行振込ができる主な場所は、以下の2箇所です
- 銀行ATM
- 銀行窓口
コンビニATMやインターネットバンキング、テレフォンバンキングでは、現金での振込はできません。
現金で直接振込を行う場合は銀行ATM、もしくは窓口を利用しましょう。
銀行振込の手数料
銀行振込をする際には手数料が必要になります。手数料の金額は各銀行や振込方法によって異なります。
窓口・ATM・ネットバンキング
銀行の窓口・ATM・ネットバンキングのそれぞれの振込手数料をまとめました。
窓口を利用する際の振込手数料
窓口を利用した場合に必要な手数料は、以下の通りです。
銀行名 | 同行への振込 | 他行への振込 |
三菱UFJ銀行 | 3万円未満 330円 3万円以上 594円 |
3万円未満 550円 3万円以上 770円 |
三井住友銀行 | 【同一支店宛】 3万円未満 220円 3万円以上 440円 【支店あて(同一店以外)】 3万円未満 330円 3万円以上 550円 |
3万円未満 605円 3万円以上 770円 |
りそな銀行 | 550円 | 770円 |
ゆうちょ銀行 | 146円 | 5万円未満 660円 5万円以上 880円 |
みずほ銀行 | 3万円未満 440円 3万円以上 660円 |
【電信】 3万円未満 440円 3万円以上 660円 【文書】 3万円未満 710円 3万円以上 880円 |
出典:各銀行ウェブサイト
銀行窓口から振込を行う場合、同行に振り込む場合も手数料が発生してしまいます。
他行に振込む場合も含めて全体的に手数料が高いため、あまりおすすめではありません。
ATMを利用する際の振込手数料
各銀行でその銀行のキャッシュカードを使用し、ATMから振込を行った場合の手数料は以下の通りです。
銀行名 | 同行への振込 | 他行への振込 |
三菱UFJ銀行 | 同一支店宛:無料 支店あて(同一店以外):110円 |
3万円未満 209円 3万円以上 330円 |
三井住友銀行 | 同一支店宛:無料 支店あて(同一店以外):110円 |
3万円未満 165円 3万円以上 330円 |
りそな銀行 | 無料 | 440円 |
ゆうちょ銀行 | 100円 | 5万円未満 220円 5万円以上 440円 |
みずほ銀行 | 220円 | 3万円未満 270円 3万円以上 330円 |
出典:各銀行ウェブサイト
手数料は窓口に比べれば安いものの、インターネットバンキングと比べるとまだ手数料は高いです。
インターネットバンキングを利用する際の振込手数料
各銀行のインターネットバンキングから振込を行った場合の手数料は以下の通りです。
「楽天銀行」や「あおぞら銀行」といった「店舗を持たないネット銀行」の手数料も紹介しているので、ネット銀行の開設を考えている人は参考にしてみてください。
銀行名 | 同行への振込 | 他行への振込 |
三菱UFJ銀行 | 無料 | 3万円未満 154円 3万円以上 220円 |
三井住友銀行 | 無料 | 3万円未満 220円 3万円以上 440円 |
りそな銀行 | 無料 | 165円 |
ゆうちょ銀行 | 月5回まで:無料 月6回目以降:100円 |
165円 |
みずほ銀行 | 無料 | 3万円未満 150円 3万円以上 320円 |
楽天銀行 | 無料 | 会員ステージに応じて 最大3回/月 無料 無料回数がない場合 一律 145円 |
あおぞら銀行 | 無料 | 150円 |
出典:各銀行ウェブサイト
手数料を比較すると、インターネットバンキングを利用するのが一番お得な方法といえます。
操作方法も難しいものではないため、可能な限りインターネットバンキングを利用するのをおすすめします。
同一銀行への振込手数料は安い、もしくは無料
各銀行や振込の方法、振込金額によって手数料は異なりますが、どの銀行でも他行宛てより同行宛ての方が手数料は安い、もしくは無料となります。
一般的にはインターネットバンキングを利用するのがお得な振込方法になりますので、銀行振込をする際はネットやアプリから行いましょう。
ネット銀行なら振込手数料が無料になるサービスがある
店舗を持たないネット銀行の中には、他行宛ての振込手数料が無料になる銀行があります。
例えば「楽天銀行」の場合、会員ステージに応じて最大月3回まで無料になり、定期的に振込を行う方にはかなりお得です。
その他にも、会員ランクや口座の種類、利用状況や口座に預け入れている金額に応じて手数料が無料になる特典を設けているネット銀行もあります。
これから銀行口座を開設する方は、自分がよく使用するサービスに応じて、ネット銀行の開設も検討してみるといいでしょう。
銀行振込の注意点
銀行振込は、大切なお金を相手に届ける手続きです。
入力間違えや失敗がないように、事前に把握しておきたい銀行振込の注意点を解説します。
窓口の営業時間以降は振込日が翌日になる
ATMやインターネットバンキングで銀行振込した場合、振込日が翌営業日の扱いになることがあります。
例えば、営業時間が15時までの銀行から他の銀行宛に、15時以降に振込すると振込日は翌日の取り扱いになることがあります。
土日祝の場合も、振込日は翌営業日になってしまうため、銀行振込日の期日が決まっている場合は振込時間・曜日にも注意が必要です。
また、同一銀行宛ての振込でも時間によっては当日の振込にならない場合もあります。
各銀行の営業時間をよく確認の上、振込日に遅れないよう早めの振込を心がけましょう。
振り込み方法によって限度額がある
振込方法によって、振込ができる金額に制限がつくことがあります。
振込方法 | 限度額 |
ATM | 現金:10万円まで 口座振込:銀行毎に異なる |
銀行窓口 | メガバンクは上限なし ※詳細は各銀行にお問い合わせください |
ネットバンキング | ・三菱UFJ銀行:1,000万円 ・三井住友銀行:1,000万円 ・りそな銀行:1,000万円 ・ゆうちょ銀行:30万円 ・みずほ銀行:500万円(条件付きで2,000万円) ※詳細は各銀行にお問い合わせください |
出典:各銀行ウェブサイト
大きな額を振込むことが予め決まっている場合は、事前にどの振込方法が適切か各銀行のホームページで確認しましょう。
振込先や振込額を間違えると「組戻し」が必要になる
振込時に振込先の口座番号や振込金額を誤って入力した場合、振込依頼人から振込受取人へ振り込まれた資金を返却してもらう「組戻し」という作業が必要になります。
銀行によって異なりますが、組戻しには600円〜900円程度の手数料が必要になります。
面倒な手続きも必要になるため、振込の間違いがないよう気をつけて行いましょう。
まとめ:銀行振込のやり方はインターネットバンキングがおすすめ
銀行振込のやり方や手数料、注意点などを解説しました。
銀行振込はやり方によって手順や手数料が異なります。
受付時間も違うので、普段利用している口座の特徴を確認した上で振込を行いましょう。
どの銀行にもウェブ・アプリから振込ができる「インターネットバンキング」があり、時間の縛りなく振込手数料も安く設定されているため、積極的に活用することをおすすめします。
また、利用状況に応じて手数料を気にせずに済むネット銀行も存在しますので、銀行振込を多用する方は口座開設を検討してみるのもいいでしょう。
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記事筆者
マネカツ編集部 Manekatsu Henshubu
"将来への漠然としたお⾦への不安はあるけど、何から始めていいのかわからない…"
そんな方に向けて「資産運用」や「節税」など、お金に関する情報を発信しています。

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