【2024】所得税納付書の入手方法と書き方!どこでもらえるかや提出場所も解説
会社員や公務員の方は会社が源泉徴収を行って税金を差し引いてくれますが、自営業やフリーランスの方は自分で税金を納める必要があります。
自分で税金を納めるためには、所得税の納付書を入手しなければいけません。
この記事では所得税の納付書はどこで手に入れ、どこに提出すればよいか、所得税の書き方や納付方法について解説します。
納付期限についても記載していますので、気になる方は合わせてご確認ください。
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この記事の目次
所得税納付書の入手方法
所得税の納付書は、確定申告を行ったあとに支払う所得税が確定してから税金を支払うために使用する用紙です。
税金を支払うためには確定申告書を作成することがゴールのように感じている方も多いと思いますが、確定申告書を作成したあとに所得税を納めてはじめて完了となります。
所得税は1月1日~12月31日までに得た所得に対し、翌年の3月15日までに納める必要があります。
所得税の納付書は税金の金額を誤記入してしまった場合、訂正して提出することができません。
間違えてしまったときのために、いずれの方法で入手する場合でも所得税の納付書は複数枚入手しておくほうがよいでしょう。
税務署に郵送を依頼する
所得税の納付書は、税務署から郵送してもらうことができます。
ただし、自営業やフリーランスの方が確定申告をおこなえば、全ての人に自動的に発送されてくるわけではありません。
基本的には自分で税務署に依頼して送付してもらう必要があります。
普段は所得税の納税をしておらず今年のみ納税する方や、初めて所得税を納税するという方は注意してください。
納付書の郵送依頼は電話でも受け付けてくれます。
平日の8時半〜17時の間であれば電話がつながりますので、納付書を入手したい場合は電話で依頼するとよいでしょう。
納税には期限がありますので、余裕を持って依頼するようにしてください。
なお、会社員や公務員の方は、所得税が源泉徴収で自動的に差し引かれているため、自主的に納税する必要はありません。
税務署や金融機関で交付される
納付書は税務署に直接行って入手することも可能です。
税務署に出向いて確定申告をした方は、そのついでに入手するのがいいでしょう。
もし「e-Tax(スマホやパソコンから確定申告するやり方)」を利用して確定申告をした場合は、近くに行く予定がある際に直接出向いて入手してください。
また、所得税納付書は銀行や郵便局などの金融機関にも置いてあります。
税務署の近くに行く予定がない方は、近くの金融機関で確認してみるのをおすすめします。
(注意)国税庁のホームページからダウンロードはできない
所得税の納付書は国税庁のホームページからダウンロードすることはできません。
所得税の納付書は3枚複写となっているためダウンロードして印刷することができず、電話で郵送を依頼するか、自分で税務署や金融機関に出向いて入手する必要があります。
納付期限ぎりぎりに入手しようとするのではなく、日程に余裕を持って入手するようにしましょう。
なお、確定申告書の提出を3月15日までに終わらせていたとしても、納付書の入手が遅れて納付自体が遅れてしまうと税金の「滞納」になってしまいますので注意してください。
所得税納付書の書き方
所得税の納付書の書き方を確認していきましょう。
全ての欄に共通することは黒のボールペンを使用し、枠内にていねいに記入するということです。
国税の納付書は税金の金額を誤って記載してしまった場合、訂正して提出することができません。
税金の金額以外の年度や整理番号、住所・氏名などの箇所は2重線で訂正して書き直しても問題ありません。
ただし、3枚複写となっているので、全て訂正するようにしましょう。
1. 税目番号を記入
所得税の納付書を記入する際はまず、左上の税目番号を記載します。
税目番号とは、どのような税目で税金を納めるかを特定する番号です。
所得税の場合は「320」と決められており、下の税目欄には「申告所得税及復興特別所得税」と書きます。
税務署で入手した場合や郵送で送られてくる場合は、税金の種類に対応する番号が予め印字された状態で渡されることもあります。
税務署は納付書の税目番号と税目によってどのような税金かを見分けていますので、間違っていないか念の為確認するようにしましょう。
ちなみに所得税以外の税金を納める場合は、この欄に違う番号・違う税目を記載します。
例えば、自営業の方が消費税を納める場合は税目番号「300」、税目「消費税及地方消費税」と記載します。
税目・税目番号は納付書の裏面に記載されていますので、確認してみてください。
2. 確定申告書に記載されている整理番号を記入
整理番号とは確定申告を行う際に税務署から送付される申告書に記載されている8ケタの番号です。
税務署から送付されている「確定申告のお知らせ」、国税還付金振込通知書」などに記載されていますので、間違えないように記入しましょう。
初めて確定申告をする人には整理番号はありませんので、空白のまま提出しましょう。
以前に確定申告をしている方でも、番号がわからない場合は空白のままでも問題ありません。(記載しなくていいわけではないため、整理番号がわかっている場合は記載するようにしましょう。)
3. 住所・氏名・電話番号を記入
納付書の左下に住所氏名・電話番号を記載する欄があります。
間違えがないようにはっきりと正確に記載するようにしましょう。
4. 本税・合計額に同額を記入
本税・合計額に納付する税額を記載します。本税・合計額に記載する金額は、確定申告書の第1表39と同額になります。
¥マークなどは記入せず数字だけを記載します。
数字は間違えないようにはっきりと正確に記載しましょう。
この欄を誤記入した場合、訂正することができません。
もし間違ってしまった場合は再度書き直すようにしましょう。
5. 課税期間、申告区分を記入する
納期等の区分は収入があった年を和暦で記載します。
令和4年分の収入を申告する場合、納付をするのは令和5年となりますが、記載するのは収入があった令和4年となります。
申告区分は通常、「確定申告」の欄に〇印をつけます。
修正申告により納付する場合は、「修正申告」に〇印をつけて提出します。
税務署で入手した納付書には納期の区分・申告区分が印字済みのものが渡されますが、印字されていない場合は忘れずに記入しましょう。
所得税納付書の提出場所
郵便局
全国の郵便局で、納付書の提出と税金の支払いをすることが可能です。
郵便局では所得税の他に法人税や消費税などの国税も支払うことができます。
現金で納付する必要がありますので、用意しておきましょう。
銀行・信用金庫
所得税は銀行でも支払うことができます。しかし、全ての銀行や信用金庫で支払うことができるわけではありません。
所得税の納付ができる銀行は国税庁のホームページに記載されています。
銀行以外に信用金庫でも所得税を支払うことができます。
こちらも国税庁のホームページに記載されていますので、納税を予定している方はチェックしてみてください。
銀行・信用金庫でも郵便局と同じく現金で納付する必要がありますので、事前に用意しておきましょう。
税務署
所得税は管轄税務署の窓口で直接支払うことが可能です。
管轄の税務署は地域によって決まっていますので、国税庁のホームページで確認しましょう。
税務署で納付する場合も現金での納付となります。
納付する金額を用意して税務署に向かいましょう。
出典:国税庁「税務署の所在地などを知りたい方」
まとめ:所得税納付書は余裕を持って入手しておきましょう
所得税納付書は、税務署や金融機関で入手することができます。
申告書や届出書の中には国税庁のホームページからダウンロードできるものもありますが、所得税納付書は3枚複写となっているためホームページからダウンロードすることができません。
期限に余裕を持って入手するようにしましょう。
所得税の納付書の書き方は、必要事項を把握していればそこまで難しいものではありませんので、しっかりと書き方を確認して記載しましょう。
ただし、税金の金額欄は間違って記入した場合、訂正することができません。
不安な方は納付書を数枚もらっておくとよいでしょう。
所得税の納付は郵便局や銀行や信用金庫、管轄の税務署で直接支払うことが可能です。
納付は現金一括となりますので、納税の前には現金を用意しておきましょう。
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記事監修者
マネカツ編集部
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