【2024】キャッシュレス決済おすすめ5選!比較や選び方を解説
近年、スマホやクレジットカードなどを使って支払いをする「キャッシュレス決済」が多く普及しています。
非常に便利な反面、数多くのサービスが存在しており「どのサービスを選べばいいかわからない」「なんとなく最初に選んだものをずっと使っている」といった人も多いのではないでしょうか。
この記事ではおすすめのキャッシュレス決済の紹介やメリット・デメリット、選び方などについて解説します。
これからキャッシュレス決済を使い始めたい方やサービス選びで迷っている方は参考にしてください。
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この記事の目次
キャッシュレス決済とは
まずはキャッシュレス決済について、その定義や具体的な決済方法について解説します。
現金を直接使わず決済する方法
キャッシュレス決済とは、直接現金を使わず決済する方法の総称です。
わかりやすいところでは「クレジットカード払い」がありますが、近年急速に普及してきた電子マネーやスマホを使ったQRコード決済などが該当します。
キャッシュレス決済の普及率は年々上昇しており、経済産業省が発表したデータによると2021年のキャッシュレス決済比率は全体の32.5%でした。
ただ、日本は世界で見るとキャッシュレスの普及が遅れていると言われています。
将来的な目標は80%とされており、今後ますますキャッシュレスへの移行が進んでいくと予想されます。
出典:経済産業省「2021年のキャッシュレス決済比率を算出しました」
3つの精算方法がある
キャッシュレス決済の清算方法は、以下の3つに分けられます。
- 前払いタイプ
- 即時払いタイプ
- 後払いタイプ
前払いタイプ
前払いタイプは、事前にカードやアプリにお金を入金(チャージ)しておき、その残高から支払う方法です。
主に「QRコード決済」や「電子マネー」が該当します。
最近ではクレジットカードと連携させて、残高が少なくなると自動で入金してくれる「オートチャージ機能」が使えるサービスも増えてきています。
即時払いタイプ
即時払いタイプは、現金払いと同じように使った瞬間に口座からお金が引き落とされる方法です。
「デビットカード」が代表的ですが、最近では一部のQRコード決済も即時払いに対応しています。
事前にチャージする必要がない上、クレジットカードのように口座残高以上に使い過ぎる心配も少ないという特徴があります。
後払いタイプ
後払いタイプは、一定期間で使った金額をその場ではなく後日まとめて支払う方法です。
「クレジットカード」が代表的で、自分が料金を支払うまでは使った金額をカード会社が代わりに立て替えています。
最近では「PayPay」や「メルペイ」など、QRコード決済アプリにも後払いに対応するサービスが増えてきています。
キャッシュレス決済の主な種類
キャッシュレス決済の種類には、主に以下の4種類があります。
- スマホ決済(QRコード決済)
- クレジットカード
- 電子マネー
- デビットカード
スマホ決済(QRコード決済)
「スマホ決済」とは、名前の通りスマホだけで支払えるキャッシュレス決済で、「PayPay」や「楽天Pay」などのQRコード決済が代表的です。
クレジットカードや電子マネーの情報をスマホに登録して決済する「ApplePay」や「GooglePay」なども、スマホ決済に該当します。
QRコード決済の場合、具体的には以下2つの方法で支払います。
スマホに表示されたQRコードをお店側に読み取ってもらう
レジにあるQRコードをスマホで読み取り、支払う金額を入力する
ApplePayやGooglePayの場合は、端末にスマホをかざして支払います。
いずれにしても店員さんや端末との接触がない「非接触決済」に該当し、近年人気を集めています。
クレジットカード
「クレジットカード」は、スマホ決済の登場以前から定番だったキャッシュレス決済です。
今でもキャッシュレス決済の中では高いシェアを占めており、現金を使わずに後払いしたい場面や大きな買い物の際に使われます。
クレジットカードを直接使わなくても、QRコード決済や電子マネーの支払い元として使われる場面も多く、キャッシュレス決済を使うにあたって重要な役割を担っています。
基本的にはレジでカードを渡して支払いますが、最近では端末にかざすだけで支払える「タッチ決済」という仕組みが大手ブランドから提供されています。
保険の付帯やお店での優待など、クレジットカード独自の特典やサービスが受けられる点も魅力の1つと言えるでしょう。
電子マネー
「電子マネー」とは、専用のカードをお店の端末にかざして支払うキャッシュレス決済です。
基本的にはカードを使って支払いますが、おサイフ機能に対応したスマホに登録すれば「スマホ決済」として使えるサービスも多く、QRコード決済と同様に人気を集めています。
「Suica」「PASMO」などの交通系電子マネーや「nanaco」「WAON」といった流通系電子マネーが代表的で、公共交通機関やお店だけでなく様々な場面での支払いに使えます。
特定の場所で使うとポイント還元率が高くなるものが多く、特に店舗独自の電子マネーは発行元やそのグループ会社のお店でお得に使えます。
デビットカード
「デビットカード」とは、使った瞬間に自分の銀行口座から料金が引き落とされるキャッシュレス決済です。
使い方はクレジットカードと同様、レジでカードを渡すかタッチ決済が使える場合は端末にカードをかざします。
デビットカードには、以下の2種類があります。
種類 | 特徴 | 使えるお店 |
J-Debit | 銀行などのキャッシュカードをそのままデビットカードとして利用できる。 | J-Debitマークがあるお店 |
国際ブランド付き | VISAやMastercardなどの国際ブランドが付いている。 | ブランドの加盟店 |
VISAやMastercardといった国際ブランド付きデビットカードであれば、国内外問わずブランドの加盟店で使えるためクレジットカード同様に幅広いシーンで利用できます。
キャッシュレス決済を利用するメリット
キャッシュレス決済には、使用することで得られる様々なメリットがあります。
ここでは、以下の4つのメリットについて解説します。
- 財布(現金)を持ち歩く必要がない
- 支払いがスムーズに行える
- ポイント還元がお得
- 支払履歴が残る
財布(現金)を持ち歩く必要がない
キャッシュレス決済を使っていれば、財布や現金を持ち歩く必要がありません。
近年は多くのお店でキャッシュレス決済が導入されており、キャッシュレス決済にのみ対応したお店も増えてきています。
コンビニや自動販売機など、ちょっとした買い物のために財布を持っていくのが面倒だなという時にもスマホやカードだけ持っていけば良いので、何かと便利な場面も多いです。
支払いがスムーズに行える
キャッシュレス決済は、現金に比べて支払いがスムーズに行えます。
自分がお金を数えて出す時間や、店員さんがおつりを数えて返す時間などがなくなり「見せる」「かざす」といった簡単な動作だけで済むためです。
特にコンビニや自動販売機など、小銭を使うことが多い支払いではかなり楽になります。
お金を直接触らないため、衛生的に良いというメリットもあります。
ポイント還元がお得
キャッシュレス決済のほとんどが、サービスごとにポイント還元を実施しています。
現金で支払っても何も残りませんが、キャッシュレス決済なら支払額と還元率に応じてポイントがたまり、買い物で使ったり何かと交換したりできます。
例えば月に現金で50,000円を使っている場合、それを還元率1%のキャッシュレス決済サービスに置き換えるだけで、毎月500ポイントがもらえます。
サービスやキャンペーンによっては、還元率が5%や10%になるケースも珍しくありません。
支払いをするだけで多くのポイントが貯まる点は、キャッシュレス決済の大きな魅力といえます。
支払履歴が残る
キャッシュレス決済を使えば、支払履歴がアプリやシステムに残ります。
現金の支払履歴を管理するにはレシートを元に自分で家計簿を付ける必要がありますが、キャッシュレス決済では自動的に履歴が記録されます。
履歴はアプリやWebサイトで確認でき、何にいくら使ったかが一覧で簡単に分かります。
キャッシュレス決済は支払い時だけでなく、お金を管理するうえでも大きなメリットがあると言えるでしょう。
キャッシュレス決済を利用するデメリット
キャッシュレス決済には多くのメリットがある一方、少なからずデメリットもあります。
ここでは、以下の3つのデメリットについて解説します。
- 緊急時に使用できない可能性がある
- 利用できるサービスが店舗ごとに異なる
- 不正利用される可能性がある
緊急時に使用できない可能性がある
キャッシュレス決済はスマホやレジ、支払い端末などの機械を使って処理が行われるため、トラブルがあった際に利用できなくなる可能性があります。
例えばお店の支払い端末が故障していたり、スマホの電池切れや通信状況が悪い場合です。
特によくあるのは、財布を持っていないときにスマホの電池が切れてしまい、支払い手段がなくなってしまうパターンでしょう。
万が一に備え、複数の支払い手段を用意しておくのがおすすめです。
非常用にいくらかの現金を持ち歩いたり、スマホとクレジットカードを両方を持ち歩けば、支払いが全くできないという状況を避けやすくなります。
利用できるサービスが店舗ごとに異なる
キャッシュレス決済は、利用できるサービスが店舗ごとに異なります。
現在様々なキャッシュレス決済サービスが登場していますが、その全てがどこのお店でも使えるわけではありません。
全国チェーンのお店では多くの支払い方法に対応していることが多いですが、個人店や小さなお店では一部のサービスのみ、あるいはキャッシュレス決済に全く対応していない場合もあります。
例えば以下のようなケースが想定されます。
- PayPayには対応、クレジットカードには非対応
- QRコード決済は非対応、Suica(交通系IC)のみ対応
- クレジットカードはVISAとMastercardのみ対応、JCBやアメックスは非対応
1つの決済方法に絞らず、異なる複数の決済方法を持っておくのがおすすめです。
不正利用される可能性がある
キャッシュレス決済にはセキュリティ問題が付きもので、不正利用される可能性と常に隣り合わせといえます。
現金のように物質のやりとりではなく、情報でのやりとりだからです。
例えばスマホに電子マネーを登録している場合、設定によってはスマホのロックを解除しなくても支払えてしまう場合があります。
クレジットカードも紛失や盗難、詐欺サイトからの情報漏えいなど、様々なリスクが存在します。
便利な一方、セキュリティに関しては今まで以上に危機意識を持つ必要があります。
おすすめのキャッシュレス決済サービス5選
近年、キャッシュレス決済の利用者は増加傾向にあり、サービスを提供する会社も多くなってきました。
今回はその中でも特におすすめなキャッシュレス決済サービス5選をご紹介します。
1. PayPay
PayPayはスマホだけで支払いができるバーコード/QR決済アプリです。
スマホからバーコードを提示、またはお店のQRを読み取ることでスムーズに決済が行えます。
登録ユーザー数が約5,000万人、全国で約374万ヶ所以上の店舗での利用が可能となっており、キャッシュレス決済アプリの中でも特に人気の高いアプリです。(2022年8月時点)
また、ネットサービスや交通料金の支払いをはじめ、ヤフオクやPayPayモールなどのネットショップでも利用可能です。
出典:PayPay「「PayPay」の登録ユーザーが5,000万人を突破!」
PayPayの特徴
- キャッシュレス決済アプリの中でも利用可能店舗が多い
- 毎月お得なキャンペーンを実施している
- 還元率自体は低め
- PayPay銀行との連携で更に便利に
「PayPay」のダウンロードはこちら(iOS) PayPayのお得な使い方は?最大限活用するための情報を徹底解説!
2. LINE Pay
LINE Payは、スマホアプリの「LINE」が提供するキャッシュレス決済サービスです。
QRやバーコードを使って簡単に支払いができます。
すでにLINEユーザーであれば、規約に同意するだけでサービスの利用を開始できる手軽さがあります。
LINE Payはコード払いの他にも、オンライン払いや請求書払いにも対応しています。
ユーザー同士での送金や割り勘ができる機能もついており、普段使いしやすい点が特徴です。
LINE Payの特徴
- 送金や割り勘など、決済以外にも便利な機能が多い
- LINEユーザーならすぐに使える手軽さ
- 「ZOZOTOWN」や「ラクマ」での支払いにも使える
3. 楽天ペイ
楽天ペイは、楽天サービスが提供するキャッシュレス決済サービスです。QR/バーコード決済で支払いができ、楽天IDを持っていればすぐにサービスを利用できます。
特に楽天ユーザーとは相性が良く、楽天カードとの併用によりポイントの二重取りができたり、ポイント還元率が高くなるのが特徴です。
PayPayほどではないものの、利用できる店舗も多いです。楽天経済圏を利用している方は、楽天ペイでお得にポイントを貯めましょう。
楽天ペイの特徴
- 利用できる店舗が多い
- 楽天カード紐付けでポイントがどんどん貯まる
- ファミマをよく使用する方は、更にポイントが貯めやすい
「楽天ペイ」のダウンロードはこちら(iOS) 楽天キャッシュのメリット・デメリット?楽天Payとの違いや投信積立について
4. au PAY
au PAYは、KDDI株式会社が提供するスマホ決済サービスです。
auユーザー以外の方でもサービスを利用することができます。
また、楽天ペイと提携しており、コンビニや飲食店、家電量販店など利用できる店舗数が多いです。
ローソンとキャンペーンを実施することも多く、Pontaポイントを効率良く貯めることができるのも特徴です。
還元率アップキャンペーンを実施することが多いため、ローソンを利用することが多い方にはうれしいポイントとなります。
au PAYは事前に支払い金額をチャージするプリペイド式のスマホ決済サービスです。
後払いはできないため、使用する前にしっかりと金額をチャージしておきましょう。
au PAYの特徴
- 楽天ペイと同じQRコードを使用できる(利用店舗が多い)
- ローソンをよく使う場合Pontaポイントがたまりやすい
- 大手通信会社「KDDI」が運営している安心感
- auユーザーじゃなくても使える
5. d払い
d払いは、NTTドコモが提供しているキャッシュレス決済サービスです。
ドコモユーザーなら月々の携帯料金と一緒に支払いができるため、後払いサービスとしても使用することが可能です。
もちろん、ドコモユーザー以外の方でもdアカウントを取得することで利用できます。
また、ドコモが提供するクレジットカード「dカード」と併用することで、更にお得にポイントを貯めることができます。
クレジットカードを持っていない or 持てない方でもスマホ料金との合算払いに対応しているため、未成年の学生でも使いやすいという特徴があります。
d払いの特徴
- dカード連携でポイント二重取りが可能
- ドコモユーザーならAmazonでの支払いにも利用可能
- ドコモのスマホと合算払いに対応している
- 期間限定dポイントも使用できる
キャッシュレス決済サービスを選ぶ際のポイント
キャッシュレス決済サービスには様々な種類があるため、どれを使えば良いか迷ってしまうかもしれません。
そこでキャッシュレス決済サービスを選ぶ際のポイントを、以下の3つに絞って解説します。
- ポイントの還元率と使いやすさ
- 利用できる店舗数と行動範囲で使えるか
- キャンペーンのお得さ
ポイントの還元率と使いやすさ
キャッシュレス決済サービスを選ぶ際は、まずポイント還元率とその使いやすさを確認しましょう。
現金決済にはないポイント還元は、キャッシュレス決済最大の魅力です。
通常時のポイント還元率はもちろん、特定の場所や使い方で還元率が高くなる場合もあるので、詳しく見ておきましょう。
自分がよく使うお店やサイトで還元率が高ければ、ポイントが貯まりやすいです。
また、ポイントは貯めやすさだけでなく、使いやすさも重要です。
せっかく貯めたポイントが無駄にならないよう、自分にとってお得な使い先・交換先があるかを確認しておきましょう。
利用できる店舗数と行動範囲で使えるか
様々なキャッシュレス決済サービスがありますが、可能な限り利用できる店舗が多いものを選びましょう。
せっかくキャッシュレス決済を導入しても、使えるお店が少なければあまり意味がないためです。
とはいえ、大手キャッシュレス決済サービスはどれも加盟店数が非常に多く、単に利用可能店舗数だけを見ても使いやすいかどうかの指標にはなりづらいです。
そこで「自分が普段よく利用するお店で使えるかどうか」を、1つの基準にしましょう。
自分がよく行くお店の対応状況をチェックし、できるだけ共通して対応しているサービスを選べば、普段の生活において不自由なくキャッシュレス決済を使えるでしょう。
キャンペーンのお得さ
キャッシュレス決済サービスを選ぶ上で「キャンペーンのお得さ」は大事なポイントです。
近年、数多くのキャッシュレス決済サービスが登場しており、各サービスは1人でも多くのユーザーに使ってもらおうとお得なキャンペーンを打ち出しています。
例えばクレジットカードの入会キャンペーンや、QRコード決済のポイント還元キャンペーンなどです。
特にQRコード決済の「PayPay」や「d払い」「auPay」などは、常に何かしら行われていると言って良いほどキャンペーンの数が多いです。
キャンペーンを上手く使いこなせば20%以上の還元を受けられることも少なくないため、各サービスがどんなキャンペーンを行ってきたかチェックしてみると良いでしょう。
まとめ:便利でお得なキャッシュレス生活を始めよう
キャッシュレス決済のメリット・デメリットや選び方、おすすめのサービスなどについて解説しました。
キャッシュレス決済は正しく理解して使えば、現金払いよりも多くのメリットを感じられるでしょう。
特にお会計のスムーズさやポイント還元などは、キャッシュレス決済の大きな魅力です。
現在もキャッシュレス決済は広く浸透していますが、今後ますますキャッシュレス化の流れは加速していくと予想されます。
まだキャッシュレス決済サービスを使っていない方や興味のある方は、ぜひ本記事で紹介したサービスや選び方を参考に、キャッシュレス生活を始めてみてください。
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記事監修者
マネカツ編集部
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