デイトレードのやり方!1日5,000円を稼ぐ銘柄選びのコツを紹介
これから投資を始めてみたいという方や、すでに投資を始めているという方の中には「デイトレード」に興味を持つ方も多いのではないでしょうか。
上級者向けだと思われやすいデイトレードですが、仕組みやコツを掴めば投資初心者にも挑戦しやすい投資手法です。
この記事では、短期トレードの一つである「デイトレード」の仕組みやメリット・デメリット、注意すべき点などをくわしく解説します。
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この記事の目次
デイトレ(デイトレード)とは
まずは、デイトレードとはどんなものなのかについて確認していきましょう。
1日のうちで売買を完結させる短期投資の手法
デイトレードとは、1日のうちに同じ銘柄を決済して売買を完結させる投資手法のことです。
例えば、ある銘柄を500株購入した場合、その日のうちに500株全てを売却するというものになります。
同様に信用取引などで売りから始めた場合も、その日のうちに全ての株数を買い戻します。
利益が出ている場合も損失が生じている場合も翌日にポジションを持ち越さず、必ずその日のうちに取引を終了させるのがポイントです。
スキャルピングとの違い
デイトレードと似た投資手法に「スキャルピング(スキャ)」というものがあります。
スキャルピングとは、ごくわずかな利益での取引を短時間に何度も繰り返す投資手法です。
数秒から数分間隔で取引する場合もあるため、マーケットが開いている間はずっと取引画面に張り付いている必要があります。
1日のうちに取引を完結させるという点ではデイトレードと同じですが、取引回数と売買1回あたりの利益幅が異なります。
デイトレードはスキャルピングに比べると1日あたりの取引回数が少なく、1回の取引による利益が大きいため、専業トレーダーでなくても比較的挑戦しやすい投資手法です。
デイトレードのやり方と1日5,000円を稼ぐコツ
それでは、具体的なデイトレードのやり方を確認していきます。
1日5,000円を稼ぐためには、以下のポイントに注意しましょう。
損切りのルールを決めておく
デイトレードを行う際は必ず損切りルールを決めておきましょう。
損切りとは、あらかじめ「○円(数%)下がったら売却する」と決めておき、その価格を下回ったら速やかに売却して損失を確定させることです。
含み損が発生している状況ではなかなか損失を確定させづらいものですが、「これから上がるかも」とズルズル保有し続けると、結果的に損失を大きく拡大させてしまう可能性があります。
損切りをしないまま株を塩漬け状態にし続けていると、その分の資金から生まれる収益を逃してしまい、資金効率が悪くなることにも繋がります。
デイトレードの損切りラインをどのくらいに設定すれば良いかわからない場合は、取得単価から数%下がったら損切りすると決めておくと良いでしょう。
損切りとは?目安やタイミング、ルールやラインの決め方を紹介
ボラティリティの大きい銘柄・通貨を選ぶ
デイトレードでは、ボラティリティの大きい銘柄・通貨が人気です。
「ボラティリティ」とは、値動きや値幅の大きさのことを示し、短期で価格が上下しやすい銘柄を「ボラティリティが大きい(高い)」といいます。
1日のうちの値動きが大きいほど、その差から利益を狙いやすいです。
例えば、海外で炭鉱事業を行う話題の銘柄三井松島ホールディングス(1518)のチャートを確認してみましょう。
2022年5月18日(水)の三井松島の安値は2,845円、高値は3,265円と、一時約14%超も値が上昇しています。終値は3,165円でした。
チャートを確認しても、取引開始直後に価格が大きく動いているのがわかります。
このように1日の間での値動きが大きい銘柄を選ぶと、短期間でも利益を狙ってトレードしやすいでしょう。
出来高の多い銘柄を選ぶ
出来高とは、一定期間内の取引量のことを指します。
デイトレードでは、出来高がなるべく多い銘柄を選ぶようにしましょう。
出来高が少ないと、買いたい・売りたいと思ったとしても反対注文がないために取引できないという事態が生じます。
出来高の少ない銘柄は、大量の注文が入った際に一気に相場が動いてしまうというリスクもあるため、初心者のうちは避ける方が無難です。
比較的チャートも読みやすくなるので、まずは出来高の多い銘柄から挑戦すると良いでしょう。
手数料負けに注意
デイトレードを行う際は、取引手数料にも注意が必要です。
デイトレードは1日の間に何度か売買を繰り返す投資手法なので、損益が少ない場合は手数料の方が大きくなってしまうこともあります。
せっかく利益を積み重ねたとしても、手数料負担の方が大きくては意味がありません。
取引手数料は利用する証券会社や手数料プランによって異なるため、事前にいくらかかるかをしっかりと把握しておきましょう。
少しでも手数料負担を減らしたいのであれば、なるべく取引手数料が安い証券会社を選ぶのをおすすめします。
可能な限り手数料以上の利益が発生することを意識して取引するのも重要です。
デイトレードのメリット
デイトレードを行うメリットは主に以下の3点です。
- 市場時間外のニュースに影響されない
- 良くも悪くもすぐに成果が出る
- 資金を効率的に運用できる
市場時間外のニュースに影響されない
デイトレードは1日のうちに取引が完結するため、取引時間外に発表されたニュースで翌日株価が大きく下落してしまうリスクを避けられます。
企業の決算発表や経営に関わる発表は、取引終了後の15時以降に行われることが多く、これらの発表があると翌日の株価は良くも悪くも変動しやすいです。
仮にネガティブな発表があった場合は、翌日の取引開始時に大きく価格を下げる可能性もあります。
デイトレードの場合は、市場時間外のニュースに一喜一憂することがなくなるため、精神的にも余裕を持って取引に臨めます。
シンプルにその日の値動き・情報だけで取引できる点がメリットといえるでしょう。
良くも悪くもすぐに成果が出る
長期投資の場合、数ヵ月・数年スパンでじっくりと投資を行うのも珍しくありません。
デイトレードでは、一回の取引は1日のうちに完結するため、良くも悪くもすぐに結果を得られます。
1回の利益は少なくてもとにかく早く成果が欲しいという人や、長期的に投資をし続けるのは負担になるという人に向いている投資手法といえます。
うまく取引ができた場合は、すぐに目に見える成果が得られるため、投資を行うモチベーションにも繋がるでしょう。
資金を効率的に運用できる
長期投資では、短期間での価格の上下はあまり気にせず、長い期間でのリターンを重視します。
1日の間に数%の値動きがあったとしても運用成果に影響はないため、考え方によっては機会損失とも捉えられます。
デイトレードでは、この数%の値動きを利用して細かく取引を行うため、短期間であってもコツコツと利益を積み重ねていけるのです。
取引資金や保有銘柄を寝かせておく期間が短いため、資金効率が良いとも言えます。
デイトレードのデメリット
一方、デイトレードにはデメリットもいくつかあります。
下記の3点はしっかりと確認しておきましょう。
- 取引中はチャートに張り付く必要がある
- 時間外ニュースの値上がり益を取り逃す
- 売買手数料を考慮する必要がある
チャートに張り付く必要がある
デイトレードでは、取引時間中の小さな値動きを捉えて売買していくため、基本的には常にチャートを確認できる状態で取引するのが望ましいです。
取引中の時間が拘束されてしまう点は、デメリットといえるでしょう。
空いた時間でも取引は可能ですが、狙った価格での売買はしにくくなります。
仕事や家事などで忙しい場合は、取引との両立が難しくなるかもしれません。
時間外ニュースの値上がり益を取り逃す
デイトレードは、取引時間外の出来事を受けないというメリットがありますが、これはデメリットにもなり得ます。
企業の発表には悪いニュースもあれば、良いニュースもあります。
市場予想以上の好決算がガイダンスが発表された場合は、翌日の株価が急上昇して取引が始まる、ということも多々あります。
仮に銘柄を持ち越していれば、翌日さらなる利益が見込めたかもしれませんが、デイトレードではこの利益を取り逃してしまいます。
売買手数料を考慮する必要がある
デイトレードは1日で何度も取引をする投資スタイルのため、売買手数料にも注意しましょう。
自分の取引ペースや取引金額に応じて、適当な証券会社や取引プランを選ぶのが大事です。
例えばSBI証券の場合、国内株式の手数料コースは「スタンダードプラン」と「アクティブプラン」の2種類です。
スタンダードプランでは1回の取引金額に応じて手数料がかかります。
何度も取引を行う場合は、都度手数料が発生する点に注意が必要です。
SBI証券のスタンダードプラン
約定代金 | 手数料 |
5万円まで | 55円 |
10万円まで | 99円 |
20万円まで | 115円 |
50万円まで | 275円 |
100万円まで | 535円 |
150万円まで | 640円 |
3,000万円まで | 1,013円 |
3,000万円超 | 1,070円 |
例えば、30万円分の株式を購入し、その日のうちに32万円で売却したとします。
スタンダードプランでの手数料は275円 × 2回(購入・売却)= 550円となります。
SBI証券のアクティブプラン
1日の約定代金合計 | 手数料 |
50万円まで | 0円 |
100万円まで | 0円 |
200万円まで | 1,238円 |
300万円まで | 1,691円 |
以降100万円増加ごとに | +295円 |
一方、アクティブプランでは、約定代金の合計額が100万円まで手数料無料なので、このケースで手数料はかかりません。
少額で何度も取引を行うスタイルの場合は、このような定額プランがある証券会社が適している可能性があります。
【2024】楽天証券とSBI証券はどっちがおすすめ?使い分けのコツ
投資初心者はデイトレより長期投資がおすすめ
デイトレードは、短期間に何度も利益を積み重ねて勝ちやすいというイメージを持たれやすい投資手法です。
しかし、勝率を上げるためにはチャートの動きを予測したり板読みをしたりと、ある程度の投資経験やスキルが必要となります。
まったく知識がないにも関わらず、考えなしにデイトレードを始めるのは、ギャンブルと変わりません。
始めて投資をするという場合や、あまりリスクを取りたくないという場合は、長期投資の方がおすすめです。
とはいえ、誰でも最初は初心者ですし、実際に投資をしてみないとわからないこともたくさんあります。
デイトレードに挑戦する場合は、まずは少額から始めてみるのをおすすめします。
長期投資のメリット・デメリット!おすすめの投資方法を解説
まとめ:デイトレードはルールを守って少額から始めてみよう
デイトレードは、1日で取引を完結させるのがポイントです。
1日単位の取引が基本となるので気軽に取引を始めやすく、自分に合わないと感じたらすぐにやめることも可能です。
損切りルールや手数料に気をつければ、投資の初心者でも挑戦しやすいでしょう。
ただし、慣れていないうちは多額の資金を投入するのはおすすめしません。
新しい投資手法に挑戦する際は、必ず少額からスタートし、徐々に知識や経験を身につけていくことが重要です。
デイトレードを駆使して、細かい利益を積み上げていきましょう。
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