【2024】マイナンバーカードをつくるメリット・デメリットとは?
個人番号や顔写真が記載されたマイナンバーカードを持っていると、個人番号の証明や本人確認、各種証明書の取得などを1枚で実現できます。
マイナンバーカードはスマートフォンやパソコンからでも申請可能で、手軽に作ることが可能です。
この記事では、マイナンバーカードの作り方や申請に必要なもの、カードのメリット・デメリットなどを解説します。
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この記事の目次
マイナンバーカードとは
マイナンバーカードは、個人が識別できる12桁のマイナンバー(個人番号)が記載されたカードです。
マイナンバーのほかに、「住所」や「氏名」、「生年月日」、「顔写真」なども表示されており、本人確認用の身分証明書として利用できます。
ICチップが内蔵されているため、確定申告をはじめとしたオンラインでの行政手続きもスムーズに行うことが可能です。
今後進んでいくデジタル社会に必要なツールとして、国は普及の促進に取り組んでいます。
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マイナンバーカードを作るメリット
マイナンバーカードを作ると、以下のようなメリットがあります。
- 写真付きの身分証明書になる
- 健康保険証として活用できる
- コンビニで住民票や印鑑証明等が取得できる
- オンラインで確定申告ができる
- 今後は運転免許証の代わりになる
それぞれのメリットを確認していきましょう。
写真付きの身分証明書になる
マイナンバーカードには、マイナンバーのほかに氏名や住所、生年月日、顔写真などが記載されています。
そのため、マイナンバーカードを写真付きの身分証明書として利用することが可能です。
特に運転免許証を持っていない方は、顔写真付きの身分証明書として重宝する場面が多いでしょう。
健康保険証として活用できる
マイナンバーカードは2021年3月から「健康保険証」として医療機関や薬局などでも利用できるようになりました。
まだすべての医療機関に対応しているわけではありませんが、今後利用できる施設が増えていく予定なので、これからは健康保険証を持ち歩かなくてもよくなる可能性があります。
マイナンバーカードを健康保険証として利用すれば、就職や転職をしても手続きをせずにずっと使うことができ、マイナポータルから薬剤・医療費などの情報を確認することも可能です。
確定申告の際に医療費控除を申請するのも楽になります。
手元にマイナンバーカードが届いたら、健康保険証としての利用申し込みを済ませましょう。
マイナンバーカードは健康保険証として使える?メリット・デメリット
コンビニで証明書等が取得できる
マイナンバーカードを利用すれば、コンビニのマルチコピー機から住民票の写しや印鑑登録証明書などを取得できます。
住民票の写しや印鑑登録証明書などを取得したい場合、これまでは平日に市区町村の窓口に出向く必要がありました。
しかし、マイナンバーカードがあれば住んでいる地域に関わらずいつでもコンビニで発行可能です。
気軽に証明書を取得できる点は、マイナンバーカードを申請するメリットといえます。
コンビニでは以下の証明書を取得できます。
- 住民票の写し(住民票コードは記載されない)
- 住民票記載事項証明書
- 印鑑登録証明書
- 各種税証明書
- 戸籍証明書(全部事項証明書、個人事項証明書)
- 戸籍の附票の写し
- 新型コロナウイルス感染症予防接種証明書
※戸籍証明書は、本籍地と現住所の市区町村が異なる場合、事前申請が必要です。
参考:地方公共団体情報システム機構「本籍地の戸籍証明書取得方法」
オンラインで確定申告ができる
税務署のe-Taxに登録することで、マイナンバーカードを利用してオンラインで確定申告ができます。
オンラインでの確定申告のメリットは以下の2点です。
- 税務署の混雑を回避できる
- 申告期限内のデータ修正がしやすい
確定申告の時期は税務署が非常に混雑しますが、オンラインであれば税務署の混雑を回避できます。
自宅から確定申告ができる点は、マイナンバーカード申請の大きなメリットです。
また、e-Taxを利用した確定申告であれば、データに誤りがあった場合の修正の手間が少ないです。
新しく確定申告書を作成し、送信するだけで修正が完了します。
申請期限内であれば確定申告書が修正後のデータに上書きされるため、税務署に修正した旨の報告をする必要がありません。
参考:【e-Tax】国税電子申告・納税システム(イータックス)「当初、提出した申告データに誤りがあり、訂正したいのですがどうすればいいですか。」
会社員でも確定申告は必要?自分でするやり方やどのような人が必要か解説
今後は運転免許証の代わりになる
今後、マイナンバーカードに運転免許証の情報が記録されるという方向で話が進んでいます。
2024年度末の運用開始を目指しており、運転時には運転免許証とマイナンバーカードのどちらかを携帯していれば良いという形になります。
現在はまだ実用化されていませんが、将来的には健康保険証や運転免許証、その他のカードも含めて様々な役割をマイナンバーカード1枚でこなせるようになるかもしれません。
参考:一般社団法人 日本自動車会議所「警察庁、運転免許証をデジタル化 マイナンバーへデータ記録」
マイナンバーカードを作るデメリット
マイナンバーカードを作る際には、以下のデメリットに注意しておく必要があります。
- 紛失・盗難時の情報漏えいリスクがある
- 定期的なカードの更新が必要
- しばらくは複数カードと併用になる
カードの申請をする前に、デメリットを確認しておきましょう。
紛失・盗難時の情報漏えいリスクがある
マイナンバーカードには、氏名や住所、個人番号、顔写真など個人情報が記載されています。
紛失した際や盗難にあった時の情報漏えいリスクが高いことに注意が必要です。
顔写真や個人番号が記載されているため、悪用されるリスクが高いです。
マイナンバーカードを発行したら、慎重に管理してましょう。
定期的なカードの更新が必要
マイナンバーカードには有効期限があり、期限が切れたら再交付を受ける必要があります。
申請時点で成人の場合は10年、未成年の場合は5年が有効期限です。
再交付を受ける場合はこれまで持っていたカードとの交換となるため、窓口で再交付申請をする必要があります。
頻度は多くないですが、定期的にカードの更新をしなければならないのは、面倒と感じるかもしれません。
しばらくはその他のカードと併用になる
マイナンバーカードは、今後1枚で健康保険証や運転免許証の役割を担うことになります。
しかし、運転免許証として利用できるようになるのはまだ先の話であり、既に連携している健康保険証もマイナンバーカードでは利用できない医療機関がまだまだ多いのが実情です。
今後は利用できるシーンが増えていくでしょうが、しばらくはマイナンバーカードと健康保険証、運転免許証をそれぞれ持ち歩く必要があります。
各機能が一本化すれば便利ですが、どんな場所でも使えるようになるまで時間がかかる点はデメリットといえるでしょう。
マイナンバーカードは作らないほうがいい?
総務省によると、2023年12月末時点でのマイナンバーカード保有率は約73.0%とされています。
約3割の人がまだカードを持っていない状況です。
マイナンバーカードを持たない人の中には、現時点で不便さを感じていなかったり、デメリットを不安に思ったりする人もいるようです。
しかし、マイナンバーカードは健康保険証として活用できたり、コンビニで簡単に証明書を取得できたりと現時点でも十分なメリットがあります。
将来的には運転免許証の代わりになる可能性があるなど、今後ますますマイナンバーカードを活用した施策が増える可能性があります。
そのため、まだ作っていない方も取得を検討してみるとよいでしょう。
マイナンバーカードの作り方・4つの申請方法
マイナンバーカードを申請する方法には、以下の4つがあります。
- スマートフォン(スマホ)
- パソコン(PC)
- 郵送
- 証明写真機
どの方法で申請してもマイナンバーカードは発行できますが、スマホやパソコンから申請するのが楽なのでおすすめです。
スマートフォン(スマホ)
- スマホで顔写真を撮影する or 6ヶ月以内に撮影した顔写真を用意する
- スマホでマイナンバーカード交付申請書に記載されている「オンライン申請QRコード」を読み取る
- 表示される申請用サイトで申請書ID(半角数字23桁)やメールアドレスを登録
- 登録したメールアドレスに送られてきた申請者専用サイトで顔写真を登録、必要事項の入力を行い申請完了
スマートフォンでマイナンバーカードを申請する場合、交付申請書のQRコードをスマートフォンのカメラで読み取って、申請用WEBサイトにアクセスします。
→申請用WEBサイトはこちら
サイトで交付申請書に記載された申請書IDや氏名、メールアドレスを登録したら、顔写真の登録を進めます。
あらかじめ撮影した写真、もしくは操作中に撮影した写真を登録しましょう。
その後は申請に必要な「氏名」「電子証明書の発行希望」「氏名の点字表記希望」などの項目を入力すると申請が完了します。
登録したメールアドレスに申請完了のメールが届いたことを確認しましょう。
パソコン(PC)
- 6ヶ月以内に撮影した顔写真のデータを用意する
- 申請者用サイトで申請書ID(半角数字23桁)やメールアドレスを登録
- 登録したメールアドレスに送られてきた申請者専用サイトで顔写真登録、必要事項の入力を行い申請完了
パソコンからマイナンバーカードを申請する場合、まずは申請用WEBサイトからメールアドレスの登録をします。
→申請用WEBサイトはこちら
サイトで交付申請書に記載された申請書IDや氏名、メールアドレスを登録したら、あらかじめスマホやデジカメで撮影した顔写真を登録します。
その他申請に必要な「氏名」「電子証明書の発行希望」「氏名の点字表記希望」などの項目を入力すると、マイナンバーカードの申請が完了します。
最初に登録したメールアドレスに、申請完了のメールが届いたことを確認しましょう。
郵送
- 6ヶ月以内に撮影した顔写真を用意する
- マイナンバーカード交付申請書に必要事項を記入する
- 返信用封筒にマイナンバーカード交付申請書と顔写真を同封して郵送する
郵送でマイナンバーカードを申請する場合、「マイナンバーカード交付申請書」に必要事項を記入して書類を送付します。
必要な記入事項は、以下の通りです。
- 氏名、住所等
- 電話番号
- 申請日
- 申請者氏名
- 顔写真の貼付
入力事項に問題がなければ、返信用封筒に書類を入れて郵送することで申請が完了します。
出典:地方公共団体情報システム機構「交付申請書 送付用封筒材料」
証明写真機
- 証明写真機のタッチパネルから「個人番号カード申請」を選択する
- 撮影料金を投入し、証明写真機のバーコードリーダーに交付申請書に記載されている「オンライン申請QRコード」をかざす
- 案内に従い必要事項の入力を行う
- 顔写真を撮影し送信して申請完了
街にある証明写真機からでもマイナンバーカードの申請は可能です。
証明写真機のタッチパネルから「個人番号カード申請」を選択し、交付申請書のQRコードをスキャナーにかざします。
画面の案内に従って顔写真を撮影し、申請内容を確認の上で申請をします。
申請確認プリントを受け取ったら申請完了です。
マイナンバーカードの申請には、以下の会社の証明写真機が対応しています。
- 株式会社DNPフォトイメージングジャパン
- 日本オート・フォート株式会社
- 富士フイルム株式会社
- 三吉工業株式会社
- 株式会社北菱プリントテクノロジー
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マイナンバーカードの申請に必要なもの
マイナンバーカードを申請する際には、事前に以下のものを用意しておきましょう。
- 顔写真(オンラインで申請する場合は写真データ)
- マイナンバーカード交付申請書
- 本人確認書類
「マイナンバーカード交付申請書」は、紛失してもダウンロードをすることができます。
→交付申請書のダウンロードはこちらから
「マイナンバー通知カード」と「住民基本台帳カード」を持っている方は、これらも用意しておきましょう。
住民基本台帳カードは、マイナンバーカードの受け取り時に返却が必要となります。
マイナンバーカードの受け取り方法
マイナンバーカードは、「市町村窓口で受け取る」「郵送で受け取る」のいずれかの方法で受け取ることになります。
それぞれの受け取り方法について、解説していきます。
市区町村の窓口で受け取る
マイナンバーカードの申請から1ヶ月ほど経過すると、市区町村から「交付通知書」が郵送されます。
交付通知書と本人確認ができる書類(運転免許証など)を用意して、交付通知書に記載されている交付場所で受け取りましょう。
自治体によっては、事前に受け取り日時・会場の予約が必要な場合があります。
あらかじめ予約が必要かどうかをチェックしておき、受け取れる日程を選んで予約しましょう。
郵送で受け取る
マイナンバーカードは、本人確認と暗証番号の設定を窓口で行う必要があります。
そのため、申請時に窓口で本人確認や暗証番号の設定をしている場合に限り、郵送で受け取ることができます。
どの方法で申請しても必ず一度は窓口に足を運ぶ必要があるため、先に行くか後に行くかの違いではあります。
マイナンバーカードはいつ受け取れる?
マイナンバーカード交付申請書に不備がなければ、申請後約1ヶ月程でマイナンバーカードが発行されます。
その後、各市区町村でマイナンバーカード交付のための作業が行われ、マイナンバーカード交付通知書(はがき)が自宅に郵送されます。
マイナンバーカード交付通知書に記載された受け取り期限内に受け取り日時の予約を行い、交付場所に向かえばマイナンバーカードを受け取ることができます。
マイナンバーカード受け取り時の注意点
マイナンバーカード受け取りの際には、以下の点に注意しましょう。
マイナンバーカード申請中に転出した場合は転入先で再申請が必要
マイナンバーカードの申請中に転出した場合、マイナンバーカードの受け取りができなくなるので注意しましょう。
もし引っ越しを控えている方は、引っ越し終えてからから転入先の市区町村でマイナンバーカードの申請を行うことをおすすめします。
既にマイナンバーカードを持っている方は、転入手続きの際にマイナンバーカードの更新を一緒に行うことができます。
受け取り期限を過ぎた場合は再申請が必要
マイナンバーカード交付通知書に記載されている受け取り期限を過ぎた場合でも、お住いの市区町村で約3ヶ月程度は保管されます。
期限が過ぎてしまった場合は、一度お住いの市区町村に確認してみましょう。
保管期間まで過ぎてしまうと安全性確保のため、マイナンバーカードは処分されてしまうので注意しましょう。
もし保管期間が過ぎてしまった場合は、再度マイナンバーカードの申請が必要となります。
再申請のリスクを避けるためにも、マイナンバーカード交付通知書に記載されている期限内に受け取りに行くようにしましょう。
通知カードは返納する
マイナンバー通知カードは、マイナンバーカード受け取り時に返納します。
マイナンバー通知カードを紛失した場合、警察に遺失届を提出したり、お住いの市区町村へ届け出を出す必要があります。
非常に手間なので、通知カードはマイナンバーカード発行まで大事に保管しておくようにしましょう。
マイナンバー通知カード廃止後はどうなる?変更点や注意点を解説
マイナンバーカード交付申請書を紛失した場合の対処法
マイナンバーカード交付申請書を紛失した場合の対処法をご紹介します。
申請書IDがわかる場合
マイナンバーカード交付申請書の右上に記載されている申請書IDがわかる場合は、Webサイト上でマイナンバーカードの申請を行うことができます。
下記サイトにて「1.スマートフォンによるマイナンバーカード申請方法」または「2.パソコンによるマイナンバーカード申請方法」をご参考の上、マイナンバーカードの申請を行ってください。
マイナンバーがわかる場合
住民票や通知カードなどでマイナンバーがわかる場合は、以下にある手書き用のマイナンバーカード交付申請書にマイナンバー他、必要事項を記入して顔写真と一緒に郵送すれば申請が可能です。
出典:地方公共団体情報システム機構「個人番号カード交付申請書 兼 電子証明書発行/更新申請書」
出典:地方公共団体情報システム機構「交付申請書 送付用封筒材料」
申請書ID・マイナンバーのどちらもわからない場合
申請書ID・マイナンバーのどちらも分からない場合、手続きをすることでマイナンバーカード交付申請書を再発行することができます。
交付申請書再発行に関する手続き方法は、お住まいの市区町村によって異なります。
直接、市区町村役所の窓口に行ってマイナンバーカード交付申請書の再発行の請求を行う場合もあれば、郵送で請求できる市区町村もあります。
詳細はお住まいの市区町村役所にお問い合わせください。
まとめ:マイナンバーカードのメリット、デメリットを正しく知っておこう
マイナンバーカードにはメリット・デメリットどちらもあります。
コンビニで手軽に証明書を発行できることに魅力を感じる方や毎年確定申告をする方は、マイナンバーカードがあると便利です。
また、将来的にはマイナンバーカードに健康保険証や運転免許証など、様々な機能が集約される可能性もあります。
マイナンバーカードを作っていない方は、メリット・デメリットを正しく理解した上で、申請するかを判断しましょう。
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