近年、SNSを中心に「レバナス」と呼ばれる商品が高い人気を集めています。

短期的に大きなリターンを期待できる銘柄である一方で大損するリスクもあるため、商品の特徴を理解しておくことが大切です。

この記事では、レバナスの特徴や人気の理由、投資するメリット・デメリットについて解説します。

レバナスの積立投資(ツミレバ)についても解説しているので、検討している方は参考にしてみてください。

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レバナスとは

レバナスとは

「NASDAQ100」の2倍の値動きをする投資信託

レバナスとは、「NASDAQ100(ナスダック)」という指数に対して2倍の値動きになることを目指して運用される投資信託を指します。

NASDAQ100は、アメリカのNASDAQ市場に上場するおよそ3,000銘柄のうち、金融関連の銘柄を除いた時価総額上位100銘柄の株価を平均した指数です。

てこの原理を表す「レバレッジ」と、「NASDAQ100」を略して「レバナス」と呼ばれています。

以下の表は、大和アセットマネジメントが提供する「iFree レバレッジ NASDAQ100」の特徴をまとめたものです。

運用会社大和アセットマネジメント株式会社
当初設定日2018年10月19日
信託報酬年率0.99%(税抜0.9%)
ファンドの目的日々の基準価額の値動きがNASDAQ100指数(米ドルベース)の値動きの2倍程度になることを目指す

出典:大和アセットマネジメント株式会社「投資信託説明書(交付目論見書)iFree レバレッジ NASDAQ100」

3種類のレバナスが存在する

日本では2022年11月時点、以下の3種類のレバナスを購入できます。

  • iFreeレバレッジNASDAQ100(大和レバナス)
  • 楽天レバレッジNASDAQ100(楽天レバナス)
  • auAMレバレッジNASDAQ100(auレバナス)

上記の3つはすべて「NASDAQ100」指数の2倍程度の値動きを目指しており、商品の目的に違いはありません。

3つの投資信託は、「設定時期」と「信託報酬」の2点が異なっています。

大和レバナスの設定が2018年10月ともっとも早く、楽天レバナスが2021年11月、auレバナスが2022年7月という順で設定されました。

また、信託報酬は大和レバナスが税込0.99%、楽天レバナスが税込0.77%、auレバナスが税込0.4334%となっています。

レバナスはなぜ人気なのか?

レバナスはなぜ人気なのか?

レバナスが人気を集めている理由は、「2020年の金融緩和で急速に上昇したこと」と「SNSでインフルエンサーが紹介したこと」の2つが挙げられます。

2020年に流行が始まった新型コロナウイルスの影響により、各国は金融緩和を行いました。
金融緩和では株式市場に多くのお金が流れたため、NASDAQ100指数も大きく上昇しました。

2倍の値動きをするレバナスも急騰し、2020年の底値で拾えていたら2021年には4倍以上にも価格が値上がり、短期的なリターンを狙う投資家からの人気を集めました。

そして、短期間で大きなリターンが出たことでYouTuberやSNSのインフルエンサーがこぞってレバナスを紹介したことも要因に挙げられます。

それまで投資経験が無かった初心者の方にもレバナスが浸透し、広く人気を集めることとなりました。

レバナスの構成銘柄

レバナスの構成銘柄

レバナスはNASDAQ100の2倍の値動きを目指しているだけなので、構成銘柄はNASDAQ100と変わりません。

NASDAQ100の上位銘柄は以下の表の通りです。

  • アップル【AAPL】
  • マイクロソフト【MSFT】
  • アマゾン・ドット・コム【AMZN】
  • メタ・プラットフォームズ【META】
  • テスラ【TSLA】
  • エヌビディア【NVDA】
  • アルファベット(クラスC)【GOOG】
  • アルファベット(クラスA)【GOOGL】
  • ブロードコム【AVGO】
  • アドビ【ADBE】

※2021年12月末時点

NASDAQ100の上位銘柄は日本でもよく耳にする有名企業が多く含まれており、今後の成長性が期待できるIT系の企業が多いことが特徴です。

出典:大和アセットマネジメント株式会社「NASDAQ100特集」

レバナスに投資するメリット

レバナスに投資するメリット

大きなリターンに期待できる

レバナスに投資する最大のメリットは、短期的に大きなリターンを期待できる点です。

NASDAQ100に対して2倍の値動きをするように設定されているため、指数が上昇するとレバナスの価格は急速に上昇します。

例えば、大和アセットマネジメントのレバナスは、新型コロナウイルスの影響によって2020年3月には基準価額が8,500円前後まで下落しました。

しかし半年後の9月には25,000円台まで上昇したため、3月時点でレバナスを購入した人は半年間で投資資産を約3倍まで増やしています。

短い期間で一気に資産を増やすチャンスがある点は、レバナスに投資する大きな魅力と言えるでしょう。

出典:大和アセットマネジメント「iFree レバレッジ NASDAQ100」

100円から投資可能

レバナスなどの投資信託は、利用する証券会社によっては100円から投資できます。

少額から投資を始めることができるため、これから投資を始める方でも負担なく投資を始められる点がメリットです。

例えば株式投資で日本株を購入する場合、原則として100株単位で売買することになるため、数万円〜数十万円の費用を用意しなければなりません。

しかし、レバナスは「お試しで100円だけ投資をしてみる」ということも可能なので、比較的始めやすい商品です。

「いきなり大金は投資できない」という方は、レバナスなどの投資信託から始めることをおすすめします。

NISAで投資可能な銘柄

レバナスは、投資で得た利益が非課税になる「NISA」を利用して購入可能です。

そのため大きな利益が発生した場合であっても、税金を引かれずにリターンを受け取ることができます。

通常、投資で得た利益には20.315%の税金がかかるため、例えば10万円の利益が発生しても約2万円が税金として引かれます。

しかし、NISAを利用して投資をしていれば10万円の利益をそのまま受け取ることが可能です。

レバナスはいい時期に投資できれば大きく資産を増やすことが可能な銘柄であるため、NISAのメリットを大きく受けられるといえます。

NASDAQ自体が成長性の高いセクター

レバナスの投資先であるNASDAQは、成長性が高い企業が多く上場している市場です。

そのため、今後も業績や株価が伸びていくと期待できる点が、レバナス投資のメリットといえます。

レバナスの投資対象であるNASDAQ100は、AppleやGoogleなどのGAFAやテスラ、Netflixなど、今が旬の銘柄で構成されています。

今後も自動運転やメタバースなど、世界をリードする可能性が高い企業で構成されているため、長期目線でも株価の上昇にも期待ができます。

成長性が高いNASDAQ市場に投資できる点も、レバナスの大きな魅力のひとつです。

レバナスに投資するリスク・デメリット

レバナスに投資するリスク・デメリット

大損する可能性がある

NASDAQ100指数自体が元々値動きの大きい指数であるため、指数の2倍の値動きをするレバナスはより大きな値動きとなります。

そのため、短期的に大きく下落して大損してしまうリスクがある点に注意が必要です。

例えば、大和アセットマネジメントのレバナスは、2022年1月初めには基準価額が42,000円前後でした。

しかし、2022年10月末時点では18,000円を下回っており、約10ヶ月で60%近く下落しています。

仮に100万円を投資していた場合、40万円まで資産が減少していることになります。

短期間で一気に資産を失ってしまうリスクがあることに注意しておきましょう。

出典:大和アセットマネジメント「iFree レバレッジ NASDAQ100」

手数料が高い

レバナスは、手数料の負担が大きい点もデメリットとして挙げられます。

運用期間中にかかる信託報酬が高いため、運用期間が長くなるほど手数料の負担が大きくなる仕組みです。

例えば、大和アセットマネジメントのレバナスは年率税込0.99%の信託報酬が差し引かれます。

一方で、レバナスと同じように人気が高い「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」の信託報酬は、年率税込0.0968%以内です。

100万円を投資した場合、大和レバナスは年間約1万円の手数料がかかるのに対し、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は年間約1,000円となります。

運用期間が長くなるほどコストの差は大きくなっていくため、レバナスに投資をする際には注意しておきましょう。

出典:三菱UFJ国際投信株式会社「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)交付目論見書」

減価リスクに注意が必要

レバナスのようなレバレッジ商品に投資する場合、「減価リスク」に注意が必要です。

減価リスクとは、参照する指数が運用期間中に上下している場合に、商品の価格が減少していくリスクのことを指します。

例えば、レバナスが参照する「NASDAQ100」指数が1日目に10%下落した後、2日目に元の水準まで戻るケースについて考えます。

銘柄NASDAQ100レバナス
基準日100100
1日目90(-10%)80(-20%)
2日目100(+11.1%)97.8(+22.2%)
3日目90(-10%)78.2(-20%) 
4日目100(+11.1%)96.3(+22.2%) 

1日目にNASDAQ100指数が10%下落すると、2倍の値動きをするレバナスの価格は20%下落します。

その後、2日目にNASDAQ100指数が下落前の水準100まで戻すためには11.1%の上昇が必要です。

しかし、2倍の値動きをするレバナスが22.2%上昇しても、100よりも低い97.8となります。

このように、価格が上下を繰り返すとレバナスの価格は減少していきます。

長期的に運用を続ける際には、減価リスクに注意しましょう。

「為替ヘッジありの商品」

レバナスが為替ヘッジありの商品である点にも注意が必要です。

為替ヘッジとは、円高・円安などの為替による影響を回避することを指します。

レバレッジ型の商品では、為替の変動によるリスクを低減することで株価指数の倍の値動きが実現できるように設計されています。

しかし為替の影響がない分、為替が円安に動いている局面でも、為替変動によるリターンを得ることができません。
また、為替ヘッジにはコストがかかるため、手数料が高くなる要因にもなっています。

2022年11月時点では為替が円安に動いていますが、レバナスでは為替によるリターンがほとんど得られない点に注意しておきましょう。

レバナスで積立投資(ツミレバ)はあり?注意点も解説

レバナスで積立投資(ツミレバ)はあり?注意点も解説

NASDAQ100指数は、長期的に右肩上がりになることが期待されている指数です。

そのため、レバナスを積み立てることで長期的な運用リターンを目指す「ツミレバ」という方法を選ぶ投資家も少なくありません。

しかし、ツミレバにはリスクがあるため、事前に注意点を把握しておくことが大切です。

ここでは、レバナスの積立投資について注意点を合わせて解説していきます。

期待リターンの分だけ損失リスクもある

レバナスは期待リターンが大きい一方で、同じ分だけ損失のリスクも大きいことが特徴です。

積立投資をする際には、大きなリスクが伴うことを忘れてはいけません。

インフルエンサーがレバナスを紹介する際、メリットが前面に出過ぎているケースが多いです。

短期的に利益が出るメリットの一方で、短期的に大きな損失を抱える危険性も十分にあります。

レバナスに投資をする際には、必ず損失が出るケースもシミュレーションしておきましょう。

横ばいでも減価リスクがある

すでにご紹介したとおり、レバレッジ型の投資信託は横ばいの相場でも価格が減少していく減価リスクがあります。

右肩上がりに上昇を続ける相場でない限り、資産が減少していく点に注意が必要です。

また、運用期間中に発生する信託報酬が高い点にも気を付ける必要があります。

積立投資で横ばいの相場が続いていくと、手数料負担が大きくなっていきます。

下落相場や横ばいの相場で資産が減少していく可能性があるため、レバナスを積み立てる際には注意しましょう。

投資する場合は投資比率を下げる

余剰資金があるからといって全額をレバナスに投資してしまうと、損失が出たときに一気に資産を減らすことになってしまいます。

そのため、レバナスに投資する場合は投資比率を下げておくことをおすすめします。

例えば、投資資金の5〜10%前後でレバナスを購入するルールにすると、資産全体に与える影響は大きくなりません。

最悪のケースを想定しつつ、価格が暴落しても保有資産に大きなダメージを与えない範囲で投資をしましょう。

投資初心者は投資しないほうがいい

レバナスなどのレバレッジ商品は「流行っているから」という理由だけで手を出すには、あまりにも危険性が高いです。

投資に慣れていない初心者の方が、いきなりレバナスで運用を始めることはおすすめしません。

2022年11月時点、レバナスの価格は年初来安値の付近にありますが、まだまだ下落する可能性は十分にあります。

短期間で投資した資産が半分以下になるリスクも十分あり、投資初心者の方は値動きの大きさに耐えられない可能性が高いです。

ある程度投資を経験して、値動きの大きさに慣れるまではレバナスに手を出さない方が賢明と言えるでしょう。

まとめ:レバナスに投資するならリスクを十分理解しましょう

レバナスに投資するならリスクを十分理解しましょう

レバナスとは、「NASDAQ100」指数の2倍の値動きを目指して設計されている投資信託です。

世界をリードしていく有名企業が多く含まれており、今後の成長性にも期待が持てます。

しかし、大損するリスクや減価リスク、手数料の高さなど、初心者が手を出しにくい商品でもあります。

レバレッジがかかった「レバナス」ではなく、NASDAQと同じ値動きを目指したETF「QQQ」や投資信託に投資する選択肢もありますので、投資する際はリスクをしっかりと確認して大きな失敗をしないよう注意しましょう。

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