老後におすすめの趣味一覧!趣味がない人の見つけ方・老後を楽しむ方法を紹介
「老後は何か趣味を持つといい」と聞くことがありますが、「趣味」といえるものがないという方もいるでしょう。
趣味といってもその対象は幅広く、スポーツや芸術、学びなどジャンルもさまざまです。
身体を動かすものや頭を使うもの、大勢で楽しむもの、一人でもできるものなど、自分の趣向に合うものを選ぶのが大切です。
この記事では老後に趣味を持つ大切さや見つけ方、おすすめの趣味を紹介しています。
老後の生活を豊かにする趣味探しの参考にしてください。
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この記事の目次
老後に趣味を持つことの大切さ
老後は趣味を楽しむ時間がある
老後に趣味を持つことが大切なのは、時間に余裕ができるからです。
子育てや仕事のために使っていた時間は子どもの成長や定年を迎えることで減っていき、自由に使える時間が多くなります。
せっかくできた自由な時間を謳歌するためにも、趣味を持つことは大切だといわれています。
ストレス解消になる
趣味を楽しむことには、ストレスを発散する効果があるといわれています。
老後の生活には大きな変化が少なく、同じことの繰り返しと感じることもあるようです。
変化がない生活が退屈だと思う方は、ストレスを感じるようになります。
「趣味」というスパイスが日常に加われば、生活がメリハリのある豊かなものに変わっていきます。
趣味活動に取り組めば気分転換になり、ストレスを感じる度合いも減っていくでしょう。
ボケ防止や健康維持につながる
老後は仕事をしていたときのように深く考えることが減り、頭を使うことが少なくなってきます。
これが認知症につながるといわれています。
日々の会社への出勤もなくなるため、意識して体を動かさないと1日の活動量が減っていき、体力・筋力も低下していきます。
これまで多くの時間を費やしてきた仕事に変わる趣味を持つことは、ボケ防止や健康維持にも繋がる大切なことといえます。
老後に夫婦/一人で楽しめる趣味
老後に楽しめる趣味にはどのようなものがあるのか、夫婦でも一人でも楽しめる趣味を6つ紹介します。
スポーツ観戦
スポーツが好きな方は、老後はスポーツ観戦を趣味にするのがおすすめです。
テレビで楽しむのもいいですが、実際に競技場や球場に出向いて生で試合を観戦すると、その場の一体感や空気感を感じられて日常生活で得られないような刺激を受けられます。
その際、選手のデータやこれまでの成績を分析してみるといいでしょう。
これまでとは違った見方ができるのはもちろん、データを整理したり過去のデータから次を予測することで頭も使って楽しむことができます。
写真撮影
写真撮影は、老後の趣味として人気です。
山や海、野鳥など、撮影のために外出するきっかけになりますし、人物撮影なら撮影を通してコミュニケーションを取ることができ、人脈が広がっていくこともあるでしょう。
また、写真が趣味の仲間と写真展に行ったり、合同で写真展を開いたりすれば仲間の輪がより広がっていきます。
最近では撮り溜めた写真を、「PIXTA」や「AdobeStock」などのストックフォトサービスを使って販売することもできます。
自分が撮影した写真を販売することでお小遣いを稼げて一石二鳥です。
社交ダンス
社交ダンスは、年齢を重ねても楽しめる趣味のひとつです。
社交ダンスの競技大会にはシニア部門があり、競技として目標を持って取り組むことができます。
ダンスの立ち姿勢は保つだけでも全身の筋肉を使うため、美しい姿勢の維持や身のこなしが身につきますし、美しく見せることを意識することで普段から美容や身なりにも気を使うようになります。
いつまでも活動的で若々しい老後を楽しみたい方におすすめの趣味です。
国内・海外旅行
「神社・仏閣巡り」「温泉巡り」「お遍路巡り」など、様々なところへ旅行するのも、自由な時間があるからこそできる趣味です。
行きたいと思っていた場所に行くのはもちろん、これまでに行って思い出に残っている場所へ再度足を運ぶのもいいでしょう。
自分のペースでゆっくり観光・食事をするのも楽しいですが、ツアーに参加することでもガイドさんによる歴史解説や豆知識を知ることができて楽しいです。
ボランティア
現役時代に培った能力や経験を活かして誰かの役に立ちたい、地域活動に参加したいという方は、ボランティアに参加するのがおすすめです。
誰かの役に立つという満足感や、活動を通じて感じられる人との繋がりは、老後の生活を充実したものにしてくれるでしょう。
ボランティアに関する情報は、地域で発行される新聞や地方自治体のホームページなどに掲載されています。
気になる方はこまめにチェックしてみましょう。
カラオケ
カラオケは何歳になっても楽しめる趣味のひとつです。
1曲歌うと約5~10キロカロリー消費するといわれており、大きな声を出すことで口の周りの筋肉も鍛えられます。
音程やリズムを意識したり、歌詞とメロディーを合わせることは思っている以上に脳を使うため認知予防につながります。
歌いたい時に気軽に行ける一人カラオケだけでなく、地域のカラオケ大会やのど自慢大会にエントリーして大勢の前で歌ってみると、新たな世界が広がるかもしれません。
家で楽しめるインドアな趣味
ここでは家の中で楽しめる趣味を6つ紹介します。
プログラミング
プログラミングができると、webサイトやアプリ、ゲームなどを作れるようになります。
順序立ててプログラムを組んでいくため、プログラミングをすることで論理的思考力が身につき、脳が鍛えられます。
自分でホームページやスマホのアプリやゲームを作れるようになったり、わからないことを自分で調べる必要があるためITスキルが向上していきます。
難しそうでとっつきにくいイメージのあるプログラミングですが、仕組みそのものは簡単なものも多いです。
取り組むことで着実にレベルアップしていることを感じられる趣味ですので、Webに関する関心がある方におすすめといえます。
資格取得の勉強
資格取得の勉強は「合格する」という目標があるため、一人でも継続しやすい趣味です。
生きがいや、楽しみにつながる資格取得を目指すといいでしょう。
現役世代には国家資格や就職・転職に有利な資格が人気ですが、趣味として資格取得を目指すなら少し変わった資格を目指してみるのもおすすめです。
歴史が好きな方なら「歴史能力検定」、夜景が好きな方なら「夜景観光士」といったユニークな資格も存在しています。
更にユニークなものだと「けん玉検定」「鉄道力認定」「タオルソムリエ」といったものもあります。
まずは自分の好きなもの・ことに対する資格が存在しているか?ということを確認することから始めるのがおすすめです。
参考:株式会社会Maneql 本当の働き方さがし「面白い資格・検定80選|ちょっと変わった資格で差をつけよう」
ゲーム
「ゲーム」と一言でいっても多種多様で、クロスワードやボードゲームのほか、スマホやゲーム機で楽しむゲーム、コンピューターゲームなど幅広くあります。
歌手で俳優の加山雄三さんは、釣りや水彩画、料理など多趣味で有名ですが、ゲームにもはまっていて、「バイオハザード」というゲームが好きだそうです。
フリーアナウンサーでタレントの鈴木史朗さんも「バイオハザード」が好きなことで有名です。
ゲームを趣味にすることで楽しみながら日常では得られない刺激を受けたり、瞬発力や反射神経を鍛えることができ、ボケ防止の効果が期待できます。
囲碁・将棋
「囲碁」や「将棋」は、盤があれば始められるため、お金をあまりかけずに始められる趣味だといえます。
特に将棋は藤井聡太さんの活躍によって一般的にも面白さが認知され始め、将棋人口が増えているようです。
将棋会館や碁会所などに通って対戦する以外にも、今はスマホやパソコンを使って世界中の人と対戦を楽しむことができます。
打つ手の数歩先を読むことで脳トレにもなるため、認知症予防にも効果的な趣味だといえるでしょう。
家庭菜園・ガーデニング
総務省統計局のデータによると、65歳以上の高齢者の趣味で一番多いのが「園芸・ガーデニング」とのことです。
野菜や果物などの「作物」を育てる家庭菜園は、庭がなくてもプランターを使えばマンションに住んでいても始められます。
用の花や植物を育てると、すくすくと成長する様子を鑑賞できるので生活に張り合いができます。
育てるのが簡単な野菜を育てれば、成長だけでなく収穫して食べる楽しみも感じられます。
大葉やバジルなどのハーブ類やラディッシュ、ミニトマトなどは手がかからず初心者でも育てやすくおすすめです。
SNSやブログ
ブログ運営やYouTube、InstagramなどのSNS運営も自宅で気軽に始められる趣味です。
Instagramで孫の成長記録を見て楽しんだり、育てている花の成長する様子を投稿したりしながら世界中とつながることができます。
1934年生まれで87歳の「ツイッターおばあちゃん」こと溝井喜久子さんは76歳からTwitterを始め、毎日食事内容をアップするのが人気で、フォロワーは10万人(2022年6月時点)を超えて今では本も出版されています。
1930年生まれで92歳の「Gamer Grandma(ゲーマーグランマ)」は、「世界最高齢のゲーム動画投稿YouTuber」として、90歳でギネスに認定された森浜子さんです。
おばあさんとは思えないゲームテクニックが人気で、チャンネル登録者数 は54万人超えています(2022年6月時点)。
SNSやブログは年齢問わず、誰でもいつからでも始められます。
年齢を言い訳にせず、新たな世界に飛び込むことで老後を楽しく過ごせるかもしれません。
老後の趣味を見つけるポイント・注意点
若い頃好きだったことを思い出す
老後の趣味が思いつかない場合は、若い頃好きだったことを思い出してみましょう。
やりたいことや学んでみたいことがあったけれど、当時はお金や時間ないという理由で断念したことがあるかもしれません。
時を経て金銭的、時間的に余裕もできた今に思い出しても気持ちが弾むようなら、それを趣味として始めてみるのがおすすめです。
語学やスポーツジム、茶道や華道などお試し体験を行なっている教室も多いため、まずは気軽に体験レッスンを受けてみましょう。
予算面を考慮して探す
趣味にかかる金額面を考慮した趣味を探すのも大切です。
老後の趣味は長い期間楽しめるため、費用面で無理なく続けられるものを選びましょう。
旅行やグルメは楽しむたびにお金がかかりますし、社交ダンスやパソコンなどのように衣装や道具への初期費用が必要な趣味もあります。
老後に労働収入が途絶えることを考えて、経済的な負担が少ない趣味を見つけることをおすすめします。
眼精疲労に注意
趣味に没頭すればするほどに、目を酷使してしまうことがあります。
スマホやパソコンでできる趣味も多くありますが、熱中しすぎると目に疲労が蓄積していきます。
老後には時間に余裕がある分、つい長い時間趣味を続けてしまうこともありますが、意識して休憩を取り、目を休めるようにしましょう。
スマホやパソコンから出る「ブルーライト」は、目の視神経細胞に負担をかけるといわれています。
ブルーライトから目を守るために、画面にブルーライトカットのシートを貼る、またはブルーライトカットのメガネを使用するなど、目の健康を守る工夫をするのがおすすめです。
趣味を通して老後を楽しむ方法
積極的に仲間を作る
老後を楽しむためには、積極的に仲間・友だちを作ることがおすすめです。
老後は社会との繋がりが減ってくるため、家族以外の他人とのコミュニケーションが希薄になりがちです。
一人暮らしの場合は「気づけば1日誰とも話していない」、ということもありえます。
趣味を通じて仲間を作ることで、気軽に行ける場所が増えたり、話し相手が出来たりして、生活が充実していくでしょう。
一緒に学ぶ仲間がいると人と交流する楽しさも生まれ、趣味もいっそう楽しくなり長く続けるモチベーションになるでしょう。
趣味からスキルにつなげる
趣味から始めてスキルの習得を目指すことも、趣味を楽しむ方法です。
趣味が高じて人に教えられるレベルになれば収入が得られ、貯金や年金だけに頼る老後の生活の足しになるので心強いです。
実際に、趣味をスキルに副業をする人が増えています。
料理の趣味を活かして料理教室を開く、インターネットスキルを活かして人に教える、バッグやアクセサリーなどのハンドメイド作品をネットで販売するなど、趣味を突き詰めることで収入に結びつく道もあります。
趣味を通して身に付けたスキルが誰かの役に立つほど嬉しいことはありません。趣味を通して生きがいが生まれる好循環を目指しましょう。
まとめ:老後の生活を豊かにする趣味を見つけよう
老後の生活を充実させるのは、楽しみがあるかどうかが大きく影響してきます。
趣味がある方が濃い時間を過ごすことができ、精神的な満足度も高まることが多いです。
充実した老後を送るためにも、趣味に対するアンテナを張り巡らせておきましょう。
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記事監修者
マネカツ編集部
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