テレビや新聞、雑誌などで「働き方改革」という言葉を最近良く耳にしませんか。みなさんは、働き方改革がどのような内容かご存知でしょうか。
 
その改革はみなさんにとって良い改革なのでしょうか、悪い改革なのでしょうか。実は、職業生活の充実を目的とした改革ではありますが、一部の方にとっては手取りの収入が減るという話もあります。

今回は、働き方改革で手取りの収入が減る可能性がある点について整理していきます。

働き方改革で手取り減少する世帯が増加

最初に、働き方改革とはどのようなものなのか確認しながら、手取り収入が減ることがあるのか確認していきましょう。

「働き方改革関連法」とは?

国は、先ほどもご説明しましたが、職業生活の充実を目的に働き方改革として大きく4つの施策を講じています。

・労働時間の短縮と労働条件の改善

・雇用形態にかかわらない公正な待遇の確保

・多様な就業形態の普及

・仕事と生活(育児、介護、治療)の両立

そのため、事業主(会社など)は、環境の整備に努める必要があります。

参照:厚生労働省HP 

働き方改革ができた背景

働き方改革は国が目指している、まさしく「一億総活躍社会の実現」の一環です。いま、日本が直面している「少子高齢化」の課題や、「働くスタイルの多様化」などに対応していく必要があり、「50年後も人口1億人を維持し、職場、家庭、地域で誰しも活躍できる社会」を目指すための施策です。

参照:首相官邸HP 

残業代が多かった方は手取り減少

働き方改革の施策の1つである「労働時間の短縮と労働条件の改善」がポイントです。詳しくは、この後説明しますが、法律上では、いままで残業時間の上限がありませんでした。しかし、今後は法律で残業時間の上限が定められたため、毎月、残業代で収入が多かった方は、上限が定められたことにより収入が減ることになります。


対策①働き方改革で減る手取り額を把握する

実際に、残業代の上限が定められることによりどのくらい収入が減るのか確認していきましょう。

働き方改革では原則、時間外労働が月45時間まで

残業時間は、原則1ヶ月45時間が条件になります。1日あたり2時間程度。しかも、年で360時間という制限もあるため、毎月45時間では上限を超えてしまいます。例外や除外となる業務もありますが、原則ルールとしては、1ヶ月45時間、1年で360時間です。

自分がいくら残業代を稼いでいるか給与明細を確認する

毎月の日報、月報から自分がどのくらい残業しているか時間を確認します。そして、残業時間に対して、いくら残業代が支払われているかを給与明細などで確認すれば、残業代÷残業時間=1時間あたりの残業代が計算できます。

毎月の残業時間が45時間超えている場合は、その差額の時間×1時間あたりの残業代分収入が減ることになります。日報や月報が1年分ある場合は、年間でどのくらい収入が減るのか確認しましょう。

残業代半分でも生活できるのか?試算してみる

どのくらい残業代が減るか試算できたら、毎月の生活費(家計簿をつけていれば家計簿で確認)にどれだけ影響があるのか確認してみましょう。

毎月の貯金額が減る、自由に使えるお金が減る、食費などの出費を抑えないと無理など影響を把握する必要があります。


対策②働き方改革で手取り減少した家計を立て直すには

手取りが減ることが毎月の生活費にどのくらい影響があるかを把握したら、家計をどのように抑え、立て直していけば良いのか、いくつか案をご紹介します。

外食を減らし自炊する

食費は、毎月の出費で結構な割合を占めています。朝、昼、晩と食事があるなか、外食やコンビニなどで買ってきたものを食べる頻度はどのくらいあるでしょうか。費用にすると結構な金額になるかもしれません。その一部を自炊にすることで、食費を抑えることも可能です。

外注していた家事を自分で行う

家の家事で、もし業者に依頼しているものがある場合は、自分で行うようにして出費を抑えるようにしましょう。ワイシャツのクリーニング代1つとっても、積み重なると結構な金額になります。

自宅で勉強する時間を増やし資格を取り昇格する

支出をすでに限界まで抑えている場合は、収入を増やす方向で考えましょう。会社からの給料をどうしたら増やせるか。資格取得、昇格など会社の評価制度、昇給制度を確認し、収入アップを目指しましょう


副業が認められている会社であればWワークで収入を確保する

昨今は、大手も副業や兼業などを認めている会社が多いです。自分の会社が、副業もしくは兼業などを認めているか確認しましょう認められている場合は、空いている時間などを利用して副業で収入を増やす方法もあります

お金のかかる趣味を見直す

支出(出費)の見直しをするときに、生活費の出費のみ考えなおすことが多いですが、もし自分の趣味での出費がある場合、状況に応じては、趣味を見直す必要が出てきます。お金のかからない趣味も結構ありますので、この機会を機に新たな趣味を見つけてみてはいかがでしょうか。


対策③働き方改革を利用して、不動産不労所得を得る

残業時間の上限により日々の自分の時間が増えてきますので、その時間を有効に活用してく1つの方法を紹介します。

仕事を定時に切り上げ不動産投資セミナーに参加

残業時間が減り自分の時間が増えますが、他の仕事をするまでの時間を取れない方は、不動産投資を始めてみるのはいかがでしょうか。利益を得ることを目的に不動産に投資をします。

ただ、勉強せずに投資を始めても良い結果となる可能性は低いため不動産投資を勉強する必要があります。最初は、仕事帰りに不動産投資のセミナーに参加して勉強を始めることをオススメします。

ライフシミュレーションを作成し、不動産投資の目的や目標を設定

不動産投資というものがどのようなものか理解できたら、実際に投資で得る目標金額を設定しましょう。設定の方法はいろいろありますが、今後の自分の人生において、どれくらいのお金が必要なのかをシミュレーション(ライフシミュレーション)して金額を算出してみましょう。

投資の情報収集や人脈を作る

セミナーに積極的に参加していくことにより、いろいろ情報や人脈を作る機会が増えてきます。投資は、やはり情報が重要ですし、人脈は投資だけでなく、色々な面においてとても重要な財産です。情報収集や人脈作りは積極的に行いましょう。


対策④空いている時間でその他副収入を得て手取り減少分を補う

では、実際に空いている時間を利用して副収入を得る方法をいくつかご紹介していきます。

フリマアプリ

昔は、フリーマーケットといえば、開催される場所が限られている、開催する時期が決まっているなどの理由から気軽にできませんでした。しかし今は、スマートフォンやパソコンなどがあれば気軽にインターネット上のフリーマーケットに出品できます。自分では今では不要なものが、他の方からは必要とされるものは結構あります。スマートフォンやパソコンが苦手な方でも、出品する操作自体は簡単にできますので、不要なものがある方は、ぜひ試してみてください。

趣味で作った物を売る

家に不要なものがない方は、自分で作ったアクセサリーや小物などを販売する方法もあります。他の方が出品しているものなどを見ると、実際に手作りの商品を販売している方が多く見受けられます。アクセサリーや小物を作ることが好きな方には、おすすめです。どのようなものが売れているのか、また自分の作ろうとしているものが、まだ販売されていない(ライバルがいない)かなどを事前に確認してから始めると良いでしょう。

業になりそうなスキルを身につける

働き方改革の一つである「多様な就業形態の普及」である副業は、空いている時間を使って、自宅などで仕事を行う方法です。


〈web制作〉

web制作で代表的なのがホームページの作成。HTML、javascriptなどいくつか学ぶべきことがありますが、ホームページ制作に必要なスキルの幅が広ければ広いほど、仕事の相談、依頼される数が多くなります。ただ、いきなりはすべてを習得するのは大変ですので、最初はHTMLから習得して、実績を重ねつつ、徐々にステップアップしていく方法が理想です。

〈デザイン〉

デザインでは、ホームページ全体のデザインから、キャラクター、アイコン、ロゴなどの部分的デザインまでいろいろあります。絵を書いたりするのが好きな方は、キャラクター、アイコン、ロゴなどの部分的デザインがオススメ。ただ、紙にえんぴつを使って絵を書くのと、パソコン、タブレットを使用するのとは、ちょっと感覚が違いますので、その違いを習得する必要があります。

〈ライター業〉

いま、人気の仕事の1つ。指定されたキーワードに対して、インターネットや本などで正しい情報を調べ、読者が必要としている情報を予測して構成、記事を指定された文字数にて作成します。インターネット上の記事の場合は、検索ワードにヒットしやすいように(SEO対策)などを考えることも必要です。ただ、初心者でもOK、初心者でも学びながらできます、などのライター作業もあるので、興味がある方は調べてみましょう。

〈プログラマー〉

お客様の要件を満たすシステムを構築する作業になります。構築するためのプログラム言語の種類も多いので、携帯アプリの開発、パソコンで使用するシステムの開発など的を絞って習得するプログラミング言語を選定するのが良いでしょう。プログラマーの人材が不足しているので、習得までは大変ですが、習得後はいろいろな仕事が期待できるスキルです。

〈データアナリスト〉

データアナリストとは、大量のデータを集計して分析などを行います。お客様によって依頼内容はことなりますが、依頼内容に対して対象のデータから原因を探り、解決策などを導き出すプロになります。原因から解決提案のすべてを依頼される場合と一部の作業のみ依頼される場合があるので、どこまで依頼される仕事なのかは事前に確認することをオススメします。


まとめ

働き方改革で収入が減る可能性がある方、もしくは実際に減った方もいるのではないでしょうか。しかし、そこは前向きにとらえ、自分にとっての働き方改革とし、別の収入、スキルなどを身につけていく機会です。今は収入に対して不満や問題がない方も、老後や将来のためなどに資産形成を目的に収入を増やしたり、スキルを身につけたりするのも良いのではないしょうか

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