都税はクレジットカードで払える!損にならないのか、メリットを紹介
自動車税や固定資産税などの「都税」は、クレジットカードで納付することができます。
都税のクレジットカード払いは自宅から納付ができたり、クレジットカードのポイントが貯まったりとメリットが多い納付方法です。
この記事では、クレジットカードで払える税金の種類やクレジットカード払いのメリット、注意点などを解説します。
「都税クレジットカードお支払いサイト」からの納付手順も紹介していますので、クレジットカード払いを検討されている方は参考にしてください。
\現在開催中の無料セミナーはこちら/
▶︎▶︎【年収上げるよりも手取りが増える?】
オンライン税金セミナーの日程を確認する◀︎◀︎
▶︎▶︎【女性限定】 私にあったお金のふやし方って?
人気FP講師による『無料』オンラインセミナー!日程はこちら◀︎◀︎
この記事の目次
都税はクレジットカードで払える
東京都に住む人が支払う「都税」は、一部クレジットカードで納付することができます。
クレジットカードで払える税金の種類や、納付できる金額の上限について確認しておきましょう。
クレジットカードで払える税金
クレジットカードで払える都税には、以下のようなものがあります。
- 自動車税種別割
- 固定資産税・都市計画税(23区内のみ)
- 固定資産税(償却資産・23区内のみ)
- 不動産取得税
- 個人事業税
- 鉱区税
このように、身近な税金のほとんどは、クレジットカードで納付することができます。
ただし、口座振替を利用中の場合は、クレジットカードによる納付ができない点に注意が必要です。
なお、以下の税金はクレジットカード納付はできるものの、都税事務所での納付書の発行や申告書の提出が必要だったり、納付予定の数日前に都税事務所に連絡が必要ですので注意しましょう。
- 法人都民税
- 法人事業税
- 特別法人事業税
- 事業所税
- 宿泊税
- 軽油引取税
- ゴルフ場利用税
- 都たばこ税
- 自動車税環境性能割
- 地方法人特別税
「都税クレジットカードお支払いサイト」から支払う
都税をクレジットカードで納付する場合は、専用の「都税クレジットカードお支払いサイト」から支払うことになります。
コンビニや金融機関の窓口からは、クレジットカード納付ができない点に注意しましょう。
コンビニから納付する場合は、現金納付のみとなります。
都税をクレジットカードで支払いたい場合は、専用のサイトにアクセスしましょう。
利用できるクレジットカードの種類
都税の納付に利用できるクレジットカードは、以下の国際ブランドです。
- VISA
- MasterCard
- JCB
- AmericanExpress
- Diners Club
- TS CUBIC CARD
主要な国際ブランドは基本的に利用できますが、銀聯(ぎんれん)カードやディスカバーカードなど、一部のカードは使えないため注意が必要です。
クレジットカードのランクとは?ステータスや種類、年収との関係を解説
クレジットカードで納付できる金額は100万円未満
クレジットカードで納付できるのは、納税額が100万円未満の納税通知書・納付書だけです。
100万円を超える税額の場合は、クレジットカード払いが利用できません。
固定資産税・都市計画税や法人都民税などは、場合によっては100万円超えるケースもあります。
100万円以上の税額となった場合は、ほかの納付方法で支払いましょう。
クレジットカードの限度額は年収やカードのランクで違う?限度額の平均や上げ方を解説!
都税をクレジットカードで支払う際の手数料
都税をクレジットカードで支払う場合、税額に加えて決済手数料がかかります。
納税額別の決済手数料は以下の通りです。
納税額 | 決済手数料 |
1円〜10,000円 | 73円(消費税込80円) |
10,001円〜20,000円 | 146円(消費税込160円) |
20,001円〜30,000円 | 219円(消費税込240円) |
30,001円〜40,000円 | 292円(消費税込321円) |
40,001円〜50,000円 | 365円(消費税込401円) |
50,000円以降は、納税額が10,000円増えるごとに手数料73円(消費税別)が加算されていきます。
もし分割払いやリボ払いを利用する場合、各カード会社が定める手数料が別途かかるため、利用前に確認しておきましょう。
都税をクレジットカード払いで納付する手順
必要書類を準備する
都税をクレジットカードで納付する場合、以下のものを準備する必要があります。
- 納税通知書
- 納付書
- クレジットカード
納付には納税通知書・納付書に記載されている「納付番号」「確認番号」「納付区分」が必要です。
記載されていない納税通知書・納付書の場合はクレジットカード払いができないため、都税事務所で発行してもらいましょう。
また、専用サイトで支払いを行うため、スマホやパソコン(インターネット接続環境)も必要となります。
「都税クレジットカードお支払いサイト」の注意事項を確認
必要書類の準備が完了したら「都税クレジットカードお支払いサイト」に進みます。
サイトのトップページ「お支払いの前に」に記載されている注意事項を確認しましょう。
すべての注意事項を確認したら、「上記注意事項を確認しました」のチェックボックスにチェックを入れます。
その後「同意して次へ」ボタンを押して次に進みます。
納付番号・確認番号・納付区分を入力する
注意事項の確認後、都税の納付情報を入力していきます。
納税通知書・納付書に記載された「納付番号(半角12桁)」「確認番号(半角6桁)」「納付区分(半角3桁)」について、間違いのないように入力しましょう。
すべての入力が完了したら、「確認して次へ」ボタンを押して次の画面に進みます。
支払情報を入力する
納付番号や確認番号、納付区分を入力すると、登録されている納付情報が表示されます。
納付情報に間違いがないことを確認したら、クレジットカード情報と支払手続き完了メールの送付先(メールアドレス)を入力し、「確認して次へ」ボタンで次に進みます。
次の画面では、納付情報や入力した支払情報が記載されています。
内容を確認したら、「支払いを行う」ボタンを押しましょう。
都税のクレジットカード納付が完了する
情報の入力・確認が完了して「支払いを行う」ボタンを押すと、クレジットカードでの納付が完了します。
完了した納付情報が表示されるので、改めて間違いがないか確認しましょう。
支払手続き完了メールの送付先メールアドレスを入力した場合は、指定のアドレスに納付完了メールが届きます。
念の為メールボックスも忘れずに確認しておきましょう。
キャッシュレス決済アプリでも納付可能
都税は、キャッシュレス決済アプリで納付することもできます。
「納付書」と「スマートフォン」を用意し、スマートフォン決済アプリから納付書のバーコードを読み取ることで支払い手続きを進める方法です。
キャッシュレス決済(スマートフォン決済)アプリで納付できる税金は、以下の通りです。
- 自動車税種別割
- 固定資産税・都市計画税(土地・家屋、23区のみ)
- 固定資産税(償却資産、23区のみ)
- 不動産取得税
- 個人事業税
また、法人都民税や法人事業税等は事前に申告書を提出し、都税事務所で発行されたバーコード記載の納付書が必要となります。
納付書1枚あたりの合計額が30万円までで、決済アプリ内で利用上限が定められている場合は納付金額が制限されるケースがあることに注意が必要です。
利用できるキャッシュレス決済アプリ
都税の納付に利用できるキャッシュレス決済(スマートフォン決済)アプリは以下の通りです。
- au Pay
- d払い
- J-Coin Pay
- LINE Pay
- PayB
- PayPay
- モバイルレジ
ただし、口座振替を利用中の場合は「納付書」が送付されないため、スマートフォン決済アプリによる納付ができません。
参考:東京都主税局「スマートフォン決済アプリによる納付について」
【2024】キャッシュレス決済おすすめ5選!比較や選び方を解説
都税をクレジットカードで払うメリット
自宅からいつでも納付できる
上述した通り、クレジットカードで都税を払う場合は専用サイト(都税クレジットカードお支払サイト)上で手続きをします。
そのため、スマートフォンやパソコンがあれば自宅からいつでも納付することが可能です。
例えば、現金で納付する場合はコンビニや自治体の窓口までに出向かなければなりません。
手間をかけずに自宅で納付できる点は、メリットといえるでしょう。
ただし、システムメンテナンスによって毎週月曜日の午前1時から7時までは利用できない点には注意が必要です。
クレジットカードのポイントが貯まってお得
税金は必ず納めなければいけないので、ポイントやマイルが貯まるクレジットカードを活用することおすすめです。
税額に応じてポイントが貯まるため、現金よりもお得になる可能性があります。
例えば、ポイント還元率1%のクレジットカードで5万円の税金を支払えば、500円分のポイントが還元されます。
貯まったポイントは、普段の買い物などに使うことが可能です。
税金の支払いでポイントが貯まる点は、現金納付にはないクレジットカード納付のメリットといえるでしょう。
損をしないためにはポイント還元率1%以上が目安
クレジットカードで税金を納付すると、ポイントが還元される一方で決済手数料もかかってしまいます。
ポイント還元率と決済手数料のバランスを考えると、損をしないためにはポイント還元率1%以上のクレジットカードを目安にするとよいしょう。
例えば5万円の自動車税を支払う場合、決済手数料は365円(消費税込401円)です。
ポイント還元率が1%のクレジットカードで支払えば、500円分のポイントが還元されて約100円分お得になります。
しかし、還元率が0.5%の場合は還元されるポイントが250円分となり、約150円損をしてしまいます。
ポイントを狙ってクレジットカード払いにしても結果的に手数料で損をしてしまうケースがあるため、利用する際には還元率1%以上のカードを使用しましょう。
分割払いができる
クレジットカードによっては、支払い方法を「分割払い」や「リボ払い」に変更することができます。
数十万円単位の高額な支払いの場合に、一括払いを避けることができるのはメリットです。
ただし、分割払いやリボ払いには別途手数料がかかる点に注意しましょう。
一括での支払いが難しい場合は、相談すれば分割払いに対応してくれることもあります。
最初からクレジットカードの分割・リボ払いを利用するのではなく、まずは窓口で相談してみることをおすすめします。
都税をクレジットカードで払うデメリット・注意点
決済手数料が必要になる
クレジットカードで納付する場合、税額10,000円ごとに73円(消費税別)の決済手数料がかかります。
クレジットカード会社から還元されるポイントが決済手数料を下回ると損をしてしまうため、ポイントをもらっても手数料負けしないか事前に計算しておきましょう。
ただし、キャッシュレス決済アプリで納付をする場合は、決済手数料がかかりません。
アプリや利用方法によっては、アプリ独自のポイントが還元される場合もあります。
参考:東京都主税局「スマートフォン決済アプリによる納付について」
納税証明書(車検用含む)の発行に時間がかかる
納税証明書(車検用含む)はクレジットカードでの納付手続きが完了してから発行できますが、発行までに時間がかかることに注意が必要です。
クレジットカードによる都税の納付は、トヨタファイナンスが立て替えて支払っている仕組みであるため、納税証明書の発行までに時間がかかります。
もし、納税してから短期間で納税証明書が必要になる場合は、金融機関の窓口やコンビニから納付した方がスムーズに進む可能性が高いです。
クレジットカード納付の場合は時間がかかることを踏まえ、現金とクレジットカードのどちらで納付すべきかを決めましょう。
支払の取消・変更はできない
クレジットカードで納付手続きが完了したあとは、支払いの取消や変更はできません。
間違いがないように慎重に支払い手続きを進めましょう。
もし入力をミスしたり内容に間違いがあった場合は、速やかに都税事務所に問い合わせましょう。
領収証書が発行されない
都税をクレジットカードで納付した場合、東京都から領収証書の発行は行われません。
クレジットカード会社から発行される利用明細が、支払いの証明になります。
ほかにもキャッシュレス決済アプリやペイジー、口座振替などの場合も領収証書は発行されません。
もし領収証書が必要な方は、金融機関等の窓口またはコンビニで現金納付をしましょう。
まとめ:都税はクレジットカードでお得に支払おう
都税は専用サイトからクレジットカードで納付することができます。
自宅からいつでも納付できたり、クレジットカードのポイント還元が受けられたりとメリットが多い納付方法です。
決済手数料がかかる点や領収証書が発行されない点に注意し、都税をクレジットカードでお得に払いましょう。
\現在開催中の無料セミナーはこちら/
▶︎▶︎【年収上げるよりも手取りが増える?】
オンライン税金セミナーの日程を確認する◀︎◀︎
▶︎▶︎【女性限定】 私にあったお金のふやし方って?
人気FP講師による『無料』オンラインセミナー!日程はこちら◀︎◀︎
税金の関連記事 | |
税金の使われ方 | 所得納税書の入手方法 |
雑所得とは | 所得税の計算方法 |
宝くじの税金 | 住民税の分割払い |
会社員にできる節税 | ボーナスの税金 |
転職後の住民税 | 配偶者控除について |
会社員の確定申告 | 退職時の税金 |
記事監修者
マネカツ編集部
"将来への漠然としたお⾦への不安はあるけど、何から始めていいのかわからない…"
そんな方に向けて「資産運用」や「税金対策」など、お金に関する情報を発信しています。
記事監修者
マネカツ編集部
"将来への漠然としたお⾦への不安はあるけど、何から始めていいのかわからない…"
そんな方に向けて「資産運用」や「税金対策」など、お金に関する情報を発信しています。