近年、新NISA制度のスタートや株式市場の活況などにより投資に興味を抱く方が男女問わず増えています。

投資をしたことがない人にとっては、「どういった方法で投資を始めるべきか」「何に気を付ければ良いのか」という点が課題となります。

自身の投資目的やリスク管理などについて理解した上で適切な投資方法を学び、ポイントを押さえて効果的に投資を行うことが大切です。

この記事では、女性が投資を始める場合におすすめの方法や20代・30代女性が投資を行う際に押さえておきたいポイントについて解説します。

これから投資を始めようと考えている女性の方は、ぜひ参考にしてください。

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女性が投資を始める理由

女性が投資を始める理由

女性が投資を始める理由として、主に以下の3点が挙げられます。

  • 老後の資金確保
  • 仕事を辞めたときのリスクヘッジ
  • 子どもの教育資金

これらの3点について詳しく解説していきます。

老後の資金確保

女性が投資を始める理由の一つとして、「老後の生活資金を確保するため」が挙げられます。

老後の生活に不安を抱えている方が「貯金だけで老後資金を貯めることは難しい」と考え、投資を始めているケースが多くなっているようです。

また、「老後2,000万円問題」が話題になったことも、投資に対する関心を高めた要因の一つでしょう

高齢夫婦無職世帯において、毎月約5万円の赤字が発生するため、30年間で約2,000万円不足するという試算が大きな話題となりました。

こうした話題の影響もあり、老後生活に不安を感じた方が投資を始めています。

最近では物価上昇の影響もあり、2,000万円でも足りない可能性があるという意見も増えています。

このような背景から、老後資金を確保するために投資を始める女性が多いことが伺えます。

仕事を辞めたときのリスクヘッジ

女性が投資を始める理由として、出産や子育てのために一時的に仕事を離れるリスクに備えることが挙げられます。

ライフステージが変化して収入が減っても生活に支障が出ないよう、余裕があるうちから投資を始めることが重要です。

また、投資である程度の資金を準備しておくと「仕事を辞めることになっても大丈夫」と、心に余裕が生まれることもメリットです。

人間関係のストレスや、給与への不満を感じたときに、「最悪の場合は転職すれば良い」思えることで、精神的な負担が軽減されることもあるでしょう。

万が一の退職・離職のリスクに備えたい方も、投資を始めることをおすすめします。

子どもの教育資金

子どもの教育資金

子どもの教育資金を準備するために投資を始める女性もいます。

将来かかる子どもの大学進学費用や、実家を離れて一人暮らしを始める際の費用などを余裕があるうちに準備しておくことも大切です。

子どもの教育資金は、住宅資金・老後資金と並んで人生の三大資金と呼ばれています。

進学先によってかかる費用は異なりますが、まとまった費用が必要になるため、計画的な準備求められます。

子どもがいる方や、将来的に子どもが欲しいと考えている方は、早い段階から投資を活用して資金準備していくと良いでしょう。

初心者女性におすすめの投資方法

初心者女性におすすめの投資方法

次に、初心者女性が投資を始める場合におすすめの手法について解説します。

それぞれの特徴を紹介しますので、自分に合ったもの検討してみましょう。

株式投資

株式投資とは、企業が発行する株式を売買してリターンを狙う投資手法です。

株式の保有期間中に得られる配当金や株主優待のほか、株価が購入時より上昇した際の売却益が主なリターンとなります。

一般的に、日本の株式市場で取引される株式は「100株単位」での購入となるため、ある程度まとまった資金が必要となります。

しかし「単元未満株制度」を利用すると「1株単位」から取引できるため、少額からの投資が可能です。

株式投資は、「少額から始める」「損が大きくなる前に切る」というような投資のルールを決めておくことで、初心者でもリスクを抑えた運用が可能です。

メリットやリスクを理解した上で、株式投資での資産形成を検討しましょう。

投資信託・ETF

投資信託・ETF

投資信託とは、資金を投資の専門家に委託し、その運用結果に応じて収益を分配してもらう仕組みの金融商品です。

銀行や証券会社を通じて購入可能であり、金融機関によっては100円程度から購入できます。

一方、ETFは基本的な仕組みは投資信託と共通しているものの、金融商品取引所に上場していることが特徴です。

株式と同じようにリアルタイムでの売買が可能となっており、投資信託と株式の両方の性質を持つ商品だといえます。

投資信託・ETFはともに複数の株式や債券などでポートフォリオを組成して運用されるため分散効果が高く、リスクを抑えた運用を行えることが魅力の商品です。

投資初心者の方に向いている投資先であるため、これから投資を始める方は投資信託やETFの活用を検討してみましょう。

外貨預金

外貨預金

外貨預金は、日本円を外国通貨に換えて預ける金融商品です。

米ドルやユーロ、豪ドルなどの通貨で預金を行います。

日本では低金利が続くため、日本円での預金ではわずかな利息しか得られません。

外貨預金では、日本円よりも高金利の外国通貨を保有することで、より多くの利息を得られる可能性があります。

ただし、外貨預金は為替相場の変動に影響されるため、預金時よりも円安になると為替差益が生じますが、円高になると為替差損が生じる可能性があります。

外貨預金を活用する際には、為替リスクがあることを理解し、適切に対処することが重要です。

債券(国債・社債)

債券とは、企業や国、地方公共団体が資金を借り入れるために発行する有価証券です。

投資家の観点からは、債券の発行体に資金を貸し出す形になります。

債券を保有している間、投資家は定期的に利息を受け取り、満期には額面金額が償還されます。

国が発行する債券は「国債」、企業が発行する債券は「社債」と呼ばれます。

債券は、株式などに比べるとリスクが低く、比較的安定した収益を期待できるため、初心者にも適しているといえるでしょう。

また、債券の安全性については、民間の格付会社が財務の健全性を評価して「格付」を行っています。

投資を行う際には事前に格付をチェックしておき、債券の安全性を確かめることが重要です。

金(ゴールド)

金 ゴールド

金(ゴールド)への投資も一つの選択肢です。現物の金を購入したり、証券会社で純金積立を行ったりと、金への投資方法はいくつかあります。

一般的に金はそれ自体に価値があるため、価値がゼロになる可能性が低いとされています。

また、インフレ(物価上昇)への対策にも有効な投資先といわれていたり、比較的換金がしやすいことも魅力の投資先です。

投資先の一つとして金を検討するのも良いでしょう。

不動産投資

外貨預金

不動産投資とは、不動産物件を購入して貸し出すことで家賃収入を得る方法です。

定期的に得られる家賃収入に加えて、物件価格の上昇による利益も得られる可能性があります。

不動産物件の取得には数百万円から数千万円単位の自己資金が必要ですが、実際は金融機関から融資を受けることで、少額の自己資金から始められます。

また、ローンの返済も家賃収入を活用して行えるため、自己負担を抑えながら完済までの運用が目指せます。

また、不動産の取得費用やローンの金利などを経費として計上し、赤字が出た場合には、給与所得と相殺して税金の負担を軽減させることも可能です。

不動産投資を開始する際はしっかりと情報収集して、メリットだけではなくデメリット・リスクについても理解したうえで行いましょう。

FX(外国為替取引)

FXとは、二国間の通貨を売買して差額による利益を狙う投資手法です。

「米ドルと日本円」「米ドルとユーロ」「豪ドルと日本円」などの通貨ペアで売買を行います。

FXの特徴の一つに「レバレッジ」があります。

証券会社に一定の証拠金を差し入れることで自己資金以上の取引ができるため、少額の自己資金で大きなリターンを狙える点が魅力です。

しかし、レバレッジをかけことで損失も大きくなる可能性があるため、適切なリスク管理が必要となります。

投資初心者の方は過剰なレバレッジを避け、無理のない範囲で投資を行いましょう。

暗号資産(仮想通貨)

暗号資産(仮想通貨)

暗号資産とは、インターネット上で使える通貨のような機能を有する電子データのことです。

取引所を通じて売買でき、その値動きを利用してリターンを狙う投資手法となります。

代表的な暗号資産に「ビットコイン」がありますが、世界中で多くの種類の通貨が取引されています。

規模が小さい通貨の場合は値動きが激しい傾向にあり、ハイリスク・ハイリターンの投資先となるため注意が必要です。

暗号資産等投資を検討する際は、まずはビットコインのような時価総額が大きい通貨から始め、慣れてきたらほかの通貨にも挑戦していくと良いでしょう。

NISAやiDeCoの非課税制度を利用する

NISAやiDeCoの非課税制度を利用する

NISAやiDeCoなどの税制優遇制度を活用した投資も検討してみましょう。

これらの制度を使うと、税金の負担を軽減しながら投資ができるため、投資初心者の方にもおすすめできる制度です。

NISAは年間最大360万円、生涯で最大1,800万円の非課税枠が与えられ、その枠内で購入した株式や投資信託の利益が非課税となります。

一方、iDeCoは老後の年金を自分で準備するための制度であり、「掛金の全額所得控除」「運用益の非課税再投資」「受け取り時の控除」といった税制面での優遇が設けられています。

ただし、iDeCoは原則として60歳まで引き出せないため、老後の資金準備に向いています。

投資の目的に応じてNISAとiDeCoを使い分けると良いでしょう。

20代女性が投資を行う際のポイント

20代女性が投資を行う際のポイント

20代の女性が投資を始める際に押さえておくべきポイントは、以下の2点です。

  • 余剰資金で行う
  • リスク分散をする

それぞれのポイントを解説します。

余剰資金で行う

投資を始める際の基本は、原則として「余剰資金で行う」ということです。

投資は、普通の貯金とは異なり元本が保証されていないため、生活費や急な出費の資金を投資に回してしまうとリスクが高くなります。

一般的には、生活費の半年から1年分程度の貯金を確保した上で、残りの資金を投資に充てるべきであると言われています。

現時点で、十分な貯蓄ができていない場合は、まず貯金から始めることをおすすめします。

リスク分散をする

投資を行う際に重要なのは、リスクを分散させることです。

複数の投資先に分散させることで、万が一投資先のひとつが暴落しても資産全体で受けるダメージを抑えることができます。

特に効果的な方法は、異なる値動きをする投資先を組み合わせることです。

例えば、株式と債券は通常、価格の動き反対の値動きをすることが多くあります。

したがって、どちらか一方の価格が下落しているときにはもう一方が上昇する傾向が見られます。

株式と債券をバランスよく組み入れることで、リスクを分散しつつ安定したリターンを追求できます。

また、金や不動産なども投資ポートフォリオに加えることで、リスクをさらに分散させることができます。

これにより、投資全体の安定性を高めながら、資産形成を進めることが可能になるでしょう。

30代女性が投資を行う際のポイント

30代女性が投資を行う際のポイント

30代の女性が投資を始める場合、20代のときに加えて以下の3点も押さえておくと良いでしょう。

  • 資産形成の目的を明確化する
  • 達成時期・金額を明確化する
  • 収入の使用使途を分ける

それぞれのポイントを解説します。

資産形成の目的を明確化する

30代になると、結婚や出産、マイホームの購入、転職などのライフイベントが増え、将来の重要な決定を迫られることが多くなります。

このような転機を迎える際には、資産形成の目的を明確にしておくことが重要です。

資産形成の目的を明確にするためには、自身のライフプランを具体的にイメージしていく必要があります。

「結婚するかどうか」「子どもを育てる計画はあるか」「キャリアをどう進めたいか」といった点を整理し、それらに合わせて資産形成を計画していくことが大切です。

達成時期・金額を明確化する

達成時期・金額を明確化する

資産形成の目的が明確になってきたら、具体的な目標の時期や金額を設定しましょう。

「いつまでに、どのくらいの資産が必要か」を具体的に定めることで、そこから逆算して必要なリスクの取り方や毎月の投資金額などを計画することができます。

「子どもの大学進学費用として10年後に500万円を準備したい」、「30年後の老後に向けて2,000万円を貯めたい」など、具体的な目標を設定します。

これに基づいて、達成時期や必要な資金を計画し、それに合わせた投資計画を立てていきましょう。

収入の使用用途を分ける

計画的に投資を行うためには、収入を異なる目的ごとに分けて管理することが重要です。

これにより、生活費や貯蓄、将来の教育資金などを明確に区別し、意図せずに資金を使い込んでしまうリスクを軽減できます。

例えば、「生活費の口座」「貯蓄用の口座」「教育資金の口座」など、それぞれの目的に応じて口座を設けることも一つです。

収入が入ったらまずそれぞれの口座に一定額を振り分けることで効果的な資産形成を実践できます。

また、資産の管理を効率化するためには、「資産管理アプリ」の活用もおすすめです。

これにより、いつでも自分の資産状況を把握しやすくなり、投資や貯蓄の計画をより具体的に進めやすくなるでしょう。

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この記事では、女性が投資を始める理由やおすすめの投資方法、20代・30代の女性が投資を行う際のポイントを解説しました。

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