マネックス証券株式会社が発行する「マネックスカード」は、普段使いはもちろん投信積立の支払いにも使えるクレジットカードです。

投信積立とは、投資信託を積立投資で購入する方法で、マネックス証券の投信積立をマネックスカードで支払うと様々なメリットがあります。

この記事では、マネックスカードの基本情報やメリット、デメリット、キャンペーン情報について詳しく解説します。

マネックス証券の投信積立やマネックスカードが気になっている方は、参考にしてください。

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マネックスカードの基本情報

マネックスカードの基本情報

マネックスカードの基本情報を、以下2つの項目に分けて解説します。

  • クレジットカードの年会費やポイント還元率
  • 投信積立の基本情報

マネックスカードの年会費やポイント還元率

マネックスカードは初年度年会費無料、2年目以降は条件つきで年会費が無料になるクレジットカードです。

ポイント還元率は最大1.1%、街でのお買い物はもちろんマネックス証券で投資信託の積立決済をした際もマネックスポイントが貯まります。

年会費 初年度:無料
次年度以降:550円(税込)
※年1回以上のクレジットカード利用で無料
申込条件 満18歳以上(高校生を除く)
マネックス証券の証券口座の開設
ブランド JCB
ポイント還元率 最大1.1%(通常利用では1.0%)
たまるポイント マネックスポイント
ポイント交換先 株式手数料
暗号資産(ビットコインやイーサリアムなど)
他社ポイント交換 など
追加可能カード ETCカード
締め日/支払い日 ショッピング:毎月5日/翌月27日
キャッシング:毎月末日/翌月27日
※金融機関が休日の場合は翌営業日

年会費は年1回以上の利用で無料になり、ポイント還元率は最大1.1%と申し分のない機能のクレジットカードです。

貯まるポイントは「マネックスポイント」で、暗号資産や他社ポイントなどと交換できます。

申し込みにはマネックス証券の証券口座が必要である点と、ブランドがJCBのみである点に注意が必要です。

マネックスカードの申込みはこちら

投信積立の基本情報

投信積立の基本情報

申込単位 1,000円以上1円単位
上限額 5万円/月
積立頻度 1回/月
対象銘柄 マネックス証券で取扱う積立可能なファンド
対象口座 一般NISA、つみたてNISA
申込締切日 毎月10日の前営業日
買付日 毎月24日
※非営業日もしくはファンド休業日の場合は翌ファンド営業日
ポイント還元率 最大1.1%

マネックスカードを使った投信積立の上限額は月5万円までで、一般NISAやつみたてNISAにも対応しています。

最大の特徴は積立に対するポイント還元率が1.1%と高い点です。

他社と比較しても一歩抜きん出ている還元率になっているため、資産運用している方にとっては魅力的な点であるといえます。

出典:マネックス証券公式サイト「マネックスカード投信積立 ポイント還元率1.1%で2月25日よりサービス開始」

マネックスカードのキャンペーン情報

マネックスカードのキャンペーン情報

2022年9月1日(木)から、マネックスカードをApple Payに登録し、10,000円(税込)以上決済した方に1,000ポイントを還元するキャンペーンを開始しました

ここでは開催中のキャンペーンの詳細を紹介します。

内容 キャンペーン期間中にエントリーのうえ、Apple Payに設定したマネックスカードでApple Payのカードショッピングを合計10,000円(税込)以上利用するとマネックスポイント1,000ポイントがもらえる。
期間 2022年9月1日(木)〜 2022年10月31日(月)
参加条件 キャンペーン期間中にマネックスカードによる投信積立の利用があり、ポイント進呈時点で継続している会員
※参加にはエントリーが必要
ポイント進呈時期 2022年12月末(予定)

Apple Payに登録+1万円を決済するだけでいいので、条件もかなり緩いといえます。

10月末までの期間限定キャンペーンなので、マネックスカードの発行を検討中の方は早めの申し込みがお得です。

出典:マネックス証券「マネックスカード Apple Payご利用キャンペーン【アプラス主催】」

マネックスカード積立の特徴

マネックスカード積立の特徴

マネックスカード積立には、主に以下のような特徴があります。

  • 2022年2月25日から始まったサービス
  • 最大1.1%のポイント還元率
  • 最大5万円まで積立可能
  • 投資信託は「つみたてNISA」も対象

これらの特徴について、他社サービスとの比較も交えて解説します。

2022年2月25日から始まったサービス

マネックスカードによる投信積立は、2022年2月25日から始まったサービスです。

マネックスカードの発行自体は2021年5月19日から始まっていましたが、投信積立自体は「サービス提供予定」というステータスに留まっていました。

現在はサービスが運用されているため、カードを発行さえすればいつでも始めることができます。

最大1.1%のポイント還元率

最大1.1%還元で使いやすい

マネックスカードのポイント還元率は1.1%です。

これは他の大手証券会社のサービスと比較しても高い還元率です。

証券会社 ポイント還元率
マネックス証券
(マネックスカード)
1.1%
SBI証券
(三井住友カードNL)
0.5% 〜 2.0%
※2%還元を受けるには、年会費33,000円の「三井住友カード プラチナプリファード」で積み立てる必要がある
楽天証券
(楽天カード)
1.0%
※2022年9月から一部改悪
auカブコム証券
(auPAYカード)
1.0%

還元率1.1%の具体的な内訳は、積立額100円につき1ポイント、加えて1,000円につき1ポイントです。

クレジットカードで投信積立をやりたい方には、大変お得なカードとなります。

積立額と貯まるポイントの具体例

積立額 ポイント数
1,000円 11
999円 9
2,000円 22
1,999円 20

上記の例のように、積立額が1,000円単位のときに還元率は最大の1.1%になります。

積立額に1,000円未満の金額が含まれる場合は1.1%にならないため、1,000円単位での積立がお得です

最大5万円まで積立可能

マネックスカード積立の上限額は、多くの他社サービスと同じく1ヶ月につき最大5万円までです。

仮に毎月5万円を積み立てた場合、以下のようにポイントが貯まります。

  • 毎月:550ポイント
  • 年間:6,600ポイント

同じ条件で還元率0.5%の他社サービスを使う場合、年間で3,000ポイントなので、マネックスカード積立の方が3,600ポイントも多くなります。

投資信託は「つみたてNISA」も対象

マネックスカードを使った投信積立する銘柄は、「つみたてNISA」で投資する投資信託も対象です。

つみたてNISAとは、運用で発生した利益が非課税になる制度で、マネックス証券の証券口座とは別に「NISA口座」という専用の口座を用意して運用します。

つみたてNISAの積立上限額は年間40万円、月間33,333円ですが、マネックスカード積立の上限額は月5万円のため、つみたてNISAだけでは上限いっぱいまで使えません

上限5万円からつみたてNISAでの積立額を引いた残りの金額は、マネックス証券の証券口座で積み立てられます。

どちらの積立額に対しても還元率1.1%でポイントが貯まるため、2つの口座を併用すれば「非課税」と「ポイント還元」というメリットを無駄なく受けられます。

マネックスカードのメリット・特徴

マネックスカードのメリット・特徴

マネックスカードは投信積立だけでなく、通常のクレジットカードとしても使えます。

ここでは、クレジットカードとしてのメリットや特徴を5つ解説します。

  • 積立じゃなくても1%ポイント還元
  • 即時出金サービスが5回まで無料
  • セキュリティ面も万全
  • 実質年会費無料で使える
  • ポイントは暗号資産にも交換できる

積立じゃなくても1%ポイント還元

マネックスカードは、積立ではなく通常のお買い物などでの利用に対しても1.0%のポイントが還元されます

具体的には、100円(税込)の利用につき1ポイントがたまります。

一般的に、還元率が1.0%以上のクレジットカードは高還元率と言われています。

投信積立だけでなく、普段使いでも使いやすいカードであるのが特徴です。

即時出金サービスが5回まで無料

マネックスカードは入出金が5回まで無料

マネックスカードを持っていれば、マネックス証券の「即時出金サービス」が月5回まで実質無料になります

マネックス証券の出金サービスとは、マネックス証券の証券口座から他の口座への振り込みができるサービスで、振り込みは申し込み時間に応じて翌営業日、または翌々営業日になります。

急ぎの場合は即時出金サービスを使うとすぐに振り込みが行われますが、1回につき330円(税込)の手数料がかかります。

マネックスカードを持っている人は、かかった手数料が月5回まで証券口座にキャッシュバックされるため、即時出金サービスが実質無料で使えます。

セキュリティ面が万全

マネックスカードは以下のカード情報が全て裏面に印字されており、セキュリティ面に配慮されたデザインとなっています。

  • 氏名
  • カード番号
  • 有効期限
  • セキュリティコード

カード情報が裏面に印字されている、もしくは全く印字されていないデザインは「ナンバーレス」と呼ばれ、カード利用時の盗み見や盗撮などのリスクが低く、不正利用されにくくなります。

近年、「楽天カード」や「三井住友カード」などをはじめクレジットカードのナンバーレス化が進んでおり、マネックスカードもしっかりとこの流れを汲んでいます。

実質年会費無料で使える

マネックスカードは実質年会費無料

マネックスカードは、以下のように年会費が実質無料で使えます。

年度 年会費
初年度 無料
2年目以降 550円(税込)※前年に1回以上の利用があれば無料

表中の「1回以上の利用」には投信積立での利用も含まれるため、積立をしている人は自動的に年会費が無料になります。

積立をしていなくても1回でも使えば無料になるため、放置をしない限りは実質無料で使えます。

ポイントは暗号資産を始め幅広い商品と交換できる

マネックスカードを利用すると貯まるマネックスポイントは、暗号資産やアマゾンギフト券などさまざまなものに交換可能です。

分類 内容
株式、暗号資産 株式手数料
ビットコイン
イーサリアム
リップル
他社ポイント、マイル dポイント
amazonギフト券
Tポイント
Pontaポイント
nanacoポイント
waonポイント
ANAマイレージ
JALマイレージ
寄付 日本赤十字社
READYFOR
グッズと交換 書籍など

特に、「ビットコイン」や「イーサリアム」などの暗号資産(仮想通貨)と直接交換できるのはかなり特徴的です。

暗号資産への交換は、代表的な取引サービスである「コインチェック」のアカウントを通して行います。

マネックスポイントの交換申込時に、ビットコイン、イーサリアム、リップルのいずれかを選択すると、選んだ通貨のコインチェック残高に反映される仕組みです。

暗号資産以外にも「amazonギフト券」や「Tポイント」など、日常的に使いやすいポイントに交換できるので、ネットショッピングやコンビニでのお買い物に利用しても良いでしょう。

マネックスカードのデメリット

マネックスカードのデメリット

マネックスカードには様々なメリットがある一方、いくつかのデメリットもあります。

ここでは、4つのデメリットについて解説します。

  • マネックスの証券口座を持っていないと作れない
  • カード積立のスタートが1,000円から
  • カードブランドがJCBのみ
  • 家族カードは発行できない

マネックスの証券口座を持っていないと作れない

マネックスカードは、マネックス証券の証券口座を持っていないと発行できません。

基本的にはマネックス証券での積立に役立つクレジットカードという位置づけのため、通常のクレジットカードのように単体では発行してもらえません。

しかし年会費が実質無料、ポイント還元率が1.0%と機能は充分なので、作った後は普通のクレジットカードとしても便利に使えるでしょう。

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カード積立のスタートが1,000円から

通常、投信積立は100円から積み立てられますが、マネックスカードの投信積立は1,000円からです。

1,000円以上からは1円単位で金額を決められますが、1,000円未満の少ない金額から始めたい人にとってはデメリットになります。

なお、マネックスカード積立は100円で1ポイント、かつ1,000円で1ポイントが還元されるため、最低でも100円単位で金額を決めるとポイントが無駄になりません。

カードブランドがJCBのみ

JCBブランドロゴ画像

マネックスカードでは、選べるブランドがJCBのみになります

JCBはVISAやMastercardと比べ、海外での加盟店が少ないというデメリットがあります。

日本国内でしか使わない場合はそれほど問題ありませんが、海外で使う場合は使えないお店に遭遇することが出てくるでしょう。

一方で、JCBには以下のようなメリットもあります。

  • 旅行に関するサポートが充実している
  • ディズニー関連のサービスが充実している

人によってはJCBの方が使いやすい場合もあるでしょう。

家族カードは発行できない

マネックスカードでは、家族カードの発行ができません。

家族カードとは、クレジットカードを持つ人の家族に対して発行できる「そのクレジットカードと同等の機能があるカード」です。

家族カードの利用料金やポイントは元のクレジットカードと合算されるため、家計管理がしやすく、カードのポイントを効率よく貯めることができます。

マネックスカードは家族カードが発行できませんが、独身の人や家族カードが要らない人は問題ありません。

まとめ:マネックスカードは投信積立に最適なカード

マネックスカードは投信積立に最適なカード

近年、年金問題などをきっかけに「投資」や「資産運用」への意識が高まっています。

長期的な投信積立はリスクが低く、初心者でも始めやすい投資です。

マネックスカードは積立により最大1.1%のポイント還元が受けられるうえ、利用者が多い「つみたてNISA」でも使えるという、カード積立に最適なクレジットカードといえます。

投信積立だけでなく通常のクレジットカードとしても使いやすいため、マネックス証券での投信積立に興味のある方は、マネックスカードの申し込みを検討してみてください。

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