住信SBIネット銀行のメリット・デメリット!特徴や評判を解説
近年は、スマホからさまざまなサービスを利用できる「ネット銀行」が増えてきています。
「住信SBIネット銀行」もそんなネット銀行のひとつであり、多くのメリットを受けられます。
ネット銀行はお得な情報が前面に出がちですが、しっかりと悪い点も理解しておくことが重要です。
この記事では、住信SBIネット銀行の特徴やメリット・デメリット、どんな人におすすめかを紹介します。
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この記事の目次
住信SBIネット銀行の特徴
住信SBIネット銀行は、「三井住友信託銀行」と「SBIホールディングス」が共同出資をして作られたネット銀行です。
2007年9月からサービスが開始し、順調に口座数を増やしています。
住信SBIネット銀行では、振込・振替や残高照会をスマートフォンで完結させることができます。
キャッシュカードを使わず、アプリを使ったATMでの入出金も可能です。
またATM手数料無料回数の多さや、後述する「ハイブリッド預金」を利用したときの金利の高さも特徴です。
住信SBIネット銀行を使うメリット
利用手数料が最大で20回も無料
住信SBIネット銀行では、商品やサービスの利用状況に応じた「スマプロランク」が判定され、ランクごとにATM手数料や振込手数料の無料回数が異なります。
ランク1〜4の段階が分けられており、ランクごとの無料回数は以下の通りです。
ランク | ATM手数料無料回数 | 振込手数料無料回数 |
ランク4 | 月20回 | 月20回 |
ランク3 | 月10回 | 月10回 |
ランク2 | 月5回 | 月5回 |
ランク1 | 月2回 | 月1回 |
スマプロランクの判定は預金の残高や商品の利用によって異なります。
詳しい判定条件については、公式サイトをご確認ください。
参考:住信SBIネット銀行 株式会社「スマプロランクについて」
ネット銀行のメリット・デメリット!口座開設前に確認したいポイント
SBIハイブリッド預金で金利0.01%
住信SBIネット銀行では、SBI証券と連携する「ハイブリッド預金」によって、0.01%の高金利を活用することができます。
通常の円普通預金の金利が0.001%であるため、SBI証券と連携するだけで10倍の金利を受け取ることが可能です。
同じようなサービスとして、楽天銀行と楽天証券を連携させる「マネーブリッジ」もあります。
しかしマネーブリッジの場合、普通預金の残高300万円以上の部分に対しては、金利が引き下げられるという制限がついています。
現時点のハイブリッド預金には残高の制限はないため、大きな金額を預けていても高い金利が適用される点が住信SBIネット銀行のメリットです。
専用アプリ(スマホ)だけで利用できる
住信SBIネット銀行には専用アプリがあり、ほとんどの取引はアプリだけで完結できます。
キャッシュカードなしでアプリからATMの入出金もできるため、気軽に利用しやすい点がメリットと言えるでしょう。
全国のセブンイレブンやローソンのATMでは、スマホアプリで取引ができます。
カードを持っていればファミリーマートやミニストップ、イオンや郵便局でも利用可能です。
仮にアプリでの取引に対応する店舗が身近にない場合でも、実物カードならさまざまな店舗で取引に対応しているため、安心して利用できます。
最大10口座まで資金を分けて管理できる
住信SBIネット銀行では、目的に合わせて複数の口座を作成することができます。
最大で10口座まで作ることができ、それぞれの目的別口座に目標金額や期日を設定したり、達成状況を確認したりすることも可能です。
通常、1つの銀行で複数の口座を作成するのはできない場合がほとんどです。
複数の金融機関に口座を作らなければならず、管理が面倒になってしまう可能性もあります。
1つの銀行で目的に合わせた複数の口座を作成できる点も、住信SBIネット銀行のメリットです。
銀行口座を複数持つメリット・デメリット!使い分けのコツも紹介
利用状況に応じてスマプロポイントが貯まる
住信SBIネット銀行では、月々の利用状況に応じて「スマプロポイント」が付与されます。
貯まったスマプロポイントは、500ポイント以上で「1ポイント=1円」として現金やJALのマイルに交換可能です。
例えば、外貨預金・仕組預金の月末残高が300万円以上あれば、月に100ポイントが貯まります。
また、「給与受取」「年金受取」「定額自動入金」のいずれかを利用していれば、月に30ポイントが付与されます。
効率的にポイントを貯めて、現金やマイルに交換できる点も住信SBIネット銀行の魅力と言えるでしょう。
各サービスに特化した支店を作成できる
住信SBIネット銀行では、提携先企業と連携した支店(提携NEOBANK)サービスを提供しています。
それぞれの支店で貯まるポイントやサービスの特徴が異なるため、目的に応じた使い分けができます。
例えば、外貨預金でJALのマイルが貯まる「JAL NEOBANK」は、海外旅行に向けて外貨預金を貯蓄する用の口座としておすすめです。
公営競技やスポーツくじでTポイントが付与される「T NEOBANK」は、公営競技に使うことでお得にポイントを貯められます。
また、支店を作成するだけでATM手数料や振込手数料がそれぞれ月5回まで無料となる点も特徴です。
各サービスに特化した支店の特徴を活かし、目的別の使い分けを活用してみましょう。
住信SBIネット銀行を使うデメリット
実店舗で相談ができない
取引でトラブルが発生した場合、店舗に行って直接相談したいと考える人は少なくありません。
しかし、住信SBIネット銀行はネット銀行であるため、基本的な対応もインターネットで完結します。
何かトラブルがあった場合でも、チャットやメール、電話での対応となる点に注意が必要です。
また、住宅ローンや保険、資産運用について相談できる拠点も全国に存在しますが、地方銀行や大手銀行ほど支店の数は多くありません。
支店に直接行って相談したいと考える人にとっては、デメリットと言えるでしょう。
使用頻度によっては手数料無料回数が少ない
ATM手数料や振込手数料の無料回数は最大で月20回と多いものの、ランクが低ければ無料の回数はあまり多くありません。
メイン口座として使ってランクが高い場合は問題ありませんが、サブ口座として利用頻度が少ない場合は無料回数が少なくなる可能性が高い点に注意しましょう。
また、ランクは月ごとの利用状況に応じて判定されるため、毎月ランクが変動することがあります。
ランクが下がっていることに気付かず、無料回数を超えて手数料がかかってしまうケースにも注意が必要です。
手数料無料で利用したい場合は、毎月ランクをチェックすることをおすすめします。
パスワード管理に注意が必要
住信SBIネット銀行は基本的にスマホで取引をするため、IDやパスワードの管理に注意が必要です。
IDとパスワードさえ分かればアプリにログインできてしまい、不正ログインをされたら自分以外の人でも現金の引き出しが可能になってしまいます。
忘れたり、流出させたりしないように注意するのはもちろん、推測させないようわかりづらいものを設定するなど対策しておくことが大切です。
不正なログインや入出金を防ぐためにも、IDやパスワードを厳重に管理・保管しておきましょう。
住信SBIネット銀行はこんな人におすすめ
メインバンクでの利用を考えている人
住信SBIネット銀行は、条件によってスマプロポイントが貯まったり、口座残高に応じて手数料の無料回数が増えたりします。
メインバンクとして頻繁に利用したい場合は、お得にメリットを受けられるためおすすめです。
例えば、給与受取や年金受取の口座として指定する場合、スマプロポイントが月30ポイント貯まる上に、スマプロランクの判定条件のひとつにも該当します。
メインバンクとして利用できる銀行をお探しの場合は、住信SBIネット銀行がおすすめです。
手数料無料の銀行口座が欲しい人
ATM手数料や振込手数料を無料で利用できる銀行口座が欲しい場合も、住信SBIネット銀行をおすすめします。
なぜなら、もっとも低いランク1であってもATM手数料が月2回、振込手数料が月1回まで無料となるためです。
また、資産の不正送金を防ぐための認証システム「スマート認証NEO」に登録すれば、自動でランク2と判定されます。
ランク2になると、ATM手数料と振込手数料のどちらも月5回まで無料で利用できます。
「とにかく手数料をかけたくない」という方は、セキュリティ認証で月5回まで手数料がかからない住信SBIネット銀行がおすすめです。
SBI証券を利用している方
すでにSBI証券を利用して投資をしている方も、住信SBIネット銀行の利用がおすすめです。
SBI証券と住信SBIネット銀行を連携させることで、さまざまなメリットが得られるためです。
例えば、すでにご紹介した通り、SBI証券と連携させると0.01%という高い金利が適用されます。
また、投資をする際の資金移動がスムーズになったり、手数料無料で自動送金できたりするため便利です。
すでにSBI証券で投資をしている場合や、これからSBI証券で投資を始めたいと考えている場合は、住信SBIネット銀行に口座開設することをおすすめします。
【2024】楽天証券とSBI証券はどっちがおすすめ?使い分けのコツ
スマホでスマートに資金管理したい方
住信SBIネット銀行の取引は、ほとんどがスマホアプリで完結します。
ATMの入出金でさえもキャッシュカード不要でスマホで対応できるため、スマホひとつで管理したい方におすすめの銀行です。
例えば、急に現金が必要になったときでも、セブンイレブンやローソンなら24時間スマホで取引できます。
スマホひとつで現金をスマートに管理したい方は、住信SBIネット銀行がおすすめです。
まとめ:住信SBIネット銀行でお得に資産管理しよう
住信SBIネット銀行は、スマホだけでほとんどの取引ができるネット銀行です。
利用手数料の無料回数が多いことや利用状況に応じてポイントが貯まることなど、さまざまなメリットを受けられます。
特徴やメリット・デメリットを理解した上で、住信SBIネット銀行の利用を検討してみてください。
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記事監修者
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