家計のやりくりが厳しいと感じたとき、日々の支出を節約しようと考える方は多いのではないでしょうか。

どこから節約を始めたら良いかわからないという方は、「固定費」の見直しから始めることをおすすめします。

この記事では、固定費を節約する方法や固定費の見直しを優先する理由、家計を節約する際のポイントを紹介します。

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固定費の節約・見直しがおすすめされる理由

固定費の節約・見直しがおすすめされる理由

支出は主に「変動費」と「固定費」の2つに分けられます。

家計を節約したい場合は、「固定費」の見直しから始めるのが良いでしょう。

「変動費」とは、その名の通り毎月支払う金額が変動する支出のことで、食費や医療費、娯楽のための出費などが該当します。

「固定費」は、毎月の支払がある程度固定されている支出のことで、主に以下のようなものがあります。

  • 住居費(家賃)
  • 通信費
  • 光熱費(電気・ガス・水道)
  • 保険料
  • 車の維持費
  • NetflixやApple Musicなどのサブスクサービス

固定費は毎月発生する支出なので、一度削減できればその後の支出を自動的に減らすことができます。

節約できた余剰金を貯蓄や資産運用に回すと、将来に向けて資産を増やしていくことも可能です。

この記事では、各固定費の節約方法について確認していきましょう。

住居費(家賃)を節約する方法

住居費(家賃)を節約する方法

住居費は、月々の支出の中でも大きな割合を占める固定費です。

住居費を節約できれば、固定費全体を大きく抑えることができます。

賃貸・持ち家のそれぞれの場合について、節約方法を紹介します。

一人暮らしで賃貸の場合は家賃を見直す

賃貸物件に住んでいる方は、家賃を見直すことで住居費を抑えられます。

月々の家賃を1万円抑えられれば、年間で12万円を節約できたことになります。

いくらの賃貸に住めば良いかは人によって異なりますが、一人暮らしの場合は「手取りの1/4」を一つの家賃目安にすると良いでしょう。

家賃を抑える方法としては、以下のような方法が挙げられます。

  • 駅からの距離が離れている物件を選ぶ
  • 人気なエリアを避ける
  • 築年数が古い物件を探す
  • 物件の設備(条件)を可能な限り妥協する
  • 家賃相場の上がる繁忙期を避けて引っ越す

理想とする条件を全て満たす物件を探そうとすると、どうしても家賃は上がってしまいます。

希望条件に優先順位を付け、妥協できるポイントを見つけることで家賃を抑えられるでしょう。

目安となる金額を超えた家賃を払い続けていると、気付かないうちに生活費を圧迫してしまうリスクがあります。

しっかりと毎月の収入・支出を把握した上で、家賃を決めるのがおすすめです。

持ち家の場合は住宅ローンを見直す

すでに持ち家を保有している場合は、「繰上げ返済」や「借り換え」を活用することで住宅ローンを見直せます。

手元の資金に余裕がある場合は、将来的な支払利息を節約できる「繰上げ返済」がおすすめです。

繰上げ返済には2つの方法があります。現在の貯蓄の状況や節約ニーズに合わせて選択すると良いでしょう。

  • 返済期間短縮型:住宅ローンを完済するタイミングを早める
  • 返済額軽減型:毎月の返済額を減らす

現在の住宅ローンの金利が高いと感じる場合は、安い金利の住宅ローンに借り換える方法もあります。

借り換え後の金利差が大きい場合はそれだけ節約効果も期待できますが、借り換えには手数料などの諸費用がかかる点に注意しましょう。

繰上げ返済や借り換えを検討する際は、金融機関やFPなどの専門家へ相談することをおすすめします。

また、これから住宅を購入しようとしている場合は、頭金を多く入れることで借入額を減らせます。

金融機関からの借入額が少なければ、利息の負担も抑えられるので、資産の状況に合わせて検討してみましょう。

通信費を節約する方法

通信費を節約する方法

現在の生活において、スマホや自宅のインターネット回線は必要不可欠です。

加えて、最近ではさまざまなサブスクリプションサービスも登場しています。

これらの支出も、少し工夫すると一定額の節約が可能です。

スマホの料金プラン・契約内容を見直す

通信費を削減する効果的な方法は、普段利用しているスマホの料金プランの見直しです。

最近では、大手キャリアも「ahamo」や「LINEMO」、「povo」といったような格安プランを導入しています。

手厚いサポートは必要なく、少しでも通信費を抑えたいという方であれば、これらのプランに切り替えることで月々のスマホ代を節約することができます。

加えて、「UQモバイル」や「ワイモバイル」のような大手キャリアのサブブランド、格安SIMに切り替えるのも選択肢のひとつです。

毎月の通信量が少ない方なら、大手キャリアの格安プランよりも通信費を削減できます。

料金プランの見直しだけでなく、不要なオプションを契約していないかも確認しておきましょう。

毎月数百円のオプションでも、積み重なると無視できない金額となります。

しばらく契約内容を確認していないという方は、この機会に一度見直すことをおすすめします。

インターネット回線の契約を見直す

自宅にインターネットの固定回線を引いている場合は、利用状況に応じて回線の切り替えを検討しましょう。

通信速度をあまり必要としないのであれば、モバイルWiFiルーターやスマホのテザリングオプションでも十分かもしれません。

大手キャリアであれば、スマホとインターネット回線を同じ通信会社にまとめることで「セット割」の割引を受けられる場合があります。

光回線は、お得な切り替えキャンペーンを行っている業者も多いため、利用状況に応じてキャンペーンを活用していくのも良いでしょう。

ただし、よく調べずに切り替えると結果的に損をしてしまったり、格安SIMではキャンペーンの対象外になってしまうようなこともあります。

キャンペーンを受けるための条件は細かく分かりづらい部分もあるため、事前にしっかり確認しておくことが重要です。

使っていないサブスクリプション契約がないか確認

「サブスクリプションサービス」とは、毎月定額料金を支払うことで、一定期間サービスを利用できる仕組みです。

代表的なサブスクサービスには、以下のようなものがあります。

  • Amazon Prime
  • Netflix
  • YouTubeプレミアム
  • Apple Music
  • Spotify
  • LINEスタンプ プレミアム
  • FODプレミアム
  • Hulu
  • dマガジン
  • Kindle アンリミテッド

これらのサブスクサービスも立派な固定費なので、使っていないサービスや利用頻度の低いサービスがないか確認しましょう。

必要になればその時に再契約したら良いので、「また今度使うかも…」というレベルで契約しているのであれば、思い切って解約してみても良いかもしれません。

水道光熱費を節約する方法

水道光熱費を節約する方法

普段の生活の中で意識しにくいのが「光熱費」です。

電気代・ガス代・水道代を減らすためには、どのような方法があるでしょうか。

電力・ガス会社を切り替える

「電力自由化」・「都市ガスの自由化」により大手電力会社による独占体制が崩れ、電気やガスは好きな会社と自由に契約できるようになりました。

契約会社を切り替えることで、現在よりも安く使用できる可能性があります。

さらにこの自由化によって、各社は顧客を引き入れるためのさまざまなお得プランを導入しています。

現在契約している会社を変えなくても、プランを見直すことで固定費を削減できるかもしれません。

加えて、電気とガスを同じ会社にまとめると、割引料金が適用になる場合もあります。

例えば東京ガスでは、ガスと電気の契約をまとめることで電気料金の割引を受けられる「ガス・電気セット割」を実施しています。

参考:東京ガス株式会社「ガスと電気をまとめておトクな「ガス・電気セット割」」

省エネ家電に買い換える

電気代を抑えるために、最新の省エネ家電に買い換えるのも効果的です。

家電の買い替えには初期費用がかかりますが、長い目で見ると大きな節約効果を得られるでしょう。

古い家電は電気代が高いものが多く、特にエアコンやヒーター、冷蔵庫などは最新機種ほど高性能・省電力になっています。

照明器具の電球も、LEDに換えることで省エネ効果が期待できます。

最新の家電は省エネ性能に優れたものが多いため、思い切って買い換えるのもおすすめです。

使用量を減らす努力をする

そもそもの節約方法として、光熱費の使用量を減らす工夫も大事です。

下記のように、日々の生活の中ですぐに実践できることもたくさんあります。

  • 節水シャワーヘッドに交換する
  • お風呂のお湯を洗濯に再利用する
  • 歯磨き中は水を止める
  • エアコンのフィルターをこまめに掃除をする
  • 冷蔵庫の開け閉めは最小限にする

日々の積み重ねが節約につながるので、できるところから工夫してみましょう。

保険料を節約する方法

保険料を節約する方法

生命保険をはじめとする各種保険も、定期的な見直しが必要です。

「保障内容が重複していないか」、「必要以上に保険料を払いすぎていないか」を確認してみましょう。

結婚や出産、退職など、ライフステージによって必要な保障内容は変化していきます。

自分に合った保険について迷う場合は、保険の相談窓口やFPなどの専門家に相談してみるのも良いでしょう。

車の維持費を節約する方法

車の維持費を節約する方法

車を所有している人は、維持費やランニングコストも見直してみましょう。

車の維持費には、自動車保険や駐車場代、ガソリン代などがあります。

自動車保険を見直す

加入している自動車保険の「特約」や「補償」の内容を見直すことで、保険料を減らすことができるかもしれません。

加えて、保険料の支払い方法を月払いから年払いに変更すると、総支払額を抑えられることもあります。

自動車保険料が高いと感じている場合は、一度契約内容を確認してみると良いでしょう。

駐車場代の節約

自宅に駐車スペースがなければ、駐車場を借りる必要があります。

駐車場代が高い場合、自宅からの範囲を広げて駐車場を探してみると、今よりも安い場所を見つけられるかもしれません。

駐車場代と利便性、駐車場の仕様(機械式、屋根付き、平置きなど)のバランスを考慮して一度見直してみましょう。

ガソリン代の節約

ガソリン代の支払いをクレジットカード払いに統一してポイントを貯めたり、セルフサービスのガソリンスタンドを利用するなどの工夫ができます。

ガソリンスタンド専用のポイントサービスがあれば、ポイントアップデーや割引サービスなどをあわせて使うことで更にお得になるかもしれません。

他にも車内のエアコンを調整する、重い荷物を積みすぎないなど、車の利用方法次第でガソリン代を節約できることもあります。

車のサブスクやカーシェアリングを検討する

車の維持費に対して使用頻度が見合わない場合は、車のサブスクやカーリース、カーシェアリングサービスを検討するのもおすすめです。

通勤や買い出し、子どもの送迎などで毎日車を使うのか、週末だけの使用なのか、改めて自分の車の利用状況を確認してみましょう。

車を所有する場合とサブスクサービスを使った場合のコスト比較

車を所有する場合と、車のサブスクサービスを利用した場合のコストを比較してみましょう。

下記の表は、トヨタのプリウスをサブスクサービス「KINTO」で5年間利用した場合と、新車で購入して5年後に下取りに出す場合のコストを比較したものです。

  KINTO 自家用車
車両代 2,781,600円
税金・諸費用 239,210円
任意保険・メンテナンス・車検 1,585,532円
5年後の下取り参考価格 834,480円
支払い総額
(総コスト–下取り価格)
2,923,800円 3,771,862円
月々の支払額 48,730円 62,864円
(平均の支払額)

毎月の支払額の差は14,134円となり、1年間にすると169,608円もの差になります。

5年間利用した場合の総額は80万円以上の差が出るため、大きな節約効果を得られます。

出典: 【KINTO】クルマのサブスク、トヨタから「比較シミュレーション」(車種:プリウス、年齢:誰でも運転OK、利用期間:5年)

固定費を節約する際のポイント

固定費を節約する際のポイント

固定費を節約する際は、主に下記のポイントに注意しましょう。

  • 毎月の節約目標を決める
  • 節約がストレスにならない範囲で行う
  • 徐々に変動費も見直していく
  • 浮いたお金は貯金や投資に回す

毎月の節約目標を決める

まずは、毎月どれくらい節約したいのか(できるのか)具体的な目標を決めましょう。

目標を定めることで、「このプランを解約するといくら節約できる」というイメージができ、不要な固定費を削りやすくなるでしょう。

節約がストレスにならない範囲で行う

節約にこだわりすぎると、生活の質を落とすことになりストレスにつながるかもしれません。

生活の負担にならないよう、無理のない範囲での節約に努めましょう。

細々した節約をするよりも、節約効果の大きい部分から見直していくのがポイントです。

徐々に変動費も見直していく

固定費の節約がうまくいったら、徐々に変動費も見直していきましょう。

例えば、以下のような工夫をすることで、変動費も節約可能です。

  • 出先で飲み物を買わずにマイボトルを持参する
  • コンビニやスーパーに立ち寄る回数を減らす
  • セールや割引につられず、本当に必要なものを購入する
  • 変動費の項目ごとに予算を決めておく

浮いたお金は貯金や投資に回す

固定費を節約して浮いたお金は使ってしまうのでなく、目的を決めてしっかりと管理することが大切です。

住宅購入や子どもの教育費などに充てたり、将来に向けた貯蓄にまわすのも良いでしょう。

すぐに使う予定がないのであれば、積立NISAやiDeCoなど中長期目線での投資に利用するのがおすすめです。

まとめ:固定費節約のポイントやコツを押さえて無理なく実行しよう

固定費節約のポイントやコツを押さえて無理なく実行しよう

月々の支出を減らしたい場合は、固定費から見直すのが効果的です。

改めて支出を見直してみると、意外と無駄な出費があることに気づけることもあります。

まずは現在、何にどのくらいお金を使っているのかを把握して、ストレスにならない範囲から節約を始めましょう。

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