「貯金200万円」と聞くと、どのような印象を持たれるでしょうか。

貯金200万円は多いか?少ないか?周りの人の貯金額はなかなか聞けないだけに、自分の貯金額が他の人と比べてどうなのかは気になるものです。

しかし、ライフイベントのタイミングは人それぞれ違うため、貯金額や貯金200万円に達するタイミングも様々です。

この記事では、貯金に関する調査データの分析や貯金200万円を目指すために実践したいこと、その方法を紹介します。

20代、30代、40代からみた貯金200万円の金額についても考察していきます。

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貯金200万円は少ない?

金融庁の世帯調査結果

金融庁では毎年「単身世帯」と「二人以上世帯」の金融行動に関する世帯調査を行っています。

この調査より年代別の貯金額のデータを知ることができます。

まずは、単身世帯(独身)と二人以上世帯(夫婦)の金融資産保有状況を見ましょう。

単身世帯の金融資産保有状況

単身世帯 平均額 中央値 貯金0円 ~ 100万円
の割合
貯金100万円~200万円の割合
20歳代 113万円 8万円 71.5% 8.8%
30歳代 327万円 70万円 51.0% 9.4%
40歳代 666万円 40万円 50.7% 5.9%

出典:金融広報中央委員会「家庭の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](平成19年以降)各種分類別データ(令和2年)」

二人以上世帯の金融資産保有状況

二人以上世帯 平均額 中央値 貯金0円 ~ 100万円
の割合
貯金100万円~200万円の割合
20歳代 292万円 135万円 36.0% 16.0%
30歳代 591万円 400万円 17.3% 10.0%
40歳代 1,012万円 520万円 22.2% 6.5%

出典:金融広報中央委員会「家庭の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](平成19年以降)各種分類別データ(令和2年) 」

20代:十分な額!自己投資も意識したい

20代単身世帯の貯金は平均額113万円、中央値8万円です。

二人以上世帯の貯金は平均292万円、中央値135万円と、いずれも平均額と比べて中央値がだいぶ低くなっています。

この結果から、多くの人が平均額よりも低い貯金額であることがわかり、単身世帯・二人以上世帯のいずれも貯金が200万円ある人は多くありません。

もし20代で貯金200万円が達成できている場合は、順調に資産形成できているといえます。

20代は独身の比率が多く、結婚していても子どものいない夫婦世帯も多いと考えられます。

将来のための貯金はもちろんあったほうが安心ですが、自分自身の体験や経験に投資をしてもいいかもしれません。

30代:平均的!ライフイベントによってバラつく

30代単身世帯の貯金平均額は327万円、二人以上世帯の貯金平均額は591万円です。

しかし、いずれも中央値は平均額より低く、貯蓄額0円~200万円が多数みられます。

結婚や出産、住宅の購入といったライフイベントの有無が、貯金額のバラつきに影響を与えていると推測できます。

独身であれば貯金200万円は及第点、共働き夫婦なら200万円では少し少なめ、子持ち夫婦なら支出が多くなるため200万円は妥当な金額といえるでしょう。

30代はライフイベントが続く事が多いです。30代での支出を余裕を持って乗り越えるためには、20代からの貯金が大事になってきます。

40代:やや少なめ!増える支出に注意

40代での貯金平均額は単身世帯で666万円、二人以上世帯で1,012万円です。

いずれも中央値は平均値よりも半額以下となっています。これらを踏まえても、40代で貯金200万円は少し少なめといえるかもしれません。

また、二人以上世帯の貯金額0円~100万円の割合が30代よりも増えてしまっている点にも注目です。独身であればどんどんお金を貯めていけますが、子持ち夫婦だと40代からしばらくの間は支出が増えてくる時期です。

収入が増える年代であると共に支出も多く、貯金を増やすには計画的な資産運用が大事になってきます。

貯金200万を達成するには目標を決めるのが大事

貯金200万円を貯めるには時間がかかります。

そのため、どれくらいの期間で達成できるのかイメージしづらい方も多いのではないでしょうか。目標を立てないまま貯金を始めても無理な貯金をしたり、途中で辛くなってしまって挫折してしまう可能性があります。

そこで、貯金を始める前に目標を明確にしましょう。現在の貯金の進行度が見える化できれば貯金が進んでいる実感がわいてくるため、より確実に貯金を継続する事ができます。

「200万円をいつまでに貯めるか」という目標期間を決め、ご自身の収入(もしくは世帯収入)から無理のない範囲で毎月の貯金額を決めましょう。

また、「貯金100万円までは1年半、貯金200万円までは3年」というように中期的な目標を立てることも大切です。

例1.3年で貯金200万円を達成する目標の場合

3年で貯金200万円を目標に場合は、毎月約56,000円を貯金する必要があります。

理想的な貯金割合が手取りの20%であることから、手取り年収が336万円前後の方が、3年で貯金200万円を目指す計算になります。

例2.4年で貯金200万円を目標にする場合

4年で貯金200万円を目標にする場合は、毎月約42,000円を貯金する必要があります。

理想的な貯金割合が手取りの20%であることから、手取り年収が252万円前後の方が、4年で貯金200万円を目指す計算になります。

貯金200万円達成に向けて日々実践したいこと

貯金200万円達成に向けて日々実践したいこと 

お金を増やすためには、2つの方法しかありません。

  • 収入を増やす
  • 支出を減らす

サラリーマンなら「収入を増やす」には昇給や転職などが該当します。

しかし、それは簡単なことではありません。

そこで、今の生活を見直す「支出を減らす」ことから着目しましょう。

まずは、貯金200万円達成に向けて日々実践したい「支出を減らす」ための方法を紹介します。

生活費(固定費)を見直す

節約で大きな効果を発揮するのが「固定費の見直し」です。

固定費とは、毎月または毎年支払う金額があらかじめ決まっている支出のことで、家賃やスマホの使用量、電気・ガス・水道代や各種保険などが該当します。

例えば、スマホの使用量が月額1万円だったとします。

プランの見直しや格安simへの切り替えで月額3,000円になれば、毎月7,000円を節約できたことになります。

また、電気会社とガス会社を同じ会社にまとめたり、乗り換えキャンペーンを定期的に利用することで毎月の支払額を割引してもらえる場合もあります。

これら固定費の見直しは、収入を増やすよりも遥かに簡単です。

まずはご自身の固定費の把握・見直しから始めてみましょう。

家計簿をつけて無駄を無くす

自分では無駄遣いしてないつもりでも、客観的に見ると無駄な支出があるものです。

それを把握するために、家計簿をつけることをおすすめします。

最近ではスマホアプリにも使いやすい資産管理・家計簿アプリが多く登場しており、レシートから自動で食費や雑費などを仕分けてくれるものもあります。

まずは家計簿で自分の支出を「見える化」し、現在の実態を把握することが大切です。

そのうえで少しずつでも支出を減らしていくことで、お金が貯まっていく仕組みができてきます。

貯金200万円を目指すための方法

貯金200万円を目指すための方法

貯金200万円を達成するのは簡単ではなく、自然と貯まっていくものではありません。

自分の意識を変え、お金を貯めようと意識することが大切です。

ここでは、貯金200万円を目指すための「貯まる仕組みを作る」方法を紹介します。

株式投資で資産を増やす

株式投資は中長期間で運用することで複利効果が期待できます。

複利効果とは運用して得た利益を元々の投資額に上乗せすることで投資総額を増やし、さらに利益を増やすことです。

売却益を得る目的での短期的な株式投資は売買のタイミングが難しく、初心者にはハードルが高い投資方法かもしれません。

しかし、中長期的に株式を保有すれば、売却するまで配当金を毎年受け取ることもでき、さらにその配当金を再投資することで更なる利益を増やすことも可能となります。

投資期間が長ければ長いほど複利効果を発揮できるため、株式投資のスタートが早いほど将来のリターンが大きくなる傾向があります。

少額からでもいいので、早い時期から株式投資を始めるのがおすすめです。

積立NISAでコツコツ積み立てる

積立NISAを活用することで毎月コツコツと積み立てられ、自然とお金を貯めることができます。

生活に余裕があるときは月3万円、教育費にお金がかかり生活が大変な時は月3,000円というように金額の変更が可能で、金融機関によっては100円からスタートすることもできます。

推奨はしませんが、いざという時は積立した投資信託を売却することでお金を戻すこともできるため、銀行の預貯金のように使うこともできます。

投資なので、元本割れリスクがあることは理解した上で行ってください。

積立NISAは年間の利用可能金額が40万円までと決まっています。

分配金や売却益といった利益が非課税で運用できる国が推奨するお得な制度なので、ぜひ活用したい投資方法です。

副業で収入を増やす

お金を貯めるために副業で収入を増やすというのも一つの方法です。

副業で稼いだ金額は貯金すると決めておくことで貯金額が増えていきます。副業する際は、体力や時間に無理のない範囲でコツコツと稼げるものがおすすめです。

趣味で制作しているアクセサリーをネットで販売したり、イラストが得意な方はアイコンやバナーを作成して収入を得たり、自慢のカメラで撮った風景の写真を販売したりと好きなことが収入になるとモチベーションも上がり長続きします。

また、リモートでできる副業も増えてきています。

データ収集やウェブ記事作成、動画編集など、空き時間に自宅でできる作業なら、無理なく仕事を請け負うことができます。

まとめ:無理のない目標を立てて貯金200万円を達成しよう

「貯金200万円」という金額で、一概に安心なのか不足なのかを判断することはできません。

なぜなら、人それぞれライフイベントやタイミングが異なるからです。

しかし、金融庁の調査データを見ると20代では十分、30代では平均的、40代では少なめといった目安があります。

貯金がすべてはありませんが、将来を見据えた資産形成は人生の計画性と安心感につながります。

ご自身の年代の貯金額を比べ、もし足りないようであれば貯金を増やすための方法を参考に、自分のできることから貯金の計画を立ててみてはいかがでしょう。

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