ライフプランナーとは?ファイナンシャルプランナーとの違いや相談できる内容・注意点を解説
将来の生活やお金について、漠然とした不安を抱えているという方も多いかもしれません。そんな時はお金のプロに相談してアドバイスを貰うのもひとつの方法です。
お金の相談ができるプロとして、「ライフプランナー」という資格を持った方がいます。
この記事では、ライフプランナーと混同されがちなファイナンシャルプランナー(FP)との違いや、相談できる内容について解説します。
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この記事の目次
ライフプランナーとは
「ライフプランナー」という資格・職業を知らない、聞きなれないという方もいるかもしれません。
ライフプランナーとは具体的にどのような職業なのか、その成り立ちやファイナンシャルプランナー(FP)との違いについて詳しく解説します。
「保険」と「金融」のプロフェッショナル
「ライフプランナー」とは、保険や金融の知識を持つプロフェッショナルのことを指します。
特に生命保険の分野に詳しく、保険会社に所属し活動しているライフプランナーがほとんどです。
会社独自の教育と訓練をしっかりと受けており、保険だけでなく金融や経済、税務などにも精通し、幅広い知識と豊富な経験を持っています。
確かな知識や信頼性があると認められた方がライフプランナーになれるのです。
具体的な業務内容としては、主にお客様にあったオーダーメイドの生命保険を組んだり、「ライフプランニング(ライフプラン表)」の作成や提案、生涯にわたるコンサルティングフォローなどを行います。
ソニー生命の登録商標
「ライフプランナー」は、元々は「ザ・プルデンシャル・インシュアランス・カンパニー・オブ・アメリカ」という会社の登録商標でした。
現在は「ソニー生命」と「プルデンシャル生命」の営業社員の呼称として使用されていますが、これは「旧ソニー・プルデンシャル生命」が「ライフプランナー」を商標登録していたため、引き続き使用が認められています。
ライフプランナーは顧客の一生に寄り添い、支えるという役割を担います。
現代社会はライフスタイルの多様化によって、顧客の理想の人生やライフプランもさまざまです。
ライフプランナーは、顧客一人ひとりに合った商品やサービスを提供し、一生涯にわたって寄り添うことを目指しています。
ファイナンシャルプランナーとの違い
お金のことを相談できるプロというと、ファイナンシャルプランナー(FP)を思い浮かべる方が多いでしょう。
ファイナンシャルプランナーとライフプランナーは呼び方が異なるだけで、その性質や仕事内容は似ています。
ライフプランナー
「ライフプランナー」は、生命保険会社(ソニー生命とプルデンシャル生命)の営業社員独自の呼び方です。
生命会社独自の研修や訓練を受けてクリアした方だけが名乗ることができます。主に生命保険の分野を中心としたお金のプロです。
ファイナンシャルプランナー(FP)
国家資格である日本FP協会の「ファイナンシャル・プランニング技能士」、または民間資格の「AFP」・「CFP」を保有している者が名乗っています。
ライフプランやお金全般の相談を受けていることが多いです。
ただし「ファイナンシャルプランナー」と名乗るための厳密なルールはないため、資格がなくても名乗ることができます。
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ライフプランナーに相談できること
ライフプランナーのメインとなる仕事は、ライフプランの作成・設計です。
他にもお金や保険に関するア相談ができますが、それもライフプランを設計できてこそになります。
ライフプランナーにはどのようなことが相談できるのか、具体的にみていきましょう。
保険の選び方や見直しについて
ライフプランナーは生命保険会社と提携している背景を持つため、強みは「保険のプロ」ということです。
保険選びで迷った時には、自分の状況に応じた保険の選び方のアドバイスが貰えます。
現在保険に入っている場合は、より最適な保険がないか相談できます。
ライフステージに応じて必要となる保険や補償内容が変わるため、定期的な見直しも必要です。そんな時にライフプランナーに相談できると心強いでしょう。
老後に向けた資産運用について
老後の生活に漠然とした不安があるという方も多いかもしれません。生命保険文化センターの調査によると、ゆとりある老後生活を送るためには平均36.1万円が必要という結果が出ています。
退職金は支給されるのか、年金はどのくらいもらえる予定なのか、年金だけで生活できるのか、病気をした時はどうなるのかなど、老後への不安は尽きません。
老後資金への不安についても、自分の具体的な収支と照らし合わせながらライフプランナーに相談できます。
資産運用は、一般的には長期で運用するほどリスクが低くなると言われているため、気になることがあれば早めにライフプランナーに相談してみましょう。
出典:公益財団法人 生命保険文化センター「老後の生活費はいくらくらい必要と考える?」
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住宅ローンや家賃について
人生で住宅費用は絶対に必要な費用です。マイホームを購入するにも賃貸に住み続けるにも、老後に老人ホームに入居するにも費用がかかります。
自分の収支や貯蓄、ライフスタイルにより購入と賃貸のどちらが適しているのかというような相談をライフプランナーにすることが可能です。
住宅の購入は人生の中でも大きな買い物になるため、慎重に検討する必要があります。
ライフプランナーに相談しながら家計と住宅ローンのバランス、完済までの資金計画などを行うことで月々のやりくりも容易になることでしょう。
子育てや教育費用について
子育てや教育費用について不安を持つ方もいるかもしれません。妊娠・出産から教育費用まで、公的補助だけで賄うことは不可能であるため、資金準備が必要です。
財団法人こども未来財団の「子育てコストに関する調査研究」によると、妊娠・出産費用の平均額は約50万4千円、子どもが生まれてから小学校にあがるまでの子育て費用平均は約440万円と計算されています。
子もが生まれたらどのような補助を受けられるのか、今のように働けなくなったら家計は大丈夫か、子どもが大学まで出るとしたらいくら必要かなど、それぞれの家庭の希望や事情にそった内容でライフプランナーに相談することが可能です。
ライフプランの作成とアドバイス
ライフプランは、ライフイベントとそれに必要な資金を具体的にイメージして、人生を見える化するものです。
現在の収支とライフプランを照らし合わせながら、ライフプランナーに適切な対策を提示してもらえます。
例えば貯蓄ができないならどのように貯めていくかのアドバイスがもらえたり、自身の資産状況に応じた資産運用の始め方、NISAやiDeCoで購入する投資信託の選び方なども相談できます。
その他にもライフプランに合った保険を選べたり、不測の事態を想定したシミュレーションも提示してもらえます。
できるときに具体的な準備と対策をしておくことで、安心して毎日を過ごすことができます。
ライフプラン表の作り方のステップは?作成後にやるべきことも併せて解説!
ライフプランナーへの相談費用と注意点
ライフプランナーに相談したいときはどのような手順で相談すればいいのでしょうか。
相談費用や注意点について紹介します。
基本的には無料で相談可能
ライフプランナーへの相談は基本的に無料です。ライフプランナーから提案を受けたからといって、必ずしも契約する必要はありません。
ただし、漠然とした状態で相談しても余計に混乱したり迷ってしまうため、相談する際はどういうことを聞きたいのかあらかじめ考えておくことが大切です。
もし自分が知りたい内容について相談できるなら、まずは気軽に無料相談を受けてみて、お金について考えるきっかけを作るのもひとつです。
FPの場合は無料〜10,000円が相場
ライフプランナーでなくファイナンシャルプランナー(FP)に相談する場合の料金は、担当者の所属によって変わります。
企業に所属するファイナンシャルプランナーや、保険会社と委託契約を結んでいる場合は無料で相談できることもあります。
有料相談の相場は1時間5,000円〜10,000円と幅広く、相談内容によって金額が変わる場合が多いです。
無料の場合はどこまで相談できるかをあらかじめ確認しておきましょう。有料の場合は具体的な金額や無料との違いを確認しておくことがおすすめです。
相談したい内容を整理しておく
相談時間は限られているため、何について相談したいかをあらかじめ明確にしておきましょう。
保険に関することなのか、老後資金のことなのかなど、具体的にイメージしておくことが重要です。
相談したい内容の優先順位を決めておくとスムーズです。
現在の収入が分かるものや家計簿などの収支が分かる書類を準備しておいたり、理想の人生のビジョンや計画を相談できれば、より具体的なアドバイスが受けられるでしょう。
余裕があれば複数のライフプランナーに相談する
同じ資格や、知識あっても、ライフプランナーやファイナンシャルプランナーによってそれぞれ考え方が異なる場合があります。
その方の背景や所属する会社によっても、優先して提示するプランは変わってくるかもしれません。
特に初めて相談する場合は、最初の担当者の意見を鵜呑みにしやすい傾向にあります。
もし時間に余裕があれば、複数のライフプランナーやファイナンシャルプランナーに相談することで、様々な視点からの意見が得られるかもしれません。
ライフプランナーへの相談方法
ライフプランナーに相談するにはいくつかの方法があります。
基本的に自分から動かなければ相談することができないため、積極的に情報を集めてみましょう。
金融・保険セミナー
保険会社や金融機関が主催するセミナーは、全国各地で行われています。
ファイナンシャルプランナーが講師として登壇したり、個別で相談できるセミナーもあります。
セミナーの中身もさまざまで、生命保険の知識や資産運用、子育て世代向けのライプランをテーマにしたセミナー等、テーマごとに開催されています。
最近はオンラインセミナーも増えてきているため、自分の気になるテーマのセミナーを探してみましょう。
ホームページから問い合わせ
ライフプランナーがいる保険会社のホームページには、お問い合わせフォームが用意されています。
まずはその連絡先に電話かメールで問い合わせてみましょう。
お問合せフォームからなら、日中仕事がある方でも時間を気にせず問い合わせられるため便利です。
まとめ:ライフプランナーの力を借りて、これからの生活に備えよう
生活に必要なお金について、やりくりに困ったり不安に思うことは少なくありません。
あまり考えすぎると心の余裕がなくなり、ストレスになることもあります。
そんな時はライフプランナーやファイナンシャルプランナーなどお金のプロに相談して解決していきましょう。
ライフプランナーへの相談は無料でもできるため、ハードル低くチャレンジできそうです。まずは一歩踏み出して、プロの力を借りてライフプランを立ててみましょう。
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