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M life 記事

お金 2018.6.18

【FP監修】年金をクレジットカードで支払うメリットと手続き方法を解説

 

国民年金保険料(以下「国民年金」と略す)をクレジットカードで支払うことが出来ることはご存知でしょうか?クレジットカードで支払うことになるのでクレジットカードのポントやマイルなども付与されます。今回は、国民年金をクレジットカードで支払う方法についてご説明したいと思います。なお、本解説では国民年金の納付手続きを行っている銀行・信用金庫・郵便局などを「銀行」と略します。

 

年金はクレジットカードで納付できる

 

国民年金の支払方法は3つ

支払方法としては、自分の持っている銀行口座から引き落としとなる「口座振替」、「クレジットカード支払い」、「コンビニなどで支払い」の3つがあります。「クレジットカード支払い」というのは、納付書を使用してコンビニなどで支払うときにクレジットカードを使用して支払をする方法でありませんし、それはできません。

 


補足ですが、「口座振替」の場合は、現金よりもお得な「前納」、「早割」がお勧めとなっています。通常の口座振替では、支払対象月の翌月末までに納付することになります。例えば、4月の国民年金は5月末日迄に支払う(5月末に引き落とされる)ことになります。

 

しかし、「早割」を選択すると4月の国民年金の支払は4月末日に引き落とされる(1ヶ月前倒しになる)ことになります。こちらを選択すると毎月50円お得になり年間600円割引されることになります。「クレジットカード支払い」の場合は、「前納」はありますが、「早割」制度は残念ながらありません。

 

また、「コンビニなどで支払い」ですが、支払う金額が30万円を超えてくる場合は銀行などでの支払いとなり、コンビニでの支払いはできませんのでご注意ください。

 

事前手続きでクレジットカード納付が可能

クレジットカードで支払いを行いたい場合は、事前に手続を済ませるだけで支払が可能となります。後述に手続方法を詳しくご説明します。使用できるクレジットカードは現在21種類となっています。

 

「1.アメリカン・エキスプレス」、「2.イオンクレジット」、「3.NC日商連」、「4.OC」、「5.Orico」、「6.セゾン」、「7.JCB」、「8.セディナ」、「9.ダイナースクラブ」、「10.ジャックス」、「11.東急」、「12.トヨタファイナンス」、「13.日専連」、「14.三井住友」、「15.三菱UFJニコス」、「16.UCS」、「17.ライフ」、「18.楽天」、「19.UC」、「20.VISA」、「21.Master」(全21種類)

 

配偶者のクレジットカードも利用可能

クレジットカードで国民年金が支払えることの他、国民年金の被保険者とクレジットカードの名義人が異なっても同意書提出すれば支払いが可能となっています。例えば、夫の国民年金を妻のクレジットカードで支払うことができるのです。

 

被保険者とクレジットカードの名義人が配偶者以外の場合については、クレジットカードの名義人に対して、年金事務所から電話または書面による同意確認が行われます

 

年金をクレジットカードで支払うメリット

 

 

クレジットカードのポイントが貯まる

クレジットカードで支払う一番のメリットは、やはりクレジットカードのポイントやマイルが貯まることになります。毎月支払わなければならない金額に対してポイントが付与されるので、普通に支払うよりお得ですし、毎月の支払いになるのでポイントもどんどんたまります。年金自体の受給は老後になりますが、支払っている今からポイントを得ることによってお得感を感じることができます。

 

納付忘れを防げる

コンビニなどで支払うことを考えると、毎月とはいいつつもやはり手間がかかり、面倒に感じる方も多いでしょう。忘れてしまうこともありそうです。しかし、クレジットカードで支払うようにしておけば、自動的に支払処理がされますので、年金支払いを忘れることがないということになります。

 

実質的な支払日を遅らせることができる

クレジットカードの仕組としては、納付期限日までにクレジットカード会社がまずはかわりに立替払いをします。4月の国民年金の支払いを4月末にまずはクレジットカード会社が立て替えることになります。その後、クレジットカード会社の締日ルールに基づいて請求がくる形になるので実質支払日を遅らせることが可能となります。もちろん、トータル的には支払う金額は同じです。

 

前納の場合の割引も受けられる

クレジットカードで支払う場合、クレジットカードのポイントを得るメリットがある以外にも前納制度があります。2年、1年、6ヶ月(4月分から9月分)、6ヶ月(10月分から3月分)があります。平成30年度は毎月の保険料が16,340円となっています。

 

6ヶ月前納を選択しますと「800円」お得になり、16,340×6=98,040-800=97,240円となります。1年前納を選択しますと「3,480円」お得になり、16,340×12=196,080-3,480=192,600円となります。2年前納を選択しますと「14,420円」もお得になり、393,000円-14,420円=378,580円となります。前納するなら2年が圧倒的にお得になります。

 

年金をクレジットカード払いにする手続き方法

 

申込してから手続きが完了するまでに1ヶ月程度かかります。手続が完了するまでは変更前の納付方法を継続することになります。ただし、口座振替を利用されている場合は、事務処理が完了するまでの間に納付書による現金での納付となる場合もあります。

 

 

国民年金保険料クレジットカード納付(変更)申出書を記入

 

申出書はダウンロード可能

申出書は、日本年金機構のホームページからダウンロードして印刷して使用するか、最寄りの年金事務所から入手が可能です。年金事務所に行くのであれば必要書類などをもってその場で記入、手続をしてしまうのもおすすめです。

 

記入すべき項目

記入する事項としては、国民年金被保険者情報である「個人番号」、「生年月日」、「被保険者氏名」、「電話番号」、「住所」。また、指定クレジットカード情報である「カード番号」、「カード有効期限」、「納付方法」、「クレジットカード名義人氏名(ローマ字)」、「クレジットカード名義人氏名(自署)」、「被保険者との続柄」、「電話番号」となります。

また、被保険者とクレジットカードの名義人が異なる場合は、同意書も別途必要になります。同意書も申出書と同じく、日本年金機構のホームページからダウンロードして印刷して使用するか、最寄りの年金事務所から入手が可能です。

 

申出書の提出

 

年金事務所へ持参か郵送する

申出書(必要時同意書含む)の提出については、最寄りの年金事務所に郵送もしくは窓口に持っていく方法があります。

 

開始希望月の2か月前までに提出する

年金事務所への申出書の提出については、基本的に開始希望年月の2ヶ月前を目安に提出するようにしましょう。また、クレジットカード支払いで可能となっている前納を行うは、2年、1年、6ヶ月(4月分から9月分)を希望する場合は2月末までに、6ヶ月(10月分から3月分)を希望する場合は8月末までに提出が必要なります。

 

クレジットカード納付のお知らせが届けば手続き完了

 

はがきで納付開始月が通知

申出書を提出して、審査が無事に通りますと手元にハガキ「国民年金保険料クレジットカード納付のお知らせ」が届きますので、ハガキが届けば手続完了となります。

 

ちなみに、クレジットカードの有効性などが確認できなかったなどの理由により申込を受け付けることができなかった場合については、「クレジットカード有効性確認結果のお知らせ」という書類が届きますそのは従来の納付方法が継続となります。

 

手続き完了まではおよそ1か月

申出書を提示してからはがきが届くまでは、おおよそ1ヶ月ぐらいかかります。

 

支払日は当月末

口座振替の場合は、4月分の保険料は5月末に引き落としされるのが通常となりますが、クレジットカードの場合は、4月末の保険料は4月末に決済されます。しかし、4月末時点ではクレジットカード会社が立替えたことになりますので、実質支払うことになるのは5月末、6月などになります。通常よりも支払日が遅くなる形となります。

 

年金をクレジットカード払いにする場合の注意点

 

 

リボや分割はできない

支払回数は1回払いのみとなるので、リボルビング払いや分割払いはできません。また、クレジットカードによっては、リボルビング専用のカードになっていたりするので再度確認するようにしてください。

 

限度額オーバーに注意

前納などにより1年や6ヶ月分などの支払いを希望する場合は、クレジットカードの利用限度額を確認するようにしてください。利用限度額が前納金額を上回っている必要があります。

 

毎月支払いの場合、カードの確認作業月初から数えて第8営業日から18日の間に行われます。そのときにカード利用限度額を超えていたり、カード会社の規定によりクレジットカード納付ができない場合は、事務処理上の都合から納付書が送られ現金による納付となることがあります。

 

口座振替より割引率は低い

クレジットカードにも前納を選択すれば割引となりますが、コンビニなどで支払う方法(納付書で納める方法)と同じ割引額となり、口座振替での前払いよりは割引率が少し低くなります。

 

2年前納ですと口座振替は割引額が15,650円になりますが、クレジットカードの場合は、14,420円の割引となります。1年前納ですと口座振替の割引額は4,110円となりますが、クレジットカードの場合は、3,480円となります。6ヶ月の場合は、口座振替の割引額ですと1,110円となりますが、クレジットカードの場合は、800円となります。やはり少し口座振替のほうが割引額は高くなります。

 

一部免除の場合はクレジット払い不可

過去の未払い分の保険料や一部免除(一部納付)とされている期間の保険料を納める場合には、クレジットカードは使用できません

 

インターネットによる支払い

また、すこし本題とは逸れてしまいますが、インターネットを使用して24時間365日いつでも年金の支払いを自宅から出来るようにもなりました。手元に届いた国民年金の納付書をご確認ください。納付書にペイジーマーク(Pay-easyマーク)がある場合は、インターネットから支払が可能になります。

 

インターネットから支払いができること確認たら、次は利用されている銀行口座がペイジーに対応しているか確認ます。ペイジー対応委銀行一覧(http://www.pay-easy.jp/where/index.html)で調べることが可能です。もし利用されている銀行がない場合は、利用されている銀行に口座を作る必要があります。

 

口座もペイジーに対応していることが確認できれば、インターネットを利用して国民年金保険料の支払いが可能になります。前納にももちろん対応していますので、前納申請してペイジーで支払いをしましょう。クレジットカードを持たない方や、前納したいけど30万円以上となり銀行に行くのが面倒な方などにお勧めです。

 

支払うタイミングで毎回支払手続きをしないといけないという手間はありますが、支払い方法もすごく簡単になっています。各銀行のネットバンキングにログインしてメニューから「ペイジー」や「税金・各種料金払込み(例であり各銀行によって名称は異なります)」を選択します。

 

・納付書に記載されている「収納期間番号」、「納付番号」「確認番号」を入力します。

・「納付」ボタンをクリックして確認画面に表示されている内容を確認します。

・問題なければ「支払」ボタンを押支払終了となります

 

つまり、納付書に記載されている番号を記載するだけで良いということになります。忙しいなかいつでも手続きができるというの本当に便利です

 

(参考)ペイジーHP

http://www.pay-easy.jp/what/bill/nenkinhoken.html

 

まとめ

 

毎月支払わなければならない国民年金と考えたら、ポイントなどのメリットがあるクレジットカードがお得と言えます。口座振替のほうが前納時の割引額が高いのですが、クレジットカードの支払いで貯まるポイントに加え前納も可能なので、こちらも大きなメリットと言えるでしょう。

 

ただし、クレジットカードによっては国民年金の支払に対してポイントが付与されないものもあるので、確認してから申し込むようにしてください。もし、ポイント付与できるカードでしたら、ぜひ検討してみてください。

 

監修者:高橋 政実(ファイナンシャルプランナー)

 

 

 

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