» 【FP監修】生涯独身の老後の資金はいくら必要?貯金で不安を安心に!のメインビジュアル  » 【FP監修】生涯独身の老後の資金はいくら必要?貯金で不安を安心に!のメインビジュアル

M life 記事

M life 2018.9.10

【FP監修】生涯独身の老後の資金はいくら必要?貯金で不安を安心に!

 

 

高齢化が進む日本は労働者不足や年金問題など、さまざまな不安を抱えており、「将来安泰」という考えを持つ人は多くありません。今の若いたちは結婚することよりも、一生懸命働いて、自分の時間を楽しむ方も増えてきました。生涯独身という道を選択するもいる中、大事なことは老後のお金についてです。今回は将来のお金についての不安を解消する方法を紹介します。

 

生涯未婚率は増加中

 

生涯未婚率とは50歳の時点で結婚経験がない人の割合を数値化したものです。1960年には男女共に1%台だった生涯未婚率も2015年には男性23.37%、女性14.06%と50年の間で急上昇しています。

 

この背景には女性の社会進出と働く環境の変化が挙げられます。自分で稼いで自分だけで生活するという道を選択するが増えた現代ですが、生涯未婚率の上昇は少子化にもダイレクトに影響してくるので、今後の日本の行方を左右します。

 

出典:「生涯未婚率」というのは何のこと|公益財団法人 生命保険文化センター
http://www.jili.or.jp/lifeplan/lifeevent/mariage/12.html

 

独身者はなんのために老後の貯金が必要?

 

昔は結婚するのが当たり前、子供を産むのが当たり前と言われた時代もありましたが、現在では自分のペースで生活することを好む方も増えてきました。老後に子どもが面倒を見てくれることのない独身者は特に、お金にシビアにならなければなりません。老後の貯金が必要になる主な理由は1つあります。。

 

普段の生活を維持するため

既婚者から見た独身者の羨ましい点は「お金を好きに使えること」です。養う人がいない分、自由なお金・自由な時間があるのが独身のメリットです。稼いだお金で生活していくことは当たり前ですが、リタイアした際に現役時代のような生活を維持するためには、少しずつ貯金をしておくことが必要になってきます。

 

万が一の病気や怪我に備えるため

もし病気になってしまった際に、独身者は自力で何とかしなければなりません。長期間働けなくなったとしても、家族がいなければ誰も養ってはくれないので、「万が一」を想定し緊急用の資金を準備しておく必要があります。

 

セカンドライフを満喫するため

現役時代にバリバリ働いて、さあ引退…というとき、時間がたくさんあります。そのまま継続して働くもいると思いますが、20代30代のように朝から晩まで働く体力はありません。老後は優雅に過ごしたいと考えるもいるでしょう。そんな時、お金がなければ生活が出来ません。豊かなセカンドライフを送るためにも余裕のあるうちから貯金をしておきましょう。

 

老後はいくら貯金が必要?

 

 

60代独身世帯の平均金融資産額

60代の独身者の預金や株式等の金融資産全体の貯蓄額は平均で2,642万円ですが、中央値では1,323万円になります。平均値とはすべての数値を足して個数で割ったものなので、極端に資産の多い人や低い人の影響を受けやすくなります。一方で中央値とは小さいものから数えて真ん中にくるものなので、ちょうど全体の真ん中ぐらいのバランスにいる人の資産状況ということになります。

 

出典:家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](平成28年)|知るぽると
https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yoron/tanshin/2016/16bunruit001.html

 

独身世帯の老後の生活費用

独身世帯が60歳で定年退職した後の生活費は1カ月平均約15万円と言われています。日本人の平均寿命は男性が81.09歳、女性が87.26歳ですので、そこから計算していくと

 

出典:平成29年度簡易生命表|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life17/index.html

 

男性が81歳で亡くなる場合…15万円×12カ月×21年間=3,780万円

女性が87歳で亡くなる場合…15万円×12カ月×27年間=4,860万円

となります。

 

生涯で受け取る年金額は国民年金、厚生年金合わせて4,000万円前後となります。しかし現在の日本の年金制度では、今後支給額を減らさざるえない状況です。現在20代30代のは、ご自身が年金を受け取る頃には一体いくら支給されるのでしょうか?

 

出典:老齢基礎年金の受給要件・支給開始時期・計算方法|日本年金機構
http://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/roureinenkin/jukyu-yoken/20150401-02.html

 

老後にもらえる年金は意外に少ない!

定年退職後の主な収入源は年金です。自営業の方は国民年金(老齢基礎年金)のみですが、会社で働いていた方には厚生年金も支給されます。国民年金(老齢基礎年金)は年間で779,300円、ひと月64,941円(2018年の場合)受け取れます。これは国民年金の未納が1回もない場合です。

 

また、厚生年金受給者の平均月額支給額(国民年金部分を含む)は男性が16万6863円、女性が10万2708円となり、平均寿命まで生きると仮定し計算すると

 

男性の場合…16万6863円×12カ月×21年間=4,204万9,476円

女性の場合…10万2708円×12カ月×27年間=3,327万7,392円

 となります。

 

生涯で受け取る年金額は国民年金、厚生年金合わせて4,000万円前後となります。しかし現在の日本の年金制度では、今後支給額を減らさざるえない状況です。現在20代30代のは、ご自身が年金を受け取る頃には一体いくら支給されるのでしょうか?

 

出典:老齢基礎年金の受給要件・支給開始時期・計算方法|日本年金機構
http://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/roureinenkin/jukyu-yoken/20150401-02.html

出典:厚生年金保険・国民年金事業の概況|厚生労働省年金局
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12500000-Nenkinkyoku/H28.pdf

 

老後に必要な貯金額

老後の収入と支出を考えたときに、年金だけでは足りないことが目に見えています。約4,000万円の収入と約6,000万円の支出…最低でも2~3,000万円は他から賄わなければいけません。将来、自分自身が困らないためにも早いうちからの貯蓄がカギとなってきます。次の章で実際の貯蓄方法を紹介していきます。

 

効率よく貯金するためにすべきこと3選

 

 

老後のための貯蓄はすぐに貯まるものではありません。しかし、普段からコツコツ貯めていく老後に向けて着実に貯金することができます。貯金にはいろいろな方法がありますが、その中でも効率的な貯金方法を3つ紹介します。

 

給料の15%を貯金に回す

毎月入る給与から15%を貯金に回すように努力してください。毎月残ったお金ではなく、給与が入ったその日に別口座に移してしまいましょう。そうすれば、電気代やローンなど毎月かかる費用とは別に管理でき、「絶対にこの口座だけは手を付けない」と決めおけば着実に貯まっていきます。実際に給与の15%を貯蓄していくとどのくらい貯まるのか計算してみましょう。

 

例)30歳・月収25万円のが毎月15%を定年まで30年間貯蓄した場合

25万円×15%×12カ月×30年間=1,350万円

 

もちろん、年齢や勤続年数によって給与は上がっていくと思われるので、実際であればもっと多くなります。25万円の15%…3万7,500円を毎月貯蓄に回せるよう、普段の生活を見直してみましょう。

 

ボーナスからも貯金に回す

ボーナスが出た時にも少しでもいいので貯金に回すように心がけましょう。欲しいもの・必要なものもあると思いますが、ボーナスをすべて使わずに一部だけは残しておきましょう。

 

給与天引きを活用する

会社によっては給与の振込口座を複数設定できるところもあるようです。ご自身で口座に移すのが面倒だと思うは是非、給与の振り分けを利用してみてください。

 

貯金癖のない場合は天引きにする

貯金は習慣です。癖づけると難なくできますが、貯金癖のないや自分でやる自信のないは給与から天引きしてもらいましょう。そうすれば、自分の手元に入る前に会社が貯金を行ってくれます。強制的に貯まっていくので、「自分でやらなきゃ!」というストレスもありません。単身者で死亡保障の必要性が低い人に保険を使っての貯蓄を勧めるのは不合理だと思います。

 

財形年金貯蓄

財形貯蓄とは厚生労働省が働く方向けに作った、貯蓄制度です。財形には目的別に一般財形、住宅財形、年金財形の3つがあります。年金財形は働くの老後のための貯蓄をお手伝いする財形です。年金財形の詳細は以下の通りです。

 

・5年以上の積み立て

・受け取れるのは60歳以降

・利子等で非課税メリットを受けられる

 

など、定年退職後の収入の助けとなってくれます。しかし、目的以外の途中解約はペナルティーとして非課税のメリットがなくなってしまうので気を付けなければいけません。契約時は55歳未満であることが条件のため、早めに開始し出来るだけ長い期間、貯金するようにしましょう。

 

個人型確定拠出年金(iDeCo

ここ2~3年、テレビのCMでよく「iDeCo イデコ」と紹介されることが増えた「個人型確定拠出年金」。確定拠出年金とは2001年から始まった制度で「日本版401k」とも呼ばれています。国民年金などの公的年金に上乗せされる私的年金です。

 

今までは企業勤めのが企業型確定拠出年金に加入することが主流とされてきましたが、現在の日本の年金制度を危機と感じた人々が加入する流れが大きくなってきました。2018年での加入者数は約97.7万人で、年々増加しています。

【iDeCoの詳細はこちらから】

【FPコラム】運用スタイル別にiDeCo(イデコ)のオススメ商品をご紹介【前編】

【FPコラム】iDeCo(イデコ)の掛金の決め方から金融機関、商品選びまでを解説【後編】

 

出典:確定拠出年金の施行状況|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/nenkin/nenkin/kyoshutsu/sekou.html

出典:iDeCo公式サイト|国民年金基金
https://www.ideco-koushiki.jp/library/status/

 

貯金だけでなく、老後資金を増やす方法5選

 

毎月コツコツ貯めることも大切ですが、お金を増やすことも考えておきましょう。

 

退職後も仕事を続ける

一昔前は、退職したらゆっくり自分の時間を過ごすことを選択する方も多くいましたが、今の時代、年金だけでは生活できない可能性もあるので、引き続き仕事を続けるが多くなっています。

 

年金は通常65歳から支給となりますが、60歳で定年してしまうと5年間は無収入になってしまうので、契約社員・委託社員として働くが多い傾向にあります。総務省の統計では男性の約8割、女性では約5割のが定年後も働いています。今や「働く」ことに定年はないようです。

 

出典:就業状態の動向|総務省統計局
http://www.stat.go.jp/data/roudou/report/2017/pdf/summary1.pdf

 

固定費を削減する

固定費とは自動車のローン、保険料、光熱費、通信費など毎月支払うお金のことです。固定費の削減は安定的な節約に繋がります。保険料が2,000円安ければ年間2万4,000円節約できますし、通信費も安いプランにすると年間で大きく変わってきます。固定費は年齢によって変化していくので、定期的に削減できないか、チェックしていきましょう。

 

保険や住宅ローンの見直し

若い時に何気なく契約してしまった保険はありませんか?内容を理解しないまま契約してしまった保険には無駄な特約が付いていることがあります。ご自身に本当に必要な保険なのかを節目節目に見直しをするようにしましょう。

 

また、住宅を購入しローンを払っている方は、契約しているローンの金利と、借り換えしたときの金利の差を時々チェックすることをおすすめします。今はネット銀行でも気軽に問い合わせが出来ますし、ネット銀行では人件費が少ない分、金利が安いこともあります。その他、残額に応じて繰り上げ返済をすることも有効です。将来のことを考え、無駄を省きながら賢い削減を行いましょう。

 

リバースモーゲージ

リバースモーゲージという言葉を知っていますか?最近、少しずつ注目され始めており金融機関でも取り扱うところが増えてきました。リバースモーゲージは高齢者が自身の家を担保に、金融機関から融資を受ける形で老後の生活費を受け取るというシステムです。

 

住み続けながら融資を受け、亡くなった時は住宅を売却し、返済に充てるという仕組みになっています。子どもがいない独身者は住宅を購入しても、家を引き継ぐがいないので、亡くなったときの処分に困ります。リバースモーゲージの制度を利用すれば、生活費の足しにもなるし、死後の住宅の心配もなくなります。

 

投資で増やす

最近は投資を行う若い方も増えており、投資に対してのハードルも低くなっています。投資の種類はさまざまで、スタンダードな株式投資や投資信託、不動産投資など、ご自身の入りやすい入口からスタートしてみると良いでしょう。しかし、投資に「絶対」はないので、確実に増える根拠はありません。損をする可能性があることを念頭に置いて行いましょう。

 

※現状で仮想通貨は軽々に勧められる状況ではありません

 

まとめ

 

 

今や晩婚率・未婚率はどんどん増加し、おひとり様の人生を満喫しているも多くいます。自分の力で稼いで自分の力で生活していくことは素晴らしいことですが、将来のことを考えて若いうちから貯蓄癖を付けておくことをおすすめします。

 

定年退職後の資産運用について、真剣に考えるが増えた今、金融機関もさまざまな商品を販売しています。ぜひ、ご自身に合った貯蓄・貯金の方法を見つけてみてください。

 

監修:尾山 道郎(ファイナンシャルプランナー)

 

 

記事一覧に戻る
記事一覧に戻る

高年収女性のためのスマート投資術セミナー情報 資産運用や投資についてのセミナー初めての方向け 高年収女性のためのスマート投資術セミナー情報 資産運用や投資についてのセミナー初めての方向け

セミナー一覧を見る