小銭貯金は、始めやすく達成感を感じられる貯金方法です。

小銭貯金といってもさまざまなやり方があるため、自分にあった方法を選ぶことがポイントになります。

この記事では、小銭貯金の主な種類や両替するときの手数料、メリット・デメリットを解説します。

また、小銭貯金を継続するコツも解説しているので、「貯金が続かない」という方は本記事を参考にしてください。

\現在開催中の無料セミナーはこちら/

▶︎▶︎【年収上げるよりも手取りが増える?】
オンライン税金セミナーの日程を確認する◀︎◀︎

▶︎▶︎【女性限定】 私にあったお金のふやし方って?
人気FP講師による『無料』オンラインセミナー!日程はこちら◀︎◀︎

小銭貯金とは

小銭貯金とは

小銭貯金とは、普段の生活で手に入る小銭を貯金していく方法を指します。

貯金箱に小銭を入れていくだけでいいので、気軽に始めやすいことが特徴です。

キャッシュレス決済の普及に伴い現金を使う機会が減ってきていますが、生活の上で現金が必要となる場面はまだあります。

小銭貯金は、「受け取ったおつりの小銭は貯金箱に入れる」というようなルールを決めることで、着実にお金を貯めていく方法の一つです。

小銭貯金の主な種類

小銭貯金の主な種類

500円貯金

500円玉貯金は、手元にある500円玉を貯金箱に貯めていく方法です。

500円玉は小銭の中でもっとも高額であるため、一度に貯まる金額が比較的大きい点がメリットです。

500円玉貯金専用の貯金箱は100円ショップでも手に入ることがあります。

また、500円玉を埋め込む本の形をしたものや、カレンダー形式の貯金箱などさまざまな種類の貯金箱が販売されています。

楽しみながら続けられたり、部屋の雰囲気にあう貯金箱を探してみると良いでしょう。

効率的にまとまった金額を貯金したい方には、500円貯金がおすすめです。

500円玉貯金箱を探す(Amazon)

365日貯金

365日貯金は、1~365円を1年間毎日貯金する方法です。

具体的には、1〜365の数字が書かれたシートを用意して毎日1つの数字を選び、選んだ数字の金額を貯金していく仕組みです。

365日貯金を1年間続けると合計額が66,795円となり、毎日少額の負担で約7万円を貯めることができます。

ゲーム感覚で小銭貯金を楽しめるため、無理なく続けられる点が小銭貯金のメリットです。

おつり貯金

おつり貯金は、普段の買い物で発生したおつりを貯金に回していく方法です。

例えば、432円のモノを500円玉で購入すると68円のおつりが発生します。

受け取った68円のおつりを財布に戻すのではなく、貯金箱に入れることでコツコツと貯金ができます。

また、おつり貯金専用のアプリを利用することで、キャッシュレス派の人でもおつり貯金を始めることが可能です。

デビットカードやクレジットカードで支払った金額の端数をおつりとして計算し、連携口座に貯金する仕組みです。

キャッシュレス決済を利用している方は、専用アプリを活用しておつり貯金を始めてみましょう。

曜日貯金

曜日貯金は貯金する曜日を決め、財布にある小銭を貯金する方法のことです。

毎週決まった曜日に財布の中をスッキリさせながらお金を貯めていく方法です。

例えば「毎週金曜に貯金をする」と決めておくと、財布がスッキリとした状態で週末を迎えられます。

一定の金額をコツコツ貯金するのが苦手な方は、曜日貯金の活用がおすすめです。

小銭貯金を両替する際の手数料

小銭貯金を両替する際の手数料

銀行ATMに入金するだけなら無料

大手銀行の場合、小銭を銀行ATMに入金する場合の料金はかかりません。

三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行などのメガバンクでは、小銭の入金が無料です。

ただし、一度に預け入れられる枚数が50枚〜100枚に制限されていることがあるので注意しましょう。

ゆうちょ銀行では1枚から110円(税込)の手数料がかかります。

また、メガバンクのATMであっても、入金ではなく両替の場合は手数料がかかるため注意が必要です。

手数料を払いたくない場合は、メガバンクの銀行ATMに入金しましょう。

参考:ゆうちょ銀行「ATM 硬貨預払料金の新設・ATM での硬貨取扱時間帯の変更」

窓口での両替は枚数に応じて変わる

銀行窓口に小銭を持ち込んで入金する場合、手数料は枚数に応じて変わります。

主要銀行の窓口での入金手数料は以下の通りです。

銀行 手数料(税込)
ゆうちょ銀行 1〜50枚:無料
51〜100枚:550円
三菱UFJ銀行 1〜100枚:無料
101〜500枚:550円
三井住友銀行 1〜300枚:無料
301〜500枚:550円
みずほ銀行 1〜100枚:無料
101〜500枚:550円

小銭を窓口で入金する場合は、事前に手数料について確認しておきましょう。

小銭貯金のメリット

小銭貯金を両替する際の手数料

気軽に始められる

小銭貯金は一回に貯金する金額が小さいため、気軽に始められる点がメリットとして挙げられます。

なかなか貯金ができない人でも無理なく始められることが特徴です。

例えば、「毎月3万円を貯金する」というルールにしてしまうと、ハードルが高くて諦めてしまうケースが少なくありません。

しかし、「1日100円を貯金する」というルールであれば、心理的な負担も小さくなるでしょう。

少額から気軽に始めやすい点は、小銭貯金の大きなメリットです。

財布を軽くできる

小銭が溜まってくると財布が重くなり、かさばってきます。

溜まった小銭を都度貯金に回すことで、財布をスッキリと軽くできる点もメリットとして挙げられます。

財布に小銭が入り過ぎていると、持ち歩く際に不便だったり、財布が傷んでしまったりとデメリットが多くあります。

小銭でおつりを多く受け取った場合は、小銭貯金をして財布の負担を軽くしましょう。

達成感を感じやすい

小銭貯金は、貯金箱に小銭を着実に貯めていく方法です。

今どれくらい貯まっているのかを目視できるため、達成感を感じやすい点がメリットとして挙げられます。

これまで貯金をしようとしても続かなかった人にとっては、少額ずつでも貯金が増えていくる達成感は継続するモチベーションになるでしょう。

小銭貯金のデメリット

小銭貯金のデメリット

意外と続けるのが難しい

近年はキャッシュレス決済が普及しつつあり、小銭だけでなく現金を使う機会が減った人も少なくありません。

小銭が手元になくて続けられない可能性がある点は、小銭貯金のデメリットです。

また、小銭貯金を始めるにあたり厳しいルールを設定したせいで続けるハードルが高くなってしまうこともあります。

「毎日500円貯金をする」などのルールを設定したものの、達成できなかった日にモチベーションが下がってしまい、続けられなくなるケースです。

気軽に始めやすい一方で、意外と続けるのが難しい場合もあるため、継続する工夫をすることが大切になるでしょう。

大きな金額にはなりづらい

小銭貯金は一度に貯められる金額は少額です。

そのため、短期間で大きな金額を貯めるのが難しい点がデメリットとして挙げられます。

せっかく続けてみたものの、思いのほか金額が少なくててがっかりすることがあるかもしれません。

小銭貯金を始める際は、「ちょっとしたお小遣いが貯まればいいな」くらいの感覚で始めることをおすすめします。

小銭を両替する手間・手数料がかかる

2022年1月にはゆうちょ銀行での小銭の入金が有料になるなど、小銭を両替するには手数料がかかります。

また、銀行まで大量の小銭を持っていくのも大きな手間となります。

例えばキャッシュレスサービスであれば、小銭で財布が重くなったり、両替する手間がかかったりしません。

キャッシュレス決済に慣れている人にとっては、小銭貯金の負担が大きく感じるケースがあるでしょう。

小銭貯金を継続するコツ

小銭貯金を継続するコツ

貯金の目標を明確にする

小銭貯金に限らず、貯金を始める際は目標を設定することが大切です。

目標があいまいなまま始めてしまうと、途中で断念してしまう可能性があるためです。

例えば、「旅行に行くための費用を貯めたい」「冬にコートを買うためのお金を貯めたい」などの目的があると、モチベーションになります。

目標から逆算することで、日々の貯金額も明確になってきます。

まずは「貯金を何に使いたいのか」「いくら貯めたいのか」という具体的な目標を立てましょう。

ルールは緩めで無理のないものを設定する

デメリットでもご紹介した通り、小銭貯金は意外と続けることが難しい貯金方法です。

ルールを厳しく設定してしまうと、ルールを守れなかったときに継続のモチベーションが下がってしまい、続けられなくなる可能性があります。

貯金は継続することが何よりも大切であるため、緩めで無理なく続けられるルール設定がおすすめです。

例えば、500円貯金なら週1回から始めてみたり、365日貯金をゲーム感覚で楽しめるルールにしたりすると、モチベーションを維持しやすくなります。

小銭貯金のルールを決める際は、無理なく続けられる範囲で設定しましょう。

いくら貯まったか金額を把握できるようにする

小銭貯金を続けるためには、いくら貯まっているか金額を把握することも大事です。

貯金額が目標金額にどれくらい近づいているかを確認することで、小銭貯金を続けるモチベーションを維持できます。

例えば、貯金する度に合計金額を計算してメモをしておくと、数字が増えていく様子を視覚的に確認できます。

貯金箱に貯まっていくお金を見るだけでなく、具体的にいくら貯まっているかを確認できるようにしておきましょう。

お気に入りの貯金箱を探してみる

せっかく貯金をするのであれば、お気に入りの貯金箱を選ぶとやる気を維持できるでしょう。

雑貨屋やインターネットなどにさまざまな貯金箱が売られているため、お気に入りの貯金箱を探してみるのもひとつの手です。

例えば、部屋の雰囲気と合わせてインテリアになるような貯金箱を選ぶことで、貯金を楽しいものにできます。

また、目標金額が書かれた貯金箱であれば、貯金のモチベーションが維持できます。

楽しく小銭貯金を続けられそうな貯金箱を探してみましょう。

まとめ:小銭貯金を楽しく続けられる工夫をしよう

小銭貯金を楽しく続けられる工夫をしよう

小銭貯金には「500円貯玉金」や「365日貯金」など、さまざまな方法があります。

いずれも気軽に始めやすい方法であるため、自分に合った方法を選びましょう。

また、小銭貯金を継続するコツとしては「貯金の目標を明確にする」「無理のないルールを設定する」などの方法があります。

メリットやデメリットを踏まえ、貯金のモチベーションを維持しながら少しずつ貯金を始めていきましょう。

\現在開催中の無料セミナーはこちら/

▶︎▶︎【年収上げるよりも手取りが増える?】
オンライン税金セミナーの日程を確認する◀︎◀︎

▶︎▶︎【女性限定】 私にあったお金のふやし方って?
人気FP講師による『無料』オンラインセミナー!日程はこちら◀︎◀︎

各年代の平均貯金額の記事
20代の平均貯金額 30代の平均貯金額
40代の平均貯金額 50代の平均貯金額
60代の平均貯金額
 
貯金の関連記事
100万円貯める方法 貯金200万円は少ない?
貯金300万の資産運用 40歳1000万は少ない?
生活防衛資金はいくら? 手取り15万円貯金方法
先取り貯金について 貯金できない人の特徴
固定費の節約方法 実家暮らしの貯金方法
500円玉貯金について 365日貯金について