「貯金」。今後のためやいざというときのため、老後のためなど、理由はいろいろありますが、少しずつでも貯金をしていかなくてはと思いながら、実際にはあまりできていない方も少なくありません。

今回はその貯金について、みなさんが気になることを整理してみました。独身者の貯金額・貯蓄率から始め、実際にどのくらい貯金したほうがいいのか、おすすめの貯金方法などをご紹介していきます。

独身者の平均貯金額はどのくらい?

貯金額の話は、あまり周りの友人などともしないかと思います。自分の貯金額が、周りの方に比べて多いのか少ないのか、まずは独身者の平均貯金額について確認していきましょう。

聞きにくい独身者の貯金額をデータを元に大公開!

平成30年度の世論調査によりますと、独身者の平均貯金額は310万円であることがわかりました。預貯金以外の金融資産、保険、債券、株、投資信託、財形貯蓄などすべて含みますと、平均で744万円となっています。平成29年度は平均貯金額が446万円で、金融資産合計が942万円でしたので、どちらも減少しています。

こんなに周りの方は貯金しているの!?と思うかもしれませんが、これは平均値となります。つまり少数の高額資産保有者がいることによって、値が大きく引き上げられているのです。

今回の調査結果では、こちらの平均額よりも8割弱の方が平均値より低い結果となっています。ちょうど真ん中に位置する世帯である中央値で確認しますと、平成30年度は金融資産合計で50万円となります。平成29年度が32万円でしたので、増加しています。こちらの中央値が調査世帯全体の実感としては近い数値になるといわれています。

出典:家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査] 平成30年調査結果
https://www.shiruporuto.jp/public/data/survey/yoron/tanshin/2018/pdf/yoront18.pdf

独身者は既婚者よりも貯金しやすい

独身者の方は、やはり既婚者よりも貯金がしやすい状況となります。収入のすべてを自分のために使え、管理も自分一人で行えるというメリットもあります。

既婚の方は、収入は夫婦や家庭のために使うことが多くなってきます。そのため貯金を増やすにも相手に協力や努力をしてもらう必要があるため、自分の思うように貯金ができない可能性があります。

平均貯金額を知り節約・貯金のモチベーションを上げる

前述にて、独身者の平均貯蓄額を確認しました。中央値のご説明もしましたが、自分が大体どのくらいなのかも分かったかと思います。今、上手に貯蓄できている方は、そのまま継続し、なかなか貯蓄ができていない方は、今回の数値を参考にして少しずつでも貯蓄を開始してみてはいかがでしょうか。

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独身者の貯金額および貯蓄率の平均値と中央値

独身者全体の貯蓄額について確認していきましたが、こちらでは、平成30年度の世論調査をもとに、具体的に年代別に独身者の貯蓄額・貯蓄率を確認していきましょう。

貯金額・貯蓄率とは?

貯金額というのはみなさんもお分かりかと思いますが、貯蓄率という言葉をご存知でしょうか。貯蓄率とは、収入に対してどのくらいの金額を貯蓄に回しているかということになります。手取20万円に対して5万円貯蓄に回した場合は、25%が貯蓄率となります。

20代独身者の貯金額と貯蓄率

20代独身の平均預貯金額は72万円になります。預貯金以外の金融資産なども含めますと平均128万円で、中央値では5万円になっています。貯蓄率は平均15%という結果です。

30代独身者の貯金額と貯蓄率

30代独身の平均預貯金額は172万円になります。預貯金以外の金融資産なども含めますと平均317万円で、中央値では40万円になっています。貯蓄率は平均14%とういう結果です。

40代独身者の貯金額と貯蓄率

40代独身の平均預貯金額は295万円になります。預貯金以外の金融資産なども含めますと平均657万円で、中央値では25万円になっています。貯蓄率は13%という結果です。

出典:家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査] 平成30年調査結果
https://www.shiruporuto.jp/public/data/survey/yoron/tanshin/2018/18bunruit001.html
※貯蓄額:種類別金融商品保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)より

※貯蓄率:年間手取り収入(臨時収入を含む)からの貯蓄割合(金融資産保有世帯)より

 

貯金ゼロの割合はどの世代でも3〜4割

年代別に、貯金額の平均や貯蓄率を確認してきましたが、実は貯金がゼロの人については、20代では約14%、30代では約17%、40代では約18%となっており、どの世代でも1割~2割の方が貯蓄がゼロという結果になっています。

出典:家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査] 平成30年調査結果
https://www.shiruporuto.jp/public/data/survey/yoron/tanshin/2018/18bunruit001.html
※金融資産非保有世帯の預貯金口座または証券会社等の口座の有無より、金融資産を保有してない、かつ預金口座に残高のない方・口座がない方の割合

独身者は具体的にどのくらい貯金すべき?

各年代の貯蓄額を確認してきましたが、実際どのくらいの貯蓄をしておいたほうが良いのでしょうか。現在貯蓄されている方などの情報から、独身者が貯蓄するべき金額についてご説明していきます。

ボーナスに頼らず毎月コツコツ貯金すること

毎月の収入から少しずつでも貯蓄している人は、20代、30代、40代と7割ぐらいの方が行っています。やはり、毎月の積み重ねが重要となってきます。

https://www.shiruporuto.jp/public/data/survey/yoron/tanshin/2018/18bunruit001.html
※統計表番号8(年間手取り収入(臨時収入を含む)からの貯蓄割合(金融資産保有世帯))

ボーナスは出来れば5割以上を貯金に回したい

ボーナスなどの臨時収入のときだけを見てみますと、ボーナスの一部を貯蓄している人は、8割を超えてきます。ボーナスに対しての平均貯蓄率を見ますと20代で32%、30代で37%、40代で33%となっています。ボーナスに関しては、もう少し貯蓄率をアップしたほうが良いように見受けらえます。

https://www.shiruporuto.jp/public/data/survey/yoron/tanshin/2018/18bunruit001.html
※統計表番号9より

月給は一人暮らし15-20%、実家暮らし35%を目安に貯金

毎月の収入に対する貯蓄率の目標としては、一人暮らしの場合は、収入に対して15~20%、実家に暮らしている方の場合は、家賃、光熱費などの出費などがありませんので、35%ぐらいを目安に貯蓄していくようにしましょう。

独身者の年代別、貯金の目的と目標の目安

収入額は、各自異なります。貯蓄率はご説明しましたが、貯蓄される金額は異なってくるかと思います。率ではなくて、目安となる貯蓄金額(10年間)はいくらになるのかを年代別に確認していきましょう。

20代独身者の貯金の目的と目安

20代の方の貯金の目的は、1番は「目的はないが、貯金がないと不安、あると安心」という理由になります。2番は「病気や不時の災害への備え」で、3番は「旅行、レジャーの資金」となっています。

貯金の目安ですが、20代の年収の中央値は200万円となっています。中央値を参考に算出しますと、

一人暮らしの方の場合は、200万 × 15% × 10年 = 300万円

実家暮らしの場合は、200万 × 35% × 10年 = 700万円

を目標にしましょう。

30代独身者の貯金の目的と目安

30代の方の貯金の目的は、1番は「病気や不時の災害への備え」、2番は「老後の生活資金」、3番は「目的はないが、貯金がないと不安、あると安心」となっています。貯金の目安ですが、30代の年収の中央値は250万円となっています。

中央値を参考に算出しますと、

一人暮らしの方の場合は、250万 × 15% × 10年 = 375万円、

実家暮らしの場合は、250万 × 35% × 10年 = 875万円

を目標にしましょう。

30代の10年間での目標数値になりますので、20代からとなりますと20代の目標額も足してください。

40代独身者の貯金の目的と目安

40代の方の貯金の目的は、1番は「老後の生活資金」、2番は「病気や不時の災害への備え」、3番は「目的はないが、貯金がないと不安、あると安心」となっています。

貯金の目安ですが、40代の年収の中央値は300万円となっています。中央値を参考に算出しますと、

一人暮らしの方の場合は、300万 × 15% × 10年 = 450万円

実家暮らしの場合は、300万 × 35% × 10年 = 1050万円

を目標にしましょう。

40代の10年間での目標数値になりますので、20代、30代の金額を別途足して目安にするのを忘れないでください。

https://www.shiruporuto.jp/public/data/survey/yoron/tanshin/2018/18bunruit001.html
※統計表番号19より
金融資産の保有目的(金融資産を保有していない世帯を含む)

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独身者の貯金のやり方・コツ

実際に預貯金を始めようとしても、なかなかたまらない方も少なくありません。預貯金が苦手な方に向けて、おすすめの方法をいくつかご紹介いたします。

なかなか貯金が貯まらない方は、まずは『給与天引き』から

貯まらない方の特長として、手元にある金額はすべて使ってしまいがちな傾向があります。その場合は、手元においてかないように、給与の一部をすぐに貯金に回せるようにするのが良いかと思います。

無理ない範囲で少額金額でも良いので、毎月、給与天引きでスタートしていくことをおすすめします。会社で財形貯蓄などがある場合は、そちらを利用するのも良いかと思います。

保険や、住居費・スマホ代のなどの固定費の見直し

給与天引きから始めたいといっても、預貯金に回せるお金に余裕がない方もいるかと思います。その場合は、現在、毎年、毎月支払っている固定費を見直してみるようにしましょう。

今では、スマホ、インターネット、電気・ガスなどの料金体系やサービスもいろいろと提供されていますので、少しでもお得で安くなるように契約内容の見直し等、検討してみてはいかがでしょうか。安くなった分、その金額をそのまま預貯金に充てれば、いままでの生活のままで預貯金を始めることが可能となります。

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国も各自による資産形成、資産運用を勧めております。「iDeCo(確定拠出年金個人型)」「つみたてNISA」などにて資産運用しますと、運用にて得た利益について税金がかかりません。これから資産運用を始めてみようかと思っている方などは、国が提供している資産運用サービスから始めてみるのはいかがでしょうか。

参考:金融庁

https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/index.html

参考:iDeCo公式サイト

https://www.ideco-koushiki.jp/guide/

まとめ

独身者の預貯金事情について確認してきましたが、みなさん、どのように受け止められましたでしょうか。どのくらい預貯金が必要かということついて、正解があるわけではありません。

年代別預貯金の状況などは、今回の内容でだいぶ分かっていただけたのではないでしょうか。まだあまり預貯金や金融資産を所有されていない方は、誰のためでもなく未来の自分自身のためですので、目標を持って少しずつでも資産形成をしていくことをお勧めいたします。

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