クレジットカードの限度額は年収やカードのランクで違う?限度額の平均や上げ方を解説!
キャッシュレス化が進む現代において、クレジットカードは非常に便利な存在です。
しかし、便利だからと使い過ぎてしまうと利用限度額に達してしまい、カードが使えなくなってしまうことがあるため注意しなければなりません。
この記事では、クレジットカードの利用限度額についての基本的な内容や、限度額を超えてしまったときの対処法などを解説します。
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この記事の目次
クレジットカードの限度額とは
クレジットカードは、使用者の属性(年収、勤務先等の情報)に応じてカード会社によって利用限度額が設定されます。
クレジットカード限度額とは何か、利用限度額の決まり方を解説します。
カードの総利用枠のことを指す
クレジットカードには、買い物に使える範囲を表す「ショッピング枠」、カードの借り入れ機能の限度額を表す「キャッシング枠」、それらを合計した「総利用枠」という3種類の利用枠があります。
一般的にクレジットカードの限度額は「総利用枠」のことを指す場合が多いです。
つまり、限度額はクレジットカードで買い物に利用できたり、キャッシング機能で借り入れできる上限額をいいます。
限度額を超えたクレジットカードは、基本的に利用できません。
限度額はカードのランクや審査結果で決まる
クレジットカードの限度額は一律で決まっているわけではなく、カードの種類やランク、審査結果によって異なります。
そのため、同じカードを持っていても人によって限度額が異なる可能性があることを頭に入れておきましょう。
例えば、ゴールドカードやプラチナカードのようにランクが高いカードであれば、限度額が高くなります。
現在の収入や信用情報などをもとに総合的に判断される審査の結果によっても、限度額は変わってきます。
クレジットカードの契約時には、利用限度額を事前に確認しておきましょう。
クレジットカードのランクとは?ステータスや種類、年収との関係を解説
クレジットカードの限度額を確認する方法
クレジットカードの限度額は、主に以下のような方法で確認できます。
- カード会社のWebサイトのマイページ
- カード会社の会員アプリ
- クレジットカードの利用明細書(請求書)
- 電話で問い合わせる
クレジットカードの利用状況によっては、限度額が契約時から変更されている場合もあります。
限度額の最新情報を知りたい場合、Webサイトのマイページやアプリからチェックしましょう。
クレジットカード会社によっては、コールセンターに問い合わせたり、自動音声応答サービスで利用限度額を確認する方法もあります。
電話で確認する際はクレジットカードを手元に用意し、カード番号などを答えられるように準備しておくとスムーズでしょう。
年収別のクレジットカード限度額平均
一般的には年収が上がると、クレジットカードの限度額も高くなる傾向にあります。
自分のクレジットカード限度額がどの程度になるか把握するためにも、年収別の目安を確認しておくと良いでしょう。
ただし限度額はクレジットカード会社の審査によって個別で決まるため、必ずしもここで紹介する金額が当てはまるとは限りません。あくまでも一般的な目安として参考にしてください。
200万以下
年収200万円以下の場合、クレジットカードの限度額は10〜30万円と言われています。
日常の買い物をする分には問題なく利用できますが、高額な買い物をする際には注意が必要です。
300万円以下
年収300万円以下の場合、クレジットカードの限度額は10〜50万円と言われています。
基本的に問題なく利用できる限度額ですが、固定費の支払いをカード決済にしている場合は限度額を圧迫する可能性があります。
400万以下
年収が400万円近くなってくると、クレジットカードの限度額は30〜150万円ほどの金額が目安になってきます。
よほど高額な買い物をしない限りは、基本的に問題なく使えるでしょう。
500万円前後
年収500万円前後の場合、クレジットカードの限度額は50〜300万円と言われています。
カードのランクによっては高額な限度額となることもあり、比較的自由に買い物ができます。
1,000万円以上
年収が1,000万円を超えると、クレジットカードの限度額は100万円以上になるケースもあるようです。
限度額が高い分使い過ぎてしまうリスクもあるため、利用金額はしっかりと管理しましょう。
カードのランク別のクレジットカード限度額平均
年収別のクレジットカード限度額の平均を紹介しましたが、クレジットカードのランクによっても限度額は大きく異なります。
限度額はランクや審査結果で異なるので、あくまで目安としてご確認ください。
一般カードは100万円が目安
クレジットカードには様々な種類がありますが、一般カードの場合は100万円ほどが目安となります。
主なクレジットカードの限度額は、以下の表の通りです。
カード | 利用限度額の目安 |
三井住友カード(NL) | 〜100万円 |
楽天カード | 〜100万円 |
三菱UFJカード | 社会人:10〜100万円 学生:10〜30万円 |
上記の利用限度額はあくまで目安であり、審査結果に応じて限度額は変動します。
ゴールドカードは200〜300万円が目安
ゴールドカードの場合は、200〜300万円前後の限度額が目安となります。
主なゴールドカードの限度額は、以下の表の通りです。
カード | 利用限度額の目安 |
三井住友カードゴールド(NL) | 〜200万円 |
楽天ゴールドカード | 〜200万円 |
三菱UFJカードゴールドプレステージ | 50〜300万円 |
ゴールドカードは、通常カードに比べて限度額が高いですが、一方で年会費がかかるケースがほとんどです。
利用限度額と年会費、受けられる優待特典とのバランスを検討した上で選びましょう。
プラチナカードは300〜500万円が目安
プラチナカードの場合は、300〜500万円前後の限度額が目安となります。
主なプラチナカードの限度額は、以下の表の通りです。
カード | 利用限度額の目安 |
三井住友カードプラチナリファード | 〜500万円 |
楽天プレミアムカード | 〜300万円 |
三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード | 50〜500万円 |
プラチナカードは、クレジットカード会社によっては最高ランクの位置付けとなるため、利用限度額も高くなっています。
しかし、ゴールドカード同様に年会費がかかるため、受けられるサービスや費用とのバランスを考えて契約しましょう。
クレジットカード利用限度額は引き落とし日にリセットされる
クレジットカードの利用限度額は、利用額が引き落とされたタイミングでリセットされます。
例えば、利用限度額が100万円のクレジットカードで20万円分利用した場合、残りの利用限度額は80万円となります。
しかし利用分の20万円が銀行口座から引き落とされると、再び利用限度額が100万円にリセットされる仕組みです。
なお、分割払いの場合は残りの分割額が利用限度額から差し引かれるため注意が必要です。
例えば、限度額100万円で10万円の買い物を2分割で支払う場合、引き落とし日には5万円が引かれます。
残った5万円分は翌月の引き落とし日に引かれるため、翌月の限度額は95万円からスタートします。
分割払いを利用する際は十分に注意しておきましょう。
クレジットカードの利用限度額を引き上げる方法3選
クレジットカードの利用限度額を引き上げたい場合、以下の3つの方法があります。
- 一時的に引き上げる
- 継続的な引き上げ
- クレジットカードのランクを上げる
それぞれの方法について解説していきます。
1. 一時的に引き上げる
旅行や引っ越し、家具・家電の買い替えといった大きな買い物でクレジットカードを利用する場合、一時的な限度額引き上げを申請しましょう。
増額審査に通過すれば、一定期間の利用限度額が引き上げられます。
例えばJCBカードの場合、申込日が1日〜15日なら申込日から2ヶ月後の15日前後まで、16日〜末日なら申込日から3ヶ月後の15日前後まで利用限度額が増額されます。
必ずしも審査に通るとは限りませんが、大きな出費をクレジットカードで支払いたい場合は、一時的な引き上げ申請をしてみましょう。
2. 継続的な引き上げ
日常的なクレジットカードの利用が増えてきたことにより、頻繁に利用限度額ギリギリの請求になってしまう場合は継続的な限度額引き上げを申請してみましょう。
これまでのクレジットカードの利用状況や滞納の有無などの審査によって、増額可能とカード会社に判断されれば利用限度額を引き上げられる場合があります。
継続的な引き上げについては、一時的な引き上げに比べると審査の難易度が上がる傾向にあります。
また審査に1週間程度かかる場合もあるため、急ぎの場合は早めに申請を行いましょう。
3. クレジットカードのランクを上げる
クレジットカードのランクを上げることで、限度額も高くなる場合があります。
一般カードからゴールドカード、ゴールドカードからプラチナカードなど、ランクアップを検討しましょう。
クレジットカードのランクが上がると、ポイント還元率がアップしたり空港ラウンジの利用などの特典が付いてくる場合があります。
ただしランクが上がると年会費が発生する場合もあるため、年会費と特典、利用限度額のバランスを考えた上でランクアップを検討しましょう。
関連記事:クレジットカードのランクとは?ステータスや種類、年収との関係を解説
勝手にクレジットカードの利用限度額が上がることも
クレジットカードの利用状況が良好であれば、カード会社の判断で利用限度額が上がることがあります。
限度額が引き上げられた場合は、カード会社からメールやハガキ等で通知されるケースが一般的です。
将来的にカードの限度額を引き上げたいと考えている場合、滞納などをしないことがポイントとなります。
利用実績を積み重ねて、クレジットヒストリーを良い状態で保ちましょう。
関連記事:クレヒスとは?確認方法や育て方、傷がつく原因と対策を紹介
クレジットカードの限度額を超えてしまったときの対処方法
もし利用しているクレジットカードの利用額が限度額を超えてしまった場合、以下の対処方法を検討しましょう。
- 引き落とし日まで待つ
- 他のカードを使う・作る
- 利用限度額の引き上げを申請する
それぞれの対処方法を解説していきます。
引き落とし日まで待つ
すでにご紹介した通り、クレジットカードの利用限度額は引き落とし日にリセットされます。
リセットされるまではカードを使えないので、引き落とし日まで待つしかありません。
店舗で買い物をする際には現金で支払ったり、ネットショッピングでも銀行振込で決済したりと、クレジットカードを使わずとも支払うことは可能です。
カードの限度額を超えてしまった場合は、再び使えるようになる引き落とし日までクレジットカードを使わずに待ちましょう。
他のカードを使う・作る
1枚のクレジットカードが利用限度額を超えた場合でも、他のカードであれば使用することができます。
現在、クレジットカードを1枚しか持っていない場合は、もしものときのために2枚持っておくと便利です。
カードブランドを異なる種類にすることで、限度額が超えそうなときだけではなく、特定のカードブランドしか使えないような場合でも対応できるようになります。
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利用限度額の引き上げを申請する
利用限度額を超えてしまった場合は、まずは一時的な限度額の引き上げ申請をしてみましょう。
それでも頻繁に限度額を超えてしまうようであれば、継続的な引き上げ申請がおすすめです。
ただし、利用限度額を何度も超えてしまうという場合は過度な出費となっている可能性も考えられます。
利用限度額引き上げを申請する前に、一度家計の見直しをしてみてもいいでしょう。
まとめ:クレジットカードの限度額を理解して賢く買い物をしよう
クレジットカードには、ショッピング利用やキャッシングによる借り入れの上限を定めた「利用限度額」が設けられています。
カードのランクや審査結果に応じて異なるため、契約時に必ず限度額を確認しておきましょう。
また、申請をすることでカード利用の限度額を引き上げることも可能です。
定期的に家計を見直しながら、クレジットカードを賢く利用していきましょう。
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