「将来や老後のために資産運用をしたいが、どうすればいいのだろう」と悩んでいる方も多いと思います。そんな初心者におすすめなのが「投資信託」です。ただ、投資信託の種類は6,000本以上。その中から自分に合った銘柄を選ぶのは困難です。

そこで、コンピュータプログラムが最適な投資信託を判断し、銘柄の選択から購入まですべて自動で行ってくれる「ロボアドバイザー」をご紹介します。

この記事では、投資信託とロボアドバイザーそれぞれの特徴から違いまで詳しく解説していきます。

投資信託とは

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投資信託とは、投資家から集めた資金をファンドマネージャーと呼ばれる運用のプロが、株式や債券などに投資・運用する金融商品です。

投資信託のメリット

まずは、投資信託のメリットから確認しましょう。

分散投資ができる

投資信託は、株式や債券など複数の投資対象や銘柄に「分散投資」します。分散投資を行うと、極端な値下がりを防いで損失を軽減させる効果があります。

運用をプロに任せることができる

投資信託は、運用のプロである「ファンドマネージャー」に運用を任せることができるので、投資に対する詳しい知識は必要ありません。気軽に資産運用を始めることができます。

投資信託のデメリット

まずは、投資信託のデメリットから確認しましょう。

元本保証ではない

投資信託は分散投資でリスクを軽減できますが、元本保証ではありません。プロに任せても、相場環境が悪ければ値下がりして、元本割れすることもあります。

銘柄数が多い

銘柄数が多いことは、自分に合った投資信託を見つけることができるというメリットもありますが、6,000本以上の種類があるので、投資初心者の方にとって最適な投資信託を見つけるのは容易ではありません。

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ロボアドバイザーとは

そこで、「投資信託で資産運用を始めたいけど、どの銘柄を選べば良いかわからない」という悩みを持つ方におすすめしたいのが、「ロボアドバイザー」です。

いくつかの簡単な質問に答えるだけで、最適なポートフォリオ(資産配分)を決めてくれます。

ロボアドバイザーには次の2種類があります。

①アドバイス型

ロボアドバイザーが最適な資産配分を提示してくれますが、投資信託の売買はご自身で行う必要があります。

②投資一任型

最適な資産配分の提示から、投資信託の売買・メンテナンスまですべて自動で行ってくれるサービスです。

ロボアドバイザーを選ぶ時は、すべておまかせで資産運用できる「投資一任型」がおすすめです。

人気があるロボアドバイザー

ロボアドバイザーには様々な種類がありますが、人気のあるサービスを2社ご紹介します。いずれも「投資一任型」のロボアドバイザーです。

WealthNavi(ウェルスナビ)

出典:ウェルスナビ

ウェルスナビは預かり資産が1,300億円を超え、ロボアドバイザーの中では一番人気があるサービスです。

6つの質問に答えるだけで、リスク許容度を判断し、独自の金融アルゴリズムによる国際分散投資を行います。発注からリバランス(資産の再配分)まですべて自動で行ってくれます。

最低投資金額は10万円から。積立投資は1万円単位でできます。

THEO(テオ)

出典:テオ

株式会社お金のデザインが運用するTHEO(テオ)も、投資一任型のロボアドバイザーです。5つの質問から最適な資産配分を決定してくれます。投資一任サービスなので、購入からリバランスまですべて任せることができます。

最低購入金額は1万円からと、ウェルスナビより少ない資金で始めることができます。

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ロボアドバイザーと投資信託との違い

それでは、ロボアドバイザー(ウェルスナビ・テオ)と投資信託との違いを確認していきましょう。

1.ロボアドバイザーは手間がかからない

ロボアドバイザーによる資産運用開始の流れは、以下のようになります。

年齢や年収など簡単な質問にいくつか答える

ロボアドバイザーが最適な運用モデルを提示

③口座開設

質問に答える時間は最短1分程度。すぐに最適な運用モデル(ポートフォリオ)が提示されるので、後は口座開設をして入金すれば完了です。

通常の投資信託では、銘柄の選定からすべて自分で行わなければいけません。投資に慣れた方なら自分のリスク許容度を把握して最適な投資信託を選ぶこともできますが、初心者の方は難しいでしょう。

2.投資対象の違い

ロボアドバイザーにも様々なサービスがありますが、ウェルスナビやテオでは、海外のETF(上場投資信託)が投資対象になります。ETFとは取引所に上場している投資信託で、コストが安いというメリットがあります。

海外ETFの詳細はこちらから

海外ETFとは?仕組みからメリット・デメリットまで徹底解説

投資信託の保有コストとして、「信託報酬」がかかります。これは、投資信託を管理・運用するための費用です。通常の投資信託は、販売会社(証券会社や銀行)、受託会社(信託会社)、運用会社の3社に信託報酬を支払う必要がありますが、ETFは販売会社に支払う必要がないので、信託報酬が安く済むのです。

また、海外ETFは5,000本以上あり、国内ETF(約230本)に比べて圧倒的に種類が豊富です。ウェルスナビやテオでは、流動性やコストを考慮しながらETFを選んでいます。

その中から、ロボアドバイザーが投資家のリスク許容度に合う最適なポートフォリオを決めてくれるのです。

3.最低投資金額は投資信託の方が低い

ただし、最低投資金額はウェルスナビが10万円、テオが1万円となっています。けっして大きな金額ではありませんが、投資信託は1,000円や100円などより少額で始めることができます。

もう少し最低投資金額が下がれば、いっそうロボアドバイザーの普及は進むでしょう。

4.コストの違い

投資信託は売買手数料(0~3%)と信託報酬(0.5~2%)の手数料がかかります。ウェルスナビとテオでは売買手数料はかかりません。預かり資産の1.0%(年率)がかかるだけです(3,000万円を超える部分は0.5%)。

ロボアドバイザーの投資対象である海外ETFの信託報酬は0.5%以下のものが多いので、自分で購入できる方はコストを抑えることが可能です。しかし、銘柄選定からリバランスまですべて自分でしなければいけません。

最適なポートフォリオを決定し、リバランスまで自動ですべて任せることができるので、1%という手数料は決して高くないといえるでしょう。

5.ロボアドバイザーはNISAに対応していない

NISAとは、少額投資非課税制度のことで、年間120万円までの投資金額に対しての運用益と分配金が非課税になる制度(最長5年)です。また、投資信託専用の「つみたてNISA」も始まりました。つみたてNISAは年間40万円(最長20年)の投資金額に対する利益が非課税になります。

投資信託は、NISAやつみたてNISAを利用することができますが、ロボアドバイザーは現在のところNISA口座に対応していません。非課税枠が使えるという点では投資信託が有利です。

最後に投資信託とロボアドバイザーの違いをまとめてみましょう。以下の表をご覧ください。

まとめ

今回は、ロボアドバイザーの代表としてウェルスナビ・テオの2社のご紹介と投資信託との違いを解説しました。

ロボアドバイザーは、いくつかの質問に答えるだけで簡単に資産運用を開始できるので、初心者の方でも始めやすいサービスです。これからも市場規模は拡大していくことでしょう。

しかし、最適な資産配分を決めてくれて、運用を自動で行ってくれるといっても、元本が保証されているわけではありません。短期的には損失になる年もあるでしょう。

資産運用の基本は「長期・分散・積立」投資です。できればロボアドバイザーも一度に購入するのではなく、毎月一定金額を購入する「積立投資」を行うことをおすすめします。

そして、短期ではなく10年、20年とゆっくり時間をかけて資金を増やしていくことを目指しましょう。

記事 山下 耕太郎

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