資産運用を考えている方で、何に投資するか迷っている方におすすめの投資信託が「オルカン」です。

オルカンは「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2021」で1位に選ばれたり、SBI証券や楽天証券の買付ランキングでも常に上位にある点などから、人気の投資信託と言えます。

この記事では、オルカンについてメリット・デメリットやリターンについて解説します。
オルカンとよく比較される「S&P500」に連動する投資信託とどっちに投資したらいいかも参考にしてください。

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eMAXIS Slim全世界株式(通称:オルカン)とは

eMAXIS Slim全世界株式(通称:オルカン)とは

商品名eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)
商品分類追加型投信/内外/株式/インデックス型
連動指数MSCI オールカントリー・ワールド・インデックス
設定日2018年10月31日
決算日4月25日(年1回)
基準価格16,952円
信託報酬0.1144%
純資産総額7,285.98億円

※2022年11月時点の情報です。

eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)は、略して「オルカン」と呼ばれています。

投資信託であることの銘柄分散と、全世界に投資する地域分散を満たしていることもあり、比較的リスクの少ない商品として注目を集めています。

全世界に分散投資できる投資信託

オルカンは、三菱UFJ国際投信が運用する投資信託です。

名前が表すように、1つの投資信託を購入するだけで全世界の株式に分散投資できます。

投資対象は日本を含む先進国と新興国の47か国です。

資産運用する際にオルカンだけを購入する場合であっても、さまざまな国の株式に投資していることになるため、リスク分散しながら投資ができます。

投資初心者にもおすすめ

オルカンを購入すると様々な地域に投資することになるため、比較的リスクの少ない銘柄として投資初心者にもおすすめできる投資信託です。

AppleやAmazonなど、有名企業の株式を購入する際には数万円、数十万円の資金が必要な場合がありますが、一方でオルカンは100円から投資できます。

有名企業の株式を直接保有できるわけではありませんが、構成銘柄にはAppleやAmazonのような有名企業も含まれています。

リスクを抑えながら利益を狙える投資信託であるため、投資初心者を含む多くの人におすすめできます。

オルカンに投資するメリット

オルカンに投資するメリット

全世界に分散投資できる

オルカンに投資する最も大きなメリットは、1つの投資信託を保有するだけで全世界に分散投資できる点です。

1つの企業の株式にだけ投資していると、その企業の株価が下落した際に資産を大きく減らしてしまいます。

一方で、複数の企業の株式に投資していると、一つの企業の株価が下落した場合でもマイナスを抑えられます。

銘柄の分散だけではなく地域の分散も1つの投資信託だけで可能な点は、オルカンに投資する大きなメリットと言えます。

積立NISAやiDeCoにも対応している

オルカンは低コストで広く分散投資が可能な投資信託であるため、長期投資にも適した銘柄です。

「積立NISA」や「iDeCo」といった制度との相性も抜群と言えます。

積立NISAやiDeCoを利用すると、本来であれば運用益に対して発生する税金が非課税になるため効率的に資産形成できます。

これから資産形成を始めようと考えている方に、積立NISAやiDeCoを利用する際にオルカンを検討するといいでしょう。

信託報酬が安い

投資信託には「信託報酬」と呼ばれるコストがかかります。

信託報酬は、投資信託を管理・運用してくれた報酬として支払うコストです。

投資信託の購入後に別途支払う必要はなく、毎日決められた額が差し引かれる形で自動的に負担しています。

信託報酬が高いと手元に入る利益が減ってしまうため、信託報酬は安い方がいいとされています。

オルカンの信託報酬は「0.1144%」です。

参考までに他の投資信託の信託報酬と比較してみましょう。

銘柄信託報酬
eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)0.1144%
たわらノーロード 全世界株式0.132%
楽天VT0.199%
iFreeレバレッジ NASDAQ100(レバナス)0.99%
楽天VTI0.162%
ひふみプラス1.078%

※2022年11月時点の情報です。

いくつかの投資信託と比較すると、オルカンの信託報酬の低さがわかります。

オルカンに投資するデメリット

オルカンに投資するデメリット

アメリカの比率が大きい

オルカンは全世界に分散投資できるものの、現在はアメリカの銘柄が約60%を占めています。

比率の大きさから、アメリカ市場の影響を大きく受けてしまう点がデメリットです。

とはいえ、アメリカだけに投資するよりかは地域の分散ができているため、分散投資によりリスクの低減は見込めます。

短期で大きなリターンは見込めない

オルカンは長期投資に向いている投資信託である反面、短期で大きなリターンを狙いたい人には向いていません。

コロナショックからは順調に回復しましたが、他の指数と比べると特別成長率が高いわけではありません。

長期投資で安定したリターンを求める方にはおすすめですが、短期で大きなリターンを求める人には不向きな投資信託といえます。

オルカンの直近利回り

オルカンの直近利回り
オルカンの基準価格や純資産額の推移と直近利回りを紹介します。

コロナショックの影響を受けて、一時的に基準価格が8,000円台を記録しました。

2022年11月時点で回復しており、 基準価格は16,000円を超え、設定日より60%を超えるパフォーマンスを記録しています。

期間リターン
1ヶ月-5.3%
3ヶ月-1.4%
6ヶ月-7.3%
1年3.0%
3年51.7%
設定来60.2%

※2022年9月時点の情報です。

2022年9月30日時点でのリターンを見ると、1ヶ月や3ヶ月の短期間では元本割れが起きていることがわかります。

リスク分散もできている比較的安全な商品ではありますが、投資である以上リスクがある点は把握しておきましょう。

出典:三菱UFJ国際投信「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」

「オルカン」と「S&P500」はどっちがおすすめ?

「オルカン」と「S&P500」はどっちがおすすめ?

オルカンと同じく、投資初心者におすすめの投資対象として「S&P500」という指数に連動する投資信託があります。

S&P500は、アメリカを代表する企業500社で構成されている指数です。

アメリカの株式市場の時価総額の約80%を占めているとされており、S&P500への投資はアメリカへの投資とも言い換えられます。

オルカンと同じく、三菱UFJ国際投信が運用する投資信託「eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500)」のデータを用いて比較していきます。

銘柄eMAXIS Slim全世界株式
(オールカントリー)
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
基準価格16,952円19,529円
純資産総額7,285.98億円16,005.69億円
信託報酬0.1144%0.0968%
トータルリターン(1年)4.79%12.12%
トータルリターン(3年)16.34%21.96%

※2022年11月7日時点の情報です。

出典:三菱UFJ国際投信「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」
出典:三菱UFJ国際投信「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」

オルカンがおすすめの人

オルカンに投資するメリットは、世界中の銘柄に投資できる点です。

アメリカ以外にも投資するため、カントリーリスクを軽減できます。

長期投資の場合、投資信託を現金化するタイミングは10年後、20年後、30年後と考えられます。

数十年後に現金化する際、現在と同じようにアメリカ経済が世界のトップである保証はどこにもありません。

長期投資をする方で、この先ずっとアメリカが世界のトップに居座り続けるかわからなくて不安に感じる方はオルカンがおすすめです。

オルカンであれば、その時々の最適な比率に自動的に調整してくれるため悩む必要がありません。

S&P500がおすすめの人

S&P500がおすすめの人は、これからもアメリカが成長し続けると考える人です。

オルカンに投資すると、アメリカよりも低成長の国にも投資するため、必然的にリターンが少なくなります。

アメリカがこの先もずっとトップを走り続けると考える方であれば、S&P500への投資が最適です。

表で比較したように、アメリカの成長が続く場合、将来受け取れるリターンがオルカンよりも高くなることに期待できるでしょう。

「オルカン」と「除く日本」はどっちがおすすめ?

「オルカン」と「除く日本」はどっちがおすすめ?

eMAXIS Slim全世界株式には、「オルカン」とは別で「除く日本」という銘柄があります。

構成銘柄は「オルカン」の投資対象から日本を除いた46か国の株式です。

それぞれの投資信託のデータを比較します。

銘柄eMAXIS Slim全世界株式
(オールカントリー)
eMAXIS Slim全世界株式
(除く日本)
基準価格16,952円17,116円
純資産総額7,285.98億円1,834.44億円
信託報酬0.1144%0.1144%
トータルリターン(1年)4.79%5.20%
トータルリターン(3年)16.34%16.96%

※2022年11月7日時点

比較すると、コストは同じですが「除く日本」のほうがリターンが高いです。

リターンに違いはありますが「オルカン」と「除く日本」で迷っているのであれば「オルカン」への投資が無難と言えます。

S&P500と比較したときと同様に、将来の日本の経済状況はわからないため、幅広く対応できる「オルカン」に投資した方が分散の効果を発揮します。

TOPIXや日経225など、すでに日本株に投資している方で日本株の保有比率を増やしたくない方は「除く日本」への投資がおすすめです。

出典:三菱UFJ国際投信「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」
出典:三菱UFJ国際投信「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」

「オルカン」と「除く日本」の構成比率の比較

「オルカン」と「除く日本」とでは、日本が含まれているかどうかに加えて、地域別の構成比率が異なるため、リターンに違いが生まれています。

銘柄eMAXIS Slim全世界株式
(オールカントリー)
eMAXIS Slim全世界株式
(除く日本)
先進国88.6%88.5%
新興国11.0%11.6%
アメリカ60.5%64.1%
日本5.1%0%

※2022年9月30日時点

上記の他にも、構成比率に違いはありますが、日本株が含まれるかどうか以外には、そこまで大きな違いはないと言えます。

2022年9月30日時点では、オルカンの構成銘柄における日本株の構成比率は5.1%とアメリカに次ぐ2位の比率です。

とはいえ、オルカンの構成比率は時価総額によって変動するため、将来的に日本株の構成比率がどう変動するかはわかりません。

オルカンの上位組み込み銘柄

オルカンの上位組み込み銘柄

オルカンの月次レポートに記載されている、組入上位10銘柄は以下の通りです。

銘柄国・地域業種比率
アップルアメリカ情報技術4.3%
マイクロソフトアメリカ情報技術3.1%
アマゾンアメリカ一般消費財・サービス2.0%
テスラアメリカ一般消費財・サービス1.3%
アルファベット(クラスA)アメリカコミュニケーション・サービス1.1%
アルファベット(クラスC)アメリカコミュニケーション・サービス1.0%
ユナイテッドヘルスアメリカヘルスケア0.9%
ジョンソンエンドジョンソンアメリカヘルスケア0.8%
エクソンモービルアメリカエネルギー0.7%

※2022年9月30日時点

デメリットでも記載した通り、組入上位10銘柄は全てアメリカ企業となっています。

ある時期によってリバランスされた時は他国の企業が入っている場合もありますが、上位がアメリカ企業であることは認識しておきましょう。

出典:eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)「月次レポート」

オルカンはこんな人におすすめ

オルカンはこんな人におすすめ

オルカンは投資初心者を含む、多くの人におすすめできる投資信託です。

その中でも特におすすめなのは、以下のような方になります。

着実に資産形成したい方

世界経済は長い目で見ると右肩上がりで成長しているため、長期投資で着実に資産形成したい方にオルカンはおすすめです。

現在はアメリカの比率が高いですが、数十年後も同じ状況であるかどうかはわかりません。

着実に資産形成したいと考えている方で、S&P500かオルカンに投資するかで迷っている場合はオルカンが合っています。

オルカンに投資すると低成長の国にも投資するため、リターンの最大化を狙いたい方にはあまり向いていないと言えます。

その一方で、世界経済の成長の恩恵を受けられるため、リターンよりも安定性を重視する方におすすめです。

ほったらかし投資がしたい方

投資に時間を使いたくないと考えている方に、オルカンの積立投資がおすすめです。

特に個別株に投資する際には、株価チェックや銘柄分析が必要になります。

保有している銘柄が増えれば増えるほど投資に使う時間が増えてしまうため、忙しい方は投資に使う時間の確保に苦労するでしょう。

オルカンであれば、世界経済に合わせて組入銘柄の比率を自動で最適化してくれます。
株価や世界経済の流れのチェックや個別銘柄の分析などをしなくても資産形成できます。

極論を言えば、オルカンを毎月一定額購入する積立設定をしておけば、あとは何もしなくても大丈夫です。

投資に時間を割きたくない方、ほったらかし投資がしたい方にはオルカンがおすすめといえます。

まとめ:オルカンは何に投資するか迷った時におすすめの銘柄

オルカンは何に投資するか迷った時におすすめの銘柄

オルカンに投資すると全世界に分散投資できます。

世界経済の成長の恩恵を受けられるため、着実に資産形成したいと考えている方におすすめの投資信託です。

「オルカン」と「S&P500」のどちらに投資するか迷った場合、長期投資する方であれば、オルカンへの投資が無難です。

数十年後、現金化する際に、アメリカが世界経済のトップに居座り続けるかどうかは不確定であるからです。

オルカンはSBI証券や楽天証券など、多くの証券会社で投資できます。

積立NISAやiDeCoも活用しつつ、オルカンで資産形成してみてはいかがでしょうか。

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